ヤンデレなあの娘と過ごす日常はどうなるのか   作:アライグマ318号

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〜謝罪会見〜

夕護「おい、最後の投稿からどれくらい経ったと思ってる?」
作者「……25日です……」
夕乃「なぜこんなにも投稿に時間がかかったのかな?しかも本編じゃ無くて番外編だよ?」
作者「その……中間テスト7割、一次創作の制作に取り組んでいたのが2割、後は……遊んでました……」
夕護「……遺言は?」
作者「本日から投稿再開しまーーー」

 作者はしんでしまった!(主にテスト結果のせい)

 さて、投稿再開及びだいぶ遅れての誕生日記念!

 それでは、どうぞ〜







番外編 共感覚にDVDを送るとどうなるのか

「夕護くん、朝だよ。」

 

「ん、んぅ……あと、50分……」

 

 朝の日が差し込む部屋に、()()()()から2つの甘い声が漏れ出る。

 

「ほら夕護くん、早く起きないと……食べちゃうよ?」

 

「うぅ……流石に平日の朝からそれはマズイってば……」

 

 夕護の耳元で息を吹きかけるように喋る咲姫。その朝の寝起きの甘い声が夕護の脳内を甘く溶かすように刺激してくるが、こんな朝の時間から襲われてはたまらないと思ったのか、夕護はゆっくりと身体を起こす。

 

「ほら、早く服を着て一緒に学校に行こ?」

 

「うぅ……ん?ちょっと待って、俺昨日の夜は普通に寝たような……あれ、何でパジャマが脱げてんの!?てか、なんで咲姫もパジャマ着てないの!?」

 

「……下着は着てるよ?」

 

「い、いや……そうじゃなくて……」

 

 お互いの服装を見て顔を真っ赤にして困惑する夕護。その顔はまるで「こんなの聞いてないっ!」とでも言いたげな顔だ。

 夕護の上半身は不自然に脱がされており、咲姫の方は下着姿となっていた。本人(夕護)の知らぬ所で何が行われていたのか、なんとなく察するべきである。

 

「ちょっ、りんく!あんたが今飛び出したらいろいろと台無しになっちゃうから!落ち着いて!!私だって我慢してるんだから!」

 

「響子も落ち着いてっ!!目がっ!目が笑ってないマジでヤバイやつだからっ!!悔しいのはアタシも同じだから!!」

 

 何やら某ダイナマイトと某クノイチの声が聞こえた気がするが、2人(特に夕護)は心を無にしてイチャイチャを続ける。

 

「ほら、朝ゴハン作るから、早く起きよ?……ちゅっ♡」

 

「っ!?」

 

 もぞもぞと布団から這い上がる咲姫。さらに去り際に夕護の頬に軽い口づけをする。そんな彼女の一連の動作に、思わず顔を真っ赤にしてしまう夕護であった。

 


 

「ホント、あの2人って毎日飽きないよねぇ〜」

 

「でも、ひと目も気にせずあんなにイチャイチャするのはなんだかなぁ〜」

 

「乙和、もしかして妬いてる?」

 

「べっつに〜」

 

 陽葉学園の庭では、夕護と咲姫の2人を見つめる3人の影があった。ノア、乙和、衣舞紀の3人である。

 

「確か、咲姫ちゃんの話だとりんくちゃんや響子ちゃんと散々争ってようやく夕護くんのハートを射止めたんだっけ?」

 

「えぇ……激しい女の戦いだったわね……」

 

「恋って、人をあそこまで変えるものなんだね……」

 

「私だって……私だってぇ……」

 

 不意に、ノアと衣舞紀と乙和の瞳から光が抜け落ちる。きっと、なんらかのトラウマを思い出したのだろう。特に乙和の落胆がマジである。

 

「まぁ、でも今の咲姫ちゃんや夕護くんが幸せなら、良いんじゃないのかな?」

 

 そんなノアの発言に、思わず視線をある場所に逸らして2人を見つめる。

 

「な、なぁ咲姫……自分の箸があるんだから自分の分の弁当くらい自分で食えばいいだろ……」

 

「ダメ。昨日の夜は甘え損ねたから、今ここ(学校)で夕護くんに甘えるって決めたから。」

 

 庭に生えた木に夕護は寄りかかりながら弁当を食べようとしていたが、胡座(あぐら)をかいて座っている夕護の膝の上に収まるように咲姫がやって来て座って来たのだ。ちなみに、そんな状態で夕護からあーんをして貰い、弁当を食べようとしている。

 

「……甘えそこねたって言ってるけど、朝に俺の服をわざわざ脱がせてきたよね?」

 

