アサルトリリィPRESERVED   作:(確信)

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百っ合百合にしてあげる




(遅くなってすみませんでした……)



ネジバナ その3

「………ひまですわ………」

 

「…………暇ね…………」

 

「あの、楓さん?お姉様……?」

 

 

春の陽気に満ちた午後。

百合ヶ丘女学院のラウンジで、楓と夢結は、ぐで〜〜っとテーブルに突っ伏していた。

 

 

「………ねぇ、夢結様?………」

 

「………何かしら、楓さん………」

 

「………じゃんけんでもしましょうか…………」

 

「………いいわよ………」

 

「「………じゃーんけーんぽん」」

 

「………勝ちましたわ………」

 

「………負けたわね………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「……………」

 

「……………」

 

「…………ひまですわね…………」

 

「…………そうね…………」

 

 

「楓さーん!?お姉様ー!?」

 

 

梨璃は、二人のあまりにも非生産的なやり取りに叫ぶ。

どうしてこうなってしまったのか……梨璃は頭を抱えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういうわけだから、私暫くアールヴヘイムと一緒に遠征に行ってくるよ〜。ごめんね〜。あ、ちゃんとお土産買ってくるから!」

 

 

ことの発端は、流瑠のこの一言だった。

突然告げられた言葉に、楓と夢結は困惑の渦に包まれた。

 

「え?お、お姉様?すぐ帰って来られるのですわよね?」

「うーん、わかんないかなぁ。帰還は討滅が終わり次第、って話だったし」

 

縋るような楓の言葉を、流瑠はバッサリと切り捨てる。

 

「……あの、私も連れて行ってもらえたりとか……」

「それはダーメ。夢結は梨璃ちゃんのシュッツエンゲルになったんだから、私がいなくてもしゃんとしないと。訓練つけてあげるんでしょ?」

 

夢結の言葉にも、流瑠は取り合わない。

 

「じゃあ、梨璃も一緒に……」

「梨璃ちゃん講義受けられなくなるよ?」

「うぐぅ……」

 

夢結の精一杯の抵抗も流瑠の正論で封じられ、夢結はぐうの音しか出ない。

そんな二人に、流瑠は困った顔をして言った。

 

「ごめんねぇ。今回ばっかりは私も行かないといけなくて……。帰ってきたらめいっぱい構ってあげるから、ね?」

 

 

そんな流瑠の申し訳なさそうな顔に、それ以上駄々をこねるわけにもいかず、夢結と楓は泣く泣く流瑠を見送ったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流瑠がいなくなって、最初の二日までは、まだよかった。

 

夢結の訓練は少しずつだが成果を目に見える形で出しており、梨璃のチャーム捌きは格段に良くなっている。マギの込め方も上手くなり、これなら実戦でも少しは戦えるだろう、と言った具合だ。梨璃は成長を実感していたし、夢結もその結果に満足そうだった。

 

楓は楓で、「お姉様が帰ってきた時に絶対に一本取ってやりますわ!」と息巻いて、夢結を相手に訓練場で猛特訓していた。才能もあり努力も欠かさない楓はグングンと伸び、夢結もそんな楓を相手にすることで成長していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     問題は今日……つまり三日目だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講義が終わり、訓練場に向かった三人の目の前に立ちはだかったのは………「本日訓練場使用禁止」の文字。

 

聞くと、どうやらどこかのレギオンの非公開演習が行われるらしい。それではどうしようもないということで、三人はすごすごとラウンジに引き返してきたのだ。そして、ラウンジに入った瞬間       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひーまーでーすーわー」

 

「………そうね………」

 

 

こうなってしまったのである。

 

 

「あぁ……流瑠お姉様……お姉様がいないとわたくし、何も手につきませんわ………」

「……そうね……」

「あーんってされないと食事もできません……お背中を流していただかないとお風呂にも入れません……子守唄を歌っていただかないと夜しか寝られませんわ……」

「……そうね……」

「楓さん、いつもは流瑠様にそんなことしてもらってないですよね!?あと夜は寝られるんですね!?」

 

ふざけたことを(のたま)う楓に、梨璃はツッコミを入れる。

 

「そりゃ夜は寝ますわよ。夜更かしはお肌の大敵なので」

「……あ、そうですか……」

「……そうね……」

 

楓に「何を当たり前のことを言っているんですの?」みたいな顔をされ、ツッコんだ側の梨璃はなんとも言えないモヤモヤした気持ちになった。

 

「っていうかさっきからお姉様は『……そうね……』しか言ってませんけど大丈夫ですか!?」

「……そうね……」

 

夢結の返事を聞いて、梨璃は「ああ、もうダメかもしれない」と思い始めた。

 

 

