ヤンデレなあの娘と過ごす日常はどうなるのか 作:アライグマ318号
さて、久しぶりの投稿で前回のモンハン回の続きです。
さて、今回の話は分かりやすく言えば前回告知した通り、リオレイアが登場します。いったい誰なんでしょうね(すっとぼけ)
それでは第11話、どうぞ~
~水没林~
やぁみんな、久しぶり! 夕護だよ! みんなは前回のあらすじを覚えているかな? 前回、絵空のあんぽんたんのせいで俺の命(と貞操)が狙われることになったんだ! まったく、本当に酷いよな!
さて、何やかんやあってみんなからの逃亡を開始した俺だったのだが、現在何をしているかと言うと……
「離せっ!! 俺はこんな所で死にたくない! 離せえええぇぇぇ!!!」
「私1人じゃ危なかったけど、由香が罠を張ってくれて助かったわ。」
「私も衣舞紀がいるおかげでプロテインが手に入りそうよ!」
現在……俺は衣舞紀先輩と由香の2人に背後から羽交い締めにされる形で拘束されていた…………
おいこらそこ、詰んだなこりゃ、とか言うんじゃありません
(くそッ、絵空のせいで全員が敵になっちまった……)
逃亡を開始してから15分……道中、砂漠地帯にて響子と咲姫に襲われたがギリギリで逃げ、俺は現在、会場内の水没林地帯に身を潜めていた。ここなら隠れる場所が多く、障害物も多いため、ここが最適だと判断したのだ。
「この装備も外れないし……やっぱ残り35分を生き残るしかないのか……」
装備を外せばリオレウスではなくなるのでは?とも思ったが、どういうわけか装備が外れない。くそっ、ロックが掛かってやがる……
「まぁ、この広い会場なら響子達も俺を探すのに苦労するだろ……とりあえず、この障害物の多い密林地帯に隠れてさえいれば……」
『みなさ〜ん!クエスト情報の更新で〜す!リオレウスは現在、水没林に隠れてるわよ〜☆』
「ホントざけんなよ絵空あああああっ!!!!」
絵空はどこかで監視をしているのか、俺の現在地を盛大に暴露する。
『あ、ちなみに聞こえてると思うけど夕護くん、貴方の装備してる頭装備には発信機がつけてあるから時間内まで頑張って逃げてね〜☆』
「そういうところだぞ絵空ぁぁぁ!!!」
ここにはいない少女の名を叫びながらその場から即座に立ち上がり、どこか別の安全な場所を求めて走り出す。
「とりあえずどこか別の場所まで逃げるしかない!」
会場に来た時に見た
「あと残ってたのは……火山、雪原、結晶地か……」
ほかにも砂漠と今いる水没林なる2つのエリアがあるのだが、さすがに居場所がバレた以上戻ったり留まったりするのは危険だろう。よって、俺のとる選択肢は逃げ一択である。
「見渡しが良くって……背中の
思い立ったが吉日。火山地帯に向けて走り出す。
「居場所がバレてからまだ誰にも見つかっていない……これなら最後まで逃げ切れるぞっ!」
そんな希望を抱きながら俺が水没林エリアを走っていたその時だった。
「うおっ!?」
突然足に何かが引っ掛かり、その場に盛大に転んでしまう。
「いたた……なんなんだよもう……」
転んだ際に顔面を地面に強打し、顔をさすりながら足に引っ掛かったものを確認する。
「なんだこれ……縄か? なんでこんなところに縄が……?」
足を見ると右の足首になにか縄のようなものが絡まっていた。
「ま、まさか……!?」
そして案の定、俺が嫌な予感を覚えたその時だった。
「今よ由香!」
「えぇ!」
突然、頭上から元気のよい声が聞こえ、慌てて上を見上げると、なんと近場の木から俺めがけてジャンプをしたであろう衣舞紀先輩と由香がいた。それぞれ片手にはロープを持っており、あきらかに俺を捕縛する気満々である。
「や、やばいっ!」
おそらく今俺の足に絡まっている縄は2人が張った罠なのだろう。
「「
「このミッションの目的捕獲じゃなかったっけ!?」
そんな俺の渾身のツッコミを無視して上空から突撃してきた二人は俺が縄によって動けないことを良いことに、背後から衣舞紀先輩が俺を羽交い締めにし、俺はいとも簡単に無力化される。
「離せっ!! 俺はこんな所で死にたくない! 離せえええぇぇぇ!!!」
「私1人じゃ危なかったけど、由香が罠を張ってくれて助かったわ。」
「私も衣舞紀がいるおかげでプロテインが手に入りそうよ!」
どうやらこの罠は由香が作ったものらしい。2人で俺の命と引き換えに得るであろうプロテインはさぞ旨いんだろうなぁ!?(半ギレ)
