ラスボス転生 逆境から始まる乙女ゲームの最強兄妹になったので家族の為に運命を変えたい   作:ケツアゴ

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miskaさんから漫画依頼の際にいただきました

【挿絵表示】


女神テュラ  


聖女系ゴリラ

「魔法が効かない? ふーん、じゃあ試してみましょうか、ノーパン女。”ライトリング”」

 

 さっさとお兄ちゃんの所に行って兄妹共闘とかやってみたいのに邪魔しに現れたノーパン女ことミントに向かって光の輪を放てば、向かいながら大きくなって体にはまり、収縮して締め上げて・・・・・・消えた。

 

「ありゃりゃ、本当だわ」

 

「随分と余裕なのね、神殺しさん」

 

「神殺……何?」

 

 なーんか聞いた事がある単語だけれど思い出せない。

 わざわざこのタイミングで口にするって事は神獣に関係するのかしら?

 

 

 頭を捻ってウンウンと悩んでも答えは出ない、だったらどうするのか……。

 

「あらあら、貴女は何も知らないのね。……テュラ対策に死んで貰ったら困るんだけれど、アンタのお兄さんにやられた恨みは晴らさせて……」

 

「取り敢えずアンタをぶっ飛ばして聞き出せば良いだけよね! ”アドヴェント”!」

 

「貰……はあっ!?」

 

 全身を強化して言葉を発している途中のミントに向かってハルバートを真上から振り下ろします。

 頭から股まで切り裂き、ついでに乗っている船まで完全両断、大勝利!

 

 

 

「って、殺しちゃったら駄目じゃないの。まっ、別に良いか」

 

 ぶった切って勢いそのまま前方に通過した私はハルバートを振るって血を払い除けるとお兄ちゃんの所に向かおうとして、背後から向かって来る熱に向かって振りまき様に拳を振るう。

 中に頭蓋骨が入った青い火の玉は拳の圧力で霧散して、私が真っ二つにしてやったミントは驚き顔、って、元に戻ってるっ!?

 

 

「アンタ、聖女よね? 聖なる力を使って人を導く清らかな乙女なのよね?」

 

「何言ってるのよ。そんなの演技に決まってるじゃないの。……これが私の魔法が効かないって事かあ」

 

 頭をボリボリと掻きながらミントの言葉の意味を理解する。

 手応えはあって、服は確かに両断している、だけれど船と体は無傷……血は飛び散ったし、ハルバートの刃先に残ってるのに何故かしら?

 

 

「不思議そうね。今まで倒した神獣は普通に死んだ筈だって思っているのでしょう? 答えは簡単、今までの神獣は名無しの雑魚の”ネームレス”、自分達を特別な”ネームド”と思っている連中も居たけれど、ネームドは将の方々を入れてたった五体。そしてネームドは光の力じゃ殺せない」

 

「ふーん、じゃあ、これはどうかしら?:

 

 再び接近、首をはねるなり頭を海に向かって蹴り飛ばす。

 再生するなら重要そうな頭を体から離せば良いだけでしょ。

 

 

「って思ってたんだけれど、まさか瞬きの瞬間に元に戻るだなんてね」

 

「ええ、だから言ったでしょ? 貴女の攻撃は効かないのよっ!」

 

 ハルバートを振りかぶった姿勢の私の顔に向かって手の平が向けられ、其処から青い炎が放たれる。

 顔面に直撃したかと思ったら、ミントは船を操って距離を取りながらも次々と放って来た。

 

 

「何これ、うざったい!」

 

 飛び回って避けても追い掛けて来るし、次々に数は増えるし面倒にもほどがあるでしょ!

 

「この程度じゃないわ。人と神獣の差を見せてあげるわ。出よ、冥府に落ちし魂達よ。冥府の炎を纏い生け贄を食らえ!」

 

 ミントがカンテラを振るう度に中の青白い炎が揺らぎ、頭蓋骨を内包した炎が次々に出て来ては私に襲い掛かって来て、振り払っても振り払っても追い掛けて噛み付いて来た。

 

「あーもー! あーもー! 乙女の柔肌に何するのよ!」

 

 朝起きるの苦手なのに、凄く凄く苦手なのにお肌の手入れ必要とか言われて朝からお風呂に連れ込まれた上に全身をピカピカに磨かれて落ち着いてお風呂も入れないのに……地味に熱いし微妙に痛いし鬱陶しいのよ!

