特典で世界を再構成する戦隊   作:ボルメテウスさん

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「さて、手始めに、これを行ってみるか」

その言葉と共に介人達が知らない所で一人の青年がいた。

「なんだ、お前はっ」

そう言いながら、転生者である青年はすぐにその腕を銃へと変えて、青年に向けた。

「落ち着きたまえ。
私は君と戦うつもりはない。
最も、戦えば、私は確実に勝つが」

「っ」

青年がその言葉を呟くと共に、転生者の首元には手と一体化した鋸を添えた。

「なっ」「これで少しは話を聞いてくれるかい?」

その言葉と共に転生者は自身の能力を解除した。

「賢明だ。
さて、君の能力と会わせるならばこれが合うだろう」

その言葉と共に手に取ったのは一つのギアだった。

【ウォースター】

その音声が鳴り響くと共にギアトジンガーを装填し、そのまま転生者に向ける。

「っ、なっ何を」「安心しろ、これが君の新たな姿だ」

その言葉と共に青年の姿は徐々に異形の姿へと変わった。

「今日から、君がこの世界の主役だ」



天使の羽はどこまでも

「あぁあぁ」

 

「こっこれはやばいっす」

 

前回の戦いから一週間、介人の目は死んでいた。

 

これまで何度も全力全開と叫びながら、数々の戦いをくり広げている彼だが、この一週間で徐々に死んでいき、その目はまさに死んだ魚の目を思わせる目だった。

 

「この一週間は仕事を続けましたが、なかなかスーパー戦隊ギアが当たりませんでしたからね」

 

「まぁ、元々は当たりにくかった事もありましたからね。

それに加えて」

 

そう言いながら、フラグちゃんが見つめた先には介人と一緒にいるのは、シンケンジャーギアが変化した姿であるカッタナーとオーレンジャーギアが変化したリッキーだった。

 

「うぅ、なんか俺のせいでごめん」

 

「そう落ち込むなよ。

でも、確かに俺のせいでもあるし」

 

介人が主に落ち込んだ要因としては、元々手元にあったセンタイギア二つの消失が大きく影響している。

 

最初の頃はすぐに取り返せると思い、死ぬ気で次々と戦いを繰り広げていたが、すぐに爆死を繰り返した結果、何時の間にかその姿は燃え尽きたように座り込んでいた。

 

「仕方ないッス!

こうなったら、うちが回すッス!」

 

「マジーヌさん、それは無茶ですよ。

ここまで回して、これまで当たっていないのに」

 

「やるだけやってみないと!

それにこのまま介人さんが動かないのも嫌ですから」

 

その言葉と共にマジーヌは残り一回のガチャに全てをかけて、そのままガチャを回す。

 

「いや、当たらないでしょ。

だって、ここまでガチャを100回やったのに、全然当たらないよ」

 

「一応整理しましたが、使えるかどうか分からないギアもありますし」

 

「正直、諦めるしか「立ったぞ」生存フラグさん!?」

 

各々が諦める最中、生存フラグが言った一言。

 

それに全員がマジーヌのガチャの方へと注目を集める。

 

「全員が諦める中で、最後まで諦めないのは生存フラグだぞ、その証拠に」

 

その言葉と共にマジーヌはその手元にあるメダルを見せた。

 

「なんだが、当たってしまいました」

 

それは間違いなく、スーパー戦隊ギアだった。

 

それと同時だった、これまで死体のような状態だった介人は徐々に起き上がり

 

「マジーヌ様サイコー!!!」

 

「うわぁ、この人、明らかにやばすぎます」

 

「ここまで復活が早いなんて」

 

その様子を見ていた全員が思わず退いた顔で見ていた。

 

「とにかく、これでいつも通り行けますね」

 

「それじゃ、行くぜ!」

 

その言葉と共に、介人達は別の世界へと向かう。

 

世界に辿り着くと共に周りを見つめる。

 

「なんだか、今回は寂しい所だな」

 

それは、周りがビルで覆われており、ビルとビルの間には僅かな橋がある程度だった。

 

明らかな人工物で囲まれながら、人の気配がまるでなかった。

 

「ここのどこに転生者がいるんだ?」

 

そう疑問に思いながら、ゆっくりと見回していると

 

「っ危ない、介人!」

 

「ガオーンっ」

 

聞こえてきたガオーンの言葉と共に介人は吹き飛ばされる。

 

それと共にガオーンの右腕が傷つく。

 

「一体、何が起きているんだっ!?」

 

「もうこっちは見えているのかっ、皆!!」

 

「あぁ」

 

介人の言葉に合わせ、すぐに全員が変身し、互いに背を預けながら、見つめる。

 

「一体何が起きている?」

 

「何が起きているのか分からないならば」

 

【ノーブルファンタズム】

 

その音声と共に、彼らの前に弓矢を持った者達が現れ、そのまま一体化になり、同時に周りを見渡す。

 

「今のはアーチャークラスのサーヴァント達です。

それで何か分かりましたが」

 

「あぁ、僅かだけど、厄介だ」

 

介人達が僅かに見えた光景、それは空間に現れては、すぐに消えるのを繰り返している異形の姿だった。

 

「あれは、父さんが受け取ったジュウオウジャーが最初に戦った敵であるジャグドによく似ています。

それと交わっているのはもしかして?」

 

「このギアと関係しているようですね」

 

その言葉と共にマジーヌが取り出したのはガチャで手に入れた新たなメダルゴセイジャーギアだった。

 

「えぇ、分かる限りの特徴を合わせて、奴の名はジャーグンドで間違いないでしょ」

 

「勝手に決めても良いのでしょうか?」

 

「今は非常事態ですから!

