リライブダンガンロンパ 絶望の南国修学旅行   作:ユキミス

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プロローグ


 魅才学園。それは超高校級と呼ばれる才能を持つ生徒だけを集めた特別な学園。

 僕は今そんな学園に足を踏み入れようとした。

 

 

 

 踏み入れようと……した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、君大丈夫?」

 

 目を覚ますと照りつける太陽の光とともに同い年ぐらいの少年が立っていた。

 

「君は?というここどこだ!?」

 

 

佐藤「俺は佐藤雪也。俺にもここがどこだかよくわからないんだ」

 

柏「僕は柏祐一。確か魅才学園に入学するはずだったのに」

 

 なんなんだこの見渡す限り海の常夏の島は!?

 

佐藤「君も超高校級の才能を持つ人だったんだね。俺は超高校級のショコラティエなんだ。君は?」

 

柏「えーっと、えーっと……」

 

あれ、なんだろう。記憶がぼやけて……。

 

佐藤「どうしたの?」

 

柏「わからないんだ。才能が。いや、才能だけじゃない。家族も今までの人生も」

 

佐藤「それって記憶喪失じゃないか!?」

 

柏「うぅ……」

 

佐藤「うーん。でもこのままってわけにもいかないし、一緒に他の人がいないか探索してみよう」

 

柏「ありがとう、佐藤クン」

 

佐藤「お礼は良いよ。俺も一人で心細かったんだ」

 

 

 

 僕ら2人は常夏の島を探索を開始した。

 

 すぐに人影が見つかった。

 

 

 

「ああぁーー!ここどこーー!?誰かぁ!?」

 

 

佐藤「あ、あれ、あの人って」

 

柏「知り合い?」

 

佐藤「いや、もしかして」

 

「あ、人だーー!おーーーい!」

 

僕らを見つけて走り出す少女。なんというか、すごいオーラがあって可愛いってだけじゃ言い表せない感じだ。

 

「良かった。人いたんだぁ。あなたたちはここ、どこか知ってる?」

 

柏「それが分からないんだ、僕らも目を覚ましたらここにいて」

 

佐藤「あなたは、歌手の歌浦ココネさんですよね?」

 

歌浦「ひゃあ!バレちゃったか。そうだよ、私は歌浦ココネ。本当は魅才学園ってところに入学するはずだったのに」

 

柏「君も魅才学園に?」

 

佐藤「柏クンは記憶喪失だから覚えてないのかな?歌浦さんは超人気歌手で超高校級の歌手なんて言われてるんだ」

 

歌浦「君記憶喪失なの!?大変だぁって…まだあなたたちの名前、聞いてなかったね」

 

佐藤「俺は佐藤雪也。超高校級のショコラティエだ。同じ魅才学園に入学しようとしてたんだ」

 

柏「えっと、僕は柏祐一。才能もわからないんだ」

 

歌浦「そっかぁ」

 

佐藤「俺たちは島を探索してたところなんだ。少しでも情報を集めるために。一緒に来る?」

 

歌浦「うーん、私、有名人だから人が集まったら大変だし、あなたたちがいてくれただけで安心した。私はもう少し浜辺を調べたいんだ」

 

佐藤「そっか。じゃあ俺たちでまた探索しよう」

 

柏「うん」

 

 

 

 

佐藤「そう言えば島中、監視カメラとテレビばかりだ。俺たちを連れてきた奴は何が目的なんだ」

 

柏「確かに監視カメラで僕らを見ているのか?」

 

 

 

不審に思いつつ次に僕らが訪れたのはスーパーだった。

 

 

佐藤「人がいる?おーい!」

 

「……」

 

背が高い?年上かな。

 

佐藤「あの、あなたも……」

 

「……」

 

佐藤「あなたはここがどこか分かりますか?」

 

 なんだ反応無し?もしかして無視されてる?

