ヤンデレなあの娘と過ごす日常はどうなるのか 作:アライグマ318号
他のメンバーも一応は登場するのでご安心を、、、
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それでは第4話どうぞ〜
「つ、疲れた……」
昨日のりんくによる誘拐という名の襲撃が終わり、俺は運動場の外でうめき声を漏らしていた。
「ったく……結局めちゃくちゃ時間がかかったぞ……」
結局あの後、俺は部屋に仕掛けられた大量の監視カメラ等の機材の破壊を夜通し続けて寝不足となっていた。
そして次の日の授業に体育のマラソンの項目があったことをすっかり失念していたため、寝不足からの体育で疲労困憊となっていた。ちなみに、調子に乗って友人と1・2位の座を争っていたのも原因である。あ、俺は結局2位だよ?1位のやつはただのスピード馬鹿だから。ちなみに、3位の奴は俺たちから5分ほど遅れてきた。調子に乗って飛ばしすぎたんだよなぁ……
「ぶっ倒れなかったのが奇跡だぞホント……まぁ、次の授業が終わればもう昼休みで眠れる……その時は保健室を借りて仮眠でも取るか……」
そんな事を考えながら次の授業に行く前に栄養補給をするために自動販売機のある校舎裏に向かう。
(あ、やべ……財布教室かな……?)
自動販売機に辿り着いた辺りで、財布がないことに気がつく。
「はい、これ」
飲み物を諦めようとした瞬間、突然背後から声が聞こえたかと思えば声と共に見覚えのある財布が現れる。
「……なんでお前が俺の財布を持っているのかは聞かないけど……まぁ、ありがとう。」
「“お前”じゃなくてちゃんと響子って名前で呼んでほしいな。」
俺の失くした財布を届けてくれた人物……
「まぁいいや……それより、なんで響子がここにいるのさ。」
「教室の窓から走ってる夕護を見つけたからね。聞きたいこともあったし。」
「聞きたいこと?」
俺が再び質問をしようとした瞬間、響子は俺に一歩詰め寄り、背後の自動販売機に叩きつける……所謂壁ドンである。
「夕護が昨日話してた子……ダレなの?」
「っ!」
濁った瞳で俺を見つめ、問い詰める響子に俺は思わず生唾を飲み込む。
「夕護の身辺はよ〜く監視してたはずだけど……まだ把握が出来てなかったみたいだね。」
「やっぱりあの監視カメラはお前のかよ……」
「まぁね。」
怪しげな笑みを浮かべながら、響子は俺の体操着に指を這わせる。
俺は
「まぁ、特別に今は怒らないでおくよ。だって、夕護がいるからね♪」
本当に嬉しそうな様子で、響子は少し汗の染み付いた俺の体操服に顔を近づけ、ニオイを嗅ぐような動作をし始める。
「やっぱ直に嗅ぐ夕護のニオイは違うね……最高♡」
「……っ!」
顔を赤くして俺の首元の匂いを堪能する響子に俺は危険意識を抱く。
こうなるのは今回に限ったことではない……ずっと前から響子が俺に壁ドンをする時はこうなるのだ。抵抗などしようものならどんな目に会うか……
「お、おい……そろそろ授業がヤバイ……」
腕時計をチラ見すると、着替える時間はギリギリあるものの、次の授業の時刻が刻一刻と迫っていた。
「ダメ……夕護の匂いに混じってホカの女の子の匂いがするんだよね……やっぱりその原因を突き止めないとさ。」
「っ!?」
響子の言葉に戸惑いが隠せない。
「昨日は誰といたの?私以外の女となんで一緒にいるの?ダメでしょ?夕護を手に入れるのは私なんだから……昨日は誰といたのか答えるまで、どこにも行かせないから。」
響子は自分の顔を俺の肩に押し付け、息を荒くしながら俺を壁に強く押し付ける。
「ほら、早く答えないと授業遅れちゃうよ?」
挑発的な声を発しながら響子は俺に答えるように急かす。
俺はしぶしぶと、響子の問いに答える。
「お、幼馴染みだ……一昨日に転校してきたんだよ…….」
「へぇ……夕護の幼馴染みかぁ……」
響子の目も昨日のりんくと同じように濁っており、明らかに正常な判断が下せるような状態ではなかった。
「夕護が私じゃなくてその幼馴染みの事を見るっていうんなら……夕護が私だけを見てくれるように、傷痕でも付けたほうが良いよね?」
「っ!?」
そう言うと響子は俺に密着した状態で、顔を俺の肩から首元に少しだけ移動させて、歯を軽く当てる。どうやらこのまま俺の首に歯型でも付けるらしい。
しかし、どうやら幸運の女神は俺を見捨ててはいなかったらしい。
『ゆーくーん!!どこにいるのー?いたら返事してー!』
響子が歯に力を込め様としたその瞬間、周囲に聞き覚えのある声……りんくの声が響く。
