淡雪のような   作:病弱ニートくん

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外出出来ないと暇ですね…
感想をたくさんいただきました、ありがとうございます
また、お気に入りもたくさんしていただいて、本当に感謝です
今日は夜にも更新するかも知れませんので、お時間ある時にお読みいただけると嬉しいです
それでは5話です、どうぞ!


心の音色

小さい頃から自分に自信がなかった

人と協力してやることが苦手だった、足を引っ張ってないかって不安になるから

ピアノは1人で出来るから続けられた、趣味のオンラインゲームも、顔を合わせなくても文を打つだけで人と会話できるから好きだった

そんな自分を変えたかった

オンラインゲームを通じて仲良くなったあこちゃんが、Roseliaというバンドに入ったらしく、練習の動画をくれた

それに合わせて演奏してみたら、1人で弾いてる時よりも楽しかった、もっともっと演奏したいって思えた

 

それから私はRoseliaに入った

練習はとても大変だけど、楽しいって気持ちは変わらなかった

なにより1歩踏み出せたことがうれしかった、少しだけ変われたような気がして

 

でも…心の中には不安が残った

私は、私の演奏はRoseliaの足を引っ張っていないか

今井さんもあこちゃんも褒めてくれるし、氷川さんも友希那さんも厳しいけれど認めてくれる

それでも自分の中で納得いかない部分があった

 

その事を、休日に本屋さんで偶然会った白雪さんに相談した

第三者目線でいつも練習を見てくれてた白雪さんなら、本当のことを言ってくれるような気がして

彼は、私の音楽を大好きだと言ってくれた

すごく必死な顔で、すごく真剣に

その瞬間、少しだけ自信が持てて、心も軽くなった

 

ピアノの鍵盤のように、心が弾んで…心の音色っていうか…ドキドキと音を奏でてる、そんな気がした

 

その事をあこちゃんとチャットで話したら

 

「り、りんりん!それは恋だよ…!!!」

「こ、恋…??」

「間違いないよ!心がぐぅーんって締め付けられるような感じがして、ドキーンババーンとなったら恋だよ!!」

「う、うん…??」

 

そもそも白雪さんが初めて、ちゃんと話をした男の人かもしれない

最初はすごく恥ずかしかった、白雪さんと自己紹介をし合った時、すごく見られたから、変だと思われたかなと不安になったりした

白雪さんがcircleでバイトを始めてから、話す機会が多くなって、だんだんと慣れていった

今でもまだ上手く話せないけど、男の人だったら白雪さんが1番話しやすい

この心の音色が…恋なのかな…

 

 

 

でもきっと、彼の心にはこの音色は流れてない

私よりいい、もっと別の人が、彼の心に音色を響かせているだろう

私は知ってる

今井さんが白雪さんの話をする時、すごく嬉しそうにしていて、白雪さんもまた今井さんの話をする時楽しそうにしている

友希那さんはあまり音楽以外の話はしないけど、3人は小学生からの幼なじみなんだから、きっと白雪さんの事、好きだよね…

私みたいな付き合いが短い人間、入る幕はない…

 

それでも

彼がRoseliaの、私の音色を好きと言ってくれたから

私は彼の気持ちに応えたい

それが私に出来る、彼への精一杯のお礼だから




燐子ちゃんの心情をメインに書いたのでどうしても心の声が多くなってしまいました…
区切りがいいので短いですが5話はここまで…
感想、お気に入り、評価ぜひよろしくお願いいたします…
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