「ジュラン達は大丈夫なんでしょうか」
その言葉と共に見つめる先にはジュラン、ガオーン、マジーヌ、ブルーンの4人の修復作業が行われていた。
「やっぱり、あの時の戦いで無茶を」
「まぁな」
前回の戦いにおいて、バトルシーザーロボとの戦いで傷ついおり、その傷を癒やす為に現在は修復作業を行われている。
「あの時、私がしっかりと戦っていれば」
そう言いながら、エンデはそのまま自身を責めるように口を開いた。
「なんでだ?
お前は自分ができる事をやっただろ」
「ですが、私がゼンカイオーに乗っていた時、もう少ししっかりとしていたら」
「しっかりとしていても、失敗する時はある。
今はそれよりも次の戦いに備えないといけないが」
その言葉と共に、介人はそのまま手の上にあるギアを二つ見つめる。
それはスーパー戦隊ギアではなく、対抗ができるかどうか分からない謎のギアだった。
「とにかく、行くぞ」
「そっそれは、ジュラン達が回復してからでも。
今はジュラン達がいないからバトルシーザーロボに勝てる手段は」
「あぁ、ないかもな。
けど、全力全開でやるしかない」
そうしている間にも、一つの警報が鳴り響く。
「これは」
「えぇ、どうやら来てしまったらしいです」
その言葉と共にフラグちゃんが取り出したタブレット。
そこにはバトルシーザーロボがおり、戦っているのは、なんとこれまで生み出した怪人達と似た存在だった。
「これって、一体」
「奴らはこれまでのように自身で怪人を生み出し、そこからギアを作り出す手段を手に入れた。
だから、今は各世界で怪人を作り出し、そのまま狩っている」
「それって、世界を守っている事には」
「あぁならないな。
怪人を生み出した事で起きる被害は確実にあり、しかも時空も歪む。
このままでは」
「どうやら、待っている時間はなさそうだな」
介人はそれだけ呟くと、そのまま手にギアを取る。
「介人っ」
「エンデ、失敗の一つ、二つで何時までもうじうじするな。
今、奴らをぶっ飛ばせるのは、俺達だけだろ」
「っ」
「介人さん、それは幾ら何でも無茶すぎると」
「無茶でもなんでも、正面から全力全開でぶっ壊す。
それに、難しい事を考えるのは面倒だ」
それだけ言い、すぐに転移する為に向かう介人。
そして
「そうですね、憂鬱タイムは終了です」
それだけ言うとエンデもすぐに立ち上がる。
「ジュラン達の分も今は必死にやる!
それが今の私がやる事です!!」
「エンデ」
「その調子です!」「俺達も一緒に行きますよ!!」
エンデの言葉に賛同するようにツーカイリッキーの2体も一緒に行く。
「んじゃ、いきなり、チェンジ全快と行くか!!」
「はい!!」
それと共に、介人達はそのままドアが開くと共に飛び込む。
同時に介人達はそのままゼンカイオーへと変身する。
「へぇ、お兄とエンデの二人来たんだ」
「あぁ、来てやったぜ、理乃」
「えぇ、ここで絶対に止めて見せます!!」
そのまま睨みながら、介人とエンデはそのまま新たに手に入れたギアを取り出し、そのまま構える。
【バンガーイ!デート・ア・ライブ!】【バンガーイ!フルメタル・パニック!】
その音声が鳴り響くと同時に介人の手に持ったのはデート・ア・ライブに出てきた精霊の一人である五河琴里の持つ力である灼爛殲鬼を手に、エンデの周りにはフルメタル・パニック!に出てくる戦艦トゥアハー・デ・ダナンを思わせる小型戦艦が現れる。