それよりも、このゴセイジャーギアで」

 

そうフラグちゃんが呟くと共に、ゴセイジャーギアは少しずつ変化していく。

 

それは先程まで他のギアと同じ色が、ピンク色へと変わっていく。

 

「これって、もしかして!!」

 

マジーヌは困惑しながらも、そのままセンタイギアをそのままギアトリンガーに装填する。

 

【34バーン!バンバン!バンバン!

ババン!ババン!ババン!ババン!ババババーン!ゼンカイヴァーチャー!】

 

「天使のパワー!ゼンカイヴァーチャー!」

 

その宣言と共にマジーヌの姿は魔法使いを思わせる魔法使いの姿から戦乙女を思わせるアーマーを身に纏った姿、ゼンカイヴァーチャーへと変身する。

 

「その姿に代わって、何が変わる!!」

 

その言葉と共にジャーグンドの姿は一瞬で消える。

 

だが

 

「さぁ、大合唱の次回です!

ヌヌヌ・ヘッダー!!」

 

その声と共にマジーヌが取り出したドラゴンロッドから現れたのは、全16種類の色に分かれているマジンドラゴンの顔だった。

 

「さぁ、どんどん行きますよ!!」

 

その言葉と共にマジンドラゴン達はそのまま空を跳びながら、周辺を飛ぶ。

 

マジーヌ達を中心に回っていたマジンドラゴンの一匹が何かに気づいたのか、咆哮をあげると同時に、他のマジンドラゴン達も一斉にその方向へと攻撃を仕掛ける。

 

「なっ」

 

「よしっ発見!」

 

「何が起きた訳!?」

 

「マジンドラゴン達は普通では見えないような物も簡単に見る事ができる能力を持っているですよ!」

 

「まぁ占い好きなマジーヌならば、そういうオカルト染みた能力でも納得ですけど」

 

「オカルト言うな!

まっそういう事で、連結!!」

 

それに合わせるようにマジーヌはギアトリンガーに、そのままギアを一つ装填する。

 

【バンガーイ!アサルトリリィ!!】

 

「さぁ行くっすよ!!」

 

その言葉と共にマジーヌはそのまま引き金を引く。

 

同時に飛び出た銃弾はそのまま一匹のマジンドラゴン、また一匹のマジンドラゴンとそのまま受け渡すように反響していく。

 

「なっなっ!!」

 

何が起きているのか分からないジャーグンドはそのまま周りを見るが、最後にピンク色のマジンドラゴンが受け取った球をそのまま真っ直ぐとジャーグンドに向けて放った。

 

「なっがああぁぁ!!」

 

それに気づいた時には既に遅く、ジャーグンドはそのまま一撃を食らい、そのまま爆散する。

 

だが、その直前、ジャーグンドの身体が瞬時に巨大化していく。

 

「なぁ、久々にでっかくなりやがった!」

 

「ここはマジーヌさん!ブルーン!」

 

「了解っす!」「はい!」

 

その言葉と共に、二人はそのまま巨大化すると、介人もまた構える

 

「全力合体!」

 

それと共に巨大化した二人に向けて、介人は引き金を引く。

 

【1・2・3・4・GO!1・2・3・4・GO!1・2・3・4・GO!』

ゼンカイオー ナドレ!!】

 

その音声と共にこれまでのブルーンとマジーヌが合体した姿であるブルマジーンとはまた違い装甲が薄くスピード重視の見た目のゼンカイオーナドレだった。

 

「おぉ、なんだか分からないけど、行ける気がするぜ!」

 

その掛け声と共に巨大化したジャーグンドは再び姿を消した。

 

巨体になったとしても、変わらない能力を持ち、遙か上空へと飛んでいた。

 

「無駄です、今の私達に」「通れない道は無いっす」

 

その言葉と共にマジーヌが担当している部位にはゴセイジャー達に力を貸した存在、スカイックブラザーであり、彼らの目が光ると共に、まるで空にある道があるように走り出す。

 

その速さにジャーグンドの銃弾よりも早く、一瞬で後ろへと回り込む。

 

 

「ちっ、だがっ!!」

 

それを見たジャーグンドは再び姿を消した。

 

だが、その度にゼンカイオーナドレは瞬時にジャーグンドの元へ飛び、攻撃を仕掛ける。

 

「さぁ一気に決めますよ!!」「えぇ!!」

 

その言葉と共に手に持ったレーサーソードを構える。

 

「「「スカイック爆走斬り!!」」」

 

それと共に、スカイックブラザー達によって、赤とピンクの竜巻を作り出し、そのままゼンカイオーナドレはジャーグンドへと向かう。

 

すぐに攻撃を避ける為に瞬間移動を行うが、それよりも早く竜巻を纏ったゼンカイオーナドレが追いつき、そのまま真っ二つに切り裂く。

 

「ふぅ、これにて、一件落着だぜ!!」

 

「それにしても、以前は全然追いつけなかったのに、今回はどうして?」

 

「さぁ、相性の問題じゃないか。

にしても、今回は姿は見えなかったな」

 

そう言いながら介人は理乃の姿を探すがまるで見当たらない。

 

「今回ぐらいに仕掛けてくると思ったが、油断はできないな」

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