ラスボス転生 逆境から始まる乙女ゲームの最強兄妹になったので家族の為に運命を変えたい   作:ケツアゴ

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ちょいとエロ要素多め


発情期(半裸)と臭いフェチ(ほぼ全裸)と巨乳好き(半裸)

「……誰だ?」

 

 僕に迫るシロノの腕、それが不意に現れた氷柱で防がれる。

 途端に不愉快そうに僕の背後のネーシャに視線を向けるシロノだけれど、この時になって僕は落ち着けた。

 蘇るトラウマ、襲われそうになった時の記憶が頭に浮かんで来るけれど、僕の背後には守るべき相手が背後に居るんだ。

 

 

「其方こそ何方ですの!? こんな所で何をおっ始めようとしていまして!?」

 

「子作り。我、シロノ。ロノス、夫」

 

「こ、子作りっ!?」

 

 えらく簡潔な説明だし、ビックリした様子のネーシャだけれど、君も素っ裸なのを忘れて居ないかい?

 実際、僕と君ってシロノが話って入らなければしていたよね、何処まで進んだのか分からないのに。

 

「理解したか? ならば退け。邪魔だ」

 

「じゃ、邪魔っ!? 貴女こそ邪魔なのですがっ!?」

 

虫でも追い払うかのように手を振って向こうに行けと動作で示すシロノ、急に現れて一方的に要求を突きつけられる事に我慢出来なかったのだろうね、彼女ってプライドは高そうだし。

 僕の背後から出て来たかと思いきや、額がぶつかりそうな距離で睨み合っている。

 

 目の前にはネーシャの小さな引き締まったお尻、彼女の綺麗な後ろ姿に一瞬視線を奪われたけれど、そそくさとチャイナドレスを手に取って彼女に被せてあげた。

 

「……誰だ? 先程も聞いた、答えろ」

 

 

 守らなくては、そんな風に思った彼女(ほぼ全裸)とトラウマの理由になった相手(殆ど半裸)が火花を散らすのを見ているだけの情けない僕(半裸)

 

「これ名乗りが遅れましたわね。私はネーシャ、ヴァティ商会会長の娘にしてアマーラ帝国皇帝が養女、そして……」

 

 シロノと睨み合っていたネーシャだけれど、戦士として育ったシロノと令嬢として育った彼女じゃ土台が違う。

 無碍に扱われた事での怒りと良い雰囲気を邪魔された不満が合わさってか対抗していたけれど、二度目に名を聞いた時の威圧的な態度で怯んだのだろう、僕の方に背中を預けたけれど、最後の意地なのか名乗りは堂々としている。

 

 そんな彼女は言葉を途中で区切り、羽織っていたチャイナドレスを脱ぐと再び正面から僕に抱き付いた。

 首に手を回し、胸板に胸を押し当ててからのキスはシロノに見せ付けるように時間を掛けて行う。

 

「……ぷはっ! そして、この通りにロノス様とは大変仲の良い婚約者ですの。此処数日で二度も押し倒されましたし、キスだって。……貴女はどうですの?」

 

 息継ぎの為に口を離したネーシャは唾液の糸を指で絡め取って舐めた後、勝ち誇った顔をシロノに向ける。

 この全裸で抱き付いて挑発を行う彼女が、実際は途中で邪魔が入って終わっているとは分からないだろう、シロノの不満そうな顔からして完全に騙されている感じだ。

 

「ああん、ロノス様ったら素敵な汗の臭いですわ。私の臭いで混ざり合って……」

 

 落ち着こうか、ネーシャ。

 体臭フェチなのは確信したけれど、本っ当に落ち着こうか!

 

 僕の胸板に顔を押し付けながら身をくねらせる彼女は完全に興奮してしまっている。

 あれ? もしやシロノが大人しいのはドン引きしているから?

 

 尚、僕はドン引きなんて……してないよ?

 

 

「……成る程、理解した」

 

 あれ? 意外と声が静かな気が……え?

 

 怒り出すかと思いきや、落ち着いた声で頷くシロノに僕もネーシャも拍子抜けだ。

 ネーシャなんて勢いで挑発してしまった事と全裸で抱き付いている状況で鼓動が高鳴っているってのに、向こうは怒り出す様子すら見られない。

 

 ホッと一息……。

 

 

「なら、貴様の倍の回数すれば良いだけ」

 

 ホッと一息は流石に早かったらしい、後の祭りって奴で、気を抜いた僕は伸びてきた腕を躱せず後頭部を掴まれて、ネーシャを間に挟んだまま無理やり唇を奪われる。

 雰囲気も何もあったもんじゃない力付くで乱暴なキスが終わり、唇を離したシロノは唇の唾液を舐めとるけれど、その顔は完全に達していた。

 

「良いものだ、キスとは。もっと、もっと」

 

「やばっ! まさか……発情期っ!?」

 

 そう、獣人には発情期が存在する。

 特徴を持つ動物の種類や個人差は大きいけれど、意中の相手が存在する獣人は一定周期で性欲が過剰になり、常に気が高ぶっている状態になるんだ。

 納めるには気が静まるまで待つか、戦うとかの手段で動き回っての発散、それか実際に行為を行う事だけれど、元が異常な体力の持ち主である獣人、それが満足行くまでだなんて冗談じゃなく搾り取るまで終わらない。

 

「こうなったら逃げるしか。いや、しかし……」

 

 逃げたいけれど、ネーシャはウサギの獣人、鼻も耳も優れているから、逃げ切れてもログハウスの場所を探し当てられるだろう。

 此処で気絶させる? それしか方法は無いのか?