「……だって……我慢できなかったから……」

 

 顔を赤くしてそっぽを向く咲姫。

 

「り、りんくさん!本当に落ち着いて下さい!!このままだとお2人の邪魔になってしまいます!」

 

「きょ、響子!ほ、ほら、私の家のジムの予約をしたから行こ!?ね!?」

 

 何やら某ピアニストと某脳筋の声が聞こえたきがするが、2人(特に夕護)は心を無にしてイチャイチャを続ける。

 

「え、えっと……ほ、ほら、あ〜ん」

 

「あ〜ん♡」

 

 慌てて夕護が卵焼きを咲姫の口元に持っていくと、美味しそうにパクリと食べる咲姫。

 

「美味しい?」

 

「うん、美味しい。」

 

「そっか、良かった。」

 

 そんなラブラブなカップルの様子に、まるで祝福するかのような穏やかな風が流れ込む。

 

「ねぇ夕護くん……口元にソースが付いてるよ?」

 

「え、俺まだ一口も弁当食べてないんだけど……っ!?」

 

 次の瞬間、咲姫は顔を夕護の方に向け、()()()()()()()()口元をぺろりと軽く舐める。

 

「ちょっ、咲姫!?」

 

 そんな咲姫の様子に心底驚いたような顔をする夕護。まるで台本にないアドリブを勝手に入れられて焦りを隠しきれていない俳優のような顔である。

 

「夕護くん……もっと……もっとキスしよ?」

 

「えっ、ちょっ、流石にこの場所は不味いからやめた方が……って聞いてる!?

 

 振り向いた咲姫が夕護の首筋に手を回し、そのまま流れるように夕護を押し倒すと、夕護の顔をじっくりと観察する。まるでベッドイン寸前の恋人のような状態だ。

 

「ホントに落ち着いてってばりんく!ちょっ、私じゃりんくを抑えきれないってば!」

 

「私に響子を拘束するなんて無理よ!?……もうこのまま響子を突撃させた方がいいんじゃないかしら?名案だわ♪」

 

『ダメに決まってんでしょ清水絵空!!』

 

 何やら某幼馴染みのツッコミや某お嬢様の声が聞こえた気がしたが、それでも2人(特に夕護)は心を無にして……というかもうヤケクソでイチャイチャを続ける。

 

「ねぇ、夕護くん……このままさ……私と大人になったら結婚してくれるよね?」

 

「……あぁ、当たり前だろ。」

 

「……うん!」

 

 笑顔で応える2人。そんな2人を祝福するような空気が周囲には穏やかに流れ……

 

「カァァァァァァァッッット!!!!」

 

 大きな声に遮られ、夕護と咲姫の動きが止まる。

 

「はいっ!()()終了!俺もう帰るからね!!」

 

 声が響いた瞬間、夕護は落ち着いた表情から一気に必死の……それこそ、狩り人から命を狙われる獲物のような表情で咲姫を押し除け、その場から逃げようとするが……

 

「ゆーくん♪随分と幸せそうに咲姫ちゃんとイチャイチャしてたね♡……今日の夜、ゆーくんの家に行くからね?」

 

「夕護、私を差し置いて咲姫とイチャイチャするなんて嘘だよね?夕護は私のモノだし、他の人と付き合うなんてあり得ないもんね?」

 

「いやあああぁぁぁ!!!!」

 

 逃げ出そうとした夕護に、一瞬の隙も与えずりんくと響子が迫り、逃げ道を塞がれたことで絶叫を上げる。

 

「それにしても、お二人はどうして()()()()()をして撮影なんてしてたんですか?」

 

 ふと、咲姫と夕護の2人を見ながらりんくのユニットのメンバーであり、夕護の友人の渡月(とげつ)(れい)が何故か監督っぽい衣装を着た夕乃に問いかける。(ちなみに、先程のカット発言も夕乃である)

 

「いや、なんかPhotonで新しいMV?を作ることになって、それで恋をモチーフにしたMVを作ろうって咲姫ちゃんが言い出して、恋人役に夕護が抜擢されたの。」

 

 カチャカチャとノートパソコンを弄りながら先ほどまでカメラで撮影していた映像をその場で手際良く編集する夕乃。

 

「えっと……それでアンタは何をやってるのよ……」

 

 夕乃の様子を見たむにが呆れた声で夕乃に質問をする。

 

「あれ、言ってなかったっけ?私のバイト先がフォトンの所属する事務所なの。パソコン関係なら結構自信あるから編集してる。あ、むにちゃん、過去の映像に少し手を加えたいんだけど、どうしよう?」

