アサルトリリィPRESERVED   作:(確信)

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G.E.H.E.N.Aは外!百合は内!


(ちょっとだけシリアス、かも?)


ムラサキクンシ その3

 

「お待たせー、鶴紗!」

 

梅の元を離れ、約束していた場所で待っていた私の元に、燻んだ金髪が駆けてきた。

私に会えたのが嬉しいのか、それとも他の理由か。駆け寄ってきた彼女……瑠璃の顔は喜色に染まっている。溢れる嬉しさを隠しきれないその笑顔に、私も自然と顔が綻んだ。

 

「うん。……それで、どうだった?」

 

しかし、そんな表情と思考は別のもの。逸る気持ちを抑えきれずに、急かすように瑠璃に尋ねてしまう。

 

「うーん、それはね〜……」

 

焦らすように口の端に人差し指を当てる瑠璃に、ヤキモキした感情が抑えきれず、「そういうのいいから」とせっついてしまった。

瑠璃は「焦らないの♪」と宥めた後、親指と人差し指でマルを作った。オッケーサインだ。

 

「バッチリ大丈夫だったよ!学力も十分、リリィとしての適性もオッケーだって!」

 

それを聞いてやっと胸を撫で下ろすと同時に、嬉しさが込み上げてくる。

 

「じゃあ……!」

「うん!私、高等部から編入できるってさ!」

 

私はその報告に、思わず小さくガッツポーズしてしまった。

 

 

瑠璃は強化リリィであり、ノスフェラトゥだ。

身長148cm、体重35kg。ついでに言うと胸はほとんどない。中等部二年生の頃から変化していない瑠璃の身体は、瑠璃の扱いを百合ヶ丘の上層部に大いに悩ませた。無論、中等部から入るか、高等部から入るか、と言う話だ。

だが、実年齢は高等部一年生相当、本人も高等部で学ぶことを希望しているとあって、「なら健康診断などを含めたテストを行って、高等部に編入できるくらいの学力やリリィとしての実力があるかどうかを見てみよう」ということになったのだ。

それが昨日今日で実施され、見事瑠璃は高等部に編入することができたらしい。これで、梨璃には良い報告ができる。

 

「クラスは?」

「椿組だって。鶴紗と一緒だね♪」

 

心底嬉しそうにこちらを見る瑠璃に、私は少し恥ずかしくなって顔を背け、「梨璃ともね」と情報を付け足した。

 

「あ、そっか!梨璃お姉ちゃん、楓お姉ちゃん、あと二水お姉さん、しぇんお姉さんも一緒なんだっけ」

 

「梨璃お姉ちゃんと一緒だ〜♡」と、今にも踊り出しそうな瑠璃に、私は自分から「梨璃とも同じクラスだ」と言ったにも関わらず、少しだけモヤっとしてしまう。

それが顔に出ていたのか、瑠璃は目敏く見ていたようで、悪戯っぽい笑みを私に向けてきた。

 

「な、何……?」

「鶴紗、嫉妬でもした〜?私が梨璃お姉ちゃんに夢中だから」

「何それ……してないし」

 

ついプイッと顔を背けてしまったが、その頬を瑠璃は指でぐりぐりむにむにしてくる。痛……くはないが、なんとなくイラッとくる。

 

「でも鶴紗だって梅お姉さんとイイカンジになってたんでしょ〜?おあいこじゃない?」

「なっ!?なんでそれ……!」

 

言い当てられて驚いた私に「ひーみつ♪」と言う瑠璃は楽しげだ。一方で私は、先ほどまでの苛立ちは完全に消え去り、瑠璃に申し訳なさのような、罪悪感のようなのもを感じてしまう。

もちろん、私の中で瑠璃は一番大切な人だが、流瑠ねえにあてられて、私の中の恋愛観がどうも狂ってしまっているように感じる。誰彼構わず好きになってしまうわけではないが、なんというか、私の中の価値観が前とは全く違う気がした。

しかし、瑠璃はそんな私の内心を知ってか知らずか、悪戯っぽい笑みをやめて、今度は私にふわりと微笑んだ。

 

「……いいよ、別に。私のことちゃんと好きでいてくれるなら、ちょっとくらい浮気しても」

「え……」

 

私は瞠目する。「浮気しても良い」などと言う瑠璃の姿は、いつもと違ってどこか儚げに見えて。私は、心がざわつくのを感じた。

瑠璃が女の子同士のイチャイチャを見るのが好きなのは知っている。だが、瑠璃の今の様子は、それとは少し違う気がした。私が誰かとイチャイチャするのを歓迎しているというよりは、どこか達観したような、諦めたような……そんな笑顔だ。

 

「ほら私、女の子同士で仲良くしてるのを見るの好きだし。ちゃんと私のこと好きなら……わぷっ?」

 