「そもそも、楓さんもお姉様もなんでそんなにぐったりしてるんですか?」

 

その梨璃の疑問に、夢結は突っ伏していた顔をヌゥッと上げた。

 

「……ルルニウム……」

「え?」

「ルルニウムが……足りないの……」

 

「なんですかその謎物質……」と若干引き気味の梨璃に、楓がハイテンションで答える。

 

「ご説明いたしましょう!ルルニウムとは、流瑠お姉様の匂い、ぬくもり、ハグ、声などから検出される、極めて依存性が高い物質のことですわ!一度多量に摂取してしまえばあら不思議!それ無しでは生きていけなくなるほどの興奮を齎し、摂取しなくなって二日ほどすると、動悸・息切れ・目眩・お姉様の幻覚・お姉様の幻聴などの禁断症状が出てくるようになりますの!」

 

「す、すごい危険物質ですね……」と梨璃はドン引きを加速させる。

 

「というか、お姉様はここ二年間くらい流瑠様とまともにコミュニケーションとってなかったんですよね?なら、少しの遠征くらい待てるんじゃ?」

「ウグッ」

 

梨璃の容赦ない言葉が夢結を貫く。

 

「逆ですわ、梨璃さん。二年間と言う月日を経て、やっと和解できた二人……。それなのに、運命はすぐに二人を別つのです。ああ、こんな悲しいことがあって良いのでしょうか!?そして、運命の相手と出会った矢先に離れ離れになってしまったわたくしの恋路は如何に!?」

「あはは……ちょっと何言ってるかわかんないですね。お薬多めに出してもらっときましょうか」

「グハッ」

 

梨璃の言葉の槍が楓を再度机に叩きつける。

梨璃は二人を叩きのめした後、ため息を一つ吐いた。

 

 

「……お二人とも、大好きな人に会えなくて落ち込んでるのはわかりますけど、もっとしゃんとしないと!流瑠様だって、お姉様に「私がいなくてもしゃんとしないと」って言ってたじゃないですか!」

 

梨璃の正論に、夢結は小さく呟く。

 

………だって

「え?」

「だって……せっかくお姉様と仲直りできて、これから色んなことを一緒にできると思ったのに……。私、初日からお姉様との約束を忘れて………」

「お姉様……」

 

夢結は懺悔するかのように、自分を責めていた。

 

「ごめんなさい。梨璃にこんなこと言っても仕方ないっていうのはわかってるわ。……でも、私はお姉様ともっと一緒にいたいの。すれ違ってしまっていた二年間を取り戻したい。今の私は……すれ違っていた二年間よりも、お姉様と離れているこの数日間の方がずっと苦しいのよ。

……こんな弱いシュッツエンゲルでごめんなさい、梨璃。私は貴女の守護天使として、もっとしっかりしなくちゃいけないのに……」

 

その涙ながらの言葉に、梨璃は胸を痛めた。

 

「……私こそごめんなさい、お姉様。そうですよね。せっかく仲直りできたのに、会えないなんて悲しいですよね……」

 

夢結の弱ってしまった様子を見た梨璃は、何かお姉様のためにできることは無いかと考える。

そして、一つの結論に行き着いた。

 

 

「………わかりました。お姉様、ついでに楓さん。

私が      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流瑠様の代わりになります!」

 

 

 

「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、今から流瑠様として振る舞いますね!」と言って一旦脇に下がった梨璃を見送った楓と夢結は、不安と期待に苛まれていた。

 

「梨璃さん、大丈夫でしょうか……」

「梨璃がマネするお姉様……興味あるわね……」

 

 

そうこう話しているうちに、二人の前に顔がひょこっと出てくる。

灰色の髪でも無ければ赤い眼でもない、いたって普通にニコニコした梨璃の顔だ。

 

 

「あ、楓に夢結〜!どうしたの、こんなところで?」

 

その梨璃の口から放たれた「楓」「夢結」という呼び方に、二人は少しドキッとしてしまう。

 

(り、梨璃さんに呼び捨てにされるの、なかなか新鮮ですわね……)

(私、自分のシルトに呼び捨てに……いや、今の梨璃は流瑠の演技をしているのだから当然のことよね……)

 

「え、ええ梨璃さ…お姉様。いま丁度お茶を……」

「お、お姉様も一緒にいかがですか?」

 

梨璃をお姉様と呼ぶのに違和感を覚えつつも、二人は会話を進める。

 

「いいの?じゃあご一緒させてもらおうかな〜」

 

そう言いながら、梨璃は二人と同じテーブルにつく。

梨璃は、テーブルの上にあったケーキに目をつけた。

 

「あ、このケーキ美味しいんだよね〜。楓、あーんしてあげよっか?」

 

