リライブダンガンロンパ 絶望の南国修学旅行   作:ユキミス

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非日常編

柏「そんな!安藤クン!……別技クン、直せない?」

 

別技「無理だよ!修理の仕方なんて……。内部にあるメモリーカードとかもやられてるかも」

 

曲原「何よりモノクマが死体認定しているからな」

 

羽川「取り戻せないの!?」

 

モノクマ「無駄無駄無駄無駄。もう安藤クンは完璧に死んでるって!」

 

霊山「モノクマっ……!」

 

モノクマ「はーい、モノクマファイル4!もう4回になるんだね。4回だけにビューティフォー!頑張ってねー」

 

 

 

曲原「とりあえず、モノクマファイルを読むぞ」

 

 

22:35 捜査開始

 

 

 

 

 

モノクマファイル4

被害者は超高校級のアンドロイド、安藤露井戸。

死亡時刻は21:30〜22:00の間と思われる。

内部にある記憶や人格を司るメモリーカードに損傷が確認されたため、これを以て死亡と扱う。

死体発見場所は温泉入り口。

 

 

 

コトダマ モノクマファイル4

 

 

 

 

柏「……」

 

 今までよりピンと来ない。もう安藤クンは死んでしまったのか?もう安藤クンは一生戻って来ないのか?

 

曲原「なくなったパソコンのデータが戻らないように安藤というアンドロイドはもうこの世には存在しない」

 

 そんな風に僕は割り切れなかった。アンドロイドなんだからまだ復活出来るんじゃないかって。

 

曲原「あいつもまた命なんだ。破壊されればその命は尽きる。捜査するぞ」

 

柏「……」

 

曲原「21:00から22:00?死亡時刻が定まっていないのか?」

 

柏「モノクマでも機械が壊れたかどうか断定するの難しかったのかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一華「なになに?楽しそうだね!」

 

 

 

 

拓也「一華テメェ!?何しに来やがった!」

 

囲井「アンタが安藤を殺したの?」

 

一華「ひどいなぁ、殺人なんかしないって」

 

曲原「死亡推定時刻には俺が一華を見張っていた」

 

一華「見つめ合いましたよね」

 

柏「見張ってた!?」

 

一華「曲原さんひどいんです。淑女をずぅーっとストーカーして」

 

拓也「誰が淑女だ!」

 

 ずっと見張ってたんだ、曲原クン……。

 

 

コトダマ 曲原の見張り

 

 

羽川「それより捜査だよ捜査」

 

 羽川さんが安藤クンに触れようとする。人間の死体よりは抵抗感が薄いらしい。

 

曲原「おい、やめろ!」

 

 

 

 

 

羽川「きゃああああああ!?」

 

 

 

 

柏「羽川さん!?」

 

羽川「痛い、痛いよー!」

 

 雪を触った羽川さん、どうしたんだ?

 

曲原「遅かったか」

 

囲井「まさか、ドライアイス?」

 

霊山「ドライアイスって触ると凍傷するんだよね?」

 

 

コトダマ ドライアイス

 

 

羽川「いたーい!温めてくる」

 

曲原「見張りをつけるぞ」

 

囲井「私がやる」

 

別技「僕もやるよ」

 

曲原「わかった、お前たちに見張りを任せる」

 

 

 

 

柏「けど、ドライアイスなんて…」

 

曲原「ドライアイスなら倉庫で見かけた」

 

柏「でもドライアイスで壊すなんて……」

 

曲原「ドライアイスで壊せるとは思えないな。別技はどう思う?」

 

別技「寒いところに長時間さられたら壊れると思うけど」

 

曲原「ドライアイスぐらいで壊れないだろ。安藤が生きていたならドライアイスを取り払うはずだ。アンドロイドなら凍傷もしないしな」

 

別技「なら冷凍庫とかにいれられたとか!」

 

曲原「安藤はなぜそんなところに大人しくいられる?」

 

別技「もう!僕はエンジニアで、安藤クンの専門家じゃないって!!」

 

柏「それくらいにしてあげてよ、曲原クン」

 

 

 

 

 

霊山「うわああああっ!?」

 

 

柏「!?どうしたの、霊山クン!」

 

 

霊山「あ、あれ……」

 

 

 霊山クンが指差した先、そこには真っ二つにされた人形だった。

 

曲原「人形?」

 

霊山「ひ、ひどい」

 

拓也『ただの人形に何びびってんだよ』

 

 

柏「な、なんだこれ」

 

曲原「……胴体が真っ二つにされているな」

 

 

コトダマ 真っ二つにされた人形

 

 

柏「どうしたの?曲原クン?」

 

曲原「お前も見ただろ?『モノミ殺熊事件』を」

 

柏「あのつまらない映画?」

 

曲原「ああ、あの手口が似ている」

 

柏「手口が似てる?」

 

曲原「見立て殺人だ」

 

柏「見立て殺人?」

 

曲原「映画や小説などの物語に見立てて同じように殺人をすることだ」

 

柏「なんでそんなことを……」

 

