もしも篠ノ之箒がMGRの世界にとばされたら 作:MADな紳士
今回より後書きにてその話の用語集や裏話?というか、作品の構成上解説出来なかったことを補足しておくので読んで頂けると嬉しいです。
後、活動報告にてアンケートを行っております。そちらも見て頂けると有難いです。
サムエル・ホドリゲス
その日あのスラム街に行ったのは、半ば偶然のようなものだった。父の仇であるマフィアの残党がまだ生きていて、このスラム街に潜伏していると言う情報をアームストロングから聞いた俺は、母国ブラジルのあるスラム街へ向かった。そこで俺は面白いものを拾う事になる。
「はぁ、アームストロングめ本当に此処にいるんだろうな。」
スラム街に入り父の仇を探して早三日、俺はもう嫌になっていた。この三日間ずっと奴等が潜伏していそうな場所を片っ端から当たったり、情報屋や現地の住民に聞き込みを行ったりしているが、どうにも有力な情報が得られずにいた。真偽の程はわからないが、すでに立ち去って行ったという話しもあるくらいだ。そんな風にぼんやりと考え事をしながら歩いていたのが悪かったのか、少し気を抜いてしまい目の前の角から飛び出してきた少女に反応出来ずにぶつかってしまった。俺は大丈夫だったが少女の方が大きく飛ばされしまったようだ。
「大丈夫か?」
そう表面上は優しく声を掛ける俺だがその内心は穏やかでは無かったと。なぜなら俺に跳ね飛ばされた時に少女は、咄嗟の事とはいえ受け身をとり自らにかかる負担を最小限に抑えていたからだ。半ば不意打ちとも言える先程のタイミングで、あそこまで見事な受け身を取れると言うことは、あの少女がそれなりに修練を積んできたことがわかる。しかもその動きが日本の古武術の動きに似ている事がますます俺の興味をひいた。
「ああ、大丈夫だ。すまない怪我はない......か?」
さらにその少女が日本語を話した事にますます惹かれたとともに、ある疑問が生まれた。日本語と言うのは難しい言語だ、俺も父に教わったため話せなくはないが完璧とは言い難い。その日本語を完璧に話し、姿もどう見ても日本人である彼女がどうしてこのような所に居るのだろうか。現在この国は不安定で旅行するには適しているとは言い難い状態だ。さらに此処は、スラム街でこの少女のような年齢の子供が居て良い場所ではない。
俺も人としての優しさと言うものを全て捨て去ったわけではない。日本人なら日本の大使館にでも届けてやるべきだろうか。なとどと考えていると
「すまない」
少女はそう言って走り去って行った。少し間を置いて汚ない男達がその少女を追いかけいった。たしか彼奴らはここいらでは比較的有名な人攫いの集団だったはず。
俺はあの少女を追いかける事にした。情に引っ張られたとかではなく、何よりあの少女に興味がわいたからだ。古武術の事や流暢な日本語のことが興味の対象に入っていないと言えば嘘になるが、何より俺が気に入ったのは、瞳の奥にひっそりと、しかしとてもハッキリとうつしだされる狂気だ。本人は表に出てこないように抑えているつもりらしいが、俺のような同類には解る。あれは戦う事に生きがいを感じる者の目だ、それも人を殺すこと、斬る事に快楽を覚える、下手をすれば俺よりも酷い最悪の部類だ。
まあ、本人が自覚していない可能性も十分あるのだが。特に先天的にあの狂気を持って居たとしたらその可能性の方がずっと高い。
面白い、もう父の仇なんてどうでもいい、見つからないない相手を探して回るよりもあの少女のほうがずっと面白い。俺のはそう思い少女の後を追った。
期待通りだ、じつに面白い。
あの少女が追跡者の一人を斬り飛ばした所を見た俺は、自分の期待が外れていなかった事が心底嬉しかった。
確かにあの少女は人を斬った事を心底後悔するような、人を斬った自分が許せないような表情をしている。きちんとした教育を受けた者が、初めて人を殺した時にする行動としてはとても正しい。しかし俺は見逃さなかった。斬ったその瞬間、ホンの一瞬だけだが笑っていた事を、楽しくて仕方がないといった感じの、自然な満面の笑みを浮かべていた事を。
.......パンッ.......銃声が響き少女が腹部から血を吹きながら倒れた。銃に撃たれた事なとさど無いだろうから一発で倒されるのは、まあ仕方がないと言えば仕方がないのだが、すこしぐらい耐えてくれた方が嬉しかったのだが仕方がない、そろそろ助けやろうと思っていると。突然男達が角材などを手にして少女をタコ殴りにし始めた。
おかしい、普通なら銃で撃ってそこで終わりのはずだ、いや銃で撃つこと事態やり過ぎの領域だ。折角の商品をそうそうダメにする程、イかれた連中だとは聞いていない。増してやアレだけの美少女だ、スタイルも悪くない、なのに何故と思い奴等をよく観察してみると.......
