Re: CONTINUE・OF・GENMN・IN・IS 作:情報屋迅龍牙
by火野映司
第14話
竜娘がメンバーに
食堂での一悶着があった後、俺たちはIS学園の地下にあるCRに呼ばれていた。
「一体なんなんだろうな?一夏なんか聞いてるか?」
「うんうん何も」
と、何気ない話をしていると後ろから声をかけられた。
「おふたりさん!久しぶり!」
「へ?弾!?なんでお前がここに!?」
「いやねぇ?衛生省のお偉いさんて人が家に来てな?今日からここの食堂でバイトすることになった!」
「マジでぇ!」
「おう!早速食堂のおばちゃん達には挨拶してきたぜ!んでもって、お前らの協力もするぜ!」
「ホント!ビックリだよ!よろしくね!弾!」
「あぁ!こっちこそよろしく!でな?俺だけじゃねぇんだよ?」
と、言う弾の言葉に俺と一夏は何を言っているのかわからなかった。もしかすると、CRに呼ばれた理由と関係があるのだろうか?
IS学園地下5階・CR
「よ!」
「九条先生!さっきぶりです!」
扉の前には、九条貴利矢が立っていた。
「待ってたぜ?」
「出迎えですか?貴利矢先生?」
「二人を待ってたんだ、早速入ろうぜ?」
そう言う貴利矢さんの後に続いて俺たちふたりもCRの中に入った。そしてそこに居たのは・・・
「鈴!?」
「あら?二人とも遅かったわね?」
「なんで鈴がいるの!?」
「あら?言ってなかったかしら?私これでも『仮面ライダー』なのよ?」
「「な!?なんだってぇぇぇ!?」」
俺と一夏は驚愕した。俺達兄弟以外での適合者は黎斗にぃ達ぐらいだ。黎斗にぃによると、もう一人いるらしいのだが、その人は今海外にいるらしい。
「海外にね?マキナビジョンっていうゲーム会社があって、そこの社長さんにスカウトされてね?そのまま中国代表までなったのよ?んで、適合手術もしたのよ」
「情報量が多すぎる・・・」
「うん・・・」
「そう?」
「「そうだよ!!」」
と、一波乱あったが。俺たちは隠し事なく話せる間柄ってのを再確認できたのであった。
「それで?鈴はどんなガシャットを使うんだ?」
「私のはね?マキナビジョンと幻夢の共同開発で作られたゲームね?その名も!亂神戦鬼よ!」
「亂神戦鬼ってことを鬼を狩るゲームってことか?」
「いいえ、このゲームはね?逆なのよ」
「逆?ってことは、鬼が龍を狩るってことか?じゃあ何か?鬼は人で、龍が獲物?」
「そういう事よ?でもねぇ・・・これがなかなか面白いのよ!モンハンとかをイメージしてるでしょうけど全くの別物!プロローグでは絶対に倒せないボスが出てきてね!そこからストーリーが展開されていくのよ!でもね!プロローグのボスを何とか倒せないかって頑張るのも一興なのよ!しかも!裏情報だとプロローグボスを倒してストーリーを進めるとすんごいアイテムが貰えって情報があんのよ!でも1回も倒せないのよねぇ〜」
「こいつって複数人でもプレイできんのか?」
「ええ?可能よ?あ!あんたさては・・・重度のゲーマーだったわね」
「あぁ!一夏のゲームができるまでは、俺と鈴のコンビで頑張ろうぜ!」
「あら?一夏のゲームってまだできてないの?」
そう、俺の場合はグラファイトとの共闘で、ドラゴナイトハンターZのガシャットが生れ、そのまま俺の専用となっている。しかし、その際、千冬姉も戦っていたと聞く。教師はあまり戦闘に参加出来ないらしいので、現状俺と鈴の2人だけがIS学園での仮面ライダー活動をせざるおえないのだ。
「黎斗にぃも、開発を急いではいるんだけどな?何分新規での制作だから、結構かかるみたいなんだよ」
「ふ〜ん?それまで生徒で仮面ライダーやれるのは、私とあんただけってことか・・・あれ?そういえば箒はどうなの?あの子も適合者じゃないけど、適性はあるって聞いてるけど?」
「箒も、一夏と同じくガシャットが出来てないからまだ、参戦できないんだよ・・・まぁ、開発できるまで、自分なりに鍛えとくって言ってるけどな」
「あの子らしいわね」
お前が掴むべき手はもう・・・俺じゃないってことだ
byアンクグリード