淡雪のような   作:病弱ニートくん

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久々のほのぼの回???でございます
蒼くんにはしばらく苦しんでもらうので←
今のうちに幸せを噛み締めてもらおうかと思います()
まったりとお楽しみくださいませ!!
(…燐子も苦しむことになるんよな、ごめんよ)


おうちデート……??

長いようで短い夏休みも終わり、学校が始まった

まあ初日に提出物出したから、俺はしばらく在学でいいんだけど

燐子さんと付き合って1週間くらい

あれからはチャットで話すくらいで、直接は会ってない

まあNFOで一緒に遊んだりはするけど

燐子さんは生徒会長(学校なんてとこだったかな…)

夏休みが明けたら生徒会の仕事で忙しい

バンド練習も学校が始まった週は身体を学校に慣らすのに休みだから

必然的に会わない生活になる

 

「学校、終わりました」

「お疲れ様です、ゆっくり休んでくださいね」

「白雪くんに会いたいです('・_・`)」

「俺も会いたいです…」

 

燐子さんはだいぶ心を開いてくれたと思う、自分の気持ちを素直に伝えてくれるようになった(チャットだから気持ち的に楽なだけかもしれないが)

 

ふとした事が付き合ってるんだなという実感に変わる

この一週間おれは毎日ニヤニヤしていると思う

その証拠にウタイが目を見開いてとんでもないものを見ているかのごとくこちらを見つめている

なんだようと心でつぶやきながらウタイを見ると、気配を感じたのかふいとそっぽを向く

 

「生徒会の仕事は今日でとりあえずひと仕事終えれたので…もし良かったら、今度の土曜日遊びませんか…?」

 

ウタイに構っていたらチャットが来ていたので、慌てて返事を打つ

 

「そうですね!どこか行きたいとこありますか…?」

「じゃあ…白雪くんの家に行きたいです…」

「う、うちですか…?」

「ダメですかね…」

 

ダメではないけど…

…部屋掃除しよう…

 

土曜日

約束した最寄り駅に燐子さんはいた

 

「燐子さーん」

 

と声をかけると、小動物のように駆け寄ってくる

「こんにちは…」

「はい…じゃあ、行きますか…」

 

うーん、やっぱりチャットよりはぎこちない…まだまだこれからかな…

 

「やっぱり外は苦手ですか?」

「それもあるんですけど…白雪くんの家、気になったので…」

「なんもないですよ…笑」

 

そんなことを話していると家の前に着いた

「あ、ここです」

「…なんか少し緊張します…」

「俺もですよ…笑どうぞ」

「おじゃまします…」

「あ、どうもはじめましてー蒼の母です…」

「あ、あの…はじめまして…白雪くんとお付き合いをさせて頂いております、白金燐子です…」

「ご丁寧にどうもー、蒼、ちょっと」

 

「めちゃくちゃ可愛い子じゃないの!!なんであんたなんかが付き合えたの…」

「知らねえよ!てかめっちゃ俺に失礼だな!!小声のつもりだろうが聞こえてるよ!!」

 

白金さんは苦笑いしながらこっちを見ている

 

「へ、部屋行きましょうか」

「ゴムはつけなさ」

「あーあーあー!!!さーいきましょー!!」

 

「うちの母が大変失礼致しました」

「い、いえ…優しそうなお母さんで…」

 

部屋に入るなりジャンピング土下座を見舞った

ウタイがふにゃあとベッドから見下ろしている

 

「あ、燐子さん猫とか大丈夫ですか?」

「はい…友希那さんがよく猫と戯れているのを見ているので…」

 

あいつ猫好き隠さなくなったのか

まあ別に悪い趣味じゃないし隠す理由が分からんかったけど

 

「…可愛いですね」

「ウタイって言うんで、良かったら可愛がってあげてください」

「ウタイちゃん…」

 

自然と顔が緩む燐子さん

ウタイも気に入ったのか大人しく撫でられている

 

 

「白雪くん?」

「…すいません、可愛がってって言っといたくせにめっちゃ羨ましくなった…」

「ヤキモチですか?」

 

よしよし、と頭を撫でられる

恥ずかしいけど幸せな気持ちになる

「燐子さん…」

 

軽く唇を重ね合う、その後抱きしめると、きゅっと優しく抱きしめ返される

そっと頭を撫で返すと、ぎゅっと抱きしめる力が強くなる

 

ーーー

 

「ふー、やっぱお昼から入るお風呂は格別だねー」

今日は珍しくバンド練習がないから、アタシは久々にお昼からお風呂に入っていた

髪を乾かし着替えて部屋に向かう、とくに理由はないけど、なんかお昼からお風呂入るの好きなんだよねー

ふと蒼の部屋の方を見ると、ちょうどベッドに座っているのか、蒼が誰かと抱き合っているのが見えた

あの黒髪は多分燐子だな…ていうか、付き合って早々見せつけてくれるなー…アタシ、まだ気持ち切り替えられてないんだけど…

そんなことを思っていたら、何回もキスしてるのを見てこっちが恥ずかしくなった

うわ…燐子ってあんな大胆だったっけ…燐子も変わったんだな…ていうか、せめてカーテンくらい閉めてっ…と

アタシはなんとも言えないこの思いを、蒼へのチャットにぶつけた

友希那の家遊びに行こっと…

 

抱きしめあった後、2、3度キスをして、燐子さんを見ると恥ずかしそうに微笑んでいた

それを見て好きという気持ちが高まった

もう一度…と、お互いに顔を近づけ合った時、スマホの通知音がなった

 

「まだお昼なんですけどー、せめてカーテン閉めてからそういうことしてよね」

 

「誰からですか…?」

「あ、見ない方が」

 

その後燐子さんが顔を真っ赤にして放心状態になったのは言うまでもない

 

ーー

「友希那ー…ってあれ、誰も反応ないな…」

友希那にチャット送ったけど、返事はない

おかしいな、作詞してたとしても、いつもならチャイムくらいには出るはず

出かけてるのかな…

 

 

 

「失礼、湊友希那さん?」

「あなたは…?」

「RAISE A SUILEN プロデューサー」

 

「チュチュと申します」

 

 

ライブスタジオの外

物語はひっそりと、急激に加速する

1曲の歌かのように

 




動き出すヤベー奴()
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