成る程、よく見ると後ろの方に控えているリーダー格の男だけが顔を青ざめさせ、一人震えていた。見ちゃったか〜そりゃ人を殺して笑っている奴なんて手元に置きたく無いだろうな。自分達に危害が加わる前に即排除、悪くない判断だ。他の奴等は『リーダーがオッケーって言ってるし、殺っちゃおうぜ。』って感じでストレスを発散しているだけのようだ。もう少女が見るに堪えない姿になってきた。そろそろ助けるか.......
俺の現在位置は奴等の丁度真後ろに当たる屋根の上にいる、刀を抜き屋根を蹴りまずはリーダー格の元に向かう。音に気づいて振り向いてくるがもう遅い、そのまま驚きの表情を浮かべた男を縦に真っ二つにした。と同時に着地しそのまま少女の元に駆け出す。そこで刀を一度納刀する、少女をタコ殴りにしていた男達の内数名が気づき仲間に知らせ用とするが、遅い遅過ぎる、男達の目の前まて来た所で、左手で鞘の引き金を引くと、鞘に埋め込まれた装置が作動し刀が飛び出してくる、それを右手で掴み取りそのまま横に大きく振るう。少女の周りに男達が集まっていたおかげで一気に全員を葬ることができた。
刀を納め少女を見ると酷い有様だった。服はボロボロで全身から血を流し、手足はあらぬ方向に曲がり、綺麗だった顔は見るも堪え難い状態だった。内臓が破裂したのか口から大量の血を吐いている。まさに肉塊と呼ぶのが相応しい状態だった。奇跡的に息はしていたが長くは持ちそうにない。確かこの辺りにワールドマーシャル社の研究施設が有ったはず.......俺は少女をそこに運ぶために少女を抱えて走りだした。
なお表通りをいけば怪しまれるので、下水道の裏口から研究施設に入ったことをここに明記しておく。
•比較的有名な人囲い達
リーダーは冷静沈着ではないが野性的なカン、カリスマ、人を見る目、などに優れた優秀な人物。
それ以外は薬に溺れたりヒャッハーしてるイかれた連中、何の疑問も持たずに箒をボコボコにした。
リーダー的には、もっといい人材が欲しかった。将来はもっと大きな集団に成長してウハウハな生活を、送りたかったが夢は潰える。
後、全員に言えることだが育った環境から倫理観とかそういうのがおかしい。
・父の仇
実は数日前には他の組織に潰されていた。
ようは「なに内の縄張りに土足で踏み込んどんのじゃボケェ」という感じ。
・狂気
先天的なもの、もちろん箒は気づいていない。
独自設定、IS原作の箒さんがこんなんだったら原作はもっと大変なことになっている。
・箒の満面の笑み
なかなかレアだと思う。こんな理由じゃなきゃ最高。
・俺よりも酷い
サムは強者と戦うのが好きな戦闘狂
この作品の箒さんは強者との戦いも楽しいけど、結局のところ殺せりゃなんでもOKな狂人
・箒の惨状
束さんブチ切れ確定。きっとこの国が地図から消える。この世界に束さんが、いないのが救い。
サムも男達がここまでするとは、思っていなかった。
・ワールドマーシャル社のラボ
MGRに出てきたラボみたいなところ。表向きはワールドマーシャル社の物。しかし通っている社員はデスペラードの人達。別に作者はああいった施設が、一つだけとは思っていない。
・箒さんが虫の息
大変だ〜
・遅れた理由
学校が始まって書く時間が減った。今週中にもう一話投稿したい。
・アンケート
優柔不断な作者が招いた結果
他に疑問があったり誤字脱字があれば言って下さい。
こんな作者ですが今後ともよろしく。