オラクル船団がオラリオにやってきた   作:縁側

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そろそろ原作が近づいてきました。


十三話

18階層の報告をした後、ダンジョンに戻っても手伝えることが余り無いため、オラリオの街を散策することにした。まだ見て無い所もあるからね。

 

「何処いこっか?」

 

私は、「オラリオ観光案内」と書かれた冊子を眺めて、まだ足を踏み入れていない地域の情報を見つつ、どこに行こうか考えを巡らせた。

 

まずは、北側

北側は、この世界の各種族向けの衣服関連のお店が集中している。

服は欲しいけど、オラクル製の服と違って、体形自動調整機能等の便利機能や、強度に問題があるため、現地の服を直接着ることはない。この世界の服を着れるようになるのは、衣食部門の研究待ちかな…

 

次に、東側

東側は、旅行客用の宿屋と闘技場がある。後は、露店が多くあるため食べ歩きにもいいらしい。

ここは、最初にオラリオに来た時に通過しただけなので、改めて見るのも有りかな?

 

後は、南側

南側は、オラリオ最大の繁華街となっている。

劇場などの娯楽施設や、賭博場などもあるらしい。

うーん、ラッピースロットは好きだけど、そういうのはあるのかな?どちらにしても、お金あんまりないから今回はいいかな…

 

南西側

待ち合わせの場として有名なアモールの広場、後は南西にある街からの商品を扱う市場や、ダンジョン産の商品、魔石製品を扱うお店が多くあるらしい。

この辺りは、他のアークス達が現地の製品調査で良く通っている。

何個か、製品を見せてもらったけど、魔石を使った灯や、水を浄化する物など色々あった。

食料品とかもあるみたいなので、現地料理の再現に期待しよう。

 

「ミケ、どこに行くか決めた?」

 

「うーん、東側かなぁ。」

 

「最初に来た時、通ったよね?」

 

「他の場所は、お金沢山ないと楽しめなさそうだし、東側は通っただけだから…」

 

「そっか、ミケの行きたいところなら何処でもいいよ。」

 

「トラはどうする?」

 

「私はメンテナンスがありますので、残念ですが遠慮します。食事の準備をしておきますので、楽しんで来て下さい。」

 

トラは、メンテかぁ…こればかりはしょうがない。

 

「それじゃ、トラの食事楽しみにしてるよ!」

 

私とマトイは、トラに挨拶をしオラリオの東側へ向かった。

 

 

 

「あっ、あの、こんにちは!」

 

バベルの付近を歩いていると突然声を掛けられた。はて?誰だろ?

声の方を見ると、白髪の少年がいた。

 

「あー、引越した日以来だね。」

 

「こ、この前は済みませんでした。目の前の建物に驚いてしまって、碌に挨拶ができませんでした!」

 

確かに、一晩で瓦礫の山が建物に変わってたら、びっくりもするか。

あの時は物凄く挙動不審な感じで、ダンジョン行きますっていって走っていったっけ?

 

「それじゃ改めて、隣に引越てきたミケだよ。よろしくー」

 

「マトイだよ、よろしくね。」

 

「ぼ、僕は、ベル・クラネルです。よろしくお願いします!」

 

ちょっと緊張している感じで挨拶してきた。人見知りかな?

 

「ベル・クラネルさんは、ダンジョンの帰りかな?」

 

「あっ、ベルでいいです。いえ、休憩に戻っただけです。ダンジョンに戻ろうとしたら、ミケさんを見かけたので…」

 

そう言うベルくんを見ていて、ふと思った。

 

「マトイとベルくんって、並んでいると姉弟みたいだねぇ。」

 

「えっ?そうかなぁー?」

 

「え、えええ~~~~~~!?」

 

まぁ、髪と瞳の色以外は全然違うけど。

しかし、リアクションが大きいなぁ…突然のオーバーリアクションに少しびっくりしてしまった。

 

「よく見ると違うけどね。でも、この色の髪と瞳の組み合わせは、珍しいんじゃない?」

 

「た、確かに言われてみれば…」

 

「ふふふ、瞳と言えば、わたし達3人共、同じ瞳の色だね。」

 

「それじゃ、3人姉弟かな?」

 

「えっ!?ミケさんエルフじゃないですかぁ。」

 

流石に引っかからないか。もう少しリアクションを楽しみたかったけど…

そういえばアルテミスさんが、今度挨拶に来るって言ってたっけ。

 

「そうだ、ヘスティア様って今ホームにいるの?」

 

「神様は、バイトに行っています。」

 

神がバイト?

