スーパーゼンカイザーへのパワーアップを果たす事ができた介人達。
戦いから一週間、次の世界へと彼らは向かっていた。
「なにっこの町の状況はっ」
それを言いながら、周りを見渡す。
そこに広がっているのはまさに惨劇とも言える状況だった。
「これはパンでミックスっ!
とんでもない死亡フラグですよ」
「なんか嬉しそうだな。
けど、こいつらの顔、どっかで見たことあるような」
そう言いながら、物陰で隠れながら、介人は疑問になるように首を傾げる。
「あれは、まさかっ」
その言葉と共にジュランは驚いたように目を見開いた。
「あれって、キュウリュウジャーパイセンが戦ったゾーリ魔じゃないかっ!
なんでこんな所にっ」
「というよりも、パンでミックスという事はっ」
そう見ていると共にこの世界の住人がゾーリ魔に襲われている光景だった。
「くそっこんなの放っておけるかっ」
「あぁ、だよな!!」
その言葉と共に介人は、そのままギアトリンガーを構える。
「「「「「チェンジ全開!」」」」」「チェンジ痛快!!」
それと共に介人達はそのままゼンカイジャーへと変身する。
「皆さん!
ゾーリ魔に襲われたら、もしかしたら感染する可能性があります!」
「だったら、これを、エンデちゃん!」
「分かったよ、マジーヌ!!」
その言葉と共に取り出したのはセンタイギアである二つを構える。
【クロスオーバン!レイジングハート!【バルディッシュ!!】】
「「はぁ!」」
その音声と共にマジーヌとエンデの手元には各々が白い杖と黄色いエネルギーの刃を生やす鎌が現れ、構える。
「「バインド!!」」
それと共に放たれた鎖がゾーリ魔達を捕らえる。
「これで、なんとか」
「なんだぁ、この状況はぁ!!」
「この声は?」
突然聞こえた叫び声に、疑問に思い、見つめた先には
「あれは一体」
「えっと、シゴキボーマとデーボ・キビシーデスが合体したようですが」
「このパンでミックスと何の関係があるんじゃ?」
その正体が分かるが、同時に疑問が浮かび上がる。
「それって、どういう事なんだ?」
「いえ、両方共、操る能力に特化しているのは分かりますが、それとゾーリ魔が関係しているとは」
「ふふっ、ならば、このシゴキキビシーデスボーマの能力を」
その言葉と共に、彼らの手の平から出てきたのは緑色の光が放たれる。
「この身体に流れるデーボ細胞!
それを相手に直接流し込む事で知的生命体を無理矢理ゾーリ魔に変える事ができる!
それによって、人間を遙かに超える事ができる戦闘員を作り出し、兵隊を作り出す事ができる!!」
「まさかっ人間ちゃんをこんな目に合わせたのか!!」
「ガオーン」
その時、介人が見たのは、これまで見た事ない程に怒りに燃えているガオーンの姿だった。
「人間ちゃん達をこんな酷い目に遭わせるなんてっ、シゴキキビシーデスボーマ!
僕は君を決して許さないっ!」
その思いに答えるように、介人の元から離れたセンタイギアの一つがガオーンの前に来る。
「使わせて貰うよ、介人!」
「あぁ」
その言葉と共に手にしたゴーバスターズギアをガオーンは装填する。
「スーパーチェンジ全開!!」
【36バーン!ライオーゼンカイガオーン!!】
その音声と共にガオーンの特徴的なライオンの鎧は鬣が加わり、その手には巨大な槍をその手に持つ。
「本能のパワーアップ!ライオーゼンカイガオーン!!」
その雄叫びと共にガオーンは目の前にいるシゴキキビシーデスボーマに狙いを定める。
「ぱっパワーアップした所で、この数を切り抜ける事はできない!!」
その叫びと共にゾーリ魔達が襲い掛かる。
「介人、僕に乗って!!」
その言葉と共にガオーンの身体は変形し、タテガミライオーの形態の一つであるバディビークルモードへと変形する。
「あぁ分かった!!」
その言葉を聞くと、介人はそのままガオーンに乗り込む、エンジンが慣らしながら走り始める。
バイクは走り始め、同時にゾーリ魔達はそのまま介人達に向けて走る。
だが、そのスピードは圧倒的だった。
「なっ、この、だったらっ」
そう言い、ゾーリ魔達は互いに肩車になり、その道を防ぐ。
「このゾーリ魔を無視する事はなにっ!?」
だが、ガオーンはすぐにバディアニマルモードへと変形し、そのまま跳ぶ。
「なっ」
「これで決まりだ!!」
【スーパーゼンカイザー!!】
その音声と共に介人の手に持つゼンカイテンランスをシゴキキビシーデスボーマへと向けて投げる。
それに合わせるようにガオーンの口から放たれた咆哮によって、ゼンカイテンランスは巨大なライオンへと変わり、シゴキキビシーデスボーマを飲み込む。
「ぎゃああぁぁ!!!」
その雄叫びと共にシゴキキビシーデスボーマは爆散する。
「これでっ」
その言葉と共にゾーリ魔達は能力から解放され、そのまま元に戻る。
「あれここは?」
「よしっ、これでっ!?」
そうしていると突然地響きが鳴り、そこから現れたのは巨大なシゴキキビシーデスボーマだった。
「キサマラ、許さないぞぉ!」
「それはこっちの台詞だ!
介人、ごめんだけど」
「謝るな、それがお前のやりたい事だろ」
「っうん!!」
【ビックバーン!ゼンカーイ!ガッターイ!!】
その言葉と共に介人とガオーンの二人は巨大化する。
それと共に、ガオーンは瞬時にパーツが分裂し、介人の鎧も様々な部分がパージされ、それに填まるように、ガオーンが合体していく。
そして、ゼンカイテンランスの槍部位が外れ、そのままガオーンの武器である槍が装着され、巨大な剣ゼンカイゲキリンケンへと変形する。
そうして、完成したのはゲキレンジャーのロボであるゲキリントージャーの力を宿した姿へと変わる。
「「完成!ゲキリンゼンカイザー!!!」」
「なっまた変わっただと」
「行くぜ!」
「くそっ周りには従える奴はいないっやられてもたまるかぁ!!」
その言葉と共にシゴキキビシーデスボーマはその手に持った鉛筆を次々と放っていく。
それに対して、介人は左腕に装着されたビーム装置によって作られたビーム鞭で撃ち落としていく。
「えぇ!!」
「全力で斬り刻んでやる!!!
全力全開!!」
その雄叫びと共にビーム鞭でそのままシゴキキビシーデスボーマを拘束し、そのまま引き寄せる。
同時に介人の上半身を回転させながら敵に突撃し、手に持ったですれ違いざまに敵を連続で斬る
「ゼンカイゲキリンギリ!!」
その言葉と共に、シゴキキビシーデスボーマは真っ二つに切り裂く。
「そんなあぁぁ!?」
その雄叫びと共に今度こそ、シゴキキビシーデスボーマは完全に爆散する。
「ふぅ」
「にしても、なんとなくやってみたけど、これって介人と合体しているの!!」
「あぁ、身体は結構軽いな」
そう言いながら、戦闘が終わった後、そのまま合体した力を確かめるように身体を動かす。
そんな介人達を見て
「なんだか、凄く羨ましいです」
「エンデ?」
「私もパワーアップっ、したいです!!」
「えぇ!?」