ウルトラ怪獣ゼットンヒーロー化計画   作:ミッチェール

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今回は滅火羽織が転生する理由をお届けします。


滅火羽織:オリジン

オノレオノレオノレオノレオノレオノレ

 途轍もなく小さな声・・・敢えて言うなば世界を跨いだ遠くから響き渡る様な声だ。

オノレオノレオノレオノレオノレ

 だが、少しだけ声が大きくなった。

オノレオノレオノレオノレオノレ

 遂には世界の違いなど関係の無い事だと言わんばかりに聞こえる大きさとなった声は何処かの誰かへ向けた憎悪を宿しながら叫びだした。

“妖怪の賢者”八雲紫いや、それに転生した悪夢め!二度ならず三度までも私の邪魔をしおって!

 何者かはとある個人に対して酷くご立腹のようだ。

私はあの愚かな父親(人間に負けた失敗作)とはチガウ!私は楽園を『忘れられた者達の楽園』の愚か者達の血を使って神なったのだ!悪夢──サー・ナイトメアめぇ!楽園の強き力を持つ者達(EXTRABOSS)の血を、身体の一部を、肉片をそれら全てを楽園中を回って集め一つの文字通りの“神”となり強き力を持つ者達(EXTRABOSS)の魂その物を奪い『真理』をソシテ愚かな父親(自分より劣ったゴミ)を取り込み副王すら超えた存在になれた筈なのにぃ!

 やれやれそれをその()に言わずに何も出来ない魂に言うとは本当にコイツは小物・・・・こんな奴を止める為に私はあの穴(特異点)を使って転生するとはな、ハァー。

ヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモヨクモ

 そろそろやかましいな、全く。

 ・・・・八雲藍(私の式神)に黙らせようかしら?

────チガウチガウチガウ!今は“妖怪の賢者”八雲紫(悪夢が転生した存在)は関係ない!目の前の強力な魂をケンジャノイシにしなくては!あの悪夢にバレる前に!

 ・・・

ケンジャノイシィ!

 ・・・・・・・・・

ケンジャノイシィ!

「やかましい」

────ッ!

 何驚いているのかしらね?本来魂がここにある訳無いでしょうに。ここはあの世(死後の世界)では無く、世界の狭間────私の世界なのに何故私にバレないと思ったのかしらね?・・・と言うか本当に私に気付いていなかったのね。

「相変わらずバカね、貴方」

ダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレダマレ────

「────消えろ」

 フゥー・・・何とか追っ払う事が出来たわねぇ。

「ここは破棄して別の場所に移動しましょうかね」

 万が一を考えてここに罠を仕掛けて置きましょうか、意味無いでしょうけど・・・まさかアイツ、私が移動する事を考えてないなんて事はないでしょうね?

「まさかね」 

 そんな訳無いでしょう・・・幾らあいつが馬鹿でもそれに気付く筈よ。 

「・・・それにしてもこんなにも早くアイツに見付かるとは思わなかった」

 ちゃんと結界は張ってあるから大丈夫と慢心していた。

「・・・まぁそれだけこの子──初代ゼットンの転生体の持っているエネルギーが凄まじいと言う事かしらね・・・まぁそれはそれ、これはこれね」 

 何やらかすか分からない程のアホ相手にするのは疲れるわねぇー、ハァー・・・まぁ、収獲もあった事だし良しとしましょう。

 さて、キリエル人なのにも関わらず人間と共存しようと考えた集団のリーダー足る志村菜奈(キリエルの巫女)心核(しんかく)──魂の核はヤプールが持っていて、その情報を私が彼女の配下にこそっと情報を流したから今頃戦争している筈ね。

 彼等相手にこちらの存在を悟られず、違和感無く自らが集めた情報であると誤解させるのは苦労したけどまぁー結果オーライと言うやつかしら・・・キリエル人って心核(しんかく)さえ無事なら幾らでも転生と言う形で復活できるから多分、ヤプール辺りが魂を集めて志村菜奈復活させるでしょうね。

 訳を話せば配下もノリノリで魂の半分くらい分けてくれるでしょう・・・それで全員転生しているから志村菜奈はある意味()()()()()()()と言えるかも?まぁ人それぞれかしらねぇー。

 ────それにしても、

「“個性”ねぇー・・・身体と言う枠を超越して魂そのものを表する力である『能力』ではなく精神と魂を繋げる身体に依存している物、差し詰め『能力』の下位互換と言えなくも無いわね」

