ハイスクールフリートとイージス艦   作:アイバユウ

55 / 57
いつ平和になるか・・・

俺たちは無事にライチに戻ってくると早速警戒態勢の維持を指示した

まだ何が起きるかは全く予測がつかないのだから当然である

ソナー担当の精霊さんにも目を光らせておくように指示を出した

火器管制担当の精霊さんにもいつでも攻撃ができるように攻撃準備命令を出した

必要ならいつでもブルーマーメイドやホワイトドルフィンの司令部を攻撃できる

 

「本当ならこんなことになるのは避けておきたいのだがな」

 

「仕方がありません。我々の兵器は彼らのものを凌駕していますから」

 

守るためには必要なこともありますと俺の言葉にCICの責任者をしている精霊さんが回答した

 

「できることなら攻撃などしないほうが良いんだろうが。我々の意思を見せることも時には必要になる」

 

「世の中に平和など存在しないものです。争いの火種は必ずどこかにあるものですから」

 

特にこの艦の装備に興味を示して手を出してくる組織は多いはずですと副長役をしてくれている精霊さんが語った

彼女の言う通りである。いつだって戦場の火種は存在する

今はこの艦がその中心にいることは間違いない

 

「今はいつでも空爆できるようにトマホークミサイルの照準をロックして、いつでも反撃攻撃ができるように対応するんだ」

 

「すでに準備は完了しています。何か仕掛けてくればこちらはいつでも攻撃することができます」

 

「血生臭い戦場になることはできれば避けたいけど、この艦の艦長として俺は船を守る義務がある」

 

艦長というのは船を守るために全力を尽くすことが求めらる

必ず無傷でこの艦を維持し続けることが俺に求められる使命であり、存在意義である

 

「艦長。ソナーに感あり。潜水艦のスクリュー音を探知。方位68度。距離1000m」

 

「大きなクジラはのんびりと休ませてくれないみたいだな」

 

大きなクジラとは潜水艦のことを示している。

それも今回は識別不能であることから敵艦の潜水艦と示している

 

「念のため魚雷の用意をしておけ」

 

俺はすぐに識別不明艦に対する攻撃オプションの設定を火器管制を担当している精霊さんに命じた

これは保険である。もし攻撃してきたら速やかに撃沈できるようにである

ライチを危険な状況下にさらすわけにはいかない

おれには覚悟はできている。撃沈すれば死者が発生することへの覚悟である

模擬魚雷とは異なるのだ。こちらは『本物の魚雷攻撃』を実行するための用意をしている

艦内放送でおれは一斉にすべての精霊さんに命令を出した

 

「これより何者からかの攻撃が予測される。総員警戒して対応するように」

 

そう艦内放送をすると今度はブルーマーメイドとホワイトドルフィンの支局に潜水艦に関する情報の問い合わせを行った

こちらに攻撃するつもりで派遣したのかどうかについてはっきりさせるためである

もし攻撃をするつもりなどういう結果になるかについても伝えることにした

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。