淡雪のような   作:病弱ニートくん

19 / 30
今日も頑張っていきましょー(とくにまえがきはないです)


後悔

油断した

俺が大好きなバンドが、何ヶ月も見てきたバンドが負けるわけない

そう思っていた

いや冷静に考えたら、燐子さんをバカにされたことで頭に血が回ってなかった

 

その結果

俺の隣には今燐子さんはいない

大切な人も、大切な仲間もいない、それどころか敗北というものを味わせてしまった

俺の身勝手な決断が

後悔しても遅い

それでも後悔しかなかった

ごめんみんな

本当に…ごめん…

 

目を覚ますと見覚えのない天井だった

スマホを見ると日付はライブの次の日だった

チャットを開く

Roseliaのグループと、メンバーのアカウントだけが消えていた

抜かりねえやつだ、チュチュとかいうやつ…

 

コンコン、と部屋のドアをノックする音が鳴り、部屋にチュチュのお世話係のパレオがやってきた

 

「お目覚めですか???反応がなかったので失礼させていただきました」

「…」

「無視はちょっと傷ついちゃいますね…」

「…俺は何をしたらいい」

「チュチュ様の近くにいてあげてください、それだけです」

「…」

 

ああクソ

俺は年下に興味無いんだけどな…

まあ、仕方ねえわな。勝手な行動で迷惑かけた罰だ

開き直ってやる

…燐子さんごめんなさい

こんなクソみたいなやつは忘れてください

気の迷いだったんです、あなたの好きは

そう思って生きてください

 

パレオに案内され、俺はチュチュのいる部屋へと足を運んだ

 

ーーー

 

アタシたちが負けて

蒼が居なくなってから、1日たった

アタシたちは誰からというわけでもなくファミレスに集まっていた

 

「蒼さん、チャットから消えてた…」

「きっと俺のせいだって思ってるよね…」

「…私たちが負けたのが悪い、私たちの力不足よ」

「…それでも彼は、きっと自分を責めるでしょうね」

「燐子があんなこと言われたら、そりゃ目の前も見えなくなるよ…あいつ前に1回キレたことあるんだけど、その時もヤバかったから…」

「優しすぎるが故に、大切な人を傷つけられたら目の前が見えなくなる、恋人を傷つけられたら、なおさらなはずよ」

「…私、何言われてもいいのに…白雪くんがそばに居てくれたら、それでよかったのに…」

「りんりん…」

 

「取り返しましょう…白雪くんの事」

「ええ、負けっぱなしじゃいられないもの」

「でも、どうやって?RAISE A SUILENって、どこで普段ライブ活動してるんだろう」

「そうですね…まったく情報がないバンドでしたから…それにバンドメンバーは…」

「全員有名なサポートの人だったよね…」

「私、ライブハウスにいって聞き込みします…」

「りんりん、あこも手伝う!」

 

ーーー

 

Hello!(おはよう!)SNOW(スノウ)、いい天気ね」

「SNOWって誰だ」

「あなたの事よ、白雪蒼の雪、SNOW、今日からあなたはRAISE A SUILENマネージャーのSNOWよ」

「随分捻りのないあだ名だな…」

「…いい加減諦めなさい、あの勝負を受けたのはあなた、負けたのはRoselia、いまさら後悔したって遅いのよ」

「んなことわかってんだよ…」

「あなたにはこれからここに住んでもらうわ、あなたのmomにも了承は得てる」

「正気かよ」

「こうでもしないとあなたは私のものにならないでしょ?」

「ベランダから飛び降りてでも帰ってやるよ」

「ここタワーマンションの最上階よ」

「…」

「SNOW、あなたが悪いのよ?あなたが根拠の無い自信とよく考えずに挑発に乗ったから、こんな結果になった、それなのに逃げる?男として最低よ」

「見損なったか、じゃあ嫌いになったろ」

「…パレオ、彼を部屋に縛っときなさい」

 

「おいちょっと待て、パレオちゃん正気かよ」

「チュチュ様の命令は絶対ですからー」

「くそ…監禁だろこんなん!!!」

「…ごめんなさい」

「っ…!?」

()()()はこんなことしたくない…でも()()()は、チュチュ様に救われたから…だから、恩返ししなきゃなんです」

 

そう言ってパレオは俺の頬を撫でる

 

「ごめんなさい、()()()

 

…なんだそれ

くそが…

 

目を覚ますと夕方だった

目の前にはチュチュがいた

「よぉ、そんな顔みて面白いか」

「ええ、とっても素敵だわSNOW」

 

唇と親指で撫でるチュチュ

 

「やめろ。」

「やめないわ、私のSNOW」

「やめてくれ」

「やめないわ、今日から私と同じベッドで眠るの、朝起きてから寝るまで、ずーっと一緒よ」

「やめてくれよ…許してくれ…」

 

「誰も助けになんて来ないわよ。蒼…dinner(夕食)を持ってくるわ」

 

1日目で気が狂いそうだ

そりゃ、助けになんて来ないよな

自分勝手な行動で、Roseliaを負けに追い込んだんだ

ごめん、ほんとごめん…

友希那、リサ、氷川さん、あこちゃん

燐子さん…

 

「よお」

「死にそうな顔してんな、お前」

「誰だお前…」

「ますき…んーそうだな…」

 

「マスキング、お前の救世主様だ」




読んでて訳わかんなくなったらすいません()
けどきっと蒼くんも訳わかんない状況だと思います()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。