百っ合百合にしてやんよ
(梨璃ちゃんの戦い、前編)
「では梨璃、チャームにマギを入れてみて」
「はい!いきます……えいやっ!」
「……その掛け声はなんなの?」
「あ、あはは……お姉ちゃんに見られてると思ったら緊張しちゃって」
講義も終わった昼下がり。梨璃は、自分の訓練の成果を流瑠に見てもらうべく、夢結と立ち合いを行おうとしていた。
無論、全力の夢結に挑むわけではないが、梨璃としては初めての、本格的な戦闘訓練だ。
「……お姉ちゃん?」
「あ、流瑠様のことです!昨日、お姉ちゃんって呼んで欲しいって言われて」
「………そ、そう。まあ今はいいわ。あとでしっかり聞かせてもらうから。……行くわよ、梨璃」
「は、はいっ!」
いつものように腰を低く、チャームを携えた手を顔の横に構える夢結に対し、梨璃は緊張している様子だ。
「がんばれー、梨璃ー」
「梨璃さん、そのまま夢結様を倒しちゃってください!」
流瑠と楓の応援に、梨璃は少し緊張がほぐれたようで、笑顔を見せる。
夢結もそれを見て、顔を綻ばせた。
「大丈夫。教えたことを思い出してやればいいわ」
「はい、お姉様!」
その言葉で顔を引き締め、梨璃もまたチャームを構える。そのチャームには、既にしっかりとマギが入っていた。
「 ふっ!」
「っ!」
先に動いたのは夢結だ。
梨璃に近づき、チャームを振りかぶる。
梨璃もまた、チャームを正面に構えてその攻撃を受けた。
ガキンっと音を立てて、夢結のチャームは弾かれる。
しかし、夢結は直ぐに体勢を立て直して梨璃に連撃を仕掛ける構えだ。
梨璃もそれをしっかりと見据えて、チャームを構え直した。
梨璃は立ち合いの最中、夢結に教わった訓練の内容を思い出していた。
『 梨璃。まず大切なのは、自分を守ることだというのは教えたわね。では、そのためには何をすればいいかしら?』
『何をすれば……?えっと、防御でしょうか』
『三分の一は正解ね。答えは、防御・回避・妨害よ。
防御は、チャームを使った防御ね。いくらリリィの身体がマギで強化されていると言っても、ヒュージの攻撃を弾くほど強靭ではないわ。まずはしっかりと敵を見て、攻撃を防御なさい。
回避は、そのままの意味よ。つまり、敵の攻撃が当たらないところに自分の身体を動かすこと。回避に必要なのは見極めと体捌きよ。どこが安全なのかを瞬時に見極め、それを実行するために身体を動かす。反射神経と身体能力がものを言うわ。
そして、妨害。相手の攻撃を予測し、自分に攻撃が来る前にそれを潰す技術よ。
妨害に必要なのは、相手の行動への理解と動きの精密性。戦闘への慣れと、基礎的な動きの正確性がこれを可能とするわ』
「防御、回避、妨害……!」
梨璃は、まず夢結の動きをよく見て、マギを維持するのも忘れず、しっかりと防御する。
『そして、防御・回避・妨害。これらは一連の戦闘の流れにも適用できるわ』
『戦闘の……流れ?』
『例えば、最初から相手の攻撃を回避、ましてや妨害しようとしても、上手くいかないことが多いわ。相手がどんな攻撃をしてくるかわからないのだから、当然ね。それができるのは、一部のレアスキル持ちや多くの戦闘を乗り越えた歴戦のリリィだけよ。
最初は防御するしかない。でも、戦闘が続いてくれば、段々と相手の攻撃手段や攻撃の合図がわかるようになってくるわ。例えば……私がこうやって、チャームを構えた手を顔の横に持ってきたら、どうやって攻撃するかわかる?』
『いえ、わからないです……』
『正解は、近づいて横薙ぎ、よ。なら、これに対して梨璃はどうするかしら?』
『えっと……こう構えて防御、ですかね』
『そうね。これで梨璃は、私の攻撃パターンを一つ覚えたわ。では、次は回避してみて』
『えっと……このくらいの距離まで離れます』
『では、今度は妨害をしてみなさい。梨璃ならどうやって妨害するかしら?』
『夢結様が振りかぶっているところを……こう、ですかね?』
『……近づいたところにチャームを合わせに行くのも間違いではないわ。けれど、近づくということは攻撃を受ける可能性が上がるということでもある。そういう時は 』
『あ、シューティングモードですね!離れて射撃します!』
『そうよ。特に、シューティングモードで相手の攻撃の出を潰すことは、歴戦のリリィならできて当然の技術ね。そうでなくても、相手の攻撃が届かない距離を保つことも立派な妨害よ。
実際はもっと複雑だけれど、これが防御・回避・妨害の一連の流れ。まずは防御して相手の攻撃を見極め、相手を理解することで回避や妨害ができるような状態になる。こういった戦術理論は、いずれ講義でやるでしょうけれど……』
(夢結様の攻撃……段々見えてきた。これなら、避けられる!)
