ピンポンパンポーン
モノクマ「死体が発見されました!一定の捜査時間の後、『学級裁判』を開きます!」
柏「嘘だ……そんな……歌浦……さん」
目の前の光景が信じられなかった。あんな元気な歌浦さんが、死んだことに。でも、
柏「うわああああああっ!!」
安藤「ひいぃぃぃぃ」
拓也「あん?ま、まさかアクバの野郎が……」
飛龍院「し、死体!?う、嘘でしょう、いやああああああ!?」
演川「死体!?まさかまた」
別技「あ、ああぁ!事件!?そんな、また」
囲井「荷物検査もしたでしょ、なんで……」
一華「そんな、また……」
神道「……ぅ……」
闘山「歌浦ああああああ!」
羽川「歌浦ちゃん!」
闘山クンと羽川さんもステージに上がって来た。
曲原「死体って!!」
釣谷「遅いよ、曲原。歌浦が……」
曲原「なっ!?歌浦!!」
曲原クンもステージに上がる。
羽川「ひええええっ!?」
想像以上の状態だったからか、羽川さんは叫びをあげた。
闘山「歌浦……なんてことだ」
曲原「歌浦……ッ!クソッ!!」
モノクマ「殺人だよ!全員集合!」
柏「モノクマ!」
モノクマ「へぇ、2回も殺人が起きるなんてオマエラ殺人が大好きなんだね!」
柏「違う!」
安藤「しかし、今回の犯人は踊場クンとは違う、学級裁判を分かっていて犯行に及んだ……」
柏「え?」
曲原「俺たちを騙し切る自信を持って殺人に及んだわけだ」
モノクマ「そうだね、というわけでいつものをプレゼント!ザ・モノクマファイル2!頑張ってね!」
捜査開始
19:45
モノクマファイル2
被害者は超高校級の歌手、歌浦ココネ。
死亡時刻は19:40分頃。
死体発見場所は音楽ホールのステージ。
死因は窒息死。
コトダマ モノクマファイル2
柏「窒息死?歌浦さんは窒息死だったの?」
曲原「血も見当たらないから、そうなんだろう」
霊山「あの、2人とも」
柏「霊山クン?」
霊山「明るくなる数分前の時点で霊気を感じたんだ」
柏「つまり犯人は暗闇の中で歌浦さんを殺したのか」
曲原「暗闇以外にありえないだろう。もっと歌浦の身体を調べる」
羽川「あの、あたし、また見張りで良いかな?」
闘山「俺に見張りをさせてくれ」
曲原「いいだろう」
曲原クン、冷静だな。歌浦さんが亡くなったのに……。
曲原「首に痕があるな」
柏「ほんとだ、歌浦さんは首を絞められたんだ……」
曲原「絞められたら声も出ない。しかし気になることがある」
柏「気になること?」
曲原「歌浦の首には細い締め痕がある。つまり犯人は細い締め痕がつくもので歌浦を絞め殺したんだ。それが何か特定しないと」
コトダマ 細い締め痕
柏「それって釣谷クンじゃないかな?」
曲原「釣谷はお前のそばにいたんだろ?」
柏「ずっといたはずだけど、真っ暗だし……」
曲原「全く。釣谷はかなりステージから距離がある。音があれば誰か気づくはずだ。釣谷を全く疑うなとは言わないが、かなり薄いな」
柏「そうだよね」
曲原クンばかり調べさせるのは悪いな。僕も捜査しないと!
柏「曲原クンはここを調べててよ。僕は、他を調べるから」
曲原「せいぜい頑張れよ」
とは言いつつも、何すれば良いんだっけ?
