感想を送っていただいたり、誤字報告していただくと励みにります。
ではお楽しみ下さい。
気を取り直し、どうすれば良いかそう悩むオールマイトは
「人の内面を救う力は
確か直前の記憶では救われる気が無い人物が
それは当然と思った時
「可能だ」
と
彼はニコニコと笑いながら志村奈菜と言う『ヒーローと言う役職につく者』を眺め、彼女の瞳を眺めて
・・・するとと志村奈菜は、
「ありがとう」
と何故か礼を述べた。
「ミルク入りでは無いと言う事はそう言う事だろ?」
それを聞いた
「・・・
「────!」
コレにはオールマイトも驚いた。
力をストックするそれは分かる・・・しかし与えられると言う事は分からなかった。
「僕の持論だけど
オールマイトも志村奈菜も・・・
真剣な表情で
「
自らが入れたブラックコーヒーを飲み干し、向かい合いながら続ける。
「僕の個性は僕の
(────ッ)
『ヒーローは常に命懸けだ。他者を救うと言っているのだから自分の手で救える様に頭を働かせ。自分も五体満足で生還しなきゃヒーローじゃないだろ?』
「ヒーローとはピンチを乗り越えて、先へ進む者だと僕は思うよ」
『ヒーローとはピンチを乗り越えて、先へ進む者だと私は思う・・・だから
「だから笑っている方が良い、ピンチな時に笑える奴が僕の経験上一番強いよ・・・最も内面はどうか知らないけどね」
『どんだけ恐くても、自分は大丈夫だっつって笑うんだ。世の中笑ってるやつが一番強いからな!』
(師匠は
衝撃はやって来ない。
これだけ昔からの付き合いだと影響されても不思議では無いからだ。
「それじゃあ
その言葉を
それを見て啞然としている志村菜奈を横目に
「僕は堅気の仕事をして金を稼いで、好きな小説の最新巻を買うのさ♪」
「それは余りにも理不尽d────」
「答えを教えるだけじゃ意味がない。至らぬ点を自身に考えさせる!成長を促す!『教育』とはそういうものだ!」
急にオール・フォー・ワンが声を張り上げた。
突然の事に動けない志村菜奈を優しく眺めながら、
「常に考えを巡らせろ、奈菜。君なら、或いは君の意思を継ぐものなら必ず出来る──要は
そう言うと
(つまりは
そう
(・・・・しかし!)
「ハハハ!オールマイト面白い、面白いぞ!」
ゼットンは楽しいと一目見て分かる顔でオールマイト向かって暗黒火球を放つに。
それをオールマイトは
続けてオールマイトに向かって攻撃を放とうとするゼットンだが────
「フレイム・ケルベロス!」
────炎で作られたケロベロスがゼットン目掛けて襲い掛る・・・ゼットンはそれを握りつぶしその隙をオールマイトに付け入られそうになり、エンデヴァーの近くへ弾き飛ばす。
「大丈夫か?」
大して心配していなさそうな様子のエンデヴァーに苦笑いしながらも立ち上がる。
「あぁ、ノープログレムさ!」
一方その頃二人のヒーローを眺めながら志村奈菜とオール・フォー・ワンが談笑していた(最も二人共念話とテレパシーのため談笑と言って良いのか疑問に残るが・・・まぁ些細な事だ)。
《・・・
《ドラッグクッキングの事かい?それはそうだろうよ。あれは僕にとって奥の手中の奥の手だ・・・しかしあんなに自信満々だった癖に最終的には僕に頼るのかい》
個性:ドラッグクッキング
触れた食べ物を任意の薬に変えられる個性で、自分が触れたあらゆる食べ物を触れた瞬間に誤差なく変化させる事が出来る*1。
《仕方ないだろう!お前が無理をするなと言ったんじゃないか・・・良く私がその薬を操る事で傷付いた精神を治す事を直ぐに思い付くとはな》
《逆にそれしかないだろうと思ったんだけどね》
ここで「何故
《・・・そう言えばガイアメモリ関連の個性まだ持っているか?》
ガイアメモリ
“個性”が発現した五年後*3に発見されたアーティファクト。
その正体は「正体は地球の記憶」とそれにまつわる力を内包しているメモリで、何らかの手段で内包された力を取り込んだ者は超常の力を持つ怪人『ドーパント』に変身するのだが・・・やはりと言うべきか人間にとって過剰すぎる力であり、使用の度に内包する「毒素」によって変身者の心身を蝕み、最悪の場合は使用者の人格を歪め、肉体に重度の後遺症を残す事もある。
最初はオカルトだと誰も信じなかったが、使用した韓国人が起こした暴走事件*4をきっかけとして裏社会や表社会共々危険視され当時の
《・・・持っているよ。あの時は本当に驚いたし、急に挿入してきた君に殺意が沸いたね》
ここで過去のやり取りを少し見ていただこう。
『これがお前が押収したガイアメモリか
『そうさ、これがガイアメモリさ・・・しかしこれが中々面倒な代物でね。この内包された「記憶」を個性として抽出出来ないかなと』
『方法は分かっているのか?』