夢結の攻撃に慣れてきた梨璃は、次第に夢結の攻撃を回避し始めた。
夢結もそれを感じ取り、口角を上げた。
(そう。それでいいのよ、梨璃)
『防御・回避・妨害に、戦闘の流れ……。む、難しそうですね……』
『自分を守るというのは、難しい技術よ。……でも、もう一つ、自分を守るための技術があるわ』
『もう一つ……?』
『「攻撃」よ。あるいは「撃破」と言ってもいいわね。脅威である対象がいなくなれば、自分は安全になる』
『な、なるほど……』
『とはいえ、今の梨璃に撃破までは求めないわ。ただ、守っているだけではヒュージは倒せない。それも覚えておいて』
『は、はい!』
『そして、これも覚えておいてほしいのだけれど 回避や妨害は、攻撃に繋げることもできるわ。
防御にはチャームを使わなければならないことはさっき言ったわね。つまり、基本的に防御中はチャームを使った攻撃はできない。
でも、回避や妨害は違うわ。チャームはフリーになる。だから こんな感じで、回避しながら攻撃をすることも可能よ』
『回避しながら、攻撃……』
『そのために、戦闘中はいつ如何なる時でも、チャームを適当に持ってはダメよ。回避中でも追跡中でも、防御であれ攻撃であれ、目的を持ってチャームを携えること。それが、貴女の命を救うわ』
回避。防御。回避。段々と、梨璃の動きは夢結に対応してくる。
そして、夢結が上段で構えた時、梨璃には次の夢結の動きがわかるような感覚がした。
(多分、ここ !)
振り下ろされようとする夢結のチャームに、梨璃は自分のチャームを突き出す。
狙い通り、夢結のチャームとそれを握る夢結の手は大きく逸れた。
「なっ 」
自分の攻撃が妨害されることを予期していなかった夢結の声が上がる。
たたらを踏んだ夢結を見て、梨璃はマギを足元に集中させ、バックステップで大きく後ろに距離を取る。
(如何なる時でも、目的を持ってチャームを構える!)
バックステップしている梨璃のチャームは 既にシューティングモードに変形を終えている。
夢結が今から変形させるよりも早く、梨璃の攻撃が飛んでくるだろう。
それを見て夢結は 不敵に微笑んだ。
(やるわね、梨璃……!)