柏「みんなに話を聞いてみようか」
釣谷「……」
柏「釣谷クン」
釣谷「なんだ?」
柏「釣谷クンはちゃんと隣にいたよね?」
釣谷「いたって答えるよ。僕が犯人だったならね」
柏「え?」
釣谷「僕に確認するんじゃなくて君がいたかいなかっただと思うんだけど」
柏「あ、そうだよね。じゃあ釣谷クン、なんか変わったことなかった?」
釣谷「別に……。僕、準備してないし」
他の人に聞いてみようか。
柏「囲井さん、演川さん、変わったことない?」
演川「変わったこと?知らないわ」
囲井「普通にここにいただけだし。強いて言えば、私と演川、霊山、別技、飛龍院、安藤、一華、神道は一人でいたってことじゃない?」
逆に言えば、僕と曲原クンと釣谷クン、闘山クンと羽川さんは一緒にいたってことか。
僕ら3人以外はステージ近くのテーブルで食事をしながら歌浦さんを見ていたはず。
コトダマ 全員の立ち位置
柏「別技クン、変わったことない?」
別技「ありありだよ!照明に繋がるはずの電線が電気ストーブに繋がってたんだ!だから落ちたんだよ!」
柏「ええっ!?」
別技に言われて舞台裏を見ると確かに電気ストーブに繋がれていた。
コトダマ 繋がれた電気ストーブ
別技「夕方までは確かに照明に繋がれてたのに」
柏「夕方は確か少し休憩時間あったよね」
別技「食べるのに夢中だったし、あのままで大丈夫だって思ったのに!みんなバラバラに動いてたからわかんないよ!」
コトダマ 別技の証言
飛龍院「……」
柏「あの、飛龍院さん?」
飛龍院「犯人はアクバよ」
柏「アクバ?」
飛龍院「アクバから脅迫状が届いたんだからアクバよ」
でもその犯人がわからないんじゃ意味ないな。
一華「あら、柏さん」
柏「一華さん。何か変わったことはなかった?」
一華「いえ、でもさっきアクバについて話していらしたみたいで」
柏「うん。誰かわからないと意味がないと思うけど」
一華「私はアクバが犯人だと思っていませんわ」
柏「どうして?」
一華「アクバは突然襲撃し、血文字でアクバと残す連続殺人鬼。そのアクバが脅迫状を出してしかも血が出ない殺人をするとは思えないのです。犯人がアクバという先入観を利用している可能性もあります」
柏「うーん……」
アクバなのか、そうじゃないのか、そもそも犯人はアクバに関係しているのか……。
コトダマ アクバの特徴
柏「他に何かないかな……」
安藤「柏クン!何をしているんだ?」
柏「あ、準備をしている時に何か犯人が仕掛けてないか考えてたんだ」
安藤「ふむ……ライブの準備していて歌浦クンと曲原クンは置いておくとして、飾りつけは私と囲井クンと一華クンがやっていたな」
柏「機材運びは僕と闘山クンと羽川さんがやったんだ」
安藤「霊山クンと神道クンは調理班、演川クンと別技クンは掃除だったな。別技クンは音響も担当していたな」
うーん、つまり暇してた人は飛龍院さん、釣谷クンぐらいか。
コトダマ 準備の状況
神道「……」
柏「神道さん!何か見つけた?」
神道「……」
神道さんは下を指した。
柏「ただの床だけど……」
神道「……」
ん?よく見るとなんか……。
柏「べたべたしてる?」
なんでだ?みんなで掃除したのに?
柏「食べ物落とした?」
神道「遠い……」
柏「え?」
神道「……テーブル……遠い……」
柏「そっか!テーブルが遠いから食べ物を落としたのはありえないのか」
コトダマ べたべたした床
柏「ぽつんぽつんってべたべたしてるなぁ」
べたべたを追跡しているとステージに戻って来た。
柏「曲原クン、釣谷クンのことだけど……」
曲原「釣谷は心配するな。奴の糸の形跡を見たが特に使用された形跡はなかった」
コトダマ 曲原の証言
曲原「柏、歌浦の服だが」
柏「歌浦さんの服?」
曲原「ところどころ青色の塗料が塗られていた」
柏「え?」
曲原「服が青色だから気づきにくいが」
コトダマ 青色の塗料
曲原「もしかすると……」
キーンコーンカーンコーン
モノクマ「捜査は終わりでーす!カサブランカ公園にお集まりくださーい!」
曲原「続きは学級裁判で、だ」
柏「わかったよ」