 

「ぶっ飛ばす!」

 

 その場で止まれば殺到する頭蓋骨、私の手足や服に噛み付いて、噛み付けない奴も集まって一塊で私を焼こうとした、

 

 

「呆気無いわね。……って、殺しちゃ拙い!」

 

 炎の向こうから聞こえる慌てた声、そうなのね、既に勝った気で居るんだ、ふ~ん。

 

 たかだか光属性の魔法の効き目が薄くって、両断しても直ぐに再生する程度の力で私に勝てると思っているんだ。

 

 

「”ホーリーフレア”」

 

 空から落ちて来た光り輝く炎、それは頭蓋骨と一緒に私を飲み込んで炎すらも焼き尽くす。

 冥府の住人? 生け贄? 馬鹿馬鹿しいわ。

 

 

 

「言わせて貰うわ、舐めるんじゃないわよ。確かに全体的に見て神獣の方が人間より強いんだろうけれど、個別に見れば私の方がアンタよりも遥かに強いわ」

 

「……は?」

 

  ミントの額に青筋が浮かび、ランタンの火が更に激しく燃える中、体と一緒に両断した服が修復されて行き、一迅の風と共に背後をパンツが舞う。

 

「……あー、両断した時に落ちてたのね。矢っ張りノーパン女じゃないの」

 

「五月蠅い……貧乳貧乳ど貧乳! ペチャパイ無い乳平ら胸っ!」

 

 その罵倒に激昂叫びは不要、この時私は静かに怒ってミントの顔面を殴り飛ばした。

 足が船から離れて飛んで行くのに追い付き、頭の上まで振り上げた踵を鼻に叩き込んで真下に叩き落とすなり顔面を掴んで振り回して斜め上に投げ、回転をしながら追い掛ける。

 

 

 

「超超超超超超超ローリングリアスアターックッ!!」

 

 回転の勢いを込めたハルバートの刃の裏側を再び顔面に叩き込み、船の方でお兄ちゃんに追い詰められている奴に向かってぶっ飛ばす。

 再生だって無限じゃ無いでしょうし、魔法の効き目が薄いなら数を与えるか、それか物理で攻めれば良い。

 

 

「やった! ストライク……あれ?」

 

 見事に飛んで行ったミントだけれど、お兄ちゃんの大技を食らう直前の敵にぶつかって海にまで弾き飛ばしちゃった。

 

 ……失敗かしらね?

 

 

 

「ま、まあ、襲われてる船乗りを助けさえすれば大丈夫、全部解決ね。……”ルナ・ヒーリング”」

 

 実はと言うと少しだけ楽しかった。

 全力を出せば秒で終わる雑魚じゃなく、ちゃんと”戦い”になる相手。

 大した物じゃ無くたって、私に回復魔法が必要な怪我を負わせたなんて誉めてあげるわよ。

 

「もうちょっと戦っていたいわね。生きてるかしら? 生きてるわよね? じゃあ、生きてるだろうからお兄ちゃんと合流した後で大技ぶち込んで炙り出しましょうか

 

 戦闘中の高揚感と倒した時の爽快感、これだから戦いは止められない。

 血湧き肉踊る、そんな戦いは私にとって何よりもの娯楽なのよね、物騒だとは我ながら思うんだけれど。

 

 矢っ張り前世より長い今の人生の方が強く出てるわ。

 つまり今の私は貴族令嬢らしいって事で良いわよね?

 

 

「所であの女、既に会ってるらしいけれど何処でだったかしら? ごく最近の気もするんだけれど、ノーパンの印象が強過ぎて思い出せないのよね」

 

 あと、地味な上に自分だって大した胸じゃないし、それと凄く地味だし。

 そして……。

 

 

「どっちにしろ私より弱いんだから別に良いわよね、うん!」

アリアの影が薄い気が こっちの方がヒロインっぽいってキャラに投票してみて 尚、ゴリラは妹なので入りません

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