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前回の恋愛フラグの介入の次の日、介人達はすぐに次のターゲットである転生者を追って、別の世界へと向かっていた。
周りは広大な森で囲まれており、まるで幽霊が現れる雰囲気の中、介人達はとある物を囲んでいた。
「さて、転生者を追って、ここまで来たんだが、これは」
「死んでるな」
そう言いながら、介人達が囲みながら、見ているのは、今回のターゲットだと思われる転生者の死体である。
なぜ、ターゲットだと思われるかと言うと、その身体は既にミイラだと思われる程に干からびており、とても人間だとは思えない状態だった。
「あり得るのか、こんな死に方?」
そう言いながら、ジュランは近くにある木の棒でゆっくりと突いた。
それだけで、簡単に皮膚は破れてしまい、空気が僅かに出る音程度しか出なかった。
「転生者が行ったというならば、納得だけど、その転生者自身が死んでいるのは一体?
今回の転生者の特典って、何なのか分かるか?」
「それが、どうやら汚染らしいです。
なんでも自分で自由自在に汚染する環境を作る事ができるらしく、それを利用して金儲けを企んでいたらしいです」
「ゲスの極みっす!!」
「問題は、その特典がこいつに、今はないという事だな」
「はい、汚染はとても危険な特典です!
下手をすれば、この世界が危険です!!」
「とにかく、急いで探しましょう!
何か手掛かりが「おいっお前達!!」んっ!?」
そう話していると、誰かがこちらに話しかけてきた事に気づき、介人達は振り返る。
そこには老人だった。
その老人はそのまま介人達に寄ってきた。
「お前ら、ここで何をしている!!
さっさと、ここから出て行け!!」
「落ち着け爺さん!
俺達は、ここで捜し物があってな。
なぁ、爺さん、ここ最近、可笑しな事が起きなかったか。
このまま放っておいたら、マジでやばいんだよ」
「おかしな事だと?っ!」
そう話していると、老人は何かに気づいたのか、目を大きく開かせる。
「その顔っ何か知っているのっ!」
「知らんっ!!
そんなの知らんっ!!!」
そのまま老人は何かあったのか、そのまま近くの森の中へと入っていった。
「あのご老人っ何か知っているようですね!」
「急いで追うぞ!!」
その言葉に合わせるように、介人達はそのまま老人が消えていった森へと入っていった。
森はまるで迷路のようになっており、霧で周りが見えず、老人を追うのは難しかった。
やがて、森を抜けると、見えたのは沼の中で何かを語っている老人の姿だった。
「早く、あれをっ吐き出すんだっ!
そうしないとっ、またっ」
「誰と話しているんだ、爺さん」
「お前はっ」
介人の言葉に驚いた爺さんはこちらに振り返る。
「なんか隠しているのか?」
「来るなっ近づくんじゃない!!」
その言葉と共に慌てた様子で俺に叫ぶ。
「かっ介人さんっ!
立ちましたっ死亡フラグが立っていますっ!」
「なにっ!」
フラグちゃんからの一言を聞くと共に、介人はすぐにその場から離れる。
同時に沼から触手が介人に向かって、襲い掛かる。
「チェンジ全開!」
それと共に、介人はゼンカイザーへと変身すると共に襲い掛かる触手に向かって、すぐにギアトリンガーで撃っていく。
「止めてくれ!
こいつを傷つけないでくれっ!」
「爺さん」
そう言って、介人の前に触手を庇うように立つ。
「何か知っているようだな。
教えてくれるか」
そう言いながら、介人は睨むように呟く。
「っ、こいつは儂の友達だ」
その言葉と共に老人はゆっくりと語り始める。
「儂らはあの日も一緒にこの池でただ釣りに来ていただけだった。
だが、そこで池を汚している奴がいたんだ。
そいつに注意しようと、向かった時、奴が何かしたのか、煙を吐いたんだ」
「おそらく、汚染の特典でしょう」
「その時だった。
友達は身体は突然崩れ始め、まるで怪物のように姿を変えた。
それに儂が驚いている間に、奴は触手に貫かれ、そのまま干からびたんだ」
「一体、どういう事なんだ?」
「おそらく、特典の相性が転生者よりも、その友人の方の方が良かったんでしょう。
時々起こる現象ですが、転生者が持つ特典が現地の方に移るケースでしょう」
「何が起きたのか分からずにいる間に奴の死体は投げ飛ばされ、儂はすぐに追いかけた。
そこでお前達に会ったんだ」
「なるほど、あれはいわば、被害者という訳か」
その言葉を聞くと共に納得すると同時に介人はそのまま立ち上がり、沼へと向かう。
「何をするつもりだっまさかっ」
「殺しやしないよ。
ようするに、今回は特典が暴走した結果だろ。
だったら、絶対に救ってやるよ」
「介人さんっ、沼から何かがっ」
その言葉と共に現れたのはまるで泥人形を思わせる人間が現れる。
「そんなっ、お前はっ」
「こんな事はっ」
「全力で止める!
