ハイスクールフリートとイージス艦   作:アイバユウ

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思惑と救難活動

救難信号を発信していたのは大型クルーズ船舶だ。

どう見てもライチだけで手に負える状況ではない

 

「水川トオルさん。ホワイトドルフィンはどうですか?」

 

「我々の艦隊も3隻が向かっている。だが救難信号発信元にはあと10分はかかる」

 

ブルーマーメイドは20分。ホワイトドルフィンは10分

幸い、我々を最初に発見した1隻のブルーマーメイドの艦船[ インディペンデンス級沿海域戦闘艦 ]

そしてもう1隻、ホワイトドルフィンの艦艇が1隻存在する。あとは訓練航海での学生の船舶だ

彼らと協力して救助に当たることにした。学生も救助に入るとのことだ

大規模事案であることから人手が多いことは良いことだが

どこまでコントロールできるか

 

「1つでもミスをしたら一家心中だ」

 

「同意見です」

 

副長の精霊も同意した。俺は熱探知画像で人が取り残されていないか調べるように指示した。

既にクルーズ船の傾斜角はかなり危険だ。一気に横転の可能性もある

そう言う事態は起こさせるわけにはいかない

 

 

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横須賀女子海洋学校 会議室

 

「倒産したという会社は存在していたの?」

 

『はい。記録上は存在していますが経営者は失踪しています』

 

娘の真霜からの報告書を基に会議をしていた

電話での会議だが。海上安全整備局は彼らを危険視している

有能な人材だが、どこまでやり抜けるのか。

下手をすれば我々と敵対するのではないかと

そうなれば我々に守るすべは少ない。長距離推進弾攻撃が可能な艦艇だ

我々の学校や港をターゲットにされたらどういう結果になるか

あまり想像はしたくない

 

「艦長の相葉ユウさんの親族は?」

 

『問題はそこなんです。彼に関する情報だけ抜けているようで。まるで突然現れたかのように記録が』

 

「とにかく情報収集を急いで行いましょう。彼らが敵か味方かはここ、横須賀港で決めましょう」

 

 

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俺たちは救難活動を始めた。精霊たちは複合艇で事故船舶に向かっていた

クルーズ船に装備されていた救命ボートに避難していた乗客の救助は順調に精霊たちが行っていた

船乗りの精霊たちなのだ。彼らも決して戦闘を望んでいるわけではない。

平和的に解決するなら、そうしたいと願っている。

だが現状ではそうはいかない

 

「艦長、救命活動を続行中です。救助対象者人数は旅客定員は2,700名、乗組員は1,000名です」

 

「救命ボートは足りているのか」

 

「今のところ海上に多数の救命ボート確認。こちらで救助した人達には食堂で食事を提供しています」

 

「艦長、クルーズ船はさらに傾斜しつつあり。このままでは横転します」

 

俺は救助部隊の精霊たちの様子を危惧していた

 

「最悪の場合、どれくらい持ちこたえることができる?」

 

「1時間ぐらいしか持たないです」

 

「厳しいな」

 

『はれかぜよりライチ、応答を』

 

「こちらライチ、救難信号を出している艦船横転まで1時間を切っている可能性が高い。注意されたし」

 

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