教官としては、こちらもシューティングモードに変形させ、回避しながらの遠距離射撃に移行しての訓練、ということになるだろう。
しかし夢結は 何を思ったのか、マギを使って無理やり自分の体勢を前傾に持っていき、
「へっ……!?」
夢結は、梨璃から放たれる遠距離攻撃をものともせずチャームで弾き、高速で梨璃に肉薄して飛びかかり、ソードモードに変形させて防御しようとしている梨璃のチャームを弾き飛ばす。梨璃は尻餅をついてしまい、首元にチャームを突きつけられた。
あまりにも鮮やかでで豪快な制圧に、ギャラリーからは「おおっ」と声が上がる。
「お、おおお姉様!?」
刃を突きつけられた梨璃の悲鳴のような声を聞いて、夢結ははっと正気に戻ってチャームを下ろした。
「ご、ごめんなさい梨璃。大丈夫?立てるかしら」
申し訳なさそうに伸ばされた手を掴み、「あはは……大丈夫です」と立ち上がる梨璃。
そんな梨璃に、流瑠と楓は拍手をしながら近づいた。
「すごいすごい!梨璃、一週間でこんなに戦えるようになるなんて!」
「見違えるほどの成長ぶりですわね。流石ですわ、梨璃さん」
「え、えへへ、そんな〜。私なんてまだまだですよ〜」
謙遜する梨璃に、夢結も口元を弛める。滅多に見せない笑顔が、彼女が妹の成長を喜んでいることを明確に物語っていた。
「いえ、私が教えたことをしっかり実践できていたわよ。それだけで十分に良くできていたと言えるけれど……まさか反撃にまで持っていけると思ってなかったわ。最後は、つい力を入れてしまったくらいよ。……頑張ったわね、梨璃」
夢結に褒められると、梨璃の顔はパァッと明るくなる。憧れの人に褒めて貰えたのがなによりも嬉しいのか、見ている方まで笑顔になってしまうような輝く笑顔だ。
梨璃は夢結に駆け寄って抱きつき、夢結の胸に顔を擦り寄せた。
「はい!お姉様のおかげです!」
「……いえ、貴女の努力の成果よ」
梨璃の言葉に、夢結は梨璃を愛おしげに撫でながら微笑んだ。
二人の師弟愛・姉妹愛に、流瑠もうんうんと頷く。
「私が教えなくても、夢結なら梨璃を導いていけそうだねぇ」
少し寂しげに言う流瑠に、梨璃は夢結の胸から顔を上げた。
「え?流瑠お姉ちゃんも教えてくれるんじゃないんですか?私、お姉ちゃんとも訓練したいです!」
梨璃の甘えるような台詞に流瑠は感激して、抱きつかれている夢結ごと梨璃を抱きしめた。
「も〜、梨璃は人を担ぐのが上手なんだから〜!夢結もちゃんとシュッツエンゲルをできてたね!二人ともえらいえらい!」
「えへへ……」
「ふふ……」
「んんっ!皆様、ちょっとよろしくて?」
抱き合っている三人に、仲間外れにされているような状態になってしまった楓が咳払いする。
「あ、楓も入る?」
「はい!と言いたいところなのですが……結局、梨璃さんのレアスキルはなんなのでしょう?流瑠様に聞こうという話ではありませんでしたっけ?」
少し不満げな楓の言葉に、夢結も梨璃も「あっ」と思い出した。
「お姉様。梨璃のレアスキルがわからなかったと聞いたのだけれど」
「お姉ちゃん、私のレアスキルってあるんですか?」
「そうだねー……結論から言えば「ある」んだけど、私には何とも言えないかな」
二人からの質問に、流瑠は曖昧に答える。当然、そんな答えでは誰も納得しない。
「何とも言えない、とは?」
「うーん……はっきり言っちゃうと、あんまり聞かない方がいいってことかなぁ」
釈然としない流瑠に、夢結は眉根を寄せる。その表情には、不安や疑問が混じっていた。
「聞かない方がいい?私のルナティックトランサーのようなもの、ということかしら?」
「いやいや、そういうのじゃなくてね。なんて言ったらいいんだろうな……。でも、私は梨璃の邪魔をしようとしてるわけじゃなくて、梨璃が狙われないように 」
「
「わかりました!」
流瑠の言葉尻を聞き咎めた楓を遮って、梨璃は明るく声を上げる。
「お姉ちゃんは私のためを思って言わないでいてくれてるんですよね。だったら、大丈夫です!レアスキルなんてなくても、強くてカッコいいお姉様やお姉ちゃんに教わった戦い方があります!お姉様も楓さんも、お姉ちゃんもありがとうございます!私、頑張りますから!」
健気に明るい表情を振りまく梨璃に、夢結と楓は毒気を抜かれる。
そして、少し冷静になって流瑠の話をしっかりと飲み込んだ。
「……そうね。お姉様がそう判断しているのだから、悪い結果になることはないものね。ごめんなさい、お姉様。これ以上は聞かないわ」
「わたくしも、突っつくような真似をして申し訳ありませんでしたわ。梨璃さんがいいとおっしゃっているのですし、わたくしも異存ありません」
潔く引き下がった二人に、流瑠は申し訳なさそうに謝った。
「みんなごめんね。ちゃんと話せる時が来たら話すから……」
「しかし、梨璃さんのレアスキルがわからないとなると、戦略を立てる時も少し不便ですね〜。わかったら記事に書こうと思ってたんですけど……」
「そうね、記事に……記事?」
突然入ってきた声に皆が注目すると、そこにいたのは梨璃と楓のクラスメイト、二川二水だった。
「あ、二水ちゃん!」
「あら二水さん。お久しぶりですわね」
「え?今日も講義でお会いしましたよね?」
「いや、何となく久しぶりじゃありません?」
一年生達の漫才は一先ず置いて、夢結は二水に要件を尋ねる。
「ごきげんよう、二水さん。今日はどうしたのかしら?」
「あ、ごきげんよう、夢結様、流瑠様。先程の模擬戦闘、とても良かったです!