 

佐藤「あのー!」

 

「うるさいな」

 

柏「えっ」

 

「なんで貴様らにそんなことを話さなきゃいけない」

 

佐藤「いきなりそんな言い方ないんじゃない?俺たちは困ってるんだ。こんなところに連れていかれて」

 

「貴様らもか?」

 

柏「え?もしかして君も」

 

曲原「俺は曲原瑛二だ。お前らも魅才学園の生徒か?」

 

佐藤「曲原瑛二ってあの有名な作曲家の!」

 

柏「そうなんだ」

 

佐藤「うん、歌浦さんの曲も作曲していて超高校級の作曲家と呼ば……」

 

曲原「くだらない話をしてないで結論を言え。貴様らは魅才学園の生徒か?」

 

佐藤「なんなんだ!俺は柏クンと話してるんだ!」

 

柏「そんな、喧嘩しないで。こっちは佐藤雪也クン。超高校級のショコラティエで、僕は柏祐一。記憶喪失みたいで才能のわからないんだ」

 

曲原「フン。つまり貴様らも気がついたらこの島にいたんだな?」

 

佐藤「それで、お前もか?」

 

曲原「……」

 

曲原クン、黙ったままだ。

 

佐藤「もういいよ!他行こう!」

 

柏「あっ、待ってよ、佐藤クン!」

 

 

 

 

怒った佐藤クンを追いかけていると二人組がいた。

 

 

佐藤「他にも、人が」

 

 

「あれあれー!やったよ他にも人がいるぅ!」

 

「ほんとだ良かったなァ!」

 

 

佐藤「もしかして君たちも魅才学園の生徒?」

 

羽川「あれあれー!?なんでバレたのかな!?かな!?でも良いか!あたしは羽川渚!超高校級のバドミントン選手なのだ!!」

 

闘山「俺は闘山信弘。超高校級のラグビー選手だ」

 

佐藤「俺は超高校級のショコラティエ、佐藤雪也だ。こっちは柏祐一。記憶喪失みたいなんだ」

 

柏「どうも」

 

羽川「記憶喪失なんて大変だ!病院探さないと!」

 

闘山「それかここを抜け出す方法を考えないとな」

 

羽川「よーし泳ごう!あたし泳ぐのも好きーー!」

 

闘山「オウ!」

 

 

柏「あっ、ちょっと!?」

 

2人ともそのまま海辺に行ってしまった。

 

 

佐藤「変わった人たちだったね」

 

柏「うん」

 

 

 

 

僕たちは次は広い資料館のようなところにやってきた。

 

 

 

「あ、君たち?君たちも魅才学園の生徒で、いきなり連れ去られたのかな?」

 

柏「君たちは……」

 

踊場「アタシは踊場ジュリア。超高校級のダンサーなんだけど。どうやらアタシたちと同じらしいね」

 

釣谷「僕は釣谷涼太。超高校級の釣り師さ」

 

演川「私は演川玲子。知ってると思うけど、超高校級の女優よ」

 

佐藤「すごい!本物の演川玲子さんなんて……綺麗だ」

 

確かに歌浦さんみたいにオーラが違う。

 

佐藤「あ、俺は佐藤雪也、超高校級のショコラティエだ」

 

柏「僕は柏祐一。記憶喪失で何も覚えていないんだ」

 

踊場「記憶喪失!?大変だね」

 

佐藤「それで2人でこの島について調べてるんだ」

 

踊場「ここには16人分のコテージがあるんだ」

 

柏「コテージ?16人分?」

 

踊場さんたちに案内されて行くとそこには確かにコテージが16人分並べられていた。

 

佐藤「もしかして、ここに連れてこられたのは16人なのか?ここに来る前に4人も出会ったんだ」

 

演川「そんなにいたのね。なら16人いるのかも」

 

佐藤「よし、じゃあその16人を目標に探そう!」

 

柏「うん」

 

 

 

 

 

 

 

今度はレストランのような場所についた。

 

 

 

柏「レストランだけど、人は……」

 

 

 

「もぉ!ここはどこなの!?早く帰して!」

 

 

 綺麗な女の子がいた、服装も気品があるけど……

 

 

佐藤「あの、君は!」

 

 

