Re: CONTINUE・OF・GENMN・IN・IS 作:情報屋迅龍牙
by猿渡一海
第10話
紅蓮竜のRETURN
春夏とセシリアが、喧嘩をしたようだが・・・まぁ、春夏の事だ家族のことをバカにされてきれたのだろう。私からしたら嬉しいことだ。
「ごめん、黎斗兄・・・」
「気にするな、家族の事になるとお前は歯止めが効かなくなるからな?」
「うぅ・・反省してます」
まったく、この可愛い弟が!くぅぅ・・・昔の私なら考えられないかもな、守ってやりたくなるとは、このことか!
「さて、本題に入るか」
「そ、その前に、ここはなんなんですか?なんで姉さんがいるんです?」
「ん?そうか、本題に入るのは、説明してからだな」
「ここは、IS学園地下5階に位置する、電脳救命センター、通称『CR』だ」
CR?確か、永夢先生が昔所属していた所だったか?でも、何でこんなところに?
「私がここを再現したからだよ?」
「姉さんが?どうしてまた?」
「ん〜とね、今この学園には、ちょっと危険なものが蔓延してるの」
危険なもの?なんなんだ一体?私がここに連れてこられたことにも、関係してるのだろうか?
「君は、宝条先生に『ゲーム病』と診断されたんだね?」
「はい、ですが、どうしてそれを?」
「知り合いなのさ、宝条先生とは」
「そうだったんですか・・・それで、ゲーム病って結局なんなんでしょうか?」
確かに、説明しなければならないが、どう説明したものか?説明にも困るんだよな・・・いや、今の私なら。
「ゲーム病とは、バグスターウイルスに感染したもののことを言うんだ」
「バグスターウイルス?なんですか?それは?」
「バグスターウイルスの説明をする前に、君たちは、2000年問題を知っているかな?」
「2000年問題?」
「確か、西暦が2000年になった時に、全てのコンピューターが誤作動を起こすって言われたあの?でも、結局何も起きなかったらしいけど?」
「いや、実際には問題が起きていた。その問題こそが・・・バグスターウイルスだ」
「え!?そうなの!?」
バグスターウイルスについての知識がどこかで途切れたのだろうか?いや・・・衛生省が何も公表していないという線はない・・・あの、日向審議官殿のことだ・・・公表はしているはず。
「とまぁ・・・そんなバグスターウイルスだが、人間に感染し・・・その人間を依代にし、現実世界に実体化しようとする・・・それがゲーム病と呼ばれるものだ・・・そして、依代となった人間は、消えることになる」
「そ、そんな!?それでは、私は・・・どうなるのですか?」
「ふむ・・・完全にゲーム病に感染し・・・尚且つそのゲーム病に対して、抗体を持っているのであれば・・・消滅することは無いが・・・そんな人間・・・この世には2人しか居ないんだよなぁ・・・主治医だった宝条先生は大丈夫だと、言ったんだったね?」
「は、はい・・・」
「なら大丈夫!宝条先生が大丈夫だと言ったのなら信憑性がある!・・・彼は、バグスターウイルスに対して、完全な抗体を持った人間だからね?だから君が消えることは無いよ」
「ほ、本当ですか!」
「良かったね!箒ちゃん!」
「は、はい!姉さん!」
しかし、そうなると彼女用にゲームを作らねばならないな・・・一様・・・ゲームの企画書を作っておくか。
IS学園 :セシリアの部屋
「織斑春夏・・・・アイツだけは!」
『燃えてるなぁ?面白い我が魔王の力を引き出せそうだ!』
そんな声がしていることに、セシリアは、気付いていなかった・・・今、彼女の胸の中に潜めている闇は、織斑春夏を倒すことだけだからだ・・・
「私は、どんな手を使ってでも・・・」
数週間後 :決戦当日
「なぁ、黎斗先生?ちょっと聞きたいことが」
「どうした?弟よ」
「なんで、見世物になってんの?」
何故と言われても答えかねる。何処から情報が出回ったか知らないからだ。
「まぁ、気張るな、お前らしくしたらいい」
「了解」
「織斑くん!黎斗先生!来ました!織斑くんの専用機が!機体名称『鋼牙』です!」
「おぉ!」
これが、俺のIS。しかもこの装備・・・さすがは俺の義兄さんだな。
「嫌な予感がするな・・・春夏、これを持っていけ」
「ん?これは?プロトマイティアクションXオリジン?どうしてこれを?」
「まだお前のゲームだけ完成してないからな?もしもの時のお守りだ」
「ありがと!行ってくるぜ!」
嫌な予感が当たらなければいいが・・・もしもの時は、永夢たちを呼んでみるか。
IS学園 :第三アリーナ
「よく逃げずに来ましたわね?」
「まぁな」
ここで私が勝てば・・・あの猿をオイダセル!サァ!ワタクシトオドッテモライマスワヨ!
