リライブダンガンロンパ 絶望の南国修学旅行   作:ユキミス

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プロローグ2

「あー、あー、マイクチェック!マイクチェック!聞こえますかー!」

 

 テレビから流される、場違いな程に明るい能天気な声。映像は砂嵐だ。

 

「うぷぷぷ、これからお楽しみが始まるよ。皆さん、カサブランカ公園にお集まりください!」

 

 それだけで終わってしまった。

 

 

柏「どうする?」

 

佐藤「……何もしなかったら始まらない。行くよ」

 

柏「神道さんはどうする?」

 

神道「……っ…」

 

柏「行く?」

 

 

 

佐藤「というかここじゃないか、カサブランカ公園って」

 

柏「さっきの放送を流した奴はいないみたいだね」

 

神道「……」

 

 数十分で16人全員が集合した。

 

 

踊場「やっぱり16人いたのね」

 

歌浦「ジュリアちゃん!」

 

踊場「ココネ!?あなたも!?」

 

曲原「……」

 

歌浦「曲原クンも!」

 

霊山「すごい有名人ばかりだ。ここには超高校級の才能を持った魅才学園の生徒たちが集まってるんだね」

 

飛龍院「あぁぁぁ!早くわたくしを帰して家に帰しなさい!」

 

囲井「うるさいわね……」

 

演川「それにしても私たちを呼びつけた奴らはどこにいるの?」

 

 

 

「僕はここだよー!」

 

 

 白と黒が半分分かれた熊のぬいぐるみのが、ピョンと飛び出してきた。

 

 

 

羽川「ワオ!可愛い可愛い!」

 

闘山「そおか?食えそうもないし、筋肉もないしなあ」

 

一華「強そうなぬいぐるみですわ」

 

 

柏「熊のぬいぐるみ……」

 

モノクマ「僕はぬいぐるみじゃないよ!モノクマだよ!僕はこの学園の学園長なのだ!」

 

 

 

 

別技「すごい!動いて喋るぬいぐるみだ!どういう仕組みなんだ!?中の人がいるとは思えない小ささだ」

 

安藤「私と同じアンドロイドか!?」

 

 

モノクマ「そんなんじゃなーい!僕はこの『コロシアイ修学旅行』の引率教師なのだ!」

 

 は?今なんて言った?

 

 背筋がゾクリとした。

 

 

佐藤「何を馬鹿なことを!ここはどこだ!早く俺たちを島から出せ!」

 

モノクマ「せっかちだなもう。せっかちさんは嫌われるよ」

 

曲原「どうでもいい。それよりなんだ『コロシアイ修学旅行』とは」

 

歌浦「コロシアイ?どういうことなのっ!?」

 

 

 みんなが怯えている。コロシアイってなんなんだ……なんのために。

 

モノクマ「オマエラがこの島から出るにはこの中の誰かを誰にも知られないように殺せば良い。それだけです」

 

 ぬいぐるみがおちゃらけて言った言葉は僕らを怖がらせるのに十分だった。

 なんだよ、誰かを殺すって。

 

 

 

 

佐藤「はぁ!?なんで俺たちが殺人をしなきゃいけないんだ!」

 

闘山「くだらないことを言うな!!こうしてやる!!!」

 

 闘山クンはぬいぐるみを鷲掴みにした。

 

 

モノクマ「学園長への体罰は校則違反ですよ!!」

 

 

闘山「しゃらくせぇ!!」

 

 するとぬいぐるみは耳につんざくような警告音を流した。

 

曲原「おい!やめろ!そいつを投げろ!」

 

闘山「あァ!?」

 

曲原「死にたくなきゃ投げろ!!」

 

 曲原クンの気迫におされたのか、闘山クンはぬいぐるみを投げると……

 

 

 

 

 

ドガアアアン!!

 

 

 

 

 ……爆発した。

 

 

 

飛龍院「きゃああああ!!」

 

歌浦「爆発した!?」

 

囲井「これ、マジってわけ」

 

釣谷「あの筋肉バカ、あいつがいなかったら死んでた……そんな威力だ」

 

別技「あ、あれは自爆装置でもつけてるのか!?どんなロボットだ!?」

 

 

 

 

 

 

モノクマ「ロボットじゃないよ!エスエムでもヴァルキュウリーでもないよ、モノクマだよ!!」

 

 

 ピョンと僕らの後ろから現れた。

 

 

 

霊山「うわぁ!出たぁ!」

 

 

モノクマ「もう、今のは警告で許してあげたけど、次やったらグレートな体罰だからね!」

 

曲原「さっき校則ななんちゃらとか行ってたな」

 

モノクマ「そ、皆さんにこれ配りまーす!」

 

 上から何かが降ってくる。

 

柏「これは……」

 

モノクマ「電子生徒手帳。本人の生体反応だけで使用できるすぐれもの!校則はここに書いてあるからね!」

 

佐藤「こんなものまで渡して!何がしたい!」

 

モノクマ「うぷぷぷただのコロシアイはつまんないからね。エンターティナーとして面白くしてるんだよ」

 

柏「僕たちはコロシアイなんかしない!」

 

モノクマ「殺し方は問いません。殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺。殺し方は問いません。誰かを殺した生徒だけが出られる、簡単なルールだよ」

 

 モノクマって奴は僕らの話をまるで聞いていないようだった。ただ、僕らにコロシアイをさせたい。それだけの存在。

 

 

 

曲原「そんなことのためだけに俺たちをここに集めたのか?」

 

モノクマ「その通りです!」

 

 

 

 

闘山「くだらねぇ!!さっさとここから出さねぇと、貴様らの命はないぞ!」

 

羽川「あたしの出番だーーっ!正義は必ずかーつ!!」

 

 

 

モノクマ「暑っ苦しいなぁ、砂漠より暑苦しい体育会系の皆様にはこうだ!」

 

 モノクマの一声で地面が揺れる。

 

 

演川「何?地震!?」

 

釣谷「いや、何か来る!」

 

 

 地面からドオオーンと飛びした機械。いや、怪物だ。

 

 

モノクマ「行け、モノケモノーーー!!」

 

 モノケモノはガトリングで周囲のものを破壊し尽くし、更地した。

 

 

 

闘山「なんじゃそりゃああああ!?」

 

羽川「新手の映画撮影!?」

 

 

飛龍院「いやあああああぁぁぁ!!」

 

歌浦「嫌だよ、怖いよ」

 

踊場「なに……こんなの……嘘よね……」

 

別技「こんなの非現実的だ、ありえないありえないありえないありえない」

 

安藤「テクノロジーをこんなことに利用するなんて……」

 

 

 

モノクマ「これで逆らう気は失せたかな?開放的で過酷で凄惨な修学旅行を楽しんでくださいねーーー!!」

 

 そうしてモノクマが消えさった。

 僕らはみんな青い顔をしていた。この状況に疲れきっているのが分かる。

 

 

 こうして僕らの絶望的な南国生活が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生き残りメンバー 16人

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