ラスボス転生 逆境から始まる乙女ゲームの最強兄妹になったので家族の為に運命を変えたい 作:ケツアゴ
ある日の事、少し長めの居眠りから目を覚ましたら大勢の神が生まれていて、二度寝したら人間が誕生していたんだけれど、その暮らしを眺めて思ったのが”随分と不自由だなぁ”って事だったよ。
大勢で暮らしているから決まり事は必要だし、誰も彼もが自由気ままに過ごせないからね、僕は自由気ままに好き勝手に過ごすんだけれど。
まあ、自由を司る僕から言わせて貰えるなら自由ってのは不自由が在ってこそ成り立つ物で、それが無いならそれは自由じゃなくって無秩序だと言えるからこそ人は自由に生きられないんだろうねぇ、僕は自由に生きるんだけれどさ。
祈る為に決まった場所なんて用意させず、どんな事を伝えるのかっていう教えも存在しないってのが僕、自由と悪戯、そして最近気が向いたからパンダも司る事にしたアンノウンの信仰に関するあれやこれやだよ、何となくそうしているんだ。
まあ、像を作ったり教会を建てたりしたいって子は好きにすれば良いよ、そういう事をするかしないかで祝福の有無は決まらないし。
結局何が言いたいかと言うと、何をするのも、どんな掟を守るも破るも自分次第って事さ、遊びはルールがあってこそ、僕だって破った方が面白い時以外は守るんだよ?
気まぐれを起こさない限りはね! その場のノリって大切だもん!
え? お前は自由の神じゃなくって賢者の使い魔の筈じゃないかって?
ふっふっふっ、作者の別作ひ……別の世界線の話をされても困るし、其れを言ったら僕って元々は二次創作の……げふんげふん、これ以上は流石の僕でも規制を掛けるよ。
僕、自由の為に必要なら時には自重するのさ。
しなくちゃ駄目でも時も僕の不利益にならないならしないけれどね。
「はーい! キグルミーズ全員集合!」
昨日は
因みにどの位疲れているかと言うと、十億不可思議無量大数分の一程度の体力を使ったよ、矢っ張り時の神じゃないと難しいし、専門外の事を感覚でするもんじゃないね。
両手……パンダなら前足だろうって指摘は受け付けないよ、僕はパンダじゃなくってパンダを司る神だもん、だから両手! 両手をポフポフと鳴らしながら皆を呼んだら即座に来たよ。
「!」
うん、その場でリーダーにしようって思ったからリーダーの
残りのキグルミーズは特に名前の無い下っ端(但しその時だけ浮かんだ名前で呼んだり呼ばなかったり)を除いてリゼ君以外は黒歴史ポエムの
そんな中でもリゼ君は素直で真面目だから弄くり甲斐が……ゲフンゲフン、頼りになるんだよね。
何時も僕がリゼ君に乗って移動しているから乗りやすいように膝を付いて姿勢を低くする。
尚、別に不要なんだけれど気持ちの問題なんだよね。
「それじゃ……メロ! リン! パッ、フェ!?」
「!?」
リゼ君の頭に飛び乗ろうと華麗にジャンプ、空中で三捻り四回転で着地の瞬間、リゼ君の顔の横スレスレを音速に近い速度で槍が通り過ぎ、僕のお腹に命中、何が起きたかって説明すると、グレちゃんが燃えてる槍を全力投球、僕に命中し、僕はそのまま壁にめり込んだんだ。
いや、僕を貫けないんだけれど、勢いが強過ぎて僕の体と槍の先が壁に穴を開けて突き刺さってさ、出られないな、面倒だから。
「……父上から教わった槍投げ術でも駄目ですか」
見た目は灰色をして笑顔が張り付いたウサギのキグルミだってのにグレちゃんったら不機嫌そうな声を出すだなんて、その日の内に理由を忘れた命令で喋らないリゼ君を見習いなよ!
「グレちゃん酷い! ちょっと黒歴史ポエムを勝手に歌にしてキグルミーズの前で歌った後、もう歌わないって約束を破っただけなのにぃ! ……あっ、リゼ君、朝ご飯持って来て、ついでに食べさせて」
「……」
あれれ~? リゼ君ったらグレちゃんの槍にビビって腰を抜かしちゃってるけれど、リーダーやれるのかなあ?
お気に入りの
「今度同じ事をしたらこの程度では済みませんよ」
「うん! 同じ事はしないよ!」
だって同じ事ばかりじゃ飽きるし、次は大空に映像を映してロックバージョンを披露しようかな?
