ラスボス転生 逆境から始まる乙女ゲームの最強兄妹になったので家族の為に運命を変えたい 作:ケツアゴ
「
地面が盛り上がったかと思うと出て来たのは小屋位の大きさの真っ白なバラの蕾で、それが開くと私より少し年下位の女の子が中央から姿を見せたんだけれど、絶対にただ者じゃないわね。
「あの緑の肌に緑の髪の痴女って貴女の親戚?」
「いや、僕は精霊だから血縁者は居ないよ? それにあの程度の格好で痴女って酷いんじゃないかい? ちゃんと隠すべき所は隠してるじゃないか」
あんな巨大な花の中から太ももから上が生えている時点で普通じゃないんだけれど、その格好は更に異様よ。少年マンガじゃ多分無理だろうって感じで、大切な部分って言うか、雑誌に載せたら駄目な部分に花弁が張り付いて辛うじて隠してるってだけだもの。
あんな格好で外に出られるだなんてどう考えても普通じゃないわね。てか、レナみたいな事を言わないでよ。
「隠すべき所だけ隠せば良いという訳ではありませんよ? ドリアードさん」
……あら?
「ねえ、ちょっと……」
「え? そうなのかい? だって獣は基本全裸だし、人間だって夏毛のシーズンは服なんて不要だと思うんだけれど、先端部分とかはどんな露出が高い格好の子でも隠すじゃないか」
「いいえ、いいえ、それは違います。人には羞恥心という物が強く存在しまして、服はそれを抑える役割を持っているのですよ」
どんな変態だって感じの夏を提案するわね、この精霊。矢っ張り価値観の違いが凄いわ……。ちょっとドン引き。
でも、まさかレナから否定が出るだなんて。てっきり賛同すると思っていたのに、
「ねぇ、ちょっとってば……」
「着る時は着て、隠すべき所はちゃんと隠す。だからこそ焦らせて一枚一枚脱いで行く時やチラチラと見える様にするのが興奮するのです」
あっ、矢っ張りレナはレナだったわ。見直して損した感じね。何か気が抜けたらドッと疲れたし、適当な所で座って休みましょうか。腰を下ろせる倒木ならその辺に幾らでも有る事だし。
脱衣に付いて熱く語るレナを後目に私は座るのに良さそうな木を探すんだけれど、プルートに服の袖を摘ままれて動きを止める。
え? 何か指差して……あっ、忘れてた。敵が居たんだったわ。
「すっかり忘れていたわね。所で彼奴の花言葉は何だと思う?」
「”恥知らず”か”露出”でしょうか?」
不機嫌そうな声を出しながら口を尖らせる女は腰に手を当てているけれど、ドリアードもそうだけれど植物系のモンスターっぽい此奴も結構大きいのかしら? 何処がとは言わないけれど! 私の何処と比べてとは言わないけれど!
あれなの? 春になって見事に実りましたって?
「誰の花言葉が恥知らずよ! 私の花言葉が有ったなら”美”に決まっているわ。……それとアンタには露出云々言われたくないんだけれど?」
半目になって向けた視線の先を追えば、さっきの茨への対応でプルートから借りた服をぼろ切れにしちゃったから全裸のレナ。辛うじて眼鏡と靴下と靴は残っているけれど
所で普通に美が花言葉の花は存在するんじゃないかしら? それを堂々と名乗るって……。
「なーんだ。只の馬鹿か」
「プルート、かが……」
「天丼は止めておきましょう、
「……そうですね。ちょっと彼女にお聞きしたい事も有りますし。その前にお名前をお聞かせ頂けますか?」
「私の名前? ふふんっ! 鬼にしては愁傷な心掛けね。こんなに美しい私の名を知らないなんて無礼だと思っ……」
「いや、そう言うのは別に構いませんから続けて下さい」
「し、失礼な痴女ね。この全裸!」
「私が全裸? ちゃんと靴と靴下を身に付けているのが見えないのですか? それに私は不可抗力で全裸になっただけであり、好きでその姿をしているらしい貴女とは大きな差があります。例えるなら下着を自ら脱ぐのと下着だけは脱がして貰う位に……」
「いい加減にしなさい! 話が全然進まないでしょう!」
露出過多の痴女と年中発情期の痴女の罵り合いに痺れを切らした私は声を荒げて低レベルな争いを中断させる。
ったく、見事にどっちもどっちだわ!