思わず、瑠璃を抱きしめた。それ以上口を動かせないように、自分の胸に瑠璃の顔を押し付ける。

 

「瑠璃……私、瑠璃が好きだよ。誰よりも好きだから。だから……そんな寂しいこと言わないで。もっと妬いてよ」

 

それは、私の心からの声だった。

確かに、瑠璃には私の行為は浮気のように見えたかもしれない。でも、私の中の一番はいつだって瑠璃だ。一番つらくて苦しい時、側にいてくれたのは瑠璃だから。

流瑠ねえを好きになったのも、流瑠ねえがどこか瑠璃に似ていたからだ。ノスフェラトゥを受けたのも、もちろん二人と一緒になりたいと言う思いもあったが、瑠璃と同じ試練を乗り越えなければならないという強迫観念があったことは否めない。私の心の奥底には、常に瑠璃がいた。

2年前は私とさほど変わらなかった瑠璃の背丈。今では瑠璃と7cmも差がついてしまった。そんな小さな身体を抱きしめる力を、私は少し強めた。

 

「…………」

 

瑠璃は、何も言ってくれない。何を勝手な、と思っているのかもしれない。瑠璃、流瑠ねえ、梨璃……わたしには好きな人が多くなりすぎた。きっと、瑠璃は怒っているんだろう。

 

「ごめん、瑠璃……」

 

謝ると、瑠璃は私に抱きしめられたまま、バンバンと背中を叩く。痛い。でもこの痛みが、瑠璃の苦しみなんだと思って受け入れる。

 

 

 

私がそれを、「苦しいし話せないからさっさと離せ」という合図だったことを理解するのは、もう少し後だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはっ!もう、やりすぎだよ鶴紗!」

 

瑠璃は私が離すと、やっと空気を取り込めた、とばかりに大きく息を吸った。

どうやらまた、私は勝手に思い込んで暴走してしまったらしい。素直に「ごめん」と謝る。

息を整えていた瑠璃は、呆れたように一つため息を吐くと、私に笑顔を見せた。

 

「……ありがとね、鶴紗。私も鶴紗のことが一番好きだよ。でもね、他の子と仲良くしてほしいって言うのも本当。鶴紗、今まで友達いなかったんだから、ちょっとは友達作らないと。ね?」

 

その笑顔は、さっきまでの達観したような顔とは違う。私を気遣って、心配してくれている顔だ。同時に、何か溜飲が下がったような、安心したような顔にも見える。やはりこう言ってはいるが、瑠璃は私が離れて行くのが不安だったのかもしれない。

 

「ま、それはそれとして、私は流瑠お姉ちゃんも梨璃お姉ちゃんも大好きだから、しっかり捕まえとかないと逃げちゃうかもね〜?」

「む、ずるい。私だって二人のこと好きなのに」

「じゃあわけっこしないとね♪」

 

いつもの調子に戻って茶化すように言う瑠璃に、私も同じ調子で答える。私がずっと欲しかったのは、これだ。私たちの間には、やっと2年前と同じような時間が流れ始めた気がした。

 

 

 

     あら?鶴紗さんに瑠璃さん。ご機嫌よう」

 

そんな私たちの会話に、水を差す……というわけではないが、入ってきたのは白井夢結だった。

 

「……もしかしてお邪魔だったかしら?ごめんなさい」

 

私と瑠璃の顔を交互に見比べて気遣うように丁寧な言葉を発する夢結。そう言えばこの人も割と良いとこの出だったな、と妙に納得してしまった。

 

「ううん、大丈夫だよ!ごきげんよう、夢結お姉ちゃん!」

「どうも、白井様」

 

形だけ挨拶するが、特段白井様と仲のよくない私としては何とも言えない。一応は、梨璃や流瑠ねえを巡るライバルでもあるわけで。さっきまで梅様と、流瑠ねえやこの人のことについて色々話していたことも、このなんとも言えない居づらさに拍車をかけていた。

 

「そう?なら少し聞きたいのだけれど……」

 

私の居づらさなど知らないとばかりに白井様が切り出したのは、梨璃の誕生日のプレゼントについてだった。

なんでも、梨璃がラムネが好きだから誕生日にそれを贈ろうとしている、と。なんとも安直で不器用だ。

 

「確かに、梨璃はよく購買部でお菓子のラムネを買ってますけど……」

「夢結お姉ちゃん……それにしたって、ラムネだけってどうなの?購買で手に入るお菓子なんでしょ?」

 

瑠璃はそう言うが、私は風の噂で「梅先輩は白井様の誕生日プレゼントにスナック菓子を一袋贈った」ということを聞いている。……逆に言えば、今の白井様は梅先輩レベルであるということが明るみに出てしまったわけだが。

白井様もそれはわかっていたのか、ズーンと肩を落とす。

 

