3日目
キーンコーンカーンコーン
モノクマ「魅才学園修学旅行実行委員がお知らせします。7時です!オマエラ、おはようございます!えー、お知らせしたいことがあるので、カサブランカ公園にお集まりください」
……なんだ?何が目的だ?
逆らった何か起きそうなので、カサブランカ公園に集まった。
みんな同じなのか集まっていた。
柏「みんな、同じ考えなんだ」
佐藤「逆らったら何されるか分からないしな」
モノクマ「やあやあオマエラ、ちゃんと来たね!いやーーなんというか、先生は嬉しいです。こんな早く集まってくれて。話の進みは早いし、退屈しないと言いますか……」
曲原「前置きはいいから用件だけを話せ」
モノクマ「せっかちだなぁもう。じゃあ単なる刀を直に入るとさ」
闘山「単なる刀を直に入れる?」
羽川「模擬刀とか!」
安藤「わかった!単刀直入という意味だな!」
踊場「既に単刀直入じゃないし……」
佐藤「早く言え!!」
モノクマ「校則を追加します」
9.夜時間は海に入るのは禁止です
佐藤「は?これだけ?」
モノクマ「あ、プールに行けるようにしたよ。夜時間はシャワーは出ないけど」
佐藤「それだけなのか!?それだけのために呼び出したのか?」
モノクマ「違うよー。オマエラに見てもらいたい映像があります。電子生徒手帳に映像を送ったから見てね」
柏「映像……?」
僕が電子生徒手帳を開き映像を見る……すると
砂嵐、砂嵐、そして
ビビビ、ガガガ
柏「なんだよ、これ」
壊れた機械の電子音のみたいな音。
柏「モノクマ!これはなんなんだよ!!」
佐藤「うわああああぁぁぁあ!!」
柏「さ、佐藤クン?」
青ざめた佐藤クンが映像を見ながら叫んだ。佐藤クンは一体何を見せられたんだ。
踊場「嫌!嘘よ、こんなの!!」
歌浦「お父さん!お母さん!」
演川「なんなのよ!これは!?」
囲井「嘘だとしても趣味が悪いよ」
飛龍院「お父様、お母様……いやああああ!!」
一華「下品なドラマですこと。もっと楽しいドラマを作ってくださいな」
闘山「おいモノクマ!俺の親父とお袋と弟に何しやがった!!」
羽川「はわわわわ、こんなのっ、こんなのーーっ!!」
霊山「こんな、嘘、だよね。ありえないよ」
釣谷「何?性格悪いドッキリか?」
別技「あああああ!!信じない、僕は信じない!!」
安藤「モノクマ!!父さんを……矢吹博士をどうしたんだ!!」
曲原「ふざけた真似を」
神道「っ……ぁ……ぅ……」
みんなはパニック状態。みんな家族がどうだとか言い出していて……。
柏「みんなっ……」
佐藤「こんなの、捏造。そうだよな?柏?」
柏「佐藤クン……」
佐藤「俺は姉さんに負けないよう死ぬほど努力した!!なのに!!ありえないこんなの!!ありえないんだよ!!」
佐藤クンが何を見せられたのか、聞けなかった。
モノクマ「言っておくけど、これは捏造じゃない本物だからね」
曲原「この映像が本物なら警察に期待するなってことか?」
柏「え?」
モノクマ「うん、警察も動かないし、家族も友人もみーんなね」
曲原「……なら尚更俺は出て行く気なくなったな」
モノクマ「ん?」
曲原「この映像が偽物なら大人しく警察を待つ、本物ならこの島の外は無法地帯。殺人をしてまで出て行くメリットがない」
柏「無法地帯ってどういう……」
モノクマ「あーそう、君は家族や関係者の安否が気にならないんだ」
曲原「殺人をするくらないならな」
モノクマ「もし、殺人をしたら家族と関係者を解放してあげるって言ってても?」