そう言いながら、梨璃はケーキにフォークを突き刺して差し出してくる。

その様子は、口は流暢でも仕草は上品な流瑠とは似ても似つかなかったが、その不器用さが楓の心をくすぐった。

 

(はうっ!?な、なんでしょうこの感覚……。流瑠お姉様の「あーん」とはまたなにか違うような……)

 

「お、お願いしますわ。あーん……」

「どう?美味しい?」

「お、美味しいですわ」

 

楓の返事に「よかった〜!」と喜ぶ梨璃は、続け様に夢結に向き直った。

 

「夢結もしてあげるね。はい、あーん」

「あ、あーん……」

 

(自分のシルトに呼び捨てにさせて、さらに「あーん」まで……な、なぜか背徳感があるわね……)

 

夢結は謎の背徳感を梨璃に感じながらも、ケーキを食べさせてもらう。

 

「あ、夢結。口元にクリームが付いてるよ。ふきふきしてあげるから、ちょっとじっとしててね」

「ん……」

「はい、綺麗になったよ」

 

(こ、こんなことされたの、いつ振りかしら……)

 

梨璃は、夢結に付いたクリームをハンカチで優しく拭った。されている方の夢結は、内心戸惑いつつも、気持ちよさそうに目を細めている。

楓は、梨璃がお姉様である夢結のお世話をしている光景を見て、ドキドキと心臓が早鐘を打つのを感じていた。

 

(何ですのこの……何?なんだかイケナイことをしているかのような感覚は……!?)

 

「梨璃……その、も、もう一口食べたいのだけど……」

「うん、いいよ!いっぱい食べて大きくなってねぇ」

 

再度のあーんをせがむ夢結に、梨璃はなんの躊躇いもなく「はい、あーん」とケーキを口に入れた。雛鳥のように開いた口にケーキを入れてもらった夢結は、どこか恍惚とした表情をしている。

 

「り、梨璃さん!わたくしももう一口お願いしますわ!」

「いいよぉ。はい、楓もあーん」

 

優しい笑みで楓にケーキを差し出す梨璃。その姿に、何故か顔が赤らむのを感じながら楓は口を開き    わざとクリームを口元に付けた。

 

「あ、く、クリームが付いちゃいましたわ」

「もう、楓はしょうがないなぁ。はい、じっとしてて。取ってあげるね」

「わぷっ」

 

夢結の時と同じように、梨璃は嫌がる様子一つなく、ハンカチで丁寧に口元を拭き取る。優しいハンカチの感触が頬を撫でる中、困ったような、それでいて慈しむような梨璃の笑顔が目に入り、楓はドキリとしてしまった。

モグモグと口の中のケーキの咀嚼は続けているものの、楓はケーキの味などもはやどうでも良くなっていた。

 

(な、何故でしょう。梨璃さんに食べさせてもらうと、なんだか心が満たされていくような……。お姉様に食べさせてもらった時の興奮や嬉しさとは違う感じですが……これは……安らぎ、でしょうか?)

 

隣で梨璃にまた食べさせてもらっている夢結を横目に見ると、なんとも穏やかで幸せそうな顔をしている。あの人もそんな顔ができたのか、と、楓は少し失礼なことを考えながらも、梨璃にもう一口をせがんだ。

 

結局、楓と夢結は、まるで育ち盛りの雛鳥のようにケーキがなくなるまで交互に梨璃に食べさせてもらったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やがて、ケーキが全部なくなってしまう頃には、もうすっかり夕方になっていた。最後の一口を食べる時、楓も夢結もとても名残惜しそうな様子だったが。

 

 

「え、えっと、どうでしょうか?私、流瑠様の真似できてましたか?」

 

紅茶や食器も片付け、一度落ち着いた梨璃は、少し不安そうにしながら楓と夢結に自分の演技の出来を聞いてみた。

 

「いや……正直、お姉様の真似としましては……」

「真似、にはなっていなかったわね。でも、これはこれで良かったわ、梨璃」

 

「これはこれでよかった」などとクールぶって言っているが、楓は夢結が顔を蕩けさせて梨璃にお世話されるのを楽しんでいたことを知っている。楓はジト目で夢結を見るが、当の夢結はどこ吹く風だ。

 

「そ、そうですか……でも、喜んでもらえたならよかったです!」

 

梨璃は健気にも笑顔で喜んでいるが、楓は同じ歳の女の子にあんなことをさせたことに、なぜか罪悪感と背徳感を感じていた。

 

(流瑠様にあーんしてもらう時には全く感じませんのに……なんなのでしょうか、この悪いことをしているような感じは……)

 

「あの、梨璃。最後にひとつだけ、お願いしてもいいかしら……?」

 