「そ、そうよね……購買部で手に入るお菓子のラムネを貰っても梨璃は喜ばないわよね……」

「いや、喜ぶとは思いますけど……」

 

私の口を突いて出た言葉に、白井様は「えっ」と顔を上げる。

 

「愛しのお姉様から貰ったものなら、なんであれ喜ぶでしょう」

「……例えそれが、購買部で手に入るお菓子のラムネだったとしても?」

 

不安げに聞き返す白井様に、私は胸を張って堂々と頷いた。

 

「ええ。例えそれが、購買部で手に入るお菓子のラムネだったとしても。貴女から贈られる物なら、梨璃は必ず喜ぶでしょうね。プレゼントというのはそういうものです」

 

プレゼントとは、相手を思う気持ちが形になったものだ。もちろん結果的に何を贈るのかは重要だが、その過程も同じくらい重要だと私は思う。

プレゼントが誰かを喜ばせる原因。それは、大切な人が自分のことを考えてくれた、と言う事実だ。梨璃は夢結のことを本当に大切に思っている。だから、それが結果的にどれだけ下らないものだったとしても、夢結が自分のことを考えてくれた。それだけで梨璃は嬉しいだろう。

 

「そうは言うけどさー、やっぱりお菓子のラムネだけってちょっと……」

「……そうよね。ちなみに、貴女達は何か梨璃にあげるの?」

 

白井様は、今度は矛先をこちらに向けてきた。参考にしようと言う魂胆は見え見えだ。が、ああは言ったものの、お姉様に貰った誕生日プレゼントがお菓子のラムネ一袋ではあまりにも梨璃が可哀想なので、協力するのは吝かではない。

 

「私は……これです」

「猫の……これはTシャツかしら?」

 

私が取り出したのは、まだ袋に包まれたままのTシャツだ。可愛い猫がプリントされている。「梨璃に似合いそうだ」と思って衝動的に買ってしまったやつだ。プレゼントとしては無難だろう。

 

「瑠璃さんは?」

 

白井様にそう聞かれると、瑠璃は「ふっふっふー」と意味深に笑う。経験上、あまりいい予感はしない。

 

「私はねぇ……梨璃お姉ちゃんが今一番必要としてるモノかなー?」

「梨璃が……今一番必要としてるモノ、ですって?」

 

そのワードに、白井様は食いつく。「今一番必要」とか言うから、それは本来自分が梨璃に贈らなければならないものなんじゃないか、と思っていそうだ。だが、多分そういうのじゃないのだ、瑠璃の場合。

 

「そ、それは一体何なのかしら?」

「それは夢結お姉ちゃんでも教えられないかナー。夢結お姉ちゃんのプレゼントは夢結お姉ちゃんが考えなきゃ、ね?」

 

瑠璃からの正論に、白井様は「そうよね……」と項垂れる。残念そうだが、きっと聞かなくて正解だ。コイツ(瑠璃)が梨璃に贈るプレゼントが、まともな物だとは思えない。

「相談に乗ってくれてありがとう……」と肩を落としながらも律儀に礼を言って去っていく白井様を見送った後、やっぱり気になった私は、瑠璃に聞いてみることにした。

 

「……で、結局梨璃に何を贈るって?」

 

瑠璃は私の質問に、腹の立つドヤ顔を見せた。腹立つ。

 

「鶴紗も楽しみにしててよ、私の会心のプレゼントをね!……ふっふっふ、梨璃お姉ちゃん絶対喜ぶぞ〜」

 

その言葉に嫌な予感は隠せなかったものの、それよりも瑠璃が昔みたいに明るく喋っているのが嬉しくて、私はクスッと笑ってしまった。

 

「あ、鶴紗今笑った!?」

「笑ってない」

「嘘だよー!絶対笑ったもん!」

 

そんな他愛もない話をしながら、私たちは、今日から私たち二人の部屋になった寮に歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ……プレゼントというのは、中々難しいものね……」

 

夢結は、購買部に向かって歩いていた。無論、梨璃の好物であると言うラムネのお菓子を買うためだ。

     ラムネ。ガラス瓶にビー玉で蓋をした、炭酸入り清涼飲料水。それが、夢結の知るラムネだ。

しかし、梨璃が好んで食しているというソレは、お菓子なのだという。夢結は大いに困惑した。あと、自分には分けてくれたことがないのに、神琳や雨嘉には分けてあげていたという事実も、その困惑に拍車をかけたと言っていい。実は根に持っていたのだ。

どうせラムネを贈るなら、本物のラムネを……と思ったものの、どれだけ調べても本物のラムネをこの近辺で手に入れる方法はわからなかった。どうやら、今は極小数しか製造されていないらしい。

 

「……これね」

 

