(本来ジョゼの住んでいた家は取り壊されてしまいますが、幸せなものにしたいので取り壊させず、今も尚住んでいる体で書かせてください。IFだから!許して!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先ほどまでわいわい話をしていた二人だったが互いに恥ずかしさからか、言葉数が少なく何か話そうとしても中々会話が続かない。
そうこうしている間にジョゼ宅についてしまった。
さっさと家に入ろうとするジョゼに対し、立ち止まる恒夫。
一年前の夏。初めてこの家に来た時はとんでもない出会いがきっかけだった。
マンションの自室に帰る途中、坂道の上から猛スピードで下ってくる車椅子の女の子を受け止め、成り行きで晩御飯をご馳走になりジョゼのおばあさん(チヅさん)にジョゼの世話をするバイトを提案されたのだ。
それから色々あり今に至る訳だが細かい経緯はまた今度。
「恒夫?」
「ごめん、ちょっとぼ~としてた。」
「変な恒夫や。」
そう言ってジョゼが家に入るのに続き俺も家に入った。
「お邪魔しま~す。」
靴を脱ぎ家に上がってリビングに入る。
台所に向かっていたジョゼは背中越しに恒夫に話しかけた。
「そういえばまだご飯食べてなかったな。なんか作るわ。」
「ありがとう。俺も手伝うよ。」
そう言って台所に向かおうとすると、「いや、手伝わんでいい。」と言われてしまった。
「どうしてだよ?二人で作ったほうが早いだろ?」
泊めて貰える上に料理まで全部やってもらうのは申し訳ないと思ったのだが、、。
するとジョゼは少し小さな声で
「つ、恒夫に私一人で作った手料理食べてもらいたいんや。////」
後ろ姿しか見えないが耳が真っ赤になっているのが見えた。
何それ可愛すぎるんだが、、。あまりの可愛さに悶絶する。
小声で「喜んでもらうためにいっぱい練習したんやもん。//」って言ってるのも丸聞こえだし。俺の彼女可愛過ぎるだろ。
「そ、そっか。////」
「うん。////。」
数秒お互い顔のほてりを抑えたのちジョゼは思い出したように
「あたい先お風呂だけ入ってくるわ。」と言った。髪の毛海水でボアボアになってるもんな。
「あぁ。どうぞごゆっくり。」
お風呂場に向かうジョゼは一度こちらを向き、
「覗いたら晩御飯抜きやからな!」と声を張ってそそくさと言ってしまった。
さっきと言ってること違うじゃん。と思いながらもジョゼの手料理とお風呂を天秤にかける恒夫だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数十分後、お風呂りのジョゼが出てきた。結局手料理を選んだ恒夫。
お風呂上がりのジョゼは白の寝間着を着ていて髪は濡れていた。
思わずまじまじと見てしまう。彼女のお風呂上り姿がここまで破壊力のあるものだと思っていなかった。
ジョゼは顔を少し横に反らし、「恥ずかしいからそんなに見んといてや、、、//」
と頬を赤らめる。思わず抱き付きたくなったが、まだ自分がお風呂に入っていないことがストッパーとなり、なんとか理性を保った。
「ご、ごめん。その、あまりにも可愛かったからつい、、。」
思ったまんまの感想を告げるとジョゼは口をパクパクして声にならない声をだしていた。
理性を保っている間に恒夫は「俺も風呂借りるわ!」と足早に風呂場へ駆けて行った。