16日目
安藤「掃除当番を決めよう」
囲井「人を集めたと思ったらいきなり何?」
安藤「温泉の汚れが酷くてな、だから掃除当番を決めるんだ」
曲原「俺は温泉を使わないからパスだ」
安藤「ダメだ!全員参加して連帯感を生まなくては」
柏「掃除は楽しいと思うよ。なんというか……気も紛れるし。綺麗に掃除した方が、佐藤クンに踊場さん、歌浦さんに演川さん、闘山クン飛龍院さん、釣谷クンも喜ぶじゃないかな」
曲原「……」
囲井「そう言って断れないようにするんだ」
羽川「……」
霊山「しっかりやるよ」
神道「…私…も…」
別技「え?あ?そういう雰囲気?」
安藤「決まりだ!」
くじ引きの結果、A班は僕、曲原クン、囲井さん、B班は安藤クン、霊山クン、C班は羽川さん、別技クン、神道さんになった。
霊山「あ、みんな、言い忘れてた朗報があるよ。闘山クンの霊気が強まったんだ」
羽川「本当!?」
柏「闘山クンはなんて……?」
霊山「……なんとなく察してはいたけど、闘山クンは自分が死んだことを理解してないみたい。早く話せるようになれれば良いんだけど……」
羽川「闘山ちゃん……!」
柏「あ!?羽川さん!?」
羽川さんは走ってどこかへ行ってしまった。体育会系の彼女に凡人の僕は追いつけなかった。
霊山「柏クン、羽川さんはそっとしておいてあげよう」
柏「うん……」
17日目
安藤「みんなに集まってもらったの他でもない。みんなで映画を見るのだ!」
曲原「そんなくだらないことで俺を呼んだのか?帰らせてもらう」
柏「ちょっと曲原クン!」
霊山「みんなでまた集まると何か起きたりしないかな……」
曲原「前回は集まらなくても殺人が起きたがな」
安藤「何しても殺人が起きる可能性があるなら、これから殺人を予定するものにわからせれば良い!我々は負けないと!!」
囲井「はぁ?意味分かんない」
安藤「ミステリ映画を見るのだ!事件を必ず紐解かれるものだと犯人に分かってもらえば事件は起きようがない!」
柏「うーん?」
意味、わからないな。
曲原「ようはミステリ映画を見ることであらゆる殺人手段を全員に周知させてトリック自体を潰す……ということか」
安藤「ああ」
曲原「多少は意味はあるだろう」
意外だな、曲原クンが肯定するなんて。
羽川「映画!?見たい見たい!」
柏「羽川さん?大丈夫?」
羽川「見るぞー!」
霊山「…昨日のこと、少しは効果あったかな」
柏「そうだね」
モノクマ「僕が作った最高のミステリを上映するよ」
柏「えぇ……」
曲原「時間の無駄だな」
安藤「想定外だ!」
囲井「嫌な予感しかしない」
羽川「ホラー映画かも!」
霊山「まともなものは期待出来ないね」
別技「見ない方がマシかも」
神道「……」
一華「楽しみです」
拓也「テメェ、何、自然混ざってるんだ!」
一華「当然じゃないですか、私も魅才学園の生徒なんですよ?」
柏「っ……!」
曲原「ほっとけ」
モノクマ「せっかく僕が用意したのに!見ないと夕飯抜きだからね!」
羽川「何その悪戯した子供の罰みたいな!」
曲原「ようは強制か」
安藤「良いだろう、見てやる!」
モノミ殺熊事件
ナレーション「探偵のモノクマは豪華客船乗っていました。そんな時、なかなか朝食に現れないモノミとモノクマーズを心配して部屋に行きました」
モノクマ「あ、あれは!モノミじゃないか!」
ナレーション「モノミちゃんは氷漬けにされて死んでいました」
モノクマ「それにモノクマーズまで!」
ナレーション「モノクマーズはそれぞれ胴体が真っ二つにされていました」
モノクマ「これは、殺熊事件だ!」
モノクマ「モノミとモノクマーズは誰かに殺されたんだ、一体いつ?」
モノクマ「モノクマの名にかけて!真実は多分一つ!」
モノクマ「犯人はモノミを冷凍室に入れて、凍らせて殺したんだ!モノクマーズは切断された!そして犯人はお前だ!」
ナレーション「モノクマは瞬時に犯人を特定しましたとさ。めでたしめでたし」
モノミ「あちしはウサギでちゅー!というか、勝手に殺すなでちゅー!」
柏「は?」
意味がわからない。僕が記憶喪失だとしてもあまりにひどい。
羽川「史上最大のダメ映画って言われたエンジェルウーマンの方が面白いね!」
囲井「見るんじゃなかった」
曲原「そもそも映画として成り立ってない」
別技「こんなの見るくらいならゲームするよ」
霊山「ね、寝る暇もなかった」
安藤「モノクマはこれを面白いと思うのか?」
モノクマ「面白かった?」
安藤「他のミステリ映画を見よう!」
モノクマ「あ、こらー!」