などと考えている間に、いつの間にか目的の場所……購買部のお菓子コーナーに来ていた。

普段お菓子など買わないし間食もしない夢結は、このゾーンにまるで慣れていない。そもそも購買部に来たのも入学してから数えるほどだ。偶に書けなくなったペンを応急処置として補充しに来るくらいだろうか。

 

そんな夢結の目の前には、「大粒 しゅわしゅわラムネ ぶどう糖90%」と書かれた袋がある。どうやら、梨璃の好きなラムネ菓子というのはこれらしかった。

ちら、と値札を見る。税込価格98円。

 

「やす……」

 

思わず呟いてしまった。本当にこれを梨璃の誕生日プレゼントとして贈っても良いものだろうか。

手を伸ばして、引っ込めて。また手を伸ばして、引っ込めて。そうやって手元をソワソワさせていると、「夢結〜〜!」と掛けられた。

そちらを見ると、その声の主はドタドタと駆け寄ってきて、夢結の前で息を切らす。

 

「ま、梅……?どうしたの?貴女がそんなに焦るなんて」

 

吉村・Thi・梅。夢結の親友だ。いつも朗らかで優しく、サボることが大好きな彼女が、息を切らして顔を真っ赤にしているのを、夢結は初めて見た。だから、何か不味いことでも起こったのかと、夢結は心を切り替える。

 

「梅、何かあったの?」

 

ギガント級の襲来?どこかのレギオンの壊滅?まさか、アルトラ級?色々な可能性が夢結の頭を過ぎる。息を整えた梅は、夢結に向かって口を開いた。それを、夢結はごくりと生唾を飲んで聞く体勢になる。

 

「夢結……。ま、梅は……私は……!私は夢結のことが好きだ!!」

「………………は?」

 

全く予想していなかった言葉に、夢結の思考はしばし硬直する。その間にも、梅は顔をさらに赤くして続けた。

 

「え、梅?貴女何を言って」

「流瑠様にだって絶対負けないんだからナ!あと梅、流瑠様のことも好きだから!」

 

それだけ言うと、梅はまたドタドタと走り去ってしまった。あまりの突然の出来事に、夢結はポカーンとしているしかない。

やっと思考回路が回復した夢結は、「あの、それより梨璃の誕生日の……」と言いかけるが、既に梅は地の果てに向かった後だった。

 

「また、何も聞けなかった……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局。

お菓子コーナーで右往左往していた所を、梨璃のクラスメイトだと名乗る「六角汐里」さんに助けてもらい、お菓子のラムネとラッピング用の袋を購入した。優しい彼女がラッピングのアドバイスまで夢結にしてくれたおかげで、現在夢結の目の前には、一応プレゼントと呼べる感じの、ちょっとだけ洒落た物体が鎮座していたのだった。

 

「こんな感じでいかがでしょう?」

「……いい、と思うわ。貴女のアドバイスのおかげね」

 

「ありがとう」と素直に礼を言うと、汐里は謙遜するかのように手を振り、「それを作ったのは夢結様ですよ」と言った。

 

「私はほんの少し口添えしただけです。夢結様の真心がカタチになるように」

 

事実として、汐里がいなければ恐らく夢結は梱包の仕方もわからないラムネと袋をどうにもできなかったように思うが、しかし彼女がそう言うならばそれを受け入れるのもまた礼儀だろう。再度の礼を口にして、夢結は話題を変えた。

 

「本当は、本物のラムネを贈りたかったのだけど……どこに売っているのか、調べてもわからなくて……」

 

夢結の言葉に、汐里も頷く。もしかしたら、汐里も梨璃にラムネを贈ろうとしたのかもしれない。

 

「そうですね。瓶入りのラムネは、今は殆ど作られていないと言いますね」

 

そして、汐里は「でも」と言葉を続ける。その先の言葉が、夢結の明日の運命を大きく変えた。

 

「梨璃さんの好物ということでしたら、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ではないでしょうか」

「……梨璃の、故郷……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……というわけで、流瑠様。さっき、夢結さんから外出届けが出てまして。明日甲州まで出かけられるそうです」

「……えっと、何時から何時まで?」

「朝4時から夜までと書いてありますね」

「ええ……」

 

急に理事長室に呼び出されたと思ったら、衝撃の事実を聞かされてしまった。どうやら夢結は、かなり考え過ぎてしまったらしい。明伽ちゃんの側に控えている祀ちゃんは、夢結が駆けずり回った結果、シルトの誕生日当日にラムネ1本買いに甲州に行く選択をしたのがおかしかったのか、必死に笑いを堪えようとしてプルプルしている。かわいい。抱きしめたい。抱きしめた。

 