「……今はお預けだね。でも、私は諦めないから。」
そう言うと、響子は俺から離れてその場から立ち去る。
「ひとまずは助かったか……」
そんな言葉を零しながら、俺は一息つく。
「あー!ゆーくーん見つけたー!!」
「あ、忘れてた。」
その場で一息を付いているとりんくに見つかった。
「……ねぇ、ゆーくん?」
「ど、どうした……?」
りんくはそのまま俺のそばに寄ってきて響子と同じように俺の匂いを嗅ぎ始める。犬のような真似をするりんくに若干引いてしまう。
「……なんでゆーくんからホカの女の子の匂いがするの?」
「お前らの嗅覚は犬かよ畜生っ!!!」
前言撤回だ……俺の元にやってきたのは幸運の女神ではなく新たな厄災を招く悪魔だったらしい。
その後、りんくから散々問い詰められて、2人仲良くそれぞれの授業で遅刻したのは言うまでもない。ちなみに、後から聞いた話だが響子は普通に授業に間に合ったらしい。解せぬ……
そして昼休みとなり、
「なんで今度はお前が来るんだよ……」
りんくの隙を見てむにに弁当を渡し、俺は授業中に隣で真秀がドン引きしているのを横目に早弁をしてさっさと保健室に行こうとしたのだが…………
「この前の勝敗がまだついてない。スマホ持って早く来て。」
この俺の前でめちゃくちゃツンツンしてるおでこを出したこのおちび……じゃなくて少女は
どうしてこうなったのかと言うと、俺が数日前に荒野を銃を持って駆けるあの某サバイバルゲームをこいつとやって、ボロクソに勝ったからだ。そりゃもうしのぶがキレるくらいには。
それだというのに、しのぶは負けを認めておらず、こうして再戦を挑んでくるのだ。
ちなみに、むには俺相手にこういった類のゲームはしてくれない。本人曰く、勝つのは諦めた、だそうで……
「あのさ、俺お前んとこのリーダーの後始末をしてたせいで眠いから帰っていい?」
「……響子のことは謝るけど、それは今関係ない。」
「めんどくせぇ……」
おっと、ついつい本音が
「いいから早くスマホ持って食堂に来て!」
「お、おいっ!引っ張んなって!」
俺の本音が聞こえたのか、しのぶはキレながら俺の制服の裾を鷲掴みにして食堂まで引っ張る。あぁ……さらばだ、愛しき我が
「……へぇ、今度は幼馴染みじゃなくてしのぶなんだ…………」
「っ!?」
突然、心臓にナイフを突き立てられたような、そんな背筋がゾッとする感覚がする。
「あれ、どうしたの夕護?」
「い、いや……なんでもない……」
しのぶが俺の制服の裾を掴んだまま俺の顔を見てキョトンとする。
(き、気のせい……だよな?)
しのぶに連行された状態で後ろを見るが、案の定誰もいない。
(……なんともない……よな?)
ひとまず、誰もいない事に安堵しつつも俺はしのぶに連行されるのだった。
背後から俺に気付かれないように追跡していた人物がいるとも知らずに……
「あれ、しのぶと夕護だ。」
「仲良いわね〜」
食堂で俺としのぶがゲームをやっていると、見知った人物が2名ほどやって来る。
「げっ……由香と絵空……」
「な、仲良くなんてない!」
俺たちに話しかけてきたのは
てかしのぶよ、なぜ顔を赤くする。まぁ、隙あり。
「ああっ!また負けたっ!」
「ゲーム中によそ見するお前が悪い。」
まるで俺を親の仇のように見つめるしのぶに呆れながらも、俺はため息をつく。
「わぁ〜っ、しのぶったら見事にボロ負けしてるじゃない。」
「これで何敗目だっけ?」
しのぶと俺の勝負の戦績を口にする由香。
「え〜っと、確か勝負し始めたのが1ヶ月以上前だからだいたい……」
「数えなくていいから!!」
顔を赤くして会話を遮るしのぶを見ながら、欠伸をする。
「なんか眠そうだね。」
「まぁ、お前等のリーダーのせいだけどな。」
「あはは……また響子に迫られたんだ……」
俺の発言で大体察したのか、由香は苦笑いを浮かべる。ホント、こいつはまだマシな部類なんだよなぁ……
「そういえばこの前、響子に家の古くなっていらなくなった防犯カメラを渡したわねぇ……画質が良いから、どんな映像もバッチリの優れものなのよ♪」
「へ、へぇ……そ、そーなんだー……」
一方で絵空。こいつは前々から響子に協力したり、俺の妨害をしたりと、何かととんでもない事をしでかす事もあり、しのぶや由香と違って安心はできない。
てか、響子の持ってた防犯カメラって清水家のものだったんだ……やべぇ、普通に壊してたけど絵空の家って確かとんでもない豪邸……うん、考えるのはやめよう。絵空がなんかニヤニヤしながら俺の方を見てるけど、きっと気のせいだよね!
