ハイスクールフリートとイージス艦   作:アイバユウ

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事態が動き始めた

今のところは潜水艦は徐々に潜航していっている

こちらに攻撃するためなのかそれとも何か別の作戦のために活動しているのか

それがわからない限り安心はできない。

何か些細な懸念事案でも見逃すことはすることはできるはずがなかった

 

「潜水艦はどうしている?」

 

俺の問いにソナー担当の精霊さんはすぐに回答した

 

「深度100mを維持してこちらに向かっています」

 

今のところ距離は離れている。危険な兆候はないがどうしたものか

 

「潜水艦の位置は正確に分かっているのか?」

 

「こちらのソナーシステムは優秀です。ピンガーを打たなくても正確な位置はつかめています」

 

本当に潜水艦は何を考えているのかわからない

攻撃を仕掛けてくるつもりなのか、それとも別の何かの意図を持って行動しているのか

それとも『ラット』影響をまだ受けているのか。だがその可能性は極めて低いが0ではない

万が一に備えての用意は完了している。対潜ミサイルの発射準備もできている

魚雷攻撃の用意もできている

 

「潜水艦が何を仕掛けてくるのかわからないとなると苦労するな」

 

その時ある通信を受信したことを精霊さんが報告してきた

 

「艦長、海上安全整備局から通信を受信しました。本艦にブルーマーメイドの艦艇が接近してくるとのことです」

 

「レーダーでとらえられているのか?」

 

「はい。方位12度。距離15Kmに艦船を捕捉しています」

 

「念のため、対艦ミサイルのロックをしておけ」

 

今はどんな脅威にさらされるかわからないので、

敵対する可能性があるかもしれないなら攻撃用意をすることが求められる

 

「艦長。私たちに休むような時間はありませんね」

 

「まったくだ。こればかりは仕方がないことではあるが、対応させられるこちらの身にもなってほしいところだ」

 

CIC統括管制官をしている精霊さんの言う通りだ

こちらは些細な事でも慎重に判断しなければならない

もし急激な対応方法を変更すると大きな変化があるかもしれない

その変化が良い方向に変化すれば対応方法は考えやすい

しかし悪い方に流れてしまうと面倒なことになることは間違いない

それだけはできれば避けておきたい

 

「ソナー。魚雷攻撃に気を付けるように」

 

俺の指示にソナー担当の精霊さんは了解と回答した。

さらに俺はいつでも機関始動できるようにブリッジに連絡した

 

『了解です。いつでも機関最大速力で移動できるように準備をしておきます』

 

ガスタービンエンジンが暖機運転を開始した。

いつでも急加速ができるようにするためである

 

「本当に何事もなければいいのだけど」

 

俺はそんなことを考えていたが実際はそれは理想論である

現実は非情なものであることは嫌というほど理解している

突然攻撃を仕掛けてくるかもしれないことを考えて行動しなければならない

 

「艦長!レーダーに感あり。ブルーマーメイドの識別信号を出した艦船が急速に接近中」

 

 

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