「よっし、俺達も」「行くぜぇ!!」
その言葉と共に小型の戦艦に二人が乗り込む。
「全力全開でゼンカイジャーの恐ろしさ見せてやるぜ!!!」
その叫び声と共に介人はそのまま飛び上がり、その手に持った灼爛殲鬼を手に、そのままバトルシーザーロボに向かって、振り下ろす。
「生身で来るっ普通!!」
そう言いながら、バトルシーザーロボもその攻撃に対抗するように剣を振り上げる。
圧倒的な物量の差があり、少し押され気味な介人だが、灼爛殲鬼から溢れ出る炎で無理矢理力を引き出し、そのまま切り上げる。
「おらああぁぁ!!!」
「ちっ」
灼爛殲鬼からの炎を受けながら、介人はそのまま空中で何度も飛び、炎によってできる軌道を描きながら、バトルシーザーロボに攻撃を仕掛ける。
「だったら」
その言葉と共にバトルシーザーロボの脚に設置されている武器、ソードシーザーを取り出し、そのまま介人に向けて投げる。
「兄貴はやらせないぜ!!」「おらおらぁ!!」
だが、その攻撃は介人が来る前に小型戦艦に乗り込んだツーカイリッキー達によって勢いを止められる。
「よっしっこれだったらっ!!」
その叫びと共に介人は再び攻撃を仕掛けようとした時だった。
彼に向けて襲い掛かったのは弾丸だった。
「なっぐっ!!」
身体を貫くような痛みと共にそのままエンデ達の元へと戻った介人。
その見た方向にいたのは
「別の奴らかよ」
「・・・」
そこには介人達がこれまで見た事のないメンバーであり、ギアトジンガーを構えていた。
その見た目はサラサラの茶髪の高校生ぐらいの男であり、人間態だと思われる。
「お前の出番はまだだ。
それに俺達が負けるとでも思っているのか」
「失礼、ただ理乃様に怪我があったら問題があると思っただけ」
「なんだと」
そうバトルシーザーロボとそのメンバーは互いに睨んでいた。
「さて、これは面倒だな。
ここでさすがにきついな」
「でも、どうすれば」
その睨み合いの中、介人とエンデは次の行動について話し合っていた時だった。
互いに持っていたギアが突然、光り始めた事に気づいた。
「これは?」
「立ったな」
それを見た生存フラグはそのまま笑みを浮かべる。
「生存フラグ、それって」
「あぁ、これはヒーロー物でお決まりの生存フラグだ。
ピンチの時に新しい力というのな」
「だったら、試すしかないな!!」
「えぇ、勿論!!」
その言葉と共に介人とエンデはそのまま手に持ったギアを裏返し、そのまま回す。
【クロスオーバーン!デート・ア・ライブ】
【クロスオーバーン!フルメタル・パニック!】
【【オリキューレー!!】】
「えっ」「クロス」「オー?」「番?」「オリキューレーって、えぇ!!」
何が起きたのか全員が疑問に思っている間に、空を見つめたフラグちゃんは思わず叫んでしまう。
その方向を見ると
「なっなんじゃこりゃぁ!!」
そこにあったのは巨大な戦艦であった。
「なっなんなの」
「まさか、俺達が呼んだのか?」
「・・・なんだか浪漫を感じます!
これは乗るしかありませんね、介人!!」
その事に呆けている他のメンバーだが、エンデは既に目の前にある戦艦に乗る事しか考えてなかった。
そうしている間に、彼らの前に突然門が現れ、そこから出てきたのは
「ふも」
まるで鼠を思わせる何かだった。
「ふむ、乗れと言っていますね、では」
「えっちょ」
「おっ追いつきません!!