 “個性特異点”と言うのも良いわね────これを見つけた科学者とはいい酒が飲めそうよ!これを超えた先が私の『境界を操る程度の能力』と同等ね!・・・まぁ、流石にそこまで見抜いているか分からないけど我が教え子足る彼──AFO(オール・フォー・ワン)は見抜いていそうね。

 確か遺伝子を操作する個性・・・早い話がジーン・ドーパントとで、この力を使って“個性因子”に干渉して『能力』にならないように防いでる様だけど。

「・・・しかし、彼が今や裏社会の支配者(自分の後継者)になっているとはね」

 私が転生したのは西暦2000年前半辺りだからあのまま行けばそうなるとは考えていたけど、まさか『個性を与えて、個性を奪う』なんて言うチートじみた力を手に入れるとは流石にこの私と言えども予想外よ。

『個性:並列思考に個性:分裂と個性:分身、そして個性:性転換が混ざって個性:並列存在になるんだろう?まぁ同時に存在出来て便利だとは思うけど──何で並列存在が本体以外女になるんだよ、巫山戯るなー!』

 ククク、何時思い出ても愉悦が止まらないわ!多分ジャグラスジャグラーやヤプールも分かってくれるでしょうね!彼等は西暦1970年にこの世界にやって来たからAFO(私の愛弟子)と私にとって旧知の友ね。

 ・・・キリエルの巫女は西暦2000年後半にやって来たから私と入れ違いね。

 ・・・それにしても個性とは面白い物ね。混ざって艦娘あきつ丸まんまの能力と見た目になっちゃうとはねぇー確か14個の個性が混ざったんだっけ、面白いなぁー。

「無駄な思考はここまでにして、ヤプールは十中八九私が裏に居ると考えてAFO(オール・フォー・ワン)に協力要請を出した後にオールマイトをキリエロイドを使って仮死状態にして、志村菜奈の意識を目覚めさせようとする筈」

 これを利用しない手はない・・・確かアブソリュートタルタロスとか言う奴が世界と世界を無理矢理繋げる穴(擬似的特異点)を調べていたから800年前の情報を意図的に流して行動を起こさせるとしましょうか。

 上手く行けば別の──私と違う『幻想郷』の住民の魂が流れ込んで来る筈よ・・・流石に地球()の抑止力もそれは見逃して補佐するでしょう、ただの『能力』だと消されかねないけどね。

 ────時は来た!

「さぁ、始めましょう。私のシナリオ通りに『悲劇の様な喜劇』を『喜劇の様な悲劇』を作り上げるとしましょうかねぇ・・・この子を主人公に当てる事で」

 彼女と言う存在と私が出会ったのはまさしく『運命』と言えるかもね。

 ・・・そうだ転生させる前に別世界のAFO(オール・フォー・ワン)の様に挨拶しときましょうか。

「貴方は既に私のシナリオ(人生のレール)に縛られている。貴方は所々でかつて無い選択を迫られる事でしょう、それ等全て私が仕組んだ人生の分岐点(強制イベント)・・・勿論逃げる事は出来ないし、貴方がどのような人生を贈ろうがお構いなしに、私とは関係なしにそれ等は貴方に襲いかかる」

 まぁ、こんな感じかしらね?・・・あぁ、そうそう伝え忘れる所だったわ。 

「そして最後に──私のシナリオなんて気にせずに()()()()()()()()()()()()()()()()生きなさい・・・この私(造物主)がどの様な事をしようが、貴方を産んだ存在こそが貴方が大切にすべき母親で家族よ。私なんてお構いなしに自分の道を突き進みなさい」

 さて、転生させるとしましょうかね。

「・・・そう言えば」

 作戦名を決めていないわ。

 転生は今さっきやってしまったし、今更だけど決めましょうかねぇ────フフフ、早速良いのが思い付いたわ!

 名付けて、

「ウルトラ怪獣ゼットンヒーロー化計画」




『紙を作り出す個性+巻物型スクリーンを作り出す個性+水上を滑走移動する個性+身体強度を強化する個性+走馬灯(そうまとう)を作り出す個性+揚陸艦艤装を作り出して身に纏う個性+眼球倍率を向上させる個性+強烈な光から眼球を保護する個性+眼球に暗視機能を付与する個性+投影した影絵から実物を召喚する個性+武器を作り、取り出す個性+長時間潜水出来る個性+性転換する個性+黒髪になる個性』→艦娘あきつ丸
個性総勢14
https://www.pixiv.net/artworks/65071470
あきつ丸通常時イメージ↑
https://www.pixiv.net/artworks/42540394
あきつ丸艤装展開モードイメージ↑
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