曲原「何?」
そのモノクマの言葉で全員がモノクマを凝視した。
曲原「この映像が本物という証拠もなければ、解放される信用性もない」
モノクマ「君は強情だなあ。家族が気にならないんだ」
曲原「それよりも自分の身だ」
モノクマ「まあ良いけど、全員が同じ気持ちってわけじゃないってこと、しっかり考えてね」
柏「そんなことない!」
モノクマ「そうそう、凶器って奴はこの近くの倉庫にたくさんあるから見といてね!」
モノクマは消えた。僕らだけが残された沈黙が続いた。
一華「どうせ偽物ですし、深く考えないようにしましょう」
踊場「そうよね!こんなのありえないわ」
歌浦「きっとCGだよ、最近はかなり巧妙なんだよ」
別技「あんなアンドロイドがいるくらいなんだからあんな映像も作れるよ」
踊場「そうそう、あんな映像を信じる方がおかしいよ」
曲原「能天気だな、貴様らは」
柏「曲原クン……!」
曲原「あの映像を本気にする馬鹿がいるかもしれないだろ」
柏「そんなはず……っ!!」
曲原「無いと言い切れるのか?せいぜい後ろに気をつけるんだな」
そう言って曲原クンは去ってしまった。
柏「さ、佐藤クン!曲原クン酷いよね!だいたいモノクマのことなんか信じないよね!」
佐藤「……」
柏「佐藤クン?」
佐藤「うるっさいなぁ!!」
柏「佐藤クン!?」
神道「……っ」
歌浦「け、喧嘩はダメだよ!」
佐藤「……ごめん、1人にしてくれ」
柏「あ、ああ、うん。ごめん」
佐藤クンも去ってしまった。僕は何の映像もなかったけど佐藤クンには何か重要な映像だったんだろう。
柏「……」
僕はコテージに戻った。
ベッドに寝ころんで、考えた。
僕は何者なんだろう、家族は、皆は……。
柏「……」
いつの間にか眠ってしまった。そして夜になっていた。
柏「10時……どうしよう、寝られないや」
ピンポーン
柏「こんな時間に誰だろう」
ドアを開けるとそこにいたのは……
佐藤「柏クン」
柏「佐藤クン……大丈夫なの?」
佐藤「うん、ただちょっと柏クンと話したくて。レストランに来ない?何か作るよ」
柏「佐藤クン……!ありがとう!」
佐藤「はい」
柏「なんだこの水色の……」
佐藤「バタフライピーだよ、ハーブティーさ」
柏「そっか、いただきます」
佐藤「チョコクッキーも焼きておいたんだ」
柏「おおっ!ありがとう!」
佐藤「……柏クン、色々ごめん」
柏「何?佐藤クンは悪くないよ」
佐藤「柏クンって優しいんだな……。記憶喪失なのに……俺たちより不安なはずなのに」
柏「そんな、記憶がないのに無神経でごめん」
佐藤「……」
あれ?
おかしいな、散々寝たはずなのに寝ちゃった?
柏「佐藤クーン?佐藤クン?……あれ?」
佐藤クンがいない?
柏「コテージに帰ろう」
とりあえずコテージに帰ることにした。
柏「あれ?ルームキーどこだ?」
ポケットに入れていたはずのルームキーがなかった。
柏「どこかに落とした!?」
神道「開いてる……」
柏「神道さん!僕のルームキー知らない!?」
神道「開いてる……」
神道さんに言われてよく見ると薄らドアが開いていた。おかしいな鍵を掛けたはずなのに。
柏「なんで開いてるんだ?」
僕は自分のコテージに入ると、その中は荒れていた。
柏「っ……!これは?」
嫌な予感がした。
僕らコテージをひたすら見渡した。
柏「誰かここに来たのか?」
僕はシャワールームに手をかけた。
シャワールームのドアを開くとそこには
血だらけの超高校級のショコラティエ、佐藤雪也クンの姿があった。