ハイスクールフリートとイージス艦   作:アイバユウ

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客船と救難活動

アーレイバーク級駆逐艦ライチ CIC

 

俺と水川トオルさんとは救難信号を出したクルーズ船の図面をオンラインで取り寄せて調査するべき場所を調べていた

残り時間が1時間を切っているという事もあり緊張感のある対応が求められていた

 

『ブルーマーメイドからライチへ、救助活動はどうですか?』

 

「現在、救難信号を出している船舶は右舷に40度以上の傾斜あり。時間経過に伴いさらに角度が増している」

 

『こちらは間もなく先遣部隊が到着予定』

 

「周辺海域に浮遊物多数あり。注意されたし」

 

『了解』

 

ブルーマーメイドの先遣部隊が到着することは良いことだ。

これで救助作業はより進むだろう

問題は時間だ。早くしないと転覆してしまう。ただでさえ危険な状況なのにだ

これ以上傾斜角度が増せば船がひっくり返るか中央で船が裂ける可能性があった

その時ソナーを担当している精霊が船からきしむ音がするとの報告が入ってきた

どうやら時間的余裕はないようだ

 

「艦長!救難対象船、中央部からきしむ音がします。まもなく中央部で裂ける可能性大」

 

「それを周辺にいるホワイトドルフィンとブルーマーメイドに通達。避難状況はどうなっている?」

 

「現在、乗員2000人ほどを救助。しかしまだ船内に残っている者が大勢いる模様」

 

事前データによると乗客は2700人とのデータを受け取っているのであと700人は不明のままだ

何としても確認をしなければならない。乗員も避難対応に追われていた。

 

「時間との戦いだな」

 

俺はCICで救助に向かった精霊たちと無線交信を始めた

 

「救助隊へ。状況はどうだ?」

 

『救助隊からライチへ。こちらは現在船内を捜索中。こちらの船体傾斜角度は何度かわかりますか?』

 

「現在右舷に40度以上と思われる。さらにソナーで船体中央部分できしむ音がしている。裂ける可能性がある。留意されたし」

 

『了解』

 

「撤退させるべきではありませんか?」

 

「我々の目的は救助だ。それに誰も見捨てるなが俺の方針だ。こちらに損害がない限りは」

 

水川トオルさんは我々の動きを見て素早いですなと答えた

 

「これが訓練の成果です」

 

「クルーズ船、傾斜角度が40度を超えました。危険です。船体中央部からもきしむ音が断続的に流れてきています」

 

もう持ちこたえることはできない。撤退命令を出すことを決断した

そこにブルーマーメイドの救助専門先遣部隊が到着した。あとはプロに任せよう。

餅は餅屋だ。我々はまだ攻撃などの戦闘には慣れていても救助は単艦では難しい

あとは彼らの手腕と支援に回る方がいい

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