「それじゃ夕護くん、おとなしく私たちに討ば……捕獲されてね?」
「おい今討伐って言いかけたよな!? 殺す気だったのか!?」
由香が羽交い締めにされている俺の目の前でこれ以上ないほどの晴れやかな笑みを浮かべながら新しいロープを取り出す。
「こんなところで捕まるなんて嫌だあああぁぁぁぁっ!!」
「こ、こらっ! 暴れないでおとなしくしてなさい!」
「いたぁっ!?」
次の瞬間、衣舞紀先輩は手を手刀の形に変えると俺の拘束を片方だけ外し、目にもとまらぬ速さでうなじの辺りを叩く。あまりの激痛に俺は悲鳴を漏らしてしまう。
「あれ、おかしいわね……極真空手の感覚で手刀で気絶させることができると思ったのだけれど……」
「空手やってんのはアンタじゃなくてアンタの中の人の方だろうが!」
ちなみに、衣舞紀先輩の中の人は極真空手を会得していて、瓦割りとかしていたりする。
「こうなったら気絶するまで叩くしかないわね!」
「ちょっ、そんな昭和の古いテレビみたいな扱いは止めっ……ふぎゃっ!?」
「ふっ!」
「ふぎゅっ!?」
「えいっ!」
「ぐはぁっ!?」
「やぁっ!」
「いやあああぁぁっ!?」
衣舞紀先輩は有無を言わさず俺の首をガンガン叩きまくる。あ、やべっ、これマジで意識ぶっ飛ぶやつだ……
「さて……ようやく気絶してくれたわね。」
「してねぇよゴラァ!!!」
「あ、まだ生きてた。」
由香が軽く驚いたような声を漏らす。ホントなんでこんな目に……
「うーん、とりあえず捕獲の方法はわからないから、このまま縛り上げて絵空のいる集会所まで連れて行けばいいのかしら?」
「そうね。悪いけれど由香、ロープを使って夕護君の捕縛をお願いできないかしら?」
「任せて!」
そう言うと由香はロープを持って俺をぐるぐる巻きにして捕縛する。
「さーてと、このまま絵空の所に連れていきましょう!」
「このまま捕獲完了してプロテイン大量獲得ね」
衣舞紀先輩はノリノリで縄によって芋虫状態の俺を肩に担ぎ、鼻歌混じりにベースキャンプに向かう。
「…………今だっ!」
「「え?」」
「お゛え゛っ゛!?」
次の瞬間、どこからか飛来した鉤縄が俺の首に引っかかり、盛大に引っ張られ、鉤縄の発射元へとそのまま引き摺られ……ちょっ、これガチで死ぬ!?
「よっと! 夕護くんを取り返したよ!しのぶちゃん!」
「ナイス! このまま夕護を連れて逃げるよ!」
「なんでしのぶと乙和さんがここに!?」
由香は俺の首に縄を巻き付けて引っ張る形で救出した人物と縄+縄で芋虫状態の俺を抱きかかえる人物……しのぶと乙和先輩を見て驚いた顔をする。
「由香、悪いけれどこのまま夕護は私達が貰ってくよ。」
「衣舞紀達には絶対夕護くんを渡さないんだから!」
「あ、あの2人共……意気込む前に……この首の縄を解いて……」
2人が俺を向こう側に渡すまいと決意をあらわにするが、そんなことより首に巻き付いた縄がほどけないせいで結構苦しい。
「しのぶ、夕護くんをこっちに渡してちょうだい。私たちが責任をもって会場まで連れて行くわ。」
「嫌だね。モンハンファンとしても、このミッションを成功させなきゃいけない。だから夕護は私たちが連れてく。」
「あ、あの……乙和先輩、首の縄解いてもらってもいいですか?」
「え? あ、うん! 任せて! ……あれ、なんか複雑に絡まってる?」
しのぶが話している間に俺は乙和先輩に頼んで首の縄を解いてもらう。うえっ、ちょっと締まった。
「由香、こうなったら強引にでも突撃するしかないわ。」
「悪いけど、あんまりお勧めはしないよ。アンタ達が夕護を捕まえようとしている間にこの周囲には大量の
「「ま、まきびし!?」」
「あ、あれ、本当にこれ絡まって……あ、でもこのひもを引っ張れば……えいっ!!」
「お゛え゛っ゛!?」(二度目)
……なんでしのぶがまきびしを持っているのかはあえて突っ込まないでおくが、乙和先輩に縄を解いてもらおうとして、一番長く伸びている紐を引っ張ったため、俺の首は一気に締まり苦悶の声を上げてしまう。
これさ、ふと思ったんだけどあっち側でもこっち側でもどのみちひどい目に遭うんじゃ……
「とにかく、このままずらかるよ!」
「う、うん! 逃げるよ夕護くん!」
「ち、ちょっと……その前に首を……」
「あぁもう! これでいいでしょ!」
逃亡を開始すると同時にしのぶは腰のポーチからクナイを取り出す。え、ちょっと待って、それホンモノ?