……実の所、私は夢結が梨璃の誕生日プレゼントで悩んでいるのを知っていたし、なんなら多くのリリィに夢結の様子を聞かされていた。「なんか今日変ですよあの人」と。

でも、自分のシルトの誕生日プレゼントに私が口を出すのは違う気がしたし、それを乗り越えてこそシュッツエンゲルとして成長できると思った。だからこそ、私はわざと見逃したし、心を鬼にして夢結と接触しないようにしていたのだ。途中、何度も夢結のもとに行って抱きしめたくなったが。

 

「……で、いいんですか?『校門の側の自販機』のこと、伝えなくて」

 

史房ちゃんにそう言われて、少し悩む。

校門前の自販機。そこには、今は殆ど作られていない瓶入りのラムネが存在する。知る人ぞ知る百合ヶ丘の隠れスポットだ。確かに、伝えれば夢結は甲州まで行かなくていいし、梨璃の誕生日にちゃんと居てあげられる。梨璃は喜ぶだろう。

でも、それじゃあ夢結が梨璃にあげるラムネは、ただ近くで買ってきただけのラムネだ。きっと、夢結は納得しない。

 

「んーん、大丈夫。夢結にはそのまま甲州に行ってもらうよ」

 

私たちの因縁の地……甲州。美鈴が死んだ場所であり、梨璃が夢結に助けられた場所。そこに、夢結が梨璃のプレゼントを買いに行く。それが私には、何か運命の巡り合わせのように感じた。ネガティブな印象のある甲州の地で、夢結が何かを持って帰ることができるなら……それはきっと、得難い経験だ。

 

「いいんですか?明日は梨璃さんの誕生日でしょう?」

「うん。だから……明後日、お願い!史房ちゃんっ!」

 

私は手を合わせ、史房ちゃんに頭を下げた。史房ちゃんはそれで私が何を頼んでいるのかわかったのか、少し渋い顔をする。

 

「流瑠様……頭を上げてください。貴女に頭なんか下げられると落ち着かないので」

 

史房ちゃんはそう言うものの、私は史房ちゃんに許してもらうまで頭をあげるつもりは毛頭無い。大好きなみんなのためなら、こんな頭はいくらでも下げられる。

しばらく頭を下げていると、史房ちゃんからは「はぁ……」と大きなため息が漏れた。

 

「わかりました。貴女と、夢結さんと、梨璃さん。……あと楓さんですか。4人の明後日の休講届けと外出届け、受理しておきます」

 

不承不承といったその言葉に、私の心が一気に弾み、晴れ渡っていくのがわかった。

その衝動のまま、私は史房ちゃんを抱きしめる。

 

「ありがとう史房ちゃ〜ん!!もう、話がわかるんだから〜!」

「ぎゅむっ……やめてくだ……いや、やめなくてもいいですけど、ちょっと話させてください……」

「ちょっとちょっと、ルル姉様ー!?史房ちゃんは私のなんだけどー!」

 

夢中で抱きしめていると、明伽ちゃんからクレームが入ったので渋々離してあげることにした。元シュッツエンゲルである明伽ちゃんと史房ちゃんの絆は強い。もう少し抱きしめていたかったけど、二人を邪魔するのは私の本意でも無いし仕方ない。

 

「それで、話って?」

「……ええ。わざわざ貴女を理事長室に呼び出したんです。夢結さんの外出届の件だけじゃないのはわかっていたでしょう?」

「まあねー」

 

確かに不自然だった。わざわざ生徒会室に呼び出さなくても、祀ちゃんあたりが伝えにくればいい。だから、用事はそれだけじゃないだろうとは思っていたが……

 

「元々、貴女には休暇を取ってもらうつもりだったんです。それこそ、明後日にでも」

 

史房ちゃんのその言葉に、思わず首を捻ってしまう。

 

「休暇?なんで?働きすぎたかな?」

「それもありますが……理事長代行、お願いします」

 

と、ここで史房ちゃんはずっと静観していた理事長代行に話を振った。

代行は代行で、「え?ワシが話すの?」みたいな感じで慌てている。他の生徒会メンバーからは「いやあなたがトップなんだから話してください」みたいな雰囲気も感じる。

まるで押し付け合いをしているようだ。話しにくい内容ということらしい。

その雰囲気に、私はあまりいい予感がしなかった。

やがて、話がまとまったのか、代行は一つ咳払いをした後、やっと口を開いた。

 

「ンンッ。実はだね、流瑠くん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………は?理事長代行、もう一回言ってもらっていいですか?