私は、訳が分からず首を捻る。

 

「僕達みたいな弱小ファミリアだと、生活が厳しいので…でもいつか僕が強くなって、神様を養えるようにして見せます!」

 

ベルくんは、鼻息荒く宣言した。

そういえば、1人しかいないって言ってたっけ…

 

「そっか、それじゃ頑張らないとね。」

 

「はいっ!」

 

ダンジョンに向かうベルくんと別れた後、私達は東の通りにたどり着いた。

この辺りは露店が多く見ているだけでも楽しい。

何件目かの露店を物色していると…

 

「美味しいじゃが丸くん!じゃが丸くんはいかがですかー!」

 

何処かで聞いた声が聞こえてきた。

声がした方を見ると、神であるヘスティアが露店で売り子をしていた…本当にバイトをしていたよ…

私達はヘスティアがいる露店へ向かった。

 

「おや、君はいつぞやのエルフ君ではないか!じゃが丸くん買っていかないかい?」

 

私はとりあえず2つ購入すると、アルテミスさんの件を伝えた。

 

「おや、僕は君に名前を教えたかな?いやはや僕も有名になったもんだ!」

 

ヘスティアは腕を組み、胸を強調させながらうんうんと感慨に耽っている。

 

私は、アルテミスさんに聞いたことを伝えると、ヘスティアは少し残念そうな顔になった。

 

「しかし、アルテミスかぁ、なつかしいな!君はアルテミスと知り合いかい?」

 

私は、この世界にきて初めてあった神である事を伝えた。

 

「それでアルテミスはいつ来るんだい?僕はバイトもあるから昼間は難しいけど…」

 

私はそれならと、ヘスティアが都合の良い時間を教えてもらった。夕方以降であれば問題ないらしい。

 

「それでは、アルテミスさんに伝えておきます。」

 

私達は、ヘスティアと別れ、東の通りの散策に戻った。

じゃが丸くんを齧りながら、露店に並んでいる商品を眺めつつ通りを抜けて、闘技場に到着した。

残念ながら中には入れないそうだ。その代わり近々怪物祭(モンスターフィリア)という、モンスターをテイムする様子を見世物にした催しがあるそうだ。怪物祭(モンスターフィリア)の最中は中に入れるそうなので、その時に来ると良いと教えて貰った。

まぁ、都合が合えば来てみるかな?

 

空を見ると日が大分傾いてきている。

 

「それじゃ帰ろっか。トラが食事の準備してくれてるし。」

 

私達は、闘技場を後にし拠点へ帰ることにした。

拠点に戻ると、丁度トラが食事の準備を終えて私達の帰りを待っていた。

 

「お帰りなさいませ、食事の準備ができております。お風呂についても準備しておりますので、食休み後皆で入りましょう。」

 

食事は良いとして、お風呂は皆で入ることは確定なんだね…

 

 

 

食休みの時に、ジョージから連絡が来た。

何となく想像してたけど、現地の大規模遠征隊がいる間は、19階層以降の調査は見送るそうだ。

遠征隊の近くでうろつくのは、相手を刺激する可能性があるため控えるとの事。

18階層まではいいのかな?って思ったけど、それは基地もあるから最悪の場合は、そちらに向かえばいいとの事。

 

「うーん、どうしよっか?」

 

「ダンジョンの比較的浅い階層は、モンスターに遭遇しておりません。そちらの調査をするのは如何でしょう?」

 

トラから、そう提案された。そういえばそうだったね…1-5階層はなぜかモンスターに合わなかった。

 

「あとは、まだ行ってない街の散策もいいかも?」

 

マトイからは、街の散策の提案が出た。

うん、こっちも捨てがたい…

 

「それじゃぁ、午前中は街の散策で、午後からダンジョンの調査かなぁ…」

 

「そうだね。」「了解しました。」

 

「よし!方針も決まったしお風呂入ろ?」「入りましょう。」

 

うん、皆一緒にお風呂入るの好きだね…

 




ヘスティアのバイト先は、何処にあるかわからなったので適当です。
次回の更新ですが、NGSのCβに参加するため、遅れるかと思います。

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