アスタリスクin黒剣 番外編六花にいる錬鉄のシェフ達の日常   作:小説大工の源三

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アンケート結果によりこちらの番外編を投稿することにしました!
本編にはほぼ関係ありませぬ!


食べ過ぎ!騎士王!

アスタリスクに出店されているカフェ《アーネンエルベ》。そこには様々な風貌の従業員がいます。

ここに来店する人も様々。

さて今日はどんな人が来店するのでしょう?

 

─────────────────────────

 

エミヤ「ふぅ……朝の仕込みはこれくらいでいいか」

 

ここアーネンエルベの従業員の朝は早い……という訳ではないが、今日は何もないので早めの出勤で時間があったので、準備に取りかかった。

しかし先日はまさか《戦律の魔女》からレシピを聞かれるとはな……自分の料理の腕が認められたということなのだろう。それで慢心するつもりは毛頭ないが。

 

エミヤ「しかしいささか早く来すぎたか?」

 

すると従業員専用の扉が開く。

 

「あ、衛宮くん今日は早いね」

 

エミヤ「む、ブーディカか。今日は鍛練もない上に早く起きてしまってな」

 

ブディカ「そうなんだ。じゃあ仕込みももう終わってるの?」

 

エミヤ「うむ」

 

ブディカ「ありがとう。今日は少し早めに開店出来るね」

 

ブーディカも従業員の服装に着替える。

クー・フーリンや玉藻音狐も出勤する。

 

クー「おう、準備終わってるか?」

 

エミヤ「ああ、後は客が来るのを待つだけだ」

 

音狐「お疲れなのだな。今日は誰が来るのだろうな」

 

クー「いつも通り、昼頃に《騎士王》の嬢ちゃんが衛宮の飯目当てで来るだろ」

 

ブディカ「そしてその取り巻きの《円卓》が来るまでがセットだよね」

 

扉の『close』を裏返し『open』にし客を待つ。

 

カランカラン♪

 

クー「いらっしゃい~」

 

「コーヒーとフレンチトーストを頼む」

 

早速客が来た。

さて《調理・開始(トレース・オン)》!

 

─────────────────────────

 

時刻は12時を少し過ぎた頃。

調理場の雰囲気はとても緊迫していた。理由は……

 

カランカラン♪

 

クー「いらっしゃい~」

 

入店してきたのは輝く金髪を後ろで団子にまとめアホ毛が生えた、女性だった。

調理場が緊迫していたのは彼女が原因だったのだ……

 

「一名です。料理長の大盛セット『五種(・・)』お願いします」

 

クー「畏まりました」

 

オレは包丁を猛スピードで振るい、野菜をみじん切りにして、肉も切って行く。

オレは料理に妥協は一切しない。

フライパンに油を引き、肉を焼く。焦げないようにしっかり見る。

米も業務用の炊飯器何個かに『アルトリア専用』と張り紙されているのでそこから消費する。

皿には特大オムライス、特盛ステーキ、特盛ポテトサラダがよそわれる。

 

エミヤ「クー・フーリン頼む」

 

クー「あいよ!」

 

オレは再び別の料理に取りかかる。次は特盛うな重、その次は特盛海鮮丼とカフェに無いようなものを作る。

といってもこれ全てアルトリア専用なのだ……

元々彼女がここの常連客でオレがバイトしている頃に王竜星武祭を優勝してメニュー(彼女専用)を追加したのが事の始まりだった。

オレが星空猟警備隊を退職、ここに就職したことを知るや、再びここに戻って来たとか。(クー・フーリン曰く)

それはそれで嬉しいのだが、あまりにも食い過ぎである。

幸いなのが彼女の来る曜日が決まっていることだ。

そして彼女が食べている間に《円卓》が入店する。

金髪、紫髪、赤髪ロングの三人組。

 

クー「いらっしゃい~」

 

ガウェ「三名で紅茶とパンケーキ」

 

ランス「私も紅茶でワッフルを」

 

トリ「私もガウェインと同じものを」

 

今回は円卓三人だった。ベディヴィエールはガラードワースで仕事らしい。

アルトリア&円卓が会計を済ませ、店を出た途端全員息を吐いた。

 

クー「本当食い過ぎだろあの騎士王の嬢ちゃん」

 

ブディカ「ホント……底なしよね……それで太らないとか反則でしょ」

 

音狐「キャットもこればかりは疲れたのだ……」

 

エミヤ「うむ……休憩時間を取るか」

 

「「「賛成~……」」」

 

 

─────────────────────────

 

そして閉店時間になる。

 

ブディカ「みんなお疲れ様~」

 

エミヤ「閉店時間だ……」

 

クー「んじゃ俺は先帰る」

 

音狐「キャットも帰るのだな。ではまたTomorrowだ」

 

私も着替えて、帰宅する。今日はセール品とかもなく。ゆっくり帰れる。

さて明日はどんな客が来るのだろうな。

 

 




登場人物
衛宮士郎
アーネンエルベの料理長。但し店長ではない。
「」前には『エミヤ』と表記しているが名前は衛宮士郎。鳳凰星武祭優勝経験あり。元星空猟警備隊。
同級生にはオカン、ママと呼ばれている。不服だ!
二つ名は《錬鉄》
出身校は星導館。

ブーディカ
アーネンエルベの副料理長。
常連客にはお姉さんかお母さん
二つ名は無し。
出身校は星導館。

玉藻音狐
タマモキャット
玉藻9姉妹の一人仲は普通に悪い。
二つ名は《野生の獣》
出身校は界龍

クー・フーリン
アーネンエルベのウェイター
二つ名は《クランの猛犬》
四つ子だったりする。
エミヤと共に鳳凰星武祭に出場&優勝
出身校は星導館(三人は同じだが一名レヴォルフ)。

アルトリア・ペンドラゴン
アーネンエルベの常連客。(エミヤの料理目当てだったりする)
彼女のせいで調理場が昼頃緊迫する。タスケテ
ペンドラゴン家7姉妹次女。一番上にアーサーがいる
二つ名は《騎士王》
出身校はガラードワース(ほぼ姉妹全員同じだが一名レヴォルフ二名アルルカント)。

ガウェイン
円卓の一人
ブーディカ目当てで来てるとかいないとか。
二つ名は《太陽》
出身校はガラードワース

ランスロット
円卓の一人
シングルファザーでメカクレ兄妹を養う。
二人に空潰し云々言われると「とぅわー!」と声を上げて吐血(雰囲気)する。
二つ名は《無毀なる湖光(アロンダイト)

トリスタン
円卓の一人
二つ名は《痛哭の弓(フェイルノート)
居眠りしているのに聞こえる謎がある。



年齢設定など知りません!触れません!英霊云々触れません!今回はFate勢ばかりでしたが、次回はアスタリスク勢を予定してます!

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