「ほら、これで首の縄も体の縄も全部切ったから後は自分で走って!」
「で、できればもうちょっと夕護くんを抱きしめたかったかな〜……なんちゃって」
「と、取り敢えず後は自分で走るよ」
乙和先輩が何か言っていた気がするが、取り敢えず無視してしのぶに縄を切ってもらう形でなんとか体の自由を取り戻す。
「とにかく助かったよしのぶ、乙和先輩。本当にありがとな」
「べ、別にアンタの為じゃないし! 私がクエストをクリアするために夕護を助けただけだし! 勘違いすんなよ!」
「〜〜〜〜っ!」
「なんでしのぶはツンデレしてんだよ……てか乙和先輩、アンタ顔真っ赤だぞ。」
王道ツンデレをするしのぶと、何故か顔を真っ赤にする乙和先輩。
「乙和先輩、制限時間は後どのくらいですか?」
「えっと……始まってから30分……だから後20分だよ!」
嬉しそうに乙和先輩は残り時間を伝えてくれる。
「……妙じゃない? 絵空が後20分で何もしてこないはずがない。」
「確かに、絵空ちゃんなら何かしてくるよね……」
「いやさっき思いっきり俺の位置情報暴露したんだけど。なんならこの装備あいつのせいで外れないんだけど?」
しのぶは真剣な顔でスマホで残り時間を見つめる。
「……嫌な予感がする」
そして、案の定その嫌な予感は現実となる。
「みなさ〜ん、新しいお知らせで〜す☆会場内に
「「り、リオレイア!?」」
突然始まった絵空の放送の内容に驚愕の声をあげる俺としのぶ。
「ね、ねぇ夕護くん、リオレイアって何?」
「え、えっと……リオレウスが雄の竜だとしたらリオレイアは……雌の竜、つまりリオレウスの嫁ですね。」
「あ、わからない人のために説明すると、リオレイアはリオレウスの
わからない人のためにわかりやすく解説する絵空。その優しさを少しくらい俺に向けてほしいよホント……
「えぇ!? つまりこのままじゃ夕護くんがお嫁にいっちゃうの!?」
「ちょっと乙和先輩、話聞いてました? 俺男です。リオレウスも男です。なんで嫁入り前提なんですか?」
思わず乙和先輩をギロリと睨みつけたその時だった。
「
「「危ない夕護(くん)っ!!」
「うおっ!?」
聞き覚えのある呼び方と声が聞こえた瞬間、俺はしのぶと乙和先輩の2人に突き飛ばされる形で
「むぅ、なんで避けちゃうのゆーくん!」
「な、なんでお前が……なんでお前がここにいるんだよ!」
目の前の現実に理解が追いつかない。
突然俺の前に現れた人は、俺と
間違いなく、それはリオレイアの装備だ。
「なんで……なんでお前がリオレイアなんだよ
「えへへ、ゆーくんに会いたくて来ちゃった♡」
会場に乱入したリオレイア……愛本りんくは、獲物を狙うかのように俺を見ながら堂々と立っていた。
「さて、私以外の女の子と一緒にいるなんて……」
どこか怒気を孕んだ声でりんくはゆっくりと顔を上げる。
「……浮気ジャナイヨネ? ゆークン?」
りんくは光の消えた瞳で俺を捉えると、ペロリと軽く舌なめずりをした。まるで、獲物を狙う捕食者のように。
ノア「ねぇ、私の出番は?」
咲姫「あの……私の出番は?」
響子「私の出番もなかったんだけど?」
作者「………………あ、忘れてた」
3人『………………』
作者はしんでしまった!
次回、ハンターvsリオレイアvsリオレウスの決戦。
あ、ついでと言っては何ですが、次の話はモンハン回じゃなくて別のキャラクターの回を投稿します。リハビリもかねて。ちなみに、未登場のキャラです。
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