たくさんの方が観覧してくださったようで、ありがとうございます、暖かい感想やお気に入りもすごくモチベ向上に繋がります
評価もしていただけると幸いです、これからも読み続けたくなるような作品を目指して頑張ります、それでは3話です
下心丸出しで入った気持ちをぶち壊すように、バイトは激務だった
業務内容はかなりあるが、主に任されたのは機材の搬入搬出、照明の2つだがお客様が多い日はドリンクも任された、機材は男の俺からしても重く、よく女性だけでやってこれたと思う
ちなみに初めてのバイトなので相場はよく分からないが、最低賃金よりも少し多く、高校生にしては貰えてる方だと思う、趣味も特にないし、チケットを買わずともRoseliaのライブを見れるので使う予定もないが…
「いやー、白雪くんが入ってくれて助かったよ、ほかのスタッフもすごく感謝してるみたいだし、いい働きっぷりだねー!」
「いやいや、全然ですよ、お役に立ててるならよかったです」
「にしてもすぐバイト出てくれたよね、なんか欲しいものとかあるの?」
「いや、特に趣味もないんでないですよ、人生経験ですかね」
「人生経験って高校生なのに、さすがインターナショナルスクール在学生だねー」
「どんな印象もってるんてすか笑笑」
ライブ中以外は他愛のない話をしながら仕事をできるから本当に楽しい、スタッフもみんな優しいし
「それと、Roseliaを見れるってのもあるのかな?」
「まあ、それもありますね」
「すごい熱だねぇ、Roseliaに好きな人でもいたりして笑」
「え…いや、それはないでしょう…」
「…え、図星!?」
「いやいや、それはない!!それはない…」
そもそも恋を生まれてこの方したことがない気がする、どういう感情が恋なのかよく分からない、今まで勉強しかしてこなかったからな…
「でも白雪くん…顔」
「お疲れ様でーす!!」
まりなさんが何かを言いかけた時、リサ達がスタジオに入ってきた
「おーお疲れ、今機材セット終わるからリハもうちょい待ってな、まりなさんさっき何言おうとしたんすか?」
「ん、ん!?なんでもないよー!!さ!早めにセッティングしちゃおうか!」
なんだろう、すごく気になる…
「あ、あの、白雪さん…」
「あ、白金さん、お疲れ様です…」
「お、お疲れ様です、その…いつもありがとうございます…」
なんて礼儀正しい子なんだろう…いつもこうやって声をかけてくれる
「いえいえ!お仕事なので…」
「…最近燐子と仲良いよねー蒼」
「い、いや!普通だろ…」
「…」
「リサ、どうかした?」
「いやー、なんでもないよ友希那」
そういったリサはじっと蒼を見つめていた、不安そうに、何かを考えるように
この日は早めに上がっていいと言われ、久しぶりにリサと友希那と3人でかえっていた
今日のライブの感想、新しい歌の話、学校でのことなど、話してなかったことが沢山あったのですぐ家についた
「じゃあリサ、蒼、またね」
「おう、じゃあな」
友希那と別れたあと、リサに呼び止められた
「少し話したいんだけど、いい??」
「ん?おう、どした?」
「最近蒼、前より生き生きしてるっていうか、楽しそうだなぁって」
「ああ、楽しいよ、バイトも激務だけどみんな優しいし、Roseliaの曲が、ライブが好きなんだ」
「そうなんだ、嬉しいなぁ…燐子と話してる時も楽しそうだよね」
「そうか?別にお前らと話す時と変わらないだろ」
「んー、そうなんだけど、なんか違うって言うか…わかった!蒼、燐子に恋してたりして!笑」
っっっ
「え、もしかして…ほんとに?」
「いや、それはないだろ…」
「でも蒼」
「いや!それはない。もう風邪ひくから帰るぞ!またな!!」
そう言うと足早に家に入った
「…嘘だよ、だって蒼」
「顔、
リサは蒼の家を不安そうに眺めながら、そう呟いた
ーーーーー
風呂に入っても、ご飯を食べても、落ち着かない
大好きな勉強をしていても、頭には燐子さんの顔と、まりなさんとリサに言われたことがグルグルしてる
「Roseliaに好きな人でもいたりして笑」
「蒼、燐子に恋してたりして!笑」
いや
「ないだろ…それは…」
でも俺は
恋を知らない
燐子さんの事は嫌いじゃない、むしろ好きだ、初めてRoseliaのライブを見た日から、あの淡雪のような、消えてしまいそうな表情とピアノの音を聞いてから
自己紹介をして、ライブがある度に話をして、挨拶をして
このなんとも言えない感情が
「恋、なのか…?」
にゃあとウタイが膝に乗ってきてハッとする、そんなわけないよな、考えすぎだ
「ウタイ…お前は恋したことあるか?」
何を言ってるんだお前はという顔でこちらを見てくる、そりゃわかんないよな笑
アホくさ…寝よ
ーーー
「あの、白雪さん…」
「し、白金さん!?どうしてここに…」
「白雪さんのこと、初めて会った時から…」
「え、え!?」
そういうのと同時に白金さんは抱きついてきた
「い、いや、白金さんいつからそんな大胆に…てか…ぐるじ…」
「はっ!!!」
息が出来ずに目を開けると、首にはウタイが乗っかっていた
「お前…紛らわしいことすんなよ…」
すんとした顔でウタイは飛び降りリビングに行ってしまった、なんなんだあいつ…
スマホを見ると8:30を指していた、休みとはいえ寝すぎた…
バイトも休みだし、久々に出かけようかな…
朝食を食べ家を出る、10:30、さてどこに行こうかな…
久々に書店にでも行こう、本を読むのは好きだ、集中力が増すし、理解力を深めることも出来る
好きな作家のまだ買っていない小説を買い、書店を出ようとすると、綺麗な黒髪の人とすれ違った
今のって…
「白金さん…?」
そう呼びかけると彼女は振り返った、とても驚いたような顔をして
「し、白雪さん…」
「ぐ、偶然ですね、今日は練習休みですか?」
「は、はい…白雪さんも、バイトお休みですか?」
「はい、久々に出かけようと思って」
「そ、そうなんですね…」
か、会話が続かない…というか…
朝の夢思い出してすっげえ意識しちゃうんだけど…!!
「なんか足止めしちゃってすいませんでした、それでは…」
行こう、そう思い足早に店を出ようとすると
「あ、あの!!」
白金さんが呼び止めた、振り返ると、顔を熱があるかのように赤らめて、こう言った
「も、もしよかったら…お茶でも、しませんか…??」
今日はすごく展開をはやめた気がします、違和感はないでしょうか…
読みやすさを意識して文の感覚を開けるようはしていますが、読みにくい等ありましたらご意見いただけると嬉しいです
燐子ちゃんの思い切った声掛けに、蒼はどう応じるのでしょう、そしてリサはなぜ不安そうに蒼を見つめていたのか…
評価、感想等いただけると嬉しいです