淡雪のような   作:病弱ニートくん

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前書きから失礼します
最近お話が少し理解しづらいというような感想を頂いておりまして、物語を見つめ直すということ、また体調不良も続いているためそれを改善するために2日間ほどお休みを頂こうかなと思っております、楽しみにしてくださってる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません、少々お待ちください
それではどうぞ!


それぞれのために

白雪くんが私たちの元を離れてから4日

私たちは、必死にRAISE A SUILENのライブ活動先を探していた

普段練習、ライブをしているcircleにもお願いをして、他のライブスタジオに連絡を入れてもらってるけど…依然として手がかりは掴めなかった

 

「りんりん…そろそろ一休みしよう…」

「あこちゃんは…帰って大丈夫…私、まだ探してみる…」

 

手がかりなんてない

それでも立ち止まる訳には行かない

白雪くんは…私を守ってくれたんだ…

絶対に取り戻してみせる

やっと付き合えたのに、離れるなんて許さない

こんなのでお別れなんて絶対許さない

 

 

「とりあえず、友希那さんたちにも連絡して情報あったか聞いてみるね」

 

4日間、りんりんはほとんど寝ずに探してる

終電近くまでライブスタジオ、楽器店、CDショップ、音楽に関係あるところ歩き回って、家に帰ってからはエゴサーチで調べてるみたい

 

…あこも、もっと頑張らなきゃいけない

蒼さんがりんりんをバカにされたことにムカついてあんな挑戦受けちゃって、こうなったのはわかってる

それに負けたのはあこたちの力不足、紗夜さんと友希那さんの言う通り

でもね、それだけじゃないんだ

りんりんだけじゃないんだよ、蒼さんを取り返したいって気持ちは

 

ーーー

「あこちゃん、お疲れ様!はいお水」

「わー!ありがとうございます!!」

 

〜〜

 

「蒼さーん、ここわかんない〜」

「ここはこの公式を使えばいいんだよ、てことは?」

「わかった!これだ!!」

「そう!!これ覚えとけば余裕そうじゃん!」

 

ーー

 

いつだってお兄ちゃんみたいに面倒見てくれた

気にかけてくれた

笑いかけてくれた

そんな蒼さんを取り返したいのはあこも同じだよ

またあこに優しくしてもらいたい

だからあこも、まだ休まない。

 

 

「あこから連絡が来たわ」

「どうだって??」

「情報はないみたいね…」

「そうですか…あの実力、練習をしてない訳がないのですが…」

「…もう少し探そう!」

「あ、待ってください今井さん」

 

止まれないよ、ごめん紗夜

悔しいんだ、アタシ。Roseliaが負けたことが蒼をあんな簡単に奪っていったことが

蒼がこの勝負受けたからとか、そんなの関係ない

アタシがやっと、自分の気持ちにピリオドを打って、前を向こうとした瞬間に、あんな強引な方法で奪っていったのが許せない。

…でも、燐子が1番許せないよね

 

ーー

 

「最近燐子とはどうなのー?」

「お互いベランダに出てまで聞くことか?それ」

「教えてよー笑…で、シたの?」

「してねえよ!!なんつーこと聞くんだ…やっぱ男として思い切っていったほうがいいかな…」

「うーん、そりゃあねぇ…」

「そっか、頑張ってみるわ」

「うん、頑張れ」

 

ーー

ああ

あの時の生き生きした顔をまた見せてよ

あんな悲しそうな顔で、やらかした、申し訳ないって顔でお別れなんて許さない

見つけだしてめちゃくちゃ練習して、必ず取り返してやるから、待っててね、蒼

 

「今井さん!」

 

みんな焦ってる、私が落ち着いて冷静にさせないと

そう思ってる私も焦ってる、今までこんなこと無かったのに

 

ーーー

「氷川さん!ポテト食べに行きましょ!」

「行きません」

「冷た…まあ、そう言わずに付き合ってくださいよ…」

 

〜〜

「氷川さん無理してます?」

「は?」

「いや、いつも練習練習って…ほんとは氷川さん、誰よりも他人の事を考えていて優しい…だからこそ、なんていうか…焦ってる?っていうのかな…」

 

お姉ちゃん!私もギター始めたんだー!!

ここ難しいなー…お姉ちゃん弾ける?

 

「っ…」

「まあでも、俺の前では無理しないでください!マネージャーなんで、話聞きますよ、いつでも」

 

そうです

白雪くん、私誰よりも焦ってるんです、誰よりも無理してるんです

そんな私が壊れなかったのも、あなたが話しかけてくれて、みんなとの輪に上手く引き込んでくれたから

…だから私はあなたを取り戻す、二度と負けない

あなたと出会ったせいで変わってしまった私の心

かならず責任は取らせますから

 

「とりあえず駅で落ち合うことにしたわ、あこと燐子もこっちに向かってるらしいから」

 

 

この4日間、私たちはRAISE A SUILENの足取りを追っている

誰も蒼のせいにはしなかったし、思ってもなかった

あの実力はいつか必ず私たちの前に現れ、そして結果も今回と同じ結果になっていたと思う

それが少し早くなっただけ

蒼を取り返すという目的の中、それぞれがそれぞれのために、RAISE A SUILENを探している

今までにないくらい、団結して

私は知っている

この団結がどれだけ音楽を進化させ、人々の心を奪うか

次は負けない、必ず見つけだして…蒼を取り返す

 

 

「白雪くん」

「蒼さん」

「蒼」

「白雪くん」

「蒼」

 

「あら」

「元最強バンドの負け犬がこんな所で何をしているの?」

「…ようやく見つけたわ、まさかそっちから出てきてくれるなんてね」

「RAISE A SUILEN」

 




あこちゃん、紗夜さん、友希那が蒼の事をどう思ってるかは読者の方それぞれの考え方ということで…()
それではまた月曜日お会いしましょう
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