 

「え……そ、そうね、こういった映像ならこのエフェクトを加えるのはどうかしら?」

 

「おっけー」

 

 普段のふざけた様子など無く、完全に仕事モードの夕乃に思わずその場にいる何人かが「誰だコイツ?」といった顔を向ける。

 

「ところで、アイドルが仮にも恋愛って、ちょっと不味いんじゃないの?」

 

 真秀がふと、思ったことを聞く。

 

「あ、事務所は基本的にマナーさえ守れば恋愛フリーだし、それに炎上対策としてMV撮影のキャストの名前は『氷月夕護』じゃなくて、『氷月夕乃』として書くから問題は何もないよ。」

 

「なるほど……夕乃ちゃんと夕護くんは双子だから、あくまで咲姫ちゃんの恋人役は“女性”って形で誤魔化せるのね……」

 

 絵空が納得したように頷く。

 

「そーゆーこと。まぁ、バイト代は全部夕護に献上だけど、私の名前使うくらいどーでも良いしね……よしっ、キスシーンと下着シーンは全部カットして、後は夕護のマヌケ面もカットして編集した映像を紗乃Pに送って、本日のお仕事完了っと♪」

 

 一通り編集を終えたのか、キーボードを打つ手を止めて一息吐く。

 

「あれ、でもなんでわざわざ咲姫が夕護の恋人役に?そこはリーダーの衣舞紀とか、演技派のノアとか、スイーツ脳の乙和でも良いんじゃなかったの?」

 

「スイーツ脳で何が悪いの!?」

 

 しのぶの言葉に、乙和が切れる。

 

「実は……誰が恋人役をやるかってなった時、プロデューサーの意見でくじ引きをする事になったんだけど……」

 

「あれは……この世のものとは思えない地獄、果てのない女の戦いだったよしのぶちゃん……」

 

「だから何があったの!?」

 

 くじ引きの際のトラウマが蘇ったのか、衣舞紀とノアの瞳から光が抜け落ち、乙和に至ってはその瞳からポロリと涙をこぼす。

 

「あれ、そう言えば夕護はどうなったの?」

 

 由香がふと、夕乃に質問する。

 

「あぁ、夕護ならさっきりんくちゃんと響子ちゃんに追いかけられて、泣きながら逃げてったよ。」

 

「うわぁ……なんだか散々ね……あれ、でも咲姫が珍しく参加してなくない?」

 

 その一言に、その場にいる夕乃以外の全員の視線が咲姫に向く。

 

「夕乃さん、そろそろ()()()()をお願いできますか?」

 

 どういう訳か、落ち着いた様子で夕乃の近くに歩み寄り、真剣な表情をする咲姫。

 

「ふっふっふっ……それでは咲姫ちゃんには誕生日プレゼントとして、先程収録した『咲姫ちゃんと夕護の未修正イチャイチャシーン(全年齢版)』と『夕護の黒歴史録(小〜中学)』の二点を贈呈致しましょう!」

 

 仕事モードから通常モードに切り替わった夕乃は本来のハイテンションで咲姫に分厚いアルバムと夕乃が独自に用意していたDVDを綺麗なリボンなどで包装したものを咲姫に手渡す。

 

「改めてお誕生日おめでとう、咲姫ちゃん!これからも仲良くしてね!」

 

「うん……っ!ありがとう……!」

 

 本当に嬉しそうに笑顔を溢す咲姫。側から見れば女同士の友情物語だが、その実態は兄の黒歴史を纏めたアルバムと、痴態を晒しまくったDVDの手渡し作業である。

 

「それにしても、なんで咲姫ちゃんは夕護くんを追いかけなかったの?」

 

 ノアが咲姫に近づき、気になっていたことを聞く。

 

「だって、夕護くんに迫ることはできるけど、彼の過去を知る機会は滅多にないから……こうやって、どんどん外堀から埋めていこうと思ったから♡」

 

 大事そうに貰ったアルバムを抱きしめる咲姫。その様子にその場にいた全員が恐怖したのは、言うまでもないだろう……

 

 

 

 

 

 

 




 まずは一言謝罪を……投稿遅れてすみませんでした。

 Twitterを見てくれた方は知ってるかもですが、スマホが一時期壊れたのと、テストにより遅れました。

 明日はモンハン編第一話投稿です!
 お楽しみに!

それでは、また次回〜
 
  ぞえまるのTwitter→@Zoemaru0318


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ヤンデレ2号は?

  • 渡月 麗
  • 山手 響子
  • 出雲 咲姫
  • 清水 絵空
  • 福島 ノア
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