えっとですね、今日は流瑠様にお聞きしたいことがありまして……」
二水から出た名前に不意を打たれたのか、流瑠は首を傾げる。自分の名前が出るとは思っていなかった、という顔だ。
「え、私?何が聞きたいの?」
「流瑠様、あの噂って本当なんでしょうか?」
「あの噂?」と、流瑠は思い当たる節がない様子で聞き返した。
「二水ちゃん、噂って?」
「流瑠様、今回のアールヴヘイムの作戦に参加されたんですよね?その時、あの幻の
「カン……なんですの?」
首を捻る楓に、「聞いたことないですか?」と二水は興奮気味に話し始めた。
「流瑠様が持っているとされる、幻の切り札、
「いや、それ何もわかってないってことじゃありませんの……?」
楓の呆れた様子のツッコミに、「そうなんですよー……」と二水は嘆息する。
「どれだけ調べてもぜんっぜん情報が出てこなくて、そもそも存在しているかすら怪しいんですけど……。そんな中で今回の噂ですよ!『流瑠様が柳都で覡神掬を使った』って噂です!これはもう本人に聞くしかない!と思いまして」
熱の籠った二水の演説に、黙って聞いていた夢結も頷いた。その顔は、あまり明るいとは言えない。
「私も、噂は聞いたことがあるわ。アルトラ級をも一撃で葬る、お姉様の切り札 覡神掬。その噂は、ある時を境に出始めたのよ」
「ある時?」
「……甲州撤退戦」
その名前が出た途端、ざわり、と空気が変わる。
「甲州撤退戦」。その言葉それ自体が、どれだけの重さを持ち、どれほどの闇を孕むのか、実際に経験していない梨璃達には計り知れなかったが 夢結や流瑠にとって、あまり出したくない話題であることは明白だった。
それでも、と夢結は言う。
「でも、私も知りたいわね、流瑠お姉様。貴女ほどのリリィにさらに切り札があるのだとしたら……それがどんなものなのか、興味があるわ」
夢結の言葉に、その場にいる全員の瞳に好奇心が宿る。
しかし、困り顔の流瑠は首を横に振るしかない。
「………ノーコメント、かなぁ」
先程と同じように誤魔化す流瑠に、夢結はため息を吐いた。
「今日は随分と隠し事が多いのね、お姉様?」
「夢結様、その言い方は 」
「いやー、いいんだよ楓ちゃん。その通りだからねー」
自分を擁護する楓を遮って、流瑠は自嘲気味に笑った。
しかしその顔は、すぐに真面目なものに変わる。
「……覡神掬は、危険な力だよ。私以外には扱えない。そんなことはわかりきってるの。もしも、誰かが真似しようと思ってしまったなら きっと、多くのリリィが犠牲になってしまう。……これに関しては、あのG.E.H.E.N.Aですら、私と同じ意見だよ」
「まああいつらの場合、ただ実験対象がいたずらに消費されてしまうのが嫌だってだけなんだろうけど」と流瑠は付け加えた。その刺々しい言い方からは、G.E.H.E.N.Aと同じ意見なんて嫌だ、という不満げな様子がありありと伝わってくる。
「私がアレを使う時は、その場にいたリリィには箝口令が敷かれるんだ。G.E.H.E.N.A以外の企業に漏れないようにね。G.E.H.E.N.Aの上層部も、「こんな馬鹿げた実験はお前以外にできるわけがない」って、アレに関する実験を他のリリィにしないことを約束してる。そういう話なんだよ、アレは。
だからね 」
流瑠は二水に顔を近づけ、最大級の笑顔を浮かべながら耳元で囁いた。
「誰が二水ちゃんに教えてくれたのか、私とっっっても気になるなぁ」