「うわこわ……」

 

心の中で眞悠理さんの呟きに首肯する。ニッコニコな笑顔から放たれたドスの効いた声。煌めくような笑顔なのに目はまるで笑っていないし、今の流瑠様はどう見てもマジギレしていた。やっぱり私が言わなくてよかった。アレを向けられたら正直ちょっとチビってしまうかもしれない。

当の理事長代行は「どうにかしてくれ史房くん!」とばかりにこちらに顔を向けてくるが、私は首を横に振った。巻き込まないで欲しい。

目を背けていると、理事長代行は覚悟を決めたのか、話を再開した。

 

「……こほん。だからだな、流瑠くん。

明日、君に……というより、LGランドグリーズに依頼が入った。特型ギガント級1体の捕獲依頼だ。

場所は……ここから少し離れている。恐らく、君でも一日作業になるだろう」

「…………」

 

黙りこくっている流瑠様の顔は、見なくてもわかった。多分笑顔だ。だが、その笑顔が一番怖い。あの人は、怒れば怒るほど笑みが深くなるタイプの人なのだ。それを超えると能面のような無表情になるが。

 

「……理事長代行は、私の大好きな大好きな梨璃の誕生日に、一日ヒュージと遊んでいろと……?」

 

こういう反応が返ってくるのはわかっていた。最近流瑠様はあの3人に入れ込んでいるし、こんなタイミングで話せばこうもなるだろう、と。

流瑠様から見れば、いつもの捕獲依頼。だが、今回の仕事は、私たち百合ヶ丘にとっては重要な仕事だ。

 

「いいか、流瑠くん。よく聞いてくれ。()()()()()()()()()L()G()()()()()()()()()()()()()

「………………え?」

 

流瑠様の感情が、怒りから一気に困惑に傾くのがわかった。それほど衝撃だったのだろう。

 

「ちょっ……と、待ってください。解散?何故ですか?レギオンの仕事は?」

「レギオンの仕事は、レギオン格付けの件はブリュンヒルデラインに、中等部への指導はヴィーンゴールヴに、その他諸々の雑務をエイルやヘルフィヨトゥルがやってくれることになっている。君の教官としての立場は残ったままだから、講義は行ってもらうことになるがな。

そして、解散の理由だが……」

 

理事長代行は、有無を言わさないように早口に、でも正確に流瑠様の頭に入るように言葉を並べた。こういうところは本当に教育者であると感心してしまう。

そして、流瑠様に近づき、その肩に手を置いた。

 

「流瑠くん、君は少し働きすぎだ。少しレギオンの長という地位を降りて、ゆっくりしてみないか?この百合ヶ丘のレギオン達は、そこまで君に頼らないといけないほど苦しんではいない。むしろ、3人の生徒会長が指揮するレギオン達は、こぞって君の仕事をやらせてもらいたいと押しかけてきたほどだよ」

「でも!私はリリィのみんなが大好きだから、みんなの役に立ちたくて!」

 

そう訴える流瑠様を、代行は「それにな」という言葉を続けることで押し留めた。

 

「ヒュージの捕獲依頼だが……捕獲後のヒュージの扱いがかなり怪しいのだ。君も怪しんではいたようだが、実際に何に使われていたのかまではわからなかっただろう?」

「まあ……」

 

その言葉に、流瑠様は頷く。私たちも思うところあって、何度か調べたことがあるが、結局何に使われていたのかさっぱりわからなかった。そもそも、使()()()()()()()()()()()()()()()

というか、代行は話をすり替えるのが上手い。

 

「だから、特型ギガント級以上のヒュージの捕獲依頼はこれっきりだ。これ以上あやつらに土産を渡さんでも良かろう」

 

理事長代行はそう言うが、流瑠様はやはり納得できた様子では無い。それはそうだろう。まだ懸念はあるのだから。

 

「でも、それじゃあG.E.H.E.N.Aの依頼を受ければ強化リリィにする予定だったリリィを解放する、という約束は……」

「それはだな……」

 

捕獲依頼をやめることの懸念材料。それが、怪しいと思いながらも百合ヶ丘が反G.E.H.E.N.Aだからこそ見過ごせなかった、「リリィの解放」という条件だった。

言いにくそうにしている理事長代行に代わって、私が言うことにする。流石に代行にパワーを使わせすぎた。

 

「その件ですが。どうやら依頼達成のたびにG.E.H.E.N.Aが解放していたのは、自分から望んでG.E.H.E.N.Aに行ったリリィ達だったようで、その殆どが解放後すぐにG.E.H.E.N.Aに戻っています。……焼け石に水どころか、ほぼ無意味だったと言うことですね」

「な……に、それ……」

 

やはり、この事実は流瑠様には相当ショックだったらしい。肩を落として頭を垂れてしまっている。

当然だろう。良かれと思ってやってきたことが、G.E.H.E.N.Aに利を与えるだけだったのだから。気持ちは推し量って尚余りある。

 

「……なら、なんで明日は行かなきゃいけないんですか?意味ないなら、そんなことしなくても……」

 

G.E.H.E.N.Aから解放されてもすぐにリリィは戻ってしまう。なら、ヒュージ捕獲の依頼なんて受けなくてもいいのではないか、という流瑠の意見は尤もだ。だが……

 