「よっ! はっ! 所でグレちゃん、何か不満があったら言ってね。今回のお仕事で君を同行させなかったの不満みたいだし、僕にしては真剣に聞いてあげる……あっ、ヤバい! リゼ君、キレーちゃん、腰がヤバイから棒を高くして、棒を!」
「真剣に、と言いつつ何をやっているのですか、貴方は」
「え? グレちゃん、リンボーダンス知らない? 勧誘に来た時に余興の一つで見せたよね?」
僕だって昨日の一件以外のお仕事をグレちゃんに任せちゃった事を気にしているし、ちゃんと話を聞くのが僕の役目だと思った事もあってグレちゃんが投げた槍でリンボーをしながら聞いてあげようとしたのに不満みたいだよ、何故だろう?
所でさっきからキレーちゃんが棒を上から押し付けるようにしているから辛いんだけれど、僕はちゃんとリンボーをしながら話を聞くって決めたんだ!
グレちゃんの為にも途中で止めてたまるもんか!
「……別に構いませんよ。向こうも私が会いに行っても困るでしょうしね」
「確かにね!」
「今の私はグレーシア・アルミラージ、それが契約条件でしたからね」
「うん、ゴメンね? でも、神の力が人間の世界に留まり過ぎるのって危険なんだ。皿回しの更に物を乗せるみたいな物なんだから……って今更か」
「……ふむ。主よ、其れは食器の皿と更を掛けた冗談か?」
ぐぬぬぬ! ギャグの解説をして確認まで求めるだなんて相変わらず”人の嫌がる事を進んでしましょう”を間違った解釈だと認識しつつ行う男、だが、其れが良い!
「ふふふふふっ! 相変わらず自由だね、キレーちゃん」
「ククク、主には及ばぬさ」
其れはそうとして、キレーちゃん秘蔵のスパイスを味以外は忠実に再現した黄粉に交換してやるんだよ。
「……相変わらずですね、貴方達は。私が神獸になる前にも大勢と関わって来ましたが、曲者揃いのあの場所でさえ此処までの者達とは会った事がありませんよ」
「そう誉めてくれるな、アルミラージ」
「照れちゃうじゃないか、グレちゃん」
「誉めていない……等と言うのは無駄でしょうね」
因みにこの会話の途中もキレーちゃんは槍を上から押し付けて来たから僕の腰は本当に限界が近かったんだ。
「さて、今回の件は他の仕事を受け持ちましたが、次からは私が出向きます。もう顔合わせはしたのですし、別に構いませんね?」
「うん、いーよ。グレちゃんの好きにすれば? 僕も会いに行きたくなったら会いに行くけれど、グレちゃんは一ヶ月以上会ってないんでしょう? ロノッチとリーアちゃんにさ」
「会っていないのはその様な期間では有りませんが、神からすれば十年も十ヶ月も十日も十秒も全て同じなのでしょうね。兎に角、有象無象を気にしなくても良いようにサポートは私が行いますので余計な手出しはなさらぬよう」
それだけを言うとグレちゃんはキレーちゃんが用意したカレーを食べずに何処かに去って行ったんだ。
「さて、食事にする時間だが……リゼリク、ちゃんと洗濯物は出して置けと言った筈だ。アンノウン様がお前の部屋から大量のタオルを出して来たぞ。全く、最近は風呂場のタオルの紛失が相次いでいるというのに」
流石家事が趣味だって言いつつも他の人が嫌がる仕事まで進んでやってるキレーちゃん、しっかりしているね。
そして注意されたリゼ君は本気でへこんでいるし、此処は励ましてあげないと。
「元気出してよ、リゼ君。幼年組の女の子が使ったタオルを回収して残り香を楽しんでいたのに残念だっただろうけれど、また次のを集めたら良いじゃない」
「!?」
「……ほぅ。貴様の仕業か、リゼリク」
あっ、いっけなーい! うっかり喋っちゃったよ、テヘペロ。
自由で外道なキレーちゃんだけれど、自分が定めたルールには忠実で、子供組の世話をちゃんとしているから見過ごせなかったみたいだね!
「……今日は飯抜きだ。反省しろ」
ふっふっふっ! これでリゼ君の分の幹部用の特製カレーは僕の物、勿論グレちゃんの分も……カレー?
「ねぇ、キレーちゃん。今日のカレーはどんなスパイスを使ってるの?」
「私秘蔵のスパイスを大放出しているぞ、主。ああ、私は今日は子供組と一緒に食べるから、幹部用の特製カレーは主が独占すると良い。お残しは許さない。残せば一ヶ月カレー抜きだ」
……い、いやぁあああああああああああああああああっ!?
まあ、リゼ君のご飯抜きが可哀想だし、せめて僕の代わりに味を感じるようにしてあげようか。
ザ・ギブアンドテイク!
アリアの影が薄い気が こっちの方がヒロインっぽいってキャラに投票してみて 尚、ゴリラは妹なので入りません
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ポチ
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レキア
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夜鶴
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ネーシャ
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ハティ
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レナ
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パンドラ
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サマエル
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シロノ
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アリア