決してタイトル詐欺ではないです。
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時は遡り、私がまだ床に伏せていて、お兄様が付きっきりで看病してくれていた頃の話です。
お兄様は私の体調が良い時に、私を背負って町まで降りてくれることがありました。
その時の私はまだまだ子供で、世の中というものがよくわかっていないお子様でした。
だから、私はある日こう言ってしまったのです。
「お兄様、あの子を助けてあげて?」
私が指を指したのは、私の様な小さな子供の治療の為に募金をしている集団でした。
お兄様は私をこんなにも元気にしてくれるんだから、あの写真の女の子だって簡単に助けられる。そう思って言った言葉でした。
そんな中お兄様は困った風な顔をして「わかった」と一言言うと、募金活動をしている集団に歩いて行き、そして募金をしたのでした。
「私にはまだこれくらいしかできない……」
そう寂しそうに呟きながら……
お兄様は優しい。
お兄様の友人さんは私に対して優しいだけだと言うけれど、私はそれは違うと思っている。
だって、お兄様は山の動物に好かれているんですもの……一匹はある日お兄様に木の実をわけてもらって、一匹は怪我をしているのをお兄様に治療してもらって……
みんなお兄様にお返しをしている。
お兄様が木の実をわけた動物達からは度々筍や松茸が運び込まれ、お兄様が怪我を手当てした動物からはお薬になる野草の群生地を教えてもらった。
お兄様は「自分達用に取っておけば良いのに……馬鹿だな」と言うけれど、こっそり微笑んでいた。
「姫娘」
「何でしょうか、お兄様?」
「今日はもう、帰りますよ」
「え、あ、はい!」
私の体調はそこそこ回復し、中学校に通える様になりました。
お兄様は毎日私に付きっきりで中学校へ連れ添ってくれました。
一学年下の私の教室に休み時間の度に来てくれて、私の体調を心配してくれるお兄様。
しかしそれに対し周りは冷たく、お兄様に危害を加えるのでした。
勿論それを私が許せる筈もなく……
私はお父様から能力を多く受け継いでいます。
理系が嫌な奴に復讐する場合、どうするか…………簡素に言うと社会的に殺しちゃいます。
だから、お兄様に危害を加えたお馬鹿な生徒達はみ~んな、大手を振って明るい所を歩けないようにしちゃいました。
でも、お兄様は優しいから……「どうかしたんだろうか……」とお馬鹿な生徒達を心配するんです。
そんな優しいお兄様だから、憧れて惹かれちゃう女の子もきっといるって思ってた。
でも……これは何か違う気がする。
「ずっと探してました……」
「君、私は用事があるんだ……」
「先日もそう言いましたよね?」
「困るよ君……」
お兄様を影から見守っている私の目に写っているのは、お兄様の背中に抱きつく女の子……
私でもあんなことしたことないのに……
再び時間が空いたので酷い文章……ごめんなさい。