まるで追いつきませんけど」
「乗るしかないのぉ」
そのまま促されるように、その場にいた全員はそのまま門をくぐった。
「ここが、戦艦の中か。
なんというか暗いな」
「ふむ、これはもしかしたら私がこの船を操縦しろという事ですね」
「えっそうなのか?」
「そんなの、私に聞かないでくださいよ!!」
エンデは既にノリノリとなっており、介人は困惑しながら隣にいるフラグちゃんに尋ねる。
そうしている間にもエンデは自身のギアを取り出し
「という事で、クロコダイオー、起動!!!」
「いや、名前はオリキューレじゃなかったか!!」
そう叫んでいる間にも、エンデが取り出したギアから光が溢れ出し、同時にオリキューレはそのまま光に包まれる。
戦艦の大きさは少し小さくなり、その形は徐々に変わり、ワニを思わせる形となり、左右対称なカラーリングが特徴、船体と目に当たる部分がそれぞれ金と銀、赤と青と言う組み合わせとなる。
「なんで、クロコダイオーなんだ?」
「この前、ワニの特集を見て、強そうだと思い」
「そんなので良いのか。
けど、この戦艦で対抗なんて」
未だに操縦方法も分からない状態に悩んでいる時だった。
「じぃー」
「えっ姉貴」
「ジュラン達のように、もしかしてカッタナー達も合体できるのでは」
「いやいや、そんなに都合良く「まずは全力で試すのみです!!」駄目だ、今のエンデは暴走して、止まらない!!!」
そのままエンデはツーカイカッタナーギアを反対にし、そのままギアトリンガーに装填する。
【ツーカイオーカッタナー!オペレーション!!】
「えっうわぁ!!」「なんだぁ、お前ら!?」
それを合図に出てきた謎の鼠のような何かはそのままカッタナーとリッキーを手に取り、そのまま外に出る。
「カッタナー!リッキー!!」
「えっと、こうするんでしょうか?」
【全速前進!回せ、回せー!いっぱーい!シンケンにクロコダイ弩キューン!】
その音声と共に外へと連れ出されたリッキー。
「うわぁ、外に追い出されたって!!」
そんなカッタナーを飲み込むようにクロコダイオーの口は大きく開き、そのまま飲み込む。
「「「カッタナー!!」」」
その光景を見ていた介人、フラグちゃん、リッキーは思わず叫んでしまう。
「あれ、俺、飲み込まれたんじゃ」
「いっ生きていた」
「いやちょっと待て」
そうしている間にも、クロコダイオーは変形し、現れたカッタナーの顔は開き、別の顔が洗われる。
そして、一方でリッキーもまた、頭にカッタナーが普段から持っている刀を頭に装着し、そのまま巨大化し、腕となるように展開する。
「えっと、これは、あっありがとうございます!!」
そうした事で困惑するエンデに再び鼠のような何かが現れ、紙を渡す。
「完成!ツーカイオーカッタナー!!」
「これ、ロボットなのか」
「分かりません、まさかここまでなんて」
これまでにないパターンに、介人とフラグちゃんの二人は困惑しながら、そのまま地上へと降り立つ。
「えっと、何が起きたのか分からないけど、別に良いわ。
ここで倒す事には変わりないし」
「お気を付けを、奴らは新たなロボ、油断しないように」
「だが、未だに慣れていない今こそ、最大のチャンス」
「分かっているわよ!!」
その言葉と共にバトルシーザーロボはそのままツーカイオーカッタナーに向けて襲い掛かる。
「行きますよ、二人共!」
「おぉ、勿論だ!」「あっあぁ!!」
未だに困惑を隠せないカッタナーとリッキー達だが、エンデの言葉に従うように戦い始める。
巨大なロボ同士の激突はそのまま町に大きな振動を響かせる。
その中でツーカイオーカッタナーはそのまま後ろに下がり、振り上げる。
「これは一体っ」
「まだまだ行きますよ!!」
「っ」
そのままツーカイオーカッタナーはその巨大な身体からは考えられない程に身軽な剣技でバトルシーザーロボを徐々に追い詰めていった。