楓がそんな感覚に悶える中、夢結は梨璃に申し訳なさそうな目を向けながらお願いをしていた。

 

「はい!なんでしょうか、お姉様?」

「その……お姉様みたいに、は、ハグをして欲しいのだけれど……」

「あ、ズルいですわ夢結様!梨璃さんわたくしも!わたくしもお願いしますわ!」

 

二人の言葉に、梨璃は先程のような慈母の笑みを溢し、鷹揚に頷いた。

 

 

     いいよ。二人ともおいで」

 

 

楓と夢結は、その言葉に引っ張られるかのように、手を広げた梨璃にフラフラと近づく。梨璃は、そうして梨璃のそばまで来た二人を、ふんわりと抱きしめた。

その感覚は、流瑠にいつもされている、「大好き!」という気持ちを最大限伝えるためのギュ〜っとされるハグとは違う。決して力は込めず、しかし温もりを最大限に伝えてくる、まるで我が子を抱きしめる母親のようなハグだ。

梨璃は、二人をハグしたままの状態で、耳元で囁いた。

 

 

「……やっぱり、私は流瑠様みたいにはできないけど……私になら、いーっぱい甘えていいから。だから流瑠様が帰ってくるまで、もうちょっとだけがんばろ?ね?」

 

 

その言葉で     楓と夢結は()()()

 

 

「うん……頑張るわ、お母さん」

「梨璃お母様……」

「え”」

 

夢結と楓の発言に梨璃は声を上げるが、そんな梨璃の声など気にも留めず、楓は梨璃に顔をスリスリと擦り付けながら、さっきまで自分が感じていた背徳感の正体に気づいていた。

 

(あぁ……そうだったのですね。わたくしが梨璃さんに感じていた感覚、それは      「バブみ」だったのですわね。わたくしはこんな可愛らしい同い年の梨璃さんに、バブみを感じてしまっていた……。それが、謎の背徳感の正体ですわ!)

 

楓は自分の疑問が解けたことにスッキリし、一方で梨璃は、「お母さん」と呼ばれたことに苦言を呈したい様子だった。

 

「せ、せめてお姉さんじゃないですか!?」

「いえ、梨璃さんはお母様ですわ」

「そうね。流瑠お姉様はお姉様だけれど、梨璃はお母さんだわ」

 

 

「ええ〜!?」と不満そうにしている梨璃をよそに、楓と夢結は満足するまで梨璃に抱きつき、梨璃は二人をよしよしと撫でていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで明日からも頑張れますわ!」

「ありがとう梨璃。……その、たまにまたしてもらえると……

 

と、流瑠の代わりにはならなかったものの元気が出た様子だった二人は、昼間のぐーたらした姿もどこへやら、梨璃と別れて自分の部屋へ帰っていった。

それを苦笑いで見送った梨璃は、自分の部屋に帰ってきた。

 

 

「はぁ……」

 

 

ベッドにうつ伏せになった梨璃は……今日感じた「奇妙な感覚」を思い出していた。

 

夢結様と楓さんにあーんをした時。二人の口元を拭いた時。そして、二人をハグした時。梨璃にはなんというか、()()()()っと首筋に走る感覚があったのだ。

まるで母鳥の持ってくる餌を待っている雛鳥のように口を開ける二人。ハンカチで拭いてあげれば、気持ちよさそうに目を細める二人。そして……母親に甘えるかのように梨璃にスリスリと顔を擦り付けながら抱きしめられる二人。

普段自分よりもしっかりしている楓と夢結が、自分の手の中で顔を蕩けさせる姿を思い出した梨璃の首筋には、またも()()()()っと、くすぐったいような、気持ちいいような感覚が走った。

 

(私、おかしくなっちゃったのかな……。夢結様たちのあんな姿、()()()()()って思うなんて……)

 

梨璃は、自分の中に初めて生まれた感覚に戸惑っていた。梨璃は、カッコよくて綺麗で、自分を助けてくれた夢結に憧れて百合ヶ丘にきた。楓とは入学初日に初めて出会ったリリィで、なんでも出来る凄い人だと尊敬していた。

そんな二人の、言ってしまえばダメな部分を思い出すたびに、梨璃の首筋の感覚は止まらない。しかし、梨璃は同時にその感覚が嫌ではなかった。

 

楓や夢結……まだ出会って数日しか経っていないが、既に梨璃の中では大切な人たちだ。そんな人たちの新たな一面を知った。そんな人たちが、自分に弱いところやダメなところを見せてくれた。甘えてくれた。それが     想像していたよりもずっと嬉しくて、ゾクゾクして、気持ちいい。

 

今日初めて感じたその感覚に、梨璃はハマりかけてしまっていた。

そして      

 

 

(流瑠様も……あんな風にしたら、喜んでくれるのかな?)