スーパーチェンジ全開!!
それで、そのままビックバーン!」
その言葉と共に介人はスーパーゼンカイザーへと姿を変え、そのまま巨大化し、そのまま彼に向かって走り出す。
「少し、大人しくしていくれっ!!
早くっ、来てくれよ!!」
そう叫んでいると共に
「待たせたなっ介人!!」
その言葉と共に姿を現れたのは、ガオーンとブルーン。
さらには
「新たな姿で登場っす!」
「さっき、フラグちゃんから聞いたけど、この状況はやばいな!」
その言葉と共にジュランとマジーヌは新たな姿へと変身し、向かってきた。
ジュランはキシリュウジンを思わせる赤と黒が合わさった恐竜の姿、キシリュウゼンカイジュランに。
マジーヌはグレイトフルフェニックスを思わせる巨大な鳥であるグレイトフルゼンカイマジーヌに変身していた。
「すぐに決めるぞ!
全力合体だ!!」
その言葉と共に介人はそのまま彼を押さえ込むと共にブルーン達の元へと向かって行く。
『ゼンカーイ!!
スーパーガッシーン!!ゼンカイオー スーパーブルゥーン!!】
その音声と共に介人とブルーンは合体すると共に、そのままジュラン達もまた彼らの周りを回りながら、合体していく。
ジュランはそのまま右腕に装着し、2本の剣は一つの薙刀のような武器へと変わり、ガオーンもまた左腕へと変わる。
マジーヌはそのまま背中と脚のパーツと合わさる。
「完成!イカルスゼンカイオー!!
それと共に、イカルスゼンカイオーへと変わった介人達はそのまま、真っ直ぐと彼に向かって見つめる。
「がああぁぁぁぁ!!!」
そう叫びながら、次々と触手が介人達に向かって、襲い掛かる。
「フェニックスバインド!!」
その叫びと共に翼となったマジーヌから放たれたのは虹色に輝く光が襲い掛かる触手を徐々に固めていく。
「グラスクロー!!」
その叫びと共にガオーンクローを投げ、固まっている泥人形はそのまま貫かれる。
「こっ近藤!!」
その言葉と共に老人の目の前には特典に捕らわれていたと思われる人物が降り立つ。
「さぁ、あとはあれだけだ!!」
その言葉と共に腰に装着されていた斧が現れ、そのままガオーンクローにジュランの剣、マジーヌの斧が合わさり、巨大な弓矢へと変わる。
「神魂飛翔ゼンカイシュート!!!」
それと共に放たれた一撃は泥人形を貫き、完全に姿を消した。
「ふぅ、これでなんとか無事だったか」
その言葉と共に、徐々にだが、世界は崩壊していき、同時に彼らは元の世界へと戻っていった。
「それにしても、今回は本当にやばかったな」
「まさか特典が他の人に移って、暴走するなんてね」
「まぁ、未だになんで暴走したのか未だに分からないけどな」
「あぁ、うん、そうですね」
そう言いながら、先程まで融合していた世界について見ていたフラグちゃんは、少しため息を吐いていた。
「介人さん。
あの二人は、その融合した世界の結果でこうなったので」
「まぁそうかもしれないな。
けど、俺達はできる事はせめて、最後の時間を過ごさせる事ぐらいじゃないか」
それと共に、介人はそのまま、すぐにガチャを回す為に向かった。
だが、それが、どのような意味があるのか、彼ら二人しか、今は知らない。