「うわぁあわわわぁ!」「うぷっ酔いますっ」
その戦いの中でツーカイオーカッタナーの動きに追いつかず、介人は転げ、フラグちゃんはふらふらになっていた。
「これは一体、どういう事なんだ」
「えっこれは?」
そう困惑しているとまた現れた鼠のぬいぐるみがそのままタブレットを渡した。
「えっと何々、このぬいぐるみはこのクロコダイオーの船員であるボン太君。
主にこのクロコダイオーでのサポートをメインにしており、、現在の姿はツーカイオーカッタナーらしいです」
「ボン太君。
なんか濃いな」
「それで、ツーカイオーカッタナーって、なんだ?」
「どうやら、ツーカイオーカッタナーには侍戦隊シンケンジャーに出てくるシンケンオーを初めとした多くの侍ロボのデータがあるそうです」
「だけど、シートベルトをせめて付けて欲しいです!!」
そうしている間にも、バトルシーザーロボはそのまま追い詰められていく。
「くっ、これは予想外っ、だけど、そいつは近接戦闘が主流だったら」
その言葉と共にバトルシーザーロボはそのまま離れると
「お兄の真似、させて貰う」
【20バーン!ババン ババンババンババン!ババババーン!ボーゾック!!】
その音声と共に現れたのは、見た目は鋼鉄の城のロボットを思わせる存在バリンガーZが現れ、そのままバトルシーザーロボへと吸い込まれる。
「あいつら、まさか歴代の悪の組織に出てきたロボット達の力を使えるのか」
「けど、あれって、明らかに」
「そのあまりにも危ない存在だった為に戦いに出てこなかったロボットだな」
その存在を見た3人は思わず呟いてしまう。
「行くわよ、バリバリファイヤー!!!」
その言葉と共に胸の放熱板から放つ3万度の熱線が真っ直ぐとツーカイオーカッタナーに向けて放った。
「遠いならば、長くすれば良い!
行きますよ、カッタナー、リッキー!!」
「「了解!!」」
その言葉と共にエンデはそのままギアダリンガーを回す。
「「「カッタナー刀 烈火大斬!!!」」」
その雄叫びと共に、その手に持った刀はシンケンレッドの持つ、烈火大斬刀を模した巨大な剣を振り上げる。
「えっちょ、それは」
そう言っている間にも、刀は真っ直ぐとバトルシーザーロボへと向かって振り下ろされる。
「くっ、ここでやられる訳にはいかない」
「あぁ!!」
その言葉と共にバトルシーザーロボはそのまま分裂し、なんとか攻撃を避ける。
「あぁ、外れてしまいました!!
「だけど、どうやら、今度はこっちが勝てたようだな」
そう言っている間、見ていると、理乃達はそのままビルの上にいた。
「・・・まさか、ここまでなんてね。
だけど、今度はこっちが勝つから」
「おい、待ちやがっうぷっ」
そうしている間にも撤退している理乃を追いかけようとしたが、介人はツーカイオーカッタナーの初めての動きで酔ってしまい、そのまま倒れてしまう。
そうしている間にも理乃達はそのまま撤退していった。
「あっあぁ、介人ぉ!!」
「大丈夫ですか」
「うぐぅ、全力でっ吐きそうっ。
あっありがとう、おろろろ」
そうしている間にも変身は解除すると、近くに来たボン太君がそのまま紙袋を渡した。
その紙袋に向けて、そのまま吐き出す。
「かっ介人さんっうぐっおろろろろ」
それに合わせてフラグちゃんもまた渡された袋に向けて吐いている。
「まったく、情けない奴らだ。
だが、よくやったぞ、エンデ」
「えへへぇ、皆さんのおかげです。
ですけど、また別のメンバーが現れるとは」
「大丈夫だ、今度はっこっちだって、全力でぶっ倒す。
こっちは3大ロボでな」
「えぇ、勿論です」
そう言いながら、互いに新たな決意を示すように言う。
「でも、せめて吐き終えた後の方が格好良かったですけど」
「あぁ、確かにな」
それを見ながら、フラグちゃんと生存フラグは思わず言う。