 

人懐っこくて、綺麗で、強くて優しい人気者。そんな、尊敬する流瑠のことを想像した梨璃の口の端は      知らず知らずのうちに、吊り上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま、みんな〜!」

 

 

明るい笑顔と共に流瑠が帰ってきたのは、次の日のことだった。

今回の遠征は激戦が予想されるとのことだったが、流瑠とアールヴヘイムは誰一人欠けることなく、それどころか怪我ひとつなく帰ってきた。とは言え、アールヴヘイムの面々の引き締まった顔を見れば、得るものの多い遠征だったらしい。

 

 

「楓〜!夢結〜!会いたかったよ〜!!」

「わたくしもですわー!」

「おかえりなさい、お姉様」

 

一方で流瑠はいつもと変わらない調子で、帰って早々に楓と夢結をギュ〜っと抱きしめる。楓も夢結も、例のルルニウムとやらを摂取できて嬉しそうにしていた。

一頻り満足するまで二人を抱きしめた後、流瑠は自分に目線を向ける梨璃に気づいた。

 

「梨璃ちゃん、ごきげんよう。私に何かご用?」

「あ、いえ、そうじゃないんですけど……」

 

言い淀む梨璃に流瑠はクスリと笑って近づき、楓や夢結と同じようにギュ〜っと抱きしめた。

 

「……ただいま、梨璃ちゃん」

「あ、あう……」

 

梨璃は、初めての流瑠からのハグを受け、ドキドキしてしまう。 

 

(流瑠様、あったかい……。それに、安心する匂いがする。これが、楓さんや夢結様が言ってた「ルルニウム」っていうやつなのかな……)

 

「もしかして、私がいなくて寂しかった?梨璃ちゃんにそう思って貰えてるなら嬉しいなぁ」

「あ……えへへ。はい、寂しかったです、流瑠様」

「〜〜〜〜っ!もう、梨璃ちゃんは可愛いねぇ!」

「わわっ!?」

 

梨璃の健気な笑顔に心打たれたのか、流瑠は一際ギュッと梨璃を抱きしめる。

 

「梨璃、強くなって流瑠お姉様を守るって宣言して、訓練頑張ってたものね?」

「そんなこと言ってくれたの!?こんな可愛いシルトを持って、夢結は幸せだねぇ」

「ふふ、そうでしょう?私とシュッツエンゲルになれば、梨璃もノルンとして付いてくるわよ、お姉様?」

「あ、ちょ、夢結様!?盤外戦術はズルいですわよ!」

 

「ズルくないわ、私は梨璃のシュッツエンゲルなのだから」「ぐぬぬ……!」と言い合う楓と夢結に苦笑いしながら、梨璃は流瑠の顔を見た。

 

「無事に終わったんですね。皆さん、怪我もないみたいですし」

「うん。そもそも、私が今回アールヴヘイムについていったのは、監督役みたいなもんだったからねー」

 

「監督役?」と梨璃が聞き返すと、流瑠は笑顔で頷いた。

 

「うん。レギオンってあるでしょ?……レギオンってわかるよね?梨璃ちゃん」

「あ、はい!習いました!リリィの部隊のことですよね。百合ヶ丘では、ノインヴェルト戦術のために九人以上じゃないとできないとか」

「そうそう、よく覚えてたね。そのレギオンにも、格付けっていうのがあってね。私はこの学院で、その調整員をしてるの。で、今回はアールヴヘイムの昇格も兼ねた作戦だったから私が呼ばれたんだ」

「では、今回はお姉様は戦ってないんですの?」

 

夢結との言い合いを終えて話に入ってきた楓に、流瑠は苦笑した。

 

「いやぁ、それがね……ちょっと不測の事態があって、私が手を出さざるを得なくなっちゃってね。ほんとはアールヴヘイムのみんなと現地に呼ばれたリリィだけでどうにかしたかっただろうけど……。あ、ちゃんとアールヴヘイムは昇格したから、今日は帰還祝いも兼ねて、アールヴヘイムの昇格祝いをやるよ!」

「ほんとですか!?あ、でもそれって、私たちも参加していいものなんでしょうか……?」

「そういったレギオンの公開パーティは、敵対レギオンの所属とかでなければ基本的に参加は自由のはずよ」

 

夢結の補足に目を輝かせた梨璃と、元々出席する予定であった流瑠の推しもあり、四人はアールヴヘイムの昇格パーティに出ることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……それでねー!私たちは二回目のノインヴェルトをカンペキに決めて、突然現れた特型ギガント級を倒したんだよ!どうどう、凄いでしょ!?」

「す、凄いです!それで、その後はどうなったんですか!?」

 