曲原「犯人に極度の拘りがあるか、もしくは何かしらの思惑、伝えたいことがあるか」

 

 あんなつまんない映画を真似するんだ……。

 

 

コトダマ 見立て殺人

 

 

 

曲原「俺は他の場所を捜査する」

 

 

柏「あ、うん」

 

霊山「でも僕らにはアリバイがあるね」

 

柏「え?」

 

霊山「僕と柏クンと別技クンと神道さんは21時半から22時までアリバイがあるよ。時計を確認にしたけど、4人ともいたんだ」

 

柏「そうか」

 

別技「つまり僕たちは犯人から外れるね!」

 

 

コトダマ 柏、霊山、別技、神道のアリバイ

 

 

囲井「言っておくけど私と羽川はアリバイはある。私と羽川が安藤を発見して死体発見アナウンスされたから」

 

 

コトダマ 囲井、羽川のアリバイ

 

 

柏「そうなると……アリバイがないのは曲原クンと一華さんになる」

 

別技「やっぱ、アクバが犯人じゃないの?」

 

霊山「でも曲原クンは一華さんを見張ってたって……」

 

囲井「どうせ嘘でしょ」

 

柏「うーん……ともかく捜査を続けるよ」

 

 そう言えば、凍傷した羽川さんは大丈夫かな。

 

 

 

羽川「わー!」

 

柏「わっ、羽川さん!?大丈夫?」

 

羽川「うん。平気だよ。それよりサウナが変なんだ」

 

柏「サウナが変?」

 

羽川「行けばわかると思う」

 

 

 

サウナ

 

 

柏「うわっ、熱っ!最高温度じゃん!人が入れる空間じゃない」

 

 サウナのスイッチを切ろうとすると、

 

柏「なんか、扉が……傷だらけ?どうして?」

 

 

コトダマ 傷だらけのサウナの扉

 

 

 

羽川「あとね、床見てみて」

 

柏「床?」

 

 床に傷があった。

 

羽川「文字に見える…と思うんだ」

 

柏「確かに、むしろ文字にしか見えない」

 

 

けむり つぎ ふた かい 

 

柏「けむりつぎふたかい?」

 

羽川「意味わかんないよね!」

 

 

 

コトダマ 床の文字

 

 

 

神道「……あの」

 

柏「神道さん?」

 

神道「モップが……脱衣所……」

 

柏「モップが脱衣所にあったの?おかしいな、なんで?いつもは倉庫にあるはずなのに」

 

 

コトダマ 脱衣所のモップ

 

 

 出入り口に向かうと……

 

 

柏「あれ?これは?」

 

 台車だ。

 

柏「なんで台車が?」

 

 

コトダマ 台車

 

 

 

 

 

 

 

神道「……あの」

 

柏「ん?どうしたの神道さん?」

 

 神道さんからメールが送られて来た。

 

『電子生徒手帳の時計が3時間、一時的にズレていました』

 

柏「え?電子生徒手帳?」

 

 そんなことあったんだ。

 

神道「……」

 

柏「うーん、気にしておくよ」

 

 

 

コトダマ 神道の証言

 

 

 

 

 

 

曲原「柏」

 

柏「曲原クン?何か見つけたの?」

 

曲原「時計台に来い」

 

柏「時計台?」

 

 

 曲原クンに言われて、時計台の1番上まで来た。

 

 

柏「どうしたの?」

 

曲原「夕方には開いていた時計台の扉が事件後には閉まっていたから気になって調べたんだ」

 

柏「時計台には何もないけど……」

 

 

コトダマ 時計台の開閉

 

 

曲原「もしかしたら時計台で何かが行われたのかもしれない。それが犯人か安藤かはたまた第三者かは分からないが間違いなく、17時から時安藤が死んで死体発見アナウンスする前の時点で時計台の扉は閉まっていた」

 

柏「つまり17時から22時前まで使われてなかったんだね」

 

曲原「それに俺たちは掃除当番だった、18時から18時半までは犯人は温泉の辺りを利用していない」

 

柏「でもこの辺りで何かしら準備してないかな?」

 

 

コトダマ 掃除当番

 

 

 

柏「あと曲原クン、サウナで床に傷があってそこに不思議な文字があったんだ」

 

曲原「サウナ?傷の文字?」

 

柏「うん、『けむり つぎ ふた かい』ってのが平仮名で書いてあったんだ」

 

曲原「……安藤のダイイングメッセージ、かもな」

 

柏「えっ!?ミステリとかで見たダイイングメッセージ!?」

 

 

 

 

 

サウナ

 

曲原「はっきり文字に見えるな。これは単なる傷じゃない」

 

柏「……」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

モノクマ「はいはい終わり終わり早く裁判場に来てね」

 

 

柏「っ……」

 

曲原「まだ確信が持てないから言わないが、時計台は調べられるだけは調べた」

 

柏「曲原クン?」

 

曲原「行くぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び始まった学級裁判。僕らは何回、これをしなきゃいけないんだろうか。

 

 

 

 

 

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