 

 

 

 

「ロノス様、彼女の胸を揉んで下さいませ!」

 

「え?」

 

「早く!」

 

 ネーシャを庇いながらの戦い、それも発情期で気が高ぶっているシロノ相手だ、リアスにすら脳筋呼ばわりされる身体能力と年中磨いている技量、苦戦は免れないと焦った時、ネーシャの叫びに咄嗟に従ってしまった。

 

 両手に伝わったのはずっしりとした重量感と、筋肉も混じっているのか少し堅く弾力が強い張りの強い手触り。

 思わず数度揉んでしまった僕だけれど、当のシロノは抵抗もしなければ続きを要求もして来ない。

 

「……ぁん」

 

 代わりに口から切なそうな声を漏らし、その場でヘナヘナと崩れ落ちる。

 息がすっかり荒くなって、まるで事後の様だ。

 

 

「あら、噂は本当みたいですわね」

 

「何か知っているの? ネーシャ」

 

「ええ、噂程度ですし、ロノス様が知らずとも仕方が無い事なのでしょうが、獣人の中でも特に発情期に性欲がより高まる一部は……意中の相手に限り、性感が桁違いに強くなる、と聞きました。実際、胸を揉まれただけでこの有り様。つまり……」

 

「つまり?」

 

 ”何その官能小説みたいな特徴!?”、と言いたいのを我慢してネーシャの言葉に耳を傾ける。

 彼女の言う通り、胸を数度揉んだだけでヘナヘナと崩れ落ち息が荒いシロノの姿を見れば信じるしかないな。

 夜鶴も最終的にはこんな感じになったけれど、分体達に感覚を強制的に共有されて何倍にもなった快感をぶち込まれた結果だったし……。

 

「つまり、彼女はロノス様が相手の場合、虎に見えるだけでか弱い子猫も同然、ベッドの上では糞雑魚ナメクジだという事ですわ。ってな訳で、全身を隈無く撫で回すなり舐めるなり好きにして下さいませ」

 

「てな訳でって、どんな訳でさ!? いや、さっさと解消させないと面倒になるのは分かっているけれど……」

 

 チラッと見れば荒くなった息も少し落ち着き、ネーシャを睨む余裕すら生まれて来た。

 金棒は落としちゃっているけれど、短気な彼女の事だし、発情期って気が立っているから怒りやすいらしいから……免罪符っ!

 

 先ずは脇腹を撫でる。

 

「ひんっ!?」

 

 続いて耳の付け根。

 

「やっ……」

 

 胸。

 

「あ、あうぅ……」

 

 首筋から背中を指先で。

 

「きゃっ…くぅぅ……ひゃんっ!?」

 

「あっ、何か楽しい」

 

「あら、そうですの? 確かに荒々しい態度だったのがすっかり大人しくなってはいますが……私も忘れられているみたいで寂しいので何かをしたい気分ですわね。例えばロノス様の耳をこの様に……」

 

「わっ!?」

 

 シロノの反応が可愛かったり妙な色気があったりで夢中になってしまった僕の背後に回ったネーシャの声は少し不機嫌さが含まれている、自分がしろって言ったのに……。

 そのまま背中に体を押し付けた彼女の息が耳に掛かり、続いて唇で耳朶を挟み込んだ物だから堪らない。

 つい力を入れて胸を掴んでしまったらシロノの体がビクッと跳ねて、意識が朦朧とした様子だ。

 

 これで解消出来た……よね?

 

 

「さて、ロノス様。彼女の様子を確かめる必要がありますし、起きるのを待つと致しましょうか。……ええ、その間、彼女にした事やその他色々をちゃんと私にして下さいませ。様子を見ながらロノス様の汗を嗅いでいたら恥ずかしながら……これ以上は言わせないで下さいませ」

 

 もう一度耳に息を吹きかけた後、彼女はシロノが壊した氷の壁を直す、これで周囲からは見えなくなった。

 

 今度はネーシャかぁ……。

 

 耳元で聞こえる声は蠱惑的な上に僕も色々な事が起きた事もあり、この後、シロノが目を覚ますまで……。

 

 

 

 

 

 




しばらく感想来ていないんだ

アリアの影が薄い気が こっちの方がヒロインっぽいってキャラに投票してみて 尚、ゴリラは妹なので入りません

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