『・・・個性:遺伝子操作で「記憶」に合う個性因子を新たに作り出して混ぜ合わせればどうにかなるんだが、先程それをやった韓国人が爆破しちゃてね』
『つまり再生系個性さえあれば問題ないんだな?』
『うん、そうd──』
『えい☆』
『・・・は?』
かつての光景を思い出した
《あれは痛かったぞ、
当時を思い出して愚痴る志村菜奈に殺意を思わず高める
・・・訳では無かった。
否、殺気は第三者(志村菜奈と
それでも志村菜奈と
《・・・それはなんの個性だ?》
《
素手もしくは素足で触れる事で物体の変化を強制的に封じる個性。
他にも固定した空気を操り不可視のバリアを発現させていかなる攻撃も防ぐ事も出来て、また空気の「形」を固定して任意の状態にして操る事も出来る。
・・・つまりは自らが発した殺気に
《・・・そんな事より、何か言うべき事は?》
《ごめんなさい》
《分かれば良し・・・そう言えば特異点の友人が『お前は否定者にでもなるつもりか?』なんて言っていたんだけど君は何か知っているかい?》
話をしている途中で
《否定者・・・すまないが私も分からないな》
(まさか
そんな事を思いながら、志村菜奈は思考を巡らしふと今の状態は過剰戦力では無いかと感じた。
ヤプールに
・・・何か無いかと記憶を探ってみると嘗て聞いたとある存在が頭を過る。それを含めて考えて見ると全てに置いて納得出来るが────
《・・・200年以上前に蒸発した筈なのにも関わらず、今もなお暗躍が疑われている『悪夢』──サー・ナイトメアとは一体何者だ?》
────そうサー・ナイトメアは200年以上前の西暦2000年前半に姿を消した筈なのだ。
《それでも暗躍が疑われる位に
辺りを注意深く探りながら自慢げにそして誇らしそうに胸を張って語る
《・・・・だから『悪夢』と言う別名を付けられたのか》
《うん、後ね確証は今の所無いけれど今思えば2020年に
《────》
どの様に言葉を発言すれば良いか分からない・・・否、声が出ない。その件は
《まぁ、
それを聞きながら
《じゃあ
《・・・
個性:
超高温な炎を操る事が可能で、その他にも
《あの個性に関しては先生も把握していないと言うべきか、想定すらしてないんじゃないかな?・・・何せ発現した経緯があれだからねぇ》
《確かにな》
そんなこんなで話をしていると・・・
オールマイトに向けてエンデヴァーが炎を放ちそれをオールマイトが纏う・・・否、エンデヴァーの炎を
『まぁ発電所から電力を供給してもらうイメージでありますよぉ~・・・使い方次第では本当に化ける力でありますから伸ばす事を進めるでありますよ、奈菜』
(オール・フォー・ワンはお師匠にそう言っていた・・・成程制御は難しいが、出来ない訳ではない)
そう思いながらオールマイトは自らの身体を確かめ、拳を力強く握りしてる。
そして意気よい良くゼットンに向かって突進をした。
それを見た
その時二つの力が衝突した。
(私に何かが送り込まれてくる!)
そうオールマイトは自分のストックしたエネルギーを
(・・・それでも私は言わねばならない)
『限界だーって感じたら思い出せ、何の為に拳を握るのかを。それが原点、オリジンってやつさ!そいつがおまえを限界の少し先まで連れてってくれる』
嘗ての師が残した言葉、
『
宿敵たる
・・・そして、
『・・・科学特捜隊にそれに続く者達に、私もなりたいと思っては駄目だったのかな・・・私はヒーローを殺す者だった、でも今世ではなれると思っていた』
『でも、オールマイトよ。
『──私も
・・・彼女が望んでいるであろう『言葉』言う為にオールマイトは加速した。
「────ッ!」
その理由は何か?・・・そんな物は決まっている。
オールマイトが自らを殺すどころか救おうとしているからだ。
だからこそ彼女はオールマイトが自分を
「お前は何だ!・・・何故私を殺そうとしない!何度も何度も殺しかけただろう」
「だが、私は死んでいない!」
それをオールマイトは否定した。
「君がもし本当に殺戮兵器だとしたらここに居る全員が皆殺しにされている筈だ!それなのに私達は生きている、それが答えじゃないのか!」
「────!」
「他の者達を見捨てて逃げれたのに逃げなかった、見捨てなかった・・・それが答えだろう!」
オールマイトから逃げ出すようにテレポートし、バリアを張りながら
「綺麗事だ」
そして彼女が出せる最強の技ゼットンブレイカーを放った。
「嗚呼、そうさ」
それでも平和の象徴は止まらない。
「ヒーローは!命を賭して、キレイ事を実践するお仕事だ!」
オールマイトはその言葉を叫びながらゼットンブレイカーを紙一重で避け、彼女のバリアに拳を打ち付けた。
(・・・有り得ない私のバリアが────)
徐々にひび割れる。
「
拳に炎のエネルギーを纏わせて、拳を振り抜く。
核爆発。
そうとしか言いようの無い一撃がバリアを破る。
その時