「それがな、流瑠くん。あちらから「後一件だけ」と条件が出されたのだ。解放されるリリィは……「坂木(さかき)風利(かざり)」くん。君も知っているだろう?」

「……うちの中等部に入る予定だった子、ですか。まさかG.E.H.E.N.Aに捕まってたなんて……」

 

坂木風利。本来ならば今年の4月に、百合ヶ丘の中等部3年生に転入してくるはずだった才気あふれるリリィだ。しかし、直前になって入学をキャンセル。百合ヶ丘は繰上げで採用を行ったのだが……先日、G.E.H.E.N.Aに捕まっていたことがわかった。それを交換条件に出してきたのだ。

 

「本人も、G.E.H.E.N.Aから出ることを強く希望している。強化も行われていない……らしい。連れ帰ってから調べなければならんがな。……行ってくれるか、流瑠くん」

 

問われ、流瑠様はまた暫し考え込んだ。

もちろん悩むだろう。これは流瑠の「ランドグリーズ」としての最後の仕事だし、リリィを助けてもまたG.E.H.E.N.Aに戻るんじゃないかとか、そんなことを考え無い方が不自然で     

 

「この場所だとここから3時間くらいで着くから仕事に2時間くらいかけると想定して、朝4時に起きれば7時くらいまでは準備とかできる?7時から3時間かけて現地について10時から12時まで仕事、終わったら手続き済ませて風利ちゃん引き取って。あぁ、あいつら行動遅いから早めに連絡しとかないと来ないよねぇ。じゃあ2時間くらい見て、風利ちゃんもきっとお腹空いてるだろうからどこかでご飯食べて、梨璃達にお土産買って……16時くらいには終わるかな?ならそこから3時間かけて帰るから19時……夕ご飯にはちょっと遅いか。風利ちゃんも送らなきゃいけないし……どうにかして仕事時間を1時間くらい減らして……でも結局アイツらがさっさと来るか来ないかで変わるから……」

 

……流瑠様の独り言が聞こえた。この人にリリィを疑うと言う感覚はこれっぽっちもないのか、完全に明日は行く気らしい。しかも、梨璃さんの誕生日の準備をしてから。バカなのだろうか。いや、リリィバカだった。

 

「……流瑠様。行く気なんですか?」

「もちろん!大丈夫、風利ちゃんはG.E.H.E.N.Aには戻らないよ。このまま風利ちゃんが強化されるのを見てるなんて、私にはできないからね」

「いやそれもですが、貴女もしかして、梨璃さんのパーティの準備してから行こうとしてませんか?」

「うん、そうしようと思ってるけど……」

 

それがなにか?と言わんばかりの顔でこちらを見てくる流瑠様。やはりそうらしい。

 

「間に合わないでしょう、どう考えても」

「まあねー。申し訳ないけど、途中から雨嘉ちゃんに引き継いでもらおうかなーって」

 

「日持ちするものは今日の夜から作るつもりだけど」と付け加える流瑠様に、もはやため息しか出てこない。

アホだ、この人は。明日は捕獲任務当日だというのに、今日の夜から料理を始めて、明日は4時に起きて3時間準備すると言う。多分、朝4時からなどと嘯きながらも、結局今日の夜から一徹して準備しだすのだろう。

しかし、それでも雨嘉さん一人で間に合うかは心配だ。だから、話し合っていた通りに事を進める。

 

「……はぁ。流瑠様、貴女はやりすぎなんですよいつも。わかりました。私たちも手伝います」

「え!?し、史房ちゃんが?」

「史房ちゃんだけじゃないよ!」

「私たちも、やらせてもらいます」

「ええ。貴女の代わりにはならないかもしれませんけど。江川樟美さんも手伝っていただけるそうですよ」

 

明伽お姉様、眞悠理さん、祀さん。3人が私の後に続いて言う。これは、事前に話し合っていた事だ。

どうせ前日から無茶し出すだろうから、せめて当日、梨璃さんの誕生日は生徒会を挙げて成功させる、と。幸い、全員料理はできないでもない。流瑠様には及ばないだろうが。

ついでに、同じクラスのよしみで梨璃さんの誕生日パーティに参加すると聞いていた江川樟美さんにも声をかけると、快く了承してくれた。彼女の料理の腕は一級品だから、頼りになるだろう。

これだけやってもどうせじっとしていられない人だから、今日の夜から準備は始めるのだろうが、捕獲任務中くらいパーティのことを気にせず安心してやって欲しい。そう思って企画したのだ。

 

「ついでに言えば、さっきレギオン入隊届が2枚出されまして。梨璃さんのレギオンの正式発足祝い、ということにすれば、私たちが手伝っても多少は違和感がないでしょう」

「史房ちゃん……」

 