「天葉姉様、今回もカッコよかったです……」

「ありがと、樟美。ご飯よそってあげようか?」

「……いえ、天葉姉様が入れると大変なことになるので……」

 

「だから、この部分は亜羅椰が突っ込みすぎで……!」

「ハァ!?それは御台場の双子に合わせようとしたからでしょう!?」

「いやぁ、どっちもどっちよね……」

 

「そういえば、流瑠様も戦闘に参加されたらしいわね」

「そうみたいですね。とはいえ、相手は七大アルトラの一角。不測の事態は付き物ということでしょう」

「まあ、アールヴヘイムだけで特型ギガント級を数体撃破したという話だから、昇格はおかしくない話ではあるわね」

 

「このお肉おいしいわー。ぐろっぴ、あっちのも取ってきて〜」

「少しはわしにも食うタイミングをよこしてくれてもいいと思うんじゃがな!?」

「ごめんねー。何せ二日ぶりの食事だからさー」

 

 

パーティ会場には、予想よりもかなり多い人数のリリィがひしめいていた。

自慢話をする者、戦功を讃えあう者、戦譜(スタッツ)*1を前に膝を突き合わせる者、単に噂話に興じる者、食事を存分に楽しんでいる者……。目的も理由もそれぞれだが、この会場に暗い顔をしたリリィはいない。それが、今回の遠征が快勝であったことを如実に示している。

その活気を前に、田舎育ちの梨璃は怖気付いていた。

 

 

「す、凄い人……こんなところに私が入っていいのかな……?」

「大丈夫ですわ、梨璃さん。別に偉い人に挨拶回りしなければならないわけでもなし、わたくしたちはのんびりと堪能いたしましょう?」

 

場慣れした楓の発言に、夢結も同意する。

 

「そうね。せっかく来たのだし、梨璃も人脈を広げて……と思っていたのだけれど、聞き耳でも立てながらゆったりするのも……楓さん?その意外そうな顔は何かしら?」

「いえいえ〜、まさか夢結様の口から「人脈」なんて言葉が出てくると思ってませんでしたもので」

 

楓の言葉に夢結はピクリとこめかみを動かすも、それ以上怒ることはしなかった。

 

「……どういう意味かは聞かないでおいてあげるわ」

「懸命なご判断ですこと」

「お、お二人は平常運転ですね……」

 

こんな場所に来ても口の減らない二人に、梨璃はある意味で感心の念を覚える。

 

「まあ、平常運転でも大丈夫ということですわ。参加するのは学生だけですし、そこまできっちりキッカリしているパーティでもありませんし。あそこの人気者のように囲まれて動けないならまだしも……」

 

そう言って楓は、何かに群がっているリリィの集団を指さす。群がっているというか、もはや一つの山みたいになってしまっているが、その山から微かな声を楓は聞いた。

 

 

「楓〜、夢結〜、梨璃ちゃーん、た〜す〜け〜て〜」

 

 

「……?今どこかからお姉様の声が……。そう言えば会場に入ってからお姉様とはぐれてしまっていましたが……

 

………え?もしかしてあの山ってお姉様の山だったりします?」

 

楓の言葉に、夢結は頷いた。

 

「……そうね。お姉様にたかるハエ……失礼。お姉様に群がるリリィの山ね。どうする?助けるの?」

「いやいや、お姉様助けを求めていらっしゃいましたわよ!?」

「でも、あそこに突っ込んでもお姉様だけ引っ張り出すのは至難の技よ。いっそ私がルナティックトランサーで……」

「やっぱり貴女脳みそまで筋肉か何かで出来ていらっしゃるのではなくて!?」

「流石に冗談よ……」

 

流瑠をあの山から助け出す方法を考える二人の横で、梨璃は覚悟を決めた。

 

「……私、流瑠様を助けてきます!」

「り、梨璃さん?流石に無策でいくのは」

「ええーい!」

 

楓の言葉も聞かずに突貫していく梨璃。「流瑠様ー!」とリリィ達の群がる場所に入っていったが、暫くして、あえなくポーンと弾き出されてしまった。

 

「あいたた……ダメでしたぁ……」

「よくも私の可愛い(お母さん)を……今度は私が行くわ」

「いやだから無策で行くのは……今なんか凄い矛盾した発言をいたしませんでした?」

 

夢結もリリィ達の山に入っていくが、「あら、夢結様?」と少し反応は違ったものの、やはりあえなく弾き出される。

 

「くっ……所詮私はこの程度でしかないのね……。梨璃、ごめんなさい。貴女の仇を取れなかったわ……」

「私生きてますよぉ!」

 

話も聞かずに突貫した脳筋二人を見て、楓はため息をつく。

 

