淡雪のような   作:病弱ニートくん

30 / 30
淡雪のような

「グランプリは…Roseliaです!」

 

紙吹雪が大きな音を立てて放たれる

あこちゃんと燐子さんが喜んで、リサが微笑み、友希那と氷川さんが当然と言った顔をする

いつも通りだが、前とは違う

頂点に狂い咲いたRoseliaは、新たな実力と自信、オーラが溢れていた

 

「ベストパフォーマンス賞は」

 

会場がどよめいた、てっきりグランプリだけだと思っていた…

 

「Poppin’Partyです!」

 

やったー!!と有咲ちゃんに抱きつく香澄ちゃん(どんな声量してんだ)

嫌がりつつも満更でもなさそうな有咲ちゃん

それをみて苦笑いする沙綾ちゃんと、泣きそうになっているりみちゃん、その光景を嬉しそうに見つめるたえちゃん

 

 

初めてcircleに来た時のことを思い出す…

あの時からは想像もできないくらいすごい演奏だった、ベストパフォーマンスに選ばれるのも納得できる

彼女たちはもっともっと、成長していく

そう考えたらRoseliaを脅かすのはやっぱり彼女たちなんじゃないかと不安になったのと同時に

 

すごく楽しみになってきた…!

 

 

 

 

 

「ベストバンド賞は…RAISE A SUILEN!」

 

RASにも賞は与えられるだろうとは思ったけど、ベストバンド…

 

正直1番、ベストバンドを貰うには程遠いバンドだった、前と同じRASだったら。

 

彼女たちは変わった、特にチュチュが変わってからは、絆がさらに深まった

 

レイヤとますきがハイタッチしてロックは号泣、パレオがチュチュに抱きつく、嫌がりながらも満更でもなさそうな顔をするチュチュ

 

前までのチュチュだったら、きっと不満そうな顔をしていただろう

それが今あんなにも穏やかに、嬉しそうにしている

悔しそうな表情をしていたのはグランプリが発表された一瞬だけだった

 

間違いなく、ベストバンドはRAISE A SUILENだった

 

 

興奮冷めやらぬ中、初代BanG Dreamグランプリ…優勝は、Roseliaに決まり、幕を閉じた…

 

 

 

 

 

 

 

「皆が優勝みたいなものだったわ。改めて、蒼をかけて勝負しましょう」

 

終了後、控え室に現れたRoselia、友希那はそう呟いた

 

「…グランプリはグランプリよ…私たちはベストバンド、それ以上でもそれ以下でもないわ」

「今回は…負けを認めるわ」

「…あなた、本当に変わったわね」

what(ええ?)?よく分からないわ??」

「って事で、早く行きなさいSNOW…いや…白雪蒼」

 

 

 

「ますき、お前のおかげでケーキが少し食えるようになった…ありがとな」

「いつでも作ってやんよ」

 

「レイヤ、俺の好きな歌を弾き語りしてくれてありがとうな、すげえ感動した」

「たまには私たちのライブ、聞きに来てね」

 

「ロック、たまに温泉行くよ」

「いつでもお待ちしてます…!!」

 

「パレオ、無理だけはするなよ…しんどくなったらいつでもcircleに来てくれ」

「ありがとうございます!心強いです!」

 

「チュチュ…お前のせいでさんっざんな目にあった!!!でも!!!悪くはなかった!!!」

「…あなたの事諦めるとは言ってないわ…必ず振り向かせてみせる!!覚えておきなさい!白金燐子!あなたもよ!!」

 

 

「わかったよ!!!…じゃあ、今までありがとな、お前ら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本っ当にすいませんでした!!!!」

 

会場を出て俺たちは駅まで歩いていた…みんなの3歩後ろを歩いて

 

「別に怒ってないよ、ねー友希那ー」

「そうね…またキレて勝手な行動をしただけだもの、怒る理由がないわ」

「めちゃくちゃ怒る理由ですよねそれ…ねえ…」

「まったく…あなたはもう少し大人な考えを持つ方だと思ってました」

「なんも言えませんほんと、ごめんなさいしか言えません。」

「1番に謝る人がいるんじゃないかなーって、あこはおもうよー」

「…」

 

圧が…背中からの圧が友希那の内側というか中の人というかよりすごい…

 

「あ、あの時…燐子さん…ほんとすいませ」

「許しません」

「燐子さぁん!?」

 

後ろを振り返り駆け寄り、抱きつかれ、そしてキスをされた

 

「…もう二度と離さないって約束してくれるなら…許します」

「…もう二度と離しません…離さない、燐子」

「…大好きだよ、蒼」

 

「イチャイチャするのもいいけどー、先駅行っちゃうよー」

 

「あー!待てよ!行こう燐子!」

「うん…!」

 

12月25日

去年は過去最高の寒さって言われてたけど今年はそうでも無い気がする

最近あったかいってだけで、年を越したら寒くなるかもしれない

もしくは、暖め合える大切な存在が出来たからか

それが分かるのは、まだ先になりそうだ

 

4人を早足で追いかける俺と燐子の足元には、淡雪が積もっていた




終わってしまいました
個人的には100%書きたかったものがかけたかと聞かれたら全くです、まあガイドラインとか、色々理由はあるんですけど
後半(前半もだけど特に)グダグダして、自分でも何を書きたいかよくわかんなくなってました

それにも関わらず暖かい感想をくださった皆様、いいねをくださった皆様、しおりをつけてまで読んでくださった皆様、なにより読んでくださった全ての方へ心からの感謝を申し上げます、ありがとうございました

100いいねをこえるほどの作品になるとは思ってなかったので、本当に嬉しいです

一応2つほど新たな作品を思いついてはいます(完全オリジナルなので今度はグダラらない、はず…)

最近忙しいので毎日投稿は厳しいかもしれませんが、書ければ3月からのスタートにするつもりですので、またご縁がありましたら読んでいただければ幸いです(どっちの作品を書くかはまだ決めてませんので、今月中にしっかり決めて大体のあらすじを考えておきます)

長くはなりましたが、以上で淡雪のような、完結とさせていただきます
本当にご愛読、ありがとうございました

病弱ニートくん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。