「そう言えばジョゼが酒飲んだの見たことないな。」
「なんや、急に、、。」
ふと思い口に出た事を聞いて訝しげにこちらを見るジョゼ。
「いや、いっつも夕食一緒に食べてて先飲んでるの一回も見たことないからさ。
飲んだことないのかと思って。」
酒、一回も飲んだことがないと言うワードを聞いてカチンときたのか、すぐに返事を返した。
「酒くらい何度も飲んだことあるわ!!ワインとか一日で飲みきったことだってあるんやぞ!!」
あぁまた見栄張っちゃってwワインを一日で飲みきるとか度数にもよるが大概無理だぞ。
嘘だと分かっていても虐めたくなる。
「ほ~ん。なら飲んでみるかお酒。」
「え、今から?」
急な提案に驚いて目をパチクリさせている。
「そう、今から。コンビニ行って買ってくるからさ。」
「いや、でももう遅いしそんな急に買いにいかんでも、、。」
「すぐそこだし俺も飲みたい気分だから。それにジョゼさんはお酒お強いんだろ?
それともまさか飲めないのに見栄を張った訳じゃないだろ?」
「な、、だったら買ってきいや。とことん飲んだるわ!!」
引くに引けなくなったのか更に声を張り上げ啖呵を切る。
「じゃあ買ってくるわ。すぐに帰るから。」
さて、どうなるかな。
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「ただいま。色々買ってきたぞ。」
ほぼジュースなほろよい、手頃なボトルワイン、アル中御用達のストゼロを買ってきた。
「お、おかえり。早かったな。」
「そりゃすぐそこだからな。ほらつまみもあるぞ。」
鉄板のあたりめやチー鱈を見せると食べたことのないものだったのか興味津々といった表情で見つめている。
「とりあえずほろよいから飲んでみるか?」
「うん、飲んでみる。」
おそらく初めて飲む酒に緊張しているのか素直に応じる。
「い、いただきます。」
こくっと一口扇ぐ。
「あ、美味しい。」
「そっか、良かった。お気に召したみたいだな。口寂しくなってきたらつまみも食べな。」
あたりめを一つ渡す。
「ありがとう。はむッ。」
差し出したあたりめに顔から食らいつきに来る。あれ?もしかしてもう酔っているのでは?
「あ~ジョゼさん?」
「なんやぁ~~。ちゅねおぉ~~。えへへ。」
あーこれは完璧に出来上がってる。でもまさかほろよいで酔うとは思わなかった。それもまだ一口目だぞ。
「ジョゼもうそれくらいに。」
「まだ飲み始めたばかりやぁぁ~。まだこんなに残ってんねんでぇ~~。」
「だ~め。」
ジョゼの右手からほろよいを取り上げる。
「やぁ~~、か~え~し~てぇ~~。」
駄々をこねて取り換えさんと腕を振りこちらに近づいてくる。
「おっと、駄目だ。もう完全に酔ってるだろ。これ以上は飲ませない。」
「どこが酔ってるって言うねぇ~ん。まだまだしゃっきりしとるがなぁ~~。」
いや、どこをどう見ても完全に酔ってるだろ。取り敢えず取り上げたほろよいをテーブルに置いて両手で暴れるジョゼを抑えることにした。
「ほら、暴れんなって。落ち着け。」
抱きしめて動きを止める。抱き締めるというよりかは羽交い締めの方が近いな。
すると先ほどまで暴れていたジョゼは嘘のように大人しくなった。
「恒夫の匂い落ち着くわぁ~~//えへへ//」
ん?ビーストモードから甘えモードに変わったか、先程とは打って変わって猫のように頬を胸にスリスリしてきて可愛い。
「う~ん、恒夫はかっこええなぁ~~。大好きやわぁ~~//」
くっ。やばい。可愛過ぎないか。こんな風に甘えてくるジョゼを見たのは初めてだ。これは本格的に愛でたくなってきた。酒も相まって俺も気分が高揚している。
「恒夫ぉ~//いちゃいちゃしようやぁ~//」
「いや、そのでも、今は酒飲んで正常な判断が、、。」
「あたいといちゃいちゃするのはいやなんか?」
上目遣いの潤んだ瞳と上気した瑞々しい唇を見て理性は崩壊した。
翌日、お互いに頭と腰が痛くて昼間で寝た。