羽川「あーん、おっしい」
拓也「次は俺の番だ!」
柏「2人とも……」
ボーリング楽しんでるし……。
曲原「遊技場か」
柏「曲原クン!何してたの?」
曲原「何していた?特に何もしてない。それより一華は?」
柏「モノクマとカジノしてるよ」
曲原「……」
柏「曲原クン、僕はこれから一華さんを監視するから。何かやらかさないように」
曲原「一華だけでどうなる?前回は一華の関わりのない事件だ。それに飛龍院以外はみんな一華以外の人間が……」
柏「まさか、他のみんなを疑ってるの!?」
曲原「クロというだけならまだ良い」
柏「え……」
曲原「この中に……」
モノクマ「はいはーい、今回はオマエラに見てもらいたいものがありマウス!」
霊山「わあ!?唐突!」
柏「なんなんだ……」
モノクマ「まあまあ、みーんなに見て欲しいからカサブランカ公園に来てよね」
カサブランカ公園……モノクマが動機を提示する場所。
カサブランカ公園
カサブランカ公園には巨大なモニターが設置されていた。モノクマ、次は一体何をするつもりなんだ……。
モノクマ「やあやあ皆さん」
曲原「なんだ?また変な動機提示か」
モノクマ「オマエラ、とにかくこれを見ろ!」
柏「何を見せるつもりなんだ!?」
羽川「グロはやめてよね!ね!」
モノクマ「まあある意味グロ画像かもね」
霊山「うぅ…目を瞑らなきゃ」
モニターが写した映像、それは
囲井「は?こ、これ……!」
柏「何かの施設?」
曲原「児童養護施設だな」
囲井「放火される前の場所……っ!」
映像では人影がゆっくり近づき、その瞬間
その施設は燃え広がり、施設からたくさんの子供が逃げ出す。
柏「な、誰が……っ!」
囲井「どうして!?どうしてこんなもの映像になってるの!?」
映像はズームし、人影を僅かに捉えていた。そこには
一華の姿があった。
柏「あ、あれは……」
一華「あら嫌だ。私の姿が撮られてる。気をつけていたのに……」
囲井「アンタか!?アンタが!?みんなを!!」
一華「怒らないでよ、あれって依頼だし。悪いのは依頼を出した奴……」
囲井さんは一華の首に手を伸ばしていた。
囲井「アンタがいなかったら私も兄さんだって!!あんな苦労せずに……ふざけんな!!」
一華「っ……うざい」
囲井さんを投げ飛ばした。
羽川「ひぇ……」
霊山「や、やばいよ……」
曲原「それ以上やめておけ、一華、囲井。どちらかを殺してもおしおきされるだけだ」
囲井「でも!こいつは!!みんなを殺したんだッ!!」
柏「囲井さん!」
霊山「ダメだよ囲井さん!!そんなことは施設の子たちは望んでない!」
囲井「うるさいっ!!アンタに何が分かるんだ!!」
霊山「分かるよ」
囲井「っ、あ、アンタ、まさか……」
霊山「君にとって母とも姉ともなる存在、清美さん……そんなこと望んでいない」
囲井「その名前……。そうか、姉さんと話したんだね」
霊山「意識を薄らと感じただけだよ。君は孤児なんだね」
囲井「そう、物心つく前から施設にいた。そして私は囲碁と将棋を極めた。私にとって兄となる存在、同じ孤児で超高校級の棋士もいた」
曲原「将口歩夢、小学生の頃からプロも次々倒した棋士だな」
囲井「そんな時に施設が放火にあってたくさん兄弟たちは死んだ!だから私は兄さんは私にわざと囲碁で負けて、私を囲碁棋士の道に歩ませた。そして賞金で施設を立て直したんだ」
モノクマ「盛り上がってるところ悪いけどさ!まだ続きがあるんだよね」
羽川「もう見ないよ!」
モノクマ「まーまー、見てってよ!」
さらに映像が流れ始める。
そこには1人の少女が映っていた。
曲原「里奈!?」
柏「え?」
後ろからフードを被った人がバットでめちゃくちゃに殴打した。
柏「うわあああああああっ!?」
羽川「きゃあああああっ!」
霊山「うっ……っ……」
囲井「何これ……本物!?」
神道「っ……!」
曲原「里奈……そんな、里奈!?」
フードの人は振り向くと、全速力で走り去って行った。人が来ていたらしい。
モノクマ「あのフードの正体ね」
一華「あたしでーす」
曲原「何!?」
柏「でも、現場にアクバの血文字はなかったよ」
囲井「すぐに人が来たからそんな余裕なかったのかも」
曲原「ふざけるな!貴様!」
一華「あたしに挑む気?良いよ、相手してあげる」
一華はハサミを向けていた。
柏「曲原クン!そんなことしたら曲原クンも!」
曲原「構わない。どうせ貴様ら俺が嫌いだろ?」
柏「そんなことない!仲間だよ!曲原クンは大事な仲間だよ!君がいなかったらここまでこれなかったんだ!曲原クンに死んで欲しくない!」
霊山「……こんなこと言うのは月並みだけど、里奈さんはこんなこと望んでない。そう言っていた。復讐なんかしたって……」
拓也「兄貴の綺麗事はうんざりなんだよ!!」
柏「拓也クン!?」
拓也「俺はこいつに夢も希望も絶たれた!それを許せってのかよ!?自分の命が惜しくないならそれで良いだろ!未来のためだ!」
柏「それは違うよ!!」
拓也「何?」
柏「一華が許せるか許せないか、その後の罰は今はどうにもできない。だけど、僕はもうこれ以上、誰も死んで欲しくないし、死んでも良いから殺すなんてそんな自分勝手だ」
曲原「っ……」
神道「……柏祐一、あなたは間違いなく、イレギュラーね」
柏「え?」
神道「あなたなら勝てるわ、黒幕に」
曲原「っ、黒幕……まさか」
神道「……」
柏「神道さん!?どう言うこと!ねぇ!」
霊山「あ、あれ?また、拓也に乗っとられてた……?」
モノクマ「あーもう、まだ殺人しないんだね。ならひみつ道……じゃなくてひみつ兵器のご登場!その名は『忘れさせライト』ーーー」
羽川「長い!?」
曲原「なんだ?」
モノクマ「記憶を24時間消せちゃいます。アリバイ工作にはピッタリだね!」
柏「24時間分の記憶を24時間消せる」
モノクマ「これで殺人頑張ってねーーー」
柏「こんなものを渡されても僕ら殺人なんかしない」