エピローグ
神道「……ここは?」
カプセルの中で、目を覚ました。ゲームの世界であることは分かっていたけど、夢ではなかった。長い長い夢ではなかった。
「なんだ?なんで!?」
「ハッキングされてる!」
「被験者が目を覚ます!とにかくプレイヤーを保護しろ!」
人の声が聞こえてくる。ゲームの運営だろうか。
カプセルの中から出ると
霊山「みんな!拓也!」
拓也「お?俺生きてる!」
囲井「ほんとにゲームなんだ……」
曲原「どこだ、ここは」
柏祐一だけはいなかった。やっぱり柏祐一はバグで消える運命なんて……。
神道「……柏、祐一……」
霊山「あ……柏クンは本当に実在しないんだ……」
囲井「……」
曲原「分かってたことだろ、それは」
拓也「そうだ、俺たちはちゃんと決めて脱出したはずだ」
霊山「分かってるよ、でも」
神道「柏祐一がいたという、事実が、証拠さえない。存在したという欠片も!」
「おい待て!」
外から大声が聞こえてくる。
「みんな!」
その声に心当たりがあった。
柏「神道さん、曲原クン、霊山クン、拓也クン、囲井さん」
神道「えっ」
曲原「なんだと!?」
霊山「柏クン!?」
拓也「なんだ消えるんじゃないのかよ」
囲井「あれは嘘なの?」
柏「僕はコロシアイに参加したプレイヤーだったんだ。愚かだったよ。才能がないからってこんなコロシアイのゲームに参加するなんて」
曲原「……っ、バグと呼ばれたお前が?……」
柏「プレイヤー参加は途中から決まって僕は抽選に当たったんだ。多分、途中から決まって参加したからバグってことになったんだ」
神道「う、うぅ…!うぅ…」
柏「神道さん……」
神道さんがポロポロと涙を流した。
「コラ!君!早く帰るんだ」
柏「ゲームスタッフだよ」
神道「……」
柏「残念だけど、もうこのゲームは終わりだよ。こんなの、認めちゃいけない」
「なんだと!?」
柏「すぐに安藤クンたちの仲間が助けに来てくれるはず。このゲームは君たちの負けだよ」
曲原「諦めるんだな」
「ふざけるな、ガキが!!」
拳を振おうとするスタッフ、その時
「そこまでだ!」
スタッフとは違う服を来た人たちが集まって来た。
「僕たちは人の未来を司る『未来機関』の者だ。安藤露井戸の制作チームだ」
柏「じゃあ」
「君たちを助けに来ました!」
神道「どうしよう、私たち」
柏「ここから始まるんだよ、僕らの新しい人生が」
霊山「本当に10年経ってるみたいだし……」
拓也「親のこととかまだまだ色々とやることあるな」
囲井「なんか、生まれ変わったみたい」
曲原「そんなもんだろ、今の世界は新しい世界だ」
柏「出発しよう、僕らの新しい道を」
脱出者
超高校級のバグ(プレイヤー) 柏祐一
超高校級の巫女 神道美雪
超高校級の作曲家 曲原瑛二
超高校級の霊媒師 霊山拓人
超高校級のスケボー選手 霊山拓也
超高校級の囲碁棋士 囲井歩美
ご愛読ありがとうございました!