小声ながらドスの効いたその声に、二水は「ひぃっ!?」と悲鳴をあげて夢結の後ろに隠れる。
それを見て、流瑠は愉快そうに笑った。
「なーんてね!犯人探しをするつもりなんて無いよ。……ただ、アレは私以外には使えない。それを理解できない
出せる情報は出した、といった感じで流瑠が締めると、その場にいた全員が首を縦に振る。
「……悪名高いG.E.H.E.N.Aすら忌避する、ね。これはあまり首を突っ込まない方がよさそうね」
「ええ。それがよろしいでしょうね。二水さんも、あまり触れ回ってはいけませんわよ?」
「は、はい!気をつけます!でも、実在は確認できましたぁ!これって凄いことですよ!」
「二水ちゃん、楽しそうだね……」
全員が流瑠の言葉に納得した様子を見せる中、訓練場にゴーン、ゴーンと時計の鐘の音が鳴る。昼休みが終わった合図だ。午後からも講義があるリリィ達は早々に訓練場から撤収していく。
「時間ね。梨璃、楓さん、二水さん。行きましょうか」
「は、はい!……って、どこにですか?」
脊髄反射で元気な返事をした梨璃に、夢結は呆れた様子で告げる。
「……今日は私たちも
「……あ、そうでした!」
本来はレギオンごとの持ち回りなのだが、夢結や梨璃だけでなく楓や二水も担当となっていることから、どうやら今回はレギオンに所属していないメンバーが集められる様子である。
と言っても、だからと言って当番以外のリリィが迎撃に参加できないわけではないし、見学もほぼ自由にできる。安全な特等席から、となれば少し手続きが必要だが。
「みんな今から当番?今日は私も午後からフリーだし、一緒に行っちゃおうかな」
「る、流瑠様も来られるんですか!?もしかしたら、流瑠様の戦闘も見れちゃうかも……!」
二水の期待全開の言葉に、夢結は首を振る。
「お姉様。今日は梨璃の初陣なのだし、よっぽどでなければ手は出さないで欲しいのだけれど」
「そう?じゃあ今日はチャームは持っていかないよ」
「ありがとうございます」と流瑠に頭を下げる夢結は、自分の
対して、楓と二水は不満たらたらな様子だ。
「え〜!?わたくしもお姉様の活躍が見たかったですわ〜!」
「そうですよ!流瑠様の戦闘なんて中々見られないんですから!何故か知りませんけど、流瑠様の
「貴女、ほんと肝が座ってますわね……」
ぶーぶーと文句を言っている二人は無視して、夢結は梨璃の姿を見た。
訓練の後とあって、その格好はかなり乱れている。
「……その前に、少し身嗜みを整えましょうか」
・梨璃ちゃん
ちゃんと夢結様に一週間みっちり教えてもらったのでかなり強くなった。
輝く笑顔の聖人君子。ほんとかわいい。
・夢結様
やわらか夢結様。弟子兼妹の成長が嬉しすぎてちょっと本気出しちゃった。てへ。
・二水ちゃん
お久しぶり。小動物系後輩。かわいい。肝が据わりまくってるのでどんな質問でも平気でするが、凄まれると逃げる。かわいい。
・覡神掬
秘密兵器にして切り札。アルトラ級すら倒すらしいが……?
G.E.H.E.N.Aが「お前以外使えるわけねーじゃんバッカじゃねーのwwww」って言うレベル。
今回は百合薄めですね。正直戦闘シーン好きなのでこういうのが多くなると百合成分が薄くなっていったりするかも……。いや、頑張って入れていきます!
アサルトリリィは燃え要素やミリオタ的要素も魅力だと思うんで……(言い訳)
たくさんのUA、お気に入り、感想、評価等ありがとうございます!