「先手必勝!!おいきなさい!ティアーズ!」
「うぉ!?成程!これが、レーザーか!」
なら、一か八か切ってみるか!こいつで!
「喰らいなさいな!ディアーズ!」
「せーの!」
勢いよく俺は、サバイバルナイフを振り下ろした。するとどうだ。レーザーが真っ二つに切れたでは無いか。
「そんな!?」
「お?やれば出来るもんだな!何回も見ててよかった〜」
「そんなデタラメ!」
デタラメでもなんでもない。こんな芸当ができるのは、色々と鍛錬を重ねてきた人間か、ビームの直線上に立って剣を素早く振り下ろせるやつだけだ。俺はその後者だっただけだ。
第三アリーナ :管制室
「さすがは私の義弟だな?」
「いま・・・何が起きたんですか!?」
驚くのも無理はないだろう。ビームを切ったのだから。しかし今の芸当は確かに凄かった。ビームの直線上にいて、尚且つ素早くナイフを縦に振り下ろすとは恐れ入った。確か、なにかのアニメでやっていたな?なんだったかな?
「まさか○AOの技を再現するとは・・・さては何回も見ていたな?春夏のヤツめ」
そうだそうだ、S○Oだ。しかし・・・ビームブラスト?と呼べばいいのだろうか?
「しかしなんだ?オルコットの機体・・・オレンジ色のノイズが見えたが?」
「オレンジ色の・・・ノイズ!?千冬!それはいつだ!」
「む?さっき春夏が、ビームを切った時に少しだけだが?」
「不味いな・・・」
今の言葉が正しいのであれば・・・そろそろバグスターが目を覚ます可能性があるが?しかし・・・アスカの言葉が現実になるとは!
「だ、檀先生!オルコットさんが!?」
「来てしまったか!」
第三アリーナ
「な、なんだ!?一体何が起きて!?」
「私は・・・ワタシはマケルワケニハ行かない・・・イカないのデス!!ぐ・・・ああア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「オルコット!」
その瞬間オルコットとオルコットの機体がオレンジ色の何かに飲み込まれた。そしてそこには・・・ゲームキャラのような物がたっていた
「ふむ・・・半覚醒できたか・・・このままこの女を乗っ取りきってやるとしよう!」
「てめぇ!何もんだ!」
「我が名は、ハデス!タドルファンタジーのラスボスだ!」
タドルファンタジーそれは、ダドルクエストのバージョンアップゲーム。檀黎斗が作った2本目のギアデュアルベータの中に入っていたゲームだが、檀黎斗の話によるとボスキャラは設定していないようだ。
「貴様がいると、『我々の計画』が水の泡だからな!ここで消えてもらう!」
我々の計画?その一言で、こいつがあの男と繋がっていることは明白だった。そして、誰かが走ってくる音が聞こえた。決まっているだろう。俺の義兄さんだ。
「そんな事をやらせるか!『マイティアクションX』グレード2!変身!」
『ガッシャット!ガチャー!レベルアップ!マイティアクション!X!』
「ヴェァ!!」
「ほぉ?よく来たな?檀黎斗?」
「私の弟は殺らせん!」
「黎斗義兄!俺も一緒に!」
「春夏は下がっていろ!今のお前では足でまといだ!お守りを持ってここを出ろ!」
「でも!」
またなのか・・・俺はいつも大事な時に、誰かに守ってもらってばかりだ・・・俺も・・・みんなを守りたい・・・でも、そのための力を・・・俺は持って?
『力が欲しいか?』
ほんの一瞬だった・・・その一瞬の中、声が聞こえた。とても力強く・・・俺の中に響いた・・・この声は一体?
『人間に力を貸すのは、いささか不本意だがな』
「頼む!俺に力貸してくれ!」
『いいだろ・・・』
その一言と共に俺の手にデバイスが出現した。使い方は・・・何故かわかった。なぜ分かったのか・・・俺にも分からない・・・でも、身体が教えてくれたのだ。
『培養!!」
「なに!?」
今の声は・・・奴だ・・・誇り高きあの竜戦士の声だ。しかしなぜ春夏からやつの声が聞こえるのだろう?そんな疑問を抱いた直後、春夏がたっていた場所には、深紅に染まった竜戦士がたっていた。
『INFECTION!』
『レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!ザ!バグスター!』
そう・・・今まさにこの場において、最高の敵キャラ、ドラゴナイトハンターZの竜戦士『グラファイト』が復活したのである。
よ〜し良い子達だ・・・全員まとめて愛してやる!
by紅音也