「あ、そういえば夕護くん、さっき響子が呼んでたわよ」
「え、普通に行きたくない……」
あいつに今日会いに行ったら何されるか分かったもんじゃない……誰が好き好んで茨の道を進むもんか。
「まぁ、響子には断られたって私から言っておいても良いわよ」
「…………絵空、妙に協力的だけど、何企んでるの?」
「そんなに警戒しないでも大丈夫よ。どうせ夕護くんは放課後も保健室で居眠りでしょ?日頃のお礼よ♪」
「…………」
なーんか嫌な予感はするけど、気のせいだろ。
結局、俺は昼休みはずっとしのぶをゲームでボコりつつ、由香や絵空と話しながら過ごすのだった。
てか、このメンツだと響子が珍しくいなかったけど、なんかあったのかな?
「乙和先輩が逃走中?」
「えぇ、花巻さんは予防接種を今日の放課後にするはずだったのだけれど、授業が終わると同時に忽然と姿を消したらしいわ。」
時は放課後となり、俺は保健室に来ていた。理由?んなもん睡眠を取るためだよ。
だが、保健室に来た途端、保健の先生に声をかけられ、今この学校で何が起こっているのかを何故か聞かされている。
「はぁ……それで、俺は何をすれば良いんですか?」
「話が早くて助かるわ…………花巻さんを捕縛しに校内の見回りに行ってくるから、氷月くんは保健室で留守番をお願いできる?寝てても良いから。」
「まぁ……いいですけど……」←保健室常連
「それじゃあ、多分2時間くらいで戻って来るから、それまでよろしくね。」
俺に短くそう告げると、保健の先生は注射器やら何かの拘束具のようなものが入ったカバンを持ち、保健室を出て行った……関係のない話だけど、あの人は常日頃からカバンに一体何を入れているんだろう。
「ま、これでやっと仮眠が取れる……せっかくだし、ベッドでも使わせてもらうか。」
俺はベッドの上で横になり、瞳を閉じる。
(やっと満足に眠れるよ…………)
一日も経っていないのに、久しぶりに寝たかのような感覚に俺の意識は早くも落ち始める。
「失礼します」
しかし、完全に意識の飛ぶ直前で誰かが入って来る。
(あれ、誰が来たんだろ……)
誰が来たのか、確認のためにベッドの上で腰を上げ、光を遮るためのカーテンを開けようとした瞬間、誰かが俺がカーテンを開けるよりも先にカーテンを掴み、保健室に入ってきた人物が俺の目の前に現れる。
「ホントにここにいたんだね、夕護♪」
「な、なんで……お前がここに……っ!?」
保健室に侵入し、俺の目の前に現れた人物……山手響子は光を宿さない瞳で、ベッドの上の俺を捉えていた。
〜おまけ〜
夕乃「あれ、夕護ってば保健室の常連さんなの?なんで?」
夕護「保健室なら基本的に保健の先生がいるからヤンデレはその時だけ俺に手を出さない。よって快適な睡眠が取れるから。」
夕乃「それ保健の先生に許可は取ってあるの?」
夕護「うん、話したら許可くれた。代わりに保健委員会に強制加入だけど。」
夕乃「それで通じるもんなんだね……」
学校あるある
『保健室の先生は大体話が通じるし、めちゃくちゃ優しい。』
さて、追い詰められた夕護くん、一体どうなるんでしょうね。
保健室のベットは不思議な程眠りやすいですよね。今日も授業をサボるために保健室に行ってきたしたよ(殴
さて、夕護くんはこの窮地をどのようにして乗り切るのか……
それではまた次回〜
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モンハン編で夕護の装備は?
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ある訳ねぇだろ(無慈悲)
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まぁ、ひのきの棒くらいなら(辛辣)
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むしろ狩られる側だからモンスター側で。
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リオレウスの仮装(雌に襲われる雄的な)