『君は、ヒーローになれる』
言われたかったセリフが浮かび上がる。
「私はヒーローになれるか?」
「あぁ、勿論!」
遂にバリアを突き破り拳が彼女に突き刺さる・・・かと思われたが、
「────ッ!」
オールマイトのエネルギーが
「私の奥の手だ」
高速でオールマイトの眼前にテレポートして、彼を後方に思いっ切り蹴飛ばした。
その直後、
「アブソリュート・デストラクション!!」
稲妻状の強力な攻撃が
オールマイトから奪ったエネルギーを上乗せしたゼットンブレイカーで全てを相殺する。
「一応聞くがお前は?」
ウルトラマンとよく似ている・・・しかし彼らの銀色の身体とは対照的に黄金の体、手の甲には赤い宝玉らしきものが埋め込まれている人物が姿を表した。
「我は究極生命体、アブソリューティアンの戦士。アブソリュートタルタロス!」
アブソリュートタルタロスと名乗る存在は両腕を上げ、敵意が無い事を表した。
「攻撃してきて、それか?」
「それはそれ、これはこれだ・・・この世界の法則では有り得ない別世界の記憶を保ちながら転生した
それを聞いても警戒を解く者は居なかった。
それを見てアブソリュートタルタロスは頭を振りながら、
「不意打ち気味に襲撃を仕掛けて来た存在を信用する事など無いという事か」
と納得した。
「さて私は先程も述べたようにアブソリューティアンの戦士であり、特異点でもある・・・その反応は特異点についての知識が無いな」
特異点と言う言葉を聞いた者達が疑問に思ったのを一瞬で悟り、アブソリュートタルタロスは言葉を続ける(オール・フォー・ワンが反応したのには気付いた模様)。
「
静かにアブソリュートタルタロスは言葉を選びながら話を進める。
「
更に言葉は続く。
「世界と世界とを隔てている壁を突破し、別の宇宙に行くことは、基本的には不可能に近い・・・しかし時折、その事を可能にする存在がまた広い宇宙には存在する事がある──それらを称して、特異点と呼ぶ」
一度言葉を区切りながら話を再開する。
「また特異点の形状は様々で、私の様に人型をしている者もあれば、怪獣墓場のように特定の場所を示すこともあるが、次元を超えることができる存在は限られており、特異点は皆すさまじい力を持っている物だと言う事も覚えておけば良い」
「じゃあそんな凄い存在が何故この宇宙にやって来た?」
「それはそこのヒーローにでも聞けばよいのだが、まぁ良いだろう」
アブソリュートタルタロスはオールマイトを指し示しながら話を始める。
「この世界には『悪しき異界の呪術者の手で墓場より蘇りし怪しき獣、ここに封じん』と言う言い伝えがある」
ここで話を一時終わらせ、ため息を吐きながら思い出したく無いトラウマを思い出すかの如く話を続けた。
「・・・私はその伝承となった
そして彼は項垂れた。
「・・・想像出来るか?放置していれば世界を崩壊させかねない
「・・・」
その場には何とも言えない雰囲気が広がった。
それ以外の者達は同情する様な視線をアブソリュートタルタロスに向ける。
「・・・それは今すぐか?」
「いや、今すぐでは無く私が死んだ後に
「私達に手を出したのは?」
「珍しい者を手に入れたいから・・・もしくは君が良く知っているのでは無いだろうか?」
「・・・・」
ゼットンは言葉を詰まらせ、俯く。
「成程、私の懸念は当たっていた様だな・・・まぁ、転生するその時までしっかり生きて見よう」
そう言った後頭を下げ、
「それでは、さらばだ」
アブソリュートタルタロスは姿を消した。
と言う訳で第一章の山場はクリア致しました。
ゼットンさんに襲いかかる運命はいかに!・・・まぁ、それは次章からですがね。
これからはぼちぼち日常や外伝何かを書きながら次章に持っていきたいと思っております。
では、ありがとうございました。
────────────────────────
アブソリュートタルタロス
ゼットンさんを洗脳してオールマイトを殺害させようとした元凶にして、結界を破壊した張本人・・・なのだが呪術者
ゼットンさんを洗脳したのは彼女が精神的歪みを持っていたのと強力な戦力になると判断した為で、この世界に死後転生する事は肯定的。
https://twitter.com/kinkuri_/status/1355685609717682178?s=09
↑究極生命体アブソリュートタルタロスイメージ
個性は“アブソリュート”で前世で出来た事は全て出来る。
自分が死んだ時の記憶は全て失ったが気にせずに第二の人生をエンジョイしている。
趣味は読書と人間観察でタルタルソースが大好物。
戦闘スタイルは前世と同じ戦い方をしているが、格闘術の研究等にもはまっているので技術はかなり上がっている。
将来的にはヒーローになろうと考えている。
────────────────────────