「全くお二人とも……どちらにせよ、一人で行っても勝ち目はありません。ここはわたくしたち三人で、策を練って挑むべきですわ」

「何か案があるの?」

「ええ。夢結様は陽動、わたくしはサポートです。流瑠様を取り返すのは      梨璃さん、貴女ですのよ」

「わ、私が……」

 

躊躇う梨璃に、楓は頷く。

 

「お姉様を助けるのでしょう?大丈夫、貴女ならできますわ」

「……それでダメだったら?」

「プランBに移行しますわ!」

 

夢結の疑問に、楓は胸を張って答えた。

 

「え?プランBって?」

「そりゃもちろん    無策(三人で力尽く)ですわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、あはは……。ありがとう、助けてもらっちゃって」

 

結局、流瑠は三人に無事救出された。力尽くで。どうやら、流瑠が今回のアルトラ級討伐の戦闘に関わったことを聞きつけた新聞部が噂を広め、流瑠に話を聞きたがったリリィで埋もれてしまっていたらしい。

流瑠も入れた四人は、少し離れた場所でテーブルを囲み、食事を楽しんでいた。

 

「いやぁ、機密事項もあるからあんまり多くは話せないんだけどねぇ」

「……単に帰ってきたお姉様と話したかっただけでは?」

「そうかな?だったらちょっと悪いことしちゃったかな……」

「どう考えても、あの状態では話もままならないでしょう……」

 

夢結の言葉に、「それもそっか」と食事を始める。

それを見て、梨璃はずっとやりたかったことを、流瑠に提案した。

 

「る、流瑠様!私その、一つやってみたいことが……」

「うん?なーに、梨璃ちゃん。梨璃ちゃんのお願いならなんでも聞いちゃうよー」

「……なんでも?ではお姉様!わたくしと     

「貴女じゃないわ。座ってなさい」

 

楓の茶々入れもそこそこに、梨璃は流瑠にお願いした。

 

「流瑠様に……「あーん」ってしてもいいですか?」

 

その言葉に真っ先に反応したのは、その被害にあった(?)楓と夢結だった。

 

「なっ……り、梨璃さん!?お姉様も落とすつもりなのですか!?」

「お姉様、梨璃のアレは危険よ。やめた方が……」

「き、危険ってなんですか!?」

 

そんな二人の反応にも、流瑠は笑って返す。

 

「ちょっと恥ずかしいけど、梨璃ちゃんたってのお願いだし……。いいよー。じゃあ、その魚が食べたいかなー」

「わ、わかりました。はい、あーんです、流瑠様」

「うーん、おいしい。梨璃ちゃんに食べさせてもらうと格別だねぇ」

 

本当に美味しそうに食べる流瑠に、梨璃も悪い気はしない。

 

「次はね、サラダがいいなー」

「はい、あーん。どうですか?」

「うん。これもおいしいね。梨璃ちゃん、あーんってするの上手だね」

 

その褒め言葉に、梨璃は頰を掻く。

 

「あはは……私、弟がいるので、それでかもしれませんね」

「へえ!じゃあ梨璃ちゃんはお姉ちゃんなんだ。あ、そのお肉も食べたいなー」

「はい、あーんです」

 

 

 

 

梨璃と流瑠がイチャイチャしている間、夢結と楓はそれを見せつけられてお預けを食らっている状態だった。

 

「あぁ……わたくしも梨璃さんにあーんってされたい……。流瑠様にあーんってしたいですわ……。むしろ間に挟まりたいですわ……」

「お姉様、梨璃のバブみにも全く怯んでいないわね。流石は百戦錬磨のリリィ……」

「それリリィ関係あります?」

 

 

 

 

 

 

「あ、流瑠様!口元が汚れてますよ。今お拭きしますね」

 

梨璃は、流瑠の口元を楓や夢結にやったようにハンカチで優しく拭き取った。

 

「ん……。ふふ。梨璃ちゃん、なんだかお母さんみたいだねぇ」

「あ、あはは……。楓さんや夢結様にも言われました……。私としてはお姉ちゃんがいいんですけど。あ、流瑠様はご家族とかは?」

「……あ、そうだね……うーん」

 

談笑していた流瑠の顔は、ふと影を落とした。

 

 

「えっとね。私、家族の記憶が無いんだ」

「え?記憶が……ない?」

「うん。私がG.E.H.E.N.Aに実験されたのは知ってるでしょ?それが18歳の時だったみたいなんだけど……私、それ以前の記憶が全然無くてね。多分、実験の後遺症だろうって。自分の名前も覚えてなかったから、「三巴流瑠」っていう名前も、実は後から貰った名前なんだ」