かなり無理矢理な理由づけではあるが、梨璃さんのレギオンに9人集まったのは事実。

それに……私たちがどうやってもできなかった、流瑠様の心の氷を溶かすきっかけになった梨璃さんと楓さん。一度しっかり見ておきたいと思っていたのだ。

 

「安心してください、流瑠様。明日は業務もほとんどありませんし、貴女は依頼に集中して     

 

 

「聞かせてもらったわその話ィ!私も手伝うわよ、流瑠様!」

 

私の言葉を遮って理事長室のドアをバーンと開けたのは……呼んでない人物だった。

 

「も、百由!?」

「この真島百由も、梨璃さんのお誕生日パーティの準備、手伝わせてもらうわ!一徹二徹はなんのそのだから、安心して任せて頂戴!」

 

意外すぎる人物の登場に、理事長室はざわめく。

私も流石に、あの百由さんが手伝うと言い出すとは思わなかった。

 

「も、百由さん?料理とかできるんですか?」

 

一番の懸念事項を問いただすと、これまた意外なことに、百由はしっかりと頷いた。

 

「ええ!料理は化学の実験だもの!どうすれば美味しくなるのか、どうすれば口に合うのか……それは化学が証明してくれるわ!私、こう見えても料理できるのよ?普段はめんどくさすぎてしてないだけで!」

 

威張って言うことではないが、そう言うなら心強い。

ならば遠慮なく、こき使わせてもらおう。

 

「……あら?なんか嫌な予感が……ま、大丈夫よね!そういうわけだから流瑠様、安心して任務に行ってらっしゃい!あ、変な薬品とか混ぜたりしないから大丈夫よ!変じゃない薬品は混ぜるかもだけど!!」

「あ、安心してください。百由さんはしっかり見張ってますから……」

 

やんややんやと大所帯になってしまったが、みんな流瑠様に協力する気満々らしい。この求心力、やはりこの人は、私よりもずっと生徒会長に向いている。

当の流瑠様は、目を擦って泣いていた。……泣いていた。大変珍しいことに。

 

「ありがとうみんな……私、私嬉しいよぉ……」

 

きっと、自分の計画が無茶なことは自分でもわかっていたのだろう。それでも、無茶でもやってしまうのが流瑠様なのだが……安心したのか、ポロポロと涙をこぼし続ける。

 

「流瑠様……」

「ごめんね、大丈夫。すぐに止めるから……」

 

流瑠様は宣言通り、無理矢理涙を止めてしまった。こういうところが無茶の原因なのだろうが……その辺の改善は、流瑠様がお熱な3人に任せるしかないだろう。

 

「……うん。じゃあ、ありがたく手伝ってもらうよ。……でも、それじゃあ明日のパーティは私も夢結も欠席か……」

「だから明後日、休みを取ったのでしょう?」

 

そう声をかけると、流瑠様は「そうだったね」と笑顔を見せた。肩の力が抜け、憑き物が落ちたような顔。久しぶりに見たそんな顔に、私たちもまた、頬が緩むのを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、お手伝いよろしくねー!」

 

そう言って理事長室から出て行った流瑠様を見送り、生徒会メンバー、理事長代行、そして百由さんが部屋に残る。

私は、百由さんをちらりと見る。あまりにも突然の登場だった。しかも、計ったようなタイミングで。

何か裏があるんじゃないか。そう思って、私は真意を問いただすことにした。

 

「百由さん。なんで貴女は今回手伝おうと?」

 

聞くと、百由さんは「いやぁ、あははー」と笑った。

 

「梨璃さんは夢結を助けてくれた私の恩人でもあるから……じゃダメかしら?」

「そう言うということは、他の理由があるんでしょう?」

 

「まあねー」と、今度はこちらを私たちに話すことが本題だったかのように前のめりになる。

読めない。この人は本当にわからない。

そして、この読めないリリィは、理事長代行もいる前で、衝撃の話を始めた。

 

 

 

 

 

「梨璃と流瑠様の、『レアスキル』について。情報共有しておこうと思ってねー」

 

 




・るりたづ
相変わらず。

・夢結様
結局甲州に行くことに。流瑠様……もしかして鬼か……?

・梅様
ゆゆまいの波動を感じる。楽しい。

・梨璃ちゃん
いつの間にか生徒会長3人に会長補佐1人、工廠科のトップの支援を受けた誕生日会を企画されていた。規模がヤバい。でもお姉様もお姉ちゃんもいない。寂しい。



遅くなりました…でも前よりは遅くなかったから!!
次回は久しぶりに戦闘シーンですね。このSS、全然戦闘してないし……。

沢山のUA、お気に入り、評価、感想などいつもありがとうございます!
これからも頑張ります!


追記
オリジナルガーデンで書くアサリのSSって需要ありますかね?
多分原作キャラはほとんど出ませんけど…
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