「お迎え!?早くわたくしを帰してちょうだい!」

 

佐藤「あ、あの!君も魅才学園の生徒かな?」

 

「もお!早くこのわけわかんない場所から帰してよぉぉ!」

 

柏「あの、僕らもなんでこんなことになってるか分からないんだ」

 

「はぁ?アンタたち誰よ」

 

柏「僕は柏祐一、こっちは佐藤雪也クン。超高校級のショコラティエで……」

 

飛龍院「なぁんだ、庶民か。庶民がこの超高校級の令嬢と認められた飛龍院鏡花に何かようかしら?」

 

 庶民って……。

 

佐藤「はぁ、態度変えやがって。飛龍院というと財閥だな?もういいや行こう、柏」

 

柏「う、うん」

 

 

なんか変わった人だらけだ……。

 

 

 

 

 今度は空港が見えて来た。

 

 

 

柏「空港!?ここなら何かあるかも!」

 

2人で空港に入ると2人の人影が見えた。

 

 

 

「お願い、解剖させてー!」

 

「断る!君は人に同じことが出来るのか!?」

 

 

 

佐藤「あの、君たちは……?」

 

 

「ひぃ!?ひ、人だ!」

 

安藤「あ、人だな!こんにちは、私は安藤露井戸という。超高校級のアンドロイドとも呼ばれている」

 

柏「アンドロイド……?」

 

「そうだよ、彼は、人間と区別がつかないアンドロイド!見た目、呼吸、肌、髪質、知能は人間そのものなんだ!」

 

なんかさっき怯えてた奴、急に元気になったな。

 

「是非、解剖したい!」

 

安藤「アンドロイド差別はやめたまえ!解剖されるわけにはいかない!」

 

 

佐藤「ところで、君は?」

 

別技「あ、別技康介です……あ、超高校級のエンジニアです」

 

 急に静かになった。

 

佐藤「俺は佐藤雪也。超高校級のショコラティエ。こっちは柏祐一で、記憶喪失なんだ」

 

安藤「記憶喪失とは大変だな」

 

柏「あ、まあ……」

 

別技「解剖させて!」

 

安藤「やめないか!」

 

 

佐藤「次、探してみるか」

 

柏「うん」

 

 

 

 次に訪れたのはプールだった。

 

 

「あれ?まさか君たちも同じ状況かな?」

 

「ぽいね」

 

「他に仲間がいて良かったですわ」

 

 

柏「君たちは……」

 

霊山「僕は霊山拓人。超高校級の霊能者で魅才学園に入学するはずだったんだ」

 

囲井「私は、囲井歩美。超高校級の囲碁棋士」

 

一華「私は一華撫子ですわ。超高校級の華道家ですの」

 

佐藤「俺は佐藤雪也。超高校級のショコラティエ」

 

柏「僕は柏祐一。記憶喪失なんだ」

 

霊山「えっ、大変だね……」

 

一華「ただでさえこんなわけわからない状況ですのに……」

 

柏「でもここで立ち止まってるわけにはいかないし。今、16人いるかもしれない仲間を探してるんだ」

 

佐藤「今は15人であと1人だ」

 

 

 

 

 僕ら広場にやってきた。そこには……

 

柏「いた!もう1人!」

 

「っ……!」

 

柏「ねぇ、君も魅才学園の生徒かな?」

 

「あ……ぁ……」

 

佐藤「怖がってるじゃないか。……大丈夫。俺たちは味方だ。俺は佐藤雪也。超高校級のショコラティエ。魅才学園に入学するはずだったんだ」

 

柏「あ、俺は柏祐一。記憶喪失で才能は覚えないけど、やっと最後の1人を見つけた」

 

「……」

 

柏「君の名前は?」

 

「……ぅ……ゆ……き……」

 

柏「え?」

 

神道「神道……美雪……。ちょ…う……、高校……きゅ……うの……巫女……」

 

柏「神道……美雪?超高校級の巫女?」

  

 もっと話そう、そう思っていた時に、アレは始まってしまったんだ。

 

 

 

 

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