「そう……だったんですか。すみません、私そんなことも知らずに家族の話なんて」

 

驚きと憐憫を感じて謝る梨璃に、流瑠は笑う。

 

「あはは。謝らなくていいよ、私は大丈夫だから。今はリリィのみんなが家族みたいなものだからね。梨璃ちゃんも、私の大切な家族だと思ってる。……あ、こんなこと言われても迷惑だったかな?だったらごめんね……」

「流瑠様……そんなことないです!私、流瑠様のこと大好きですよ!あったかくて、優しくて、ギュってされたらとっても安心するんです。私のお姉様は夢結様ですけど……流瑠様は、私の「お姉ちゃん」です!」

 

その言葉に、流瑠は梨璃を抱きしめた。

 

「……ありがとね。もう、梨璃ちゃんはほんとにいい子なんだから」

「えへへ……。やっぱり流瑠様、あったかいです。私でよかったら、いつでも頼ってください。あ、私なんてまだまだへっぽこリリィなので、できることは少ないかもしれませんけど……」

 

自分を卑下する梨璃に、流瑠は首を横に振る。

 

「私ね、さっき梨璃ちゃんが私のこと守るって言ってたって聞いた時、凄く嬉しかったんだ。だからね、私も梨璃ちゃんを守るよ。何があっても……そして、()()()()()守る。約束するよ」

 

梨璃は流瑠の温もりと優しさ、そして決意を感じ、「自分を思ってくれている」ことがわかって、心の中に温かいものが生まれたような気がした。

 

「……あの、流瑠様。できたらでいいんですけど、私のこと、梨璃って呼んでくれませんか?」

「うん、梨璃。私も一つお願いがあってね、私のこと……お姉ちゃんって、呼んでくれないかな?さっき梨璃にそう呼ばれた時、なんか嬉しくなっちゃって……」

 

そのお願いに、梨璃は大きく頷いた。

 

「よ、喜んで!お姉ちゃん……で、いいですか?」

「うん!ありがとう、梨璃!」

 

流瑠の明るい笑顔に、梨璃も自然と笑顔になってしまう。

と、流瑠は梨璃の頬についたクリームに気付いた。

 

「あ、梨璃。梨璃もほっぺにケーキのクリームが付いてるよ」

「え?ど、どこですか?」

 

ハンカチを取り出そうとする梨璃を制して、流瑠は梨璃に顔を近づけた。

 

「動かないで。取ってあげるから」

「あ、ありがとうございま      

 

顔を近づけた流瑠はそのまま、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梨璃の頬をペロリと舌で舐めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふ。梨璃のほっぺが一番おいしかったかも」

        へ?」

 

 

予想外のことに固まる梨璃。梨璃はそのまま暫く硬直し………何をされたのか理解して、一気に顔が真っ赤に染まっていった。

 

 

        

「……あれ?梨璃?おーい、大丈夫ー?」

 

そのまま梨璃の顔はどんどん真っ赤になり……ついにはオーバーヒートして、梨璃はぶっ倒れてしまった。

 

 

            はぅ」

「り、梨璃      !?夢結、楓ー!梨璃が倒れたー!!」

 

 

 

 

 

*1
リリィの個人戦闘分析データ。




・流瑠様
割とすぐ帰ってきた。
遂に梨璃ちゃんにまで手を出し始める。
検体番号33366。

・梨璃ちゃん
健気で可愛い。基本的にノーマルな性癖……だと思い込んでいたが、自覚症状が出始めたダメ女製造機。バブみ。オギャられると興奮するタイプ。

・夢結様
流瑠ロス。お姉様と二年も離れていたのに、仲直りしたら数日いないだけで禁断症状が出る。……そうね……。自分のシルトにバブみを見出す。

・楓さん
夢結様よりは軽症。同級生にバブみを見出す。しかもそんな自分を受け入れるメンタルの持ち主。性癖についての理解力が高い。



はい、遅くなって申し訳ありません。
仕事が忙しかったりとか、何度も文章を書き直したりとかで中々投稿できませんでした……。その割に百合が薄い?ごめんなさい。

ラスバレのブーステッドフレンド、よかったですね。ブーステッドリリィやG.E.H.E.N.Aについて色々情報がわかったので、今後活用させていただきます。G.E.H.E.N.Aを潰すために。ええ。
鶴紗さんの抱える悩みや葛藤とか、一柳隊への思いとか、そういうのがわかっていい話でしたね。最初は梅様と一緒になぁなぁで入った感じだったんですが、なんやかんやで思い入れが強かったんでしょう。

次回は第三話の戦闘シーン……かな?


沢山のUA、感想、お気に入り、評価等ありがとうございます!
次回はどれくらいかかるかわかりませんが、なるべく早く出します!
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