「……良いわ。少ない脳味噌にちゃんと納めなさい。私の名は”アルラウネ”! 神獣アルラウネ! 神獣将が一人”ラドゥーン”様の忠実な下僕よ!」
「ラドゥーン……文献で読んだ事が有りますね。確か異名が”裸マント”だった気が……」
「そんな訳が無いでしょ! ”下着エプロン”よ、”下着エプロン”! 隠すべき所は隠してたんだから! 数百年ぶりに会ったら水着にコートだったけれど! 理由を尋ねても言葉を濁すだけだったけれど!」
「蛙の子は蛙。痴女の上司は痴女なのね……」
どうしよう、凄く会いたくない。出来れば私やお兄ちゃんとは全く無関係な所で勝手にくたばってくれたら最高。
服装変えたらしいけれど、中途半端な羞恥心っぽいし、レナに会ったら確実に弄くられるわね、其奴。
是非とも私の知らない所で会合すれば良いわ。
「まったく! あのお方を変態みたいに扱うなんて、ば、ば、ばん……万死に値するわ!」
「アンタから入って来る情報が変態だって告げてるのよ」
正直言って五十歩百歩なんだけれど、関係者のアルラウネは細かい事に拘って文句垂れ流しだし、レナは此奴に何を訊きたいの?
「……それで私に何を教えて欲しいの? 美の秘訣なら無理よ? だって私の美は貴女が何をしても到底届かない領域ですもの」
あっ、そうだ。レナがどんな質問をするのか訊いてなかった。
あの発情する花を生やした理由? それとも私達を襲った動機?
絶対訊かない方が良かったって内容じゃない。
……にしてもムカつくし、敵だから殴って良いかしら? 今なら的確に不細工に見える殴り方が出来る気がするんだけれど。
「いいえ、別の事です。教えて頂けますね?」
とても気にならないので止めようかとも思ったんだけれど、レナは私が動くよりも先に口を開いてしまった。
「貴女の体、雄しべと雌しべは何処ですか?」
「矢っ張りくだらない事じゃない!」
「えっと、自分でも詳しく分からないのよね。ほら、私って同族が居ないし、この体は確かに人間の女だけれど、私自身が男と女の両方有る種族なのか不明だし」
「アンタも真面目に答えないで良いから!」
「え? そうなの?」
駄目だ、此奴。凄い馬鹿じゃないの。
アルラウネは私の指摘に狼狽しているし、基本的に頭が足りない上にお人好しなのかも知れないわね。
……人間を滅ぼす為に生まれた存在が神獣だけれど、そうじゃなかったら仲良くなってたかも……。
「……それにしても男を二人引き連れているだけあって凄いわね、アンタ。その性的欲求、かなりの痴女でしょ!」
「男二人?」
アルラウネはレナを指差して堂々と言い放つけれど、何処に男が居るのかしら? あの駄目王子でもこっそり後を付けて来てたとかなら悪寒物なんだけれど、そんな気配は感じないし……。
「ドリアード、アンタって実は二体が合体してて、実は男の肉体だったりする?」
「えぇ!? 急に変な事を言わないでおくれよ。男の僕は居ないし、僕は僕しか居ないから性別に意味が有るとは思わないけれど、この体は一応女の子さ」
「……よね? アルラウネ! 何処に男二人が居るっての?」
「はぁ? アンタ、それを本気で言ってるの? まさか自分の性別を忘れる程の馬鹿なんじゃ
……あれ? もしかして二人共……女の子?」
最初は馬鹿にしていた顔のアルラウネも途中から驚いた顔になり、最後は恐る恐る尋ねて来る。
「あ~、ごめん。私はこの通り結構有るから忘れていたけれど、アンタ達みたいにまっ平らなのも居るのよね」
アルラウネは見せ付ける様に自分の胸を持ち上げて揺らす。明らかに最後は私とプルートの胸を鼻でいたわ。
「……ねぇ、プルート。あの雑草、完全に駆除し
「大賛成
アリアの影が薄い気が こっちの方がヒロインっぽいってキャラに投票してみて 尚、ゴリラは妹なので入りません
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