特典で世界を再構成する戦隊   作:ボルメテウスさん

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衝撃のニュースが飛び込みました。
まさか、ファンタジア・リビルドがサービス終了するとは、思いませんでした。
最近になって、少しやっていない事もありましたが、サービス終了を聞くとやはり寂しさがありますね。
今作で活躍するエンデや理乃がこのまま終わってしまうのは悲しくもありますが、最後まで応援お願いします。
そして、今作もある意味一つの決着がもうすぐ迎えます。
これからもよろしくお願いします。


驚きの過去!?全ての始まり

「う~ん」

 

「どうかしましたか、介人さん」

 

その日のガチャを回し終えた介人は何かを真剣に数えていた。

 

気になり、フラグちゃんは後ろから覗き込むように見てみると、そこに並べられているのは、センタイギアであった。

 

「これはスーパーセンタイギアですか」

 

「あぁ、これまで集めた奴を数えていたんだ。

とりあえずは半分は集まったという感じだけど、このまま果たして順調に集まるのか」

 

「介人さん、心配いりませんよ!

だって、これまでだって、順調に集まっていますから、頑張れば!」

 

「まぁ、そうだよな。

何よりも爺ちゃんに頼まれたからな」

 

「爺ちゃんって、確かゴレンジャーのアカレンジャーの」

 

「あぁ、あの時、朦朧した意識の中だけど、こいつを託されてな」

 

そう言いながら、ギアトリンガーを見つめる。

 

「正直、あの時何が起きているのかなんて、分からなかったけどな」

 

「介人さん」

 

そうしている時だった。

 

介人の持つスーパー戦隊ギアの内、一つのギアと介人の持つギアトリンガーの鳥の部分が光り始める。

 

「なんだっこれ?!」

 

「介人さん、これって」

 

そう良い、フラグちゃんが取ったメダル、それはタイムレンジャーギアだった。

 

「これが、何かって」

 

そう疑問に思っている間に、ギアトリンガーから巨大な光が放たれ、そのまま介人達を包み込んだ。

 

「うぅ、一体何が」

 

しばらく、光に包まれた事で、何が起きたか分からない介人達だったが、ゆっくりと目を開いた。

 

そこはどこにでもある街の風景であった。

 

「ここは一体」

 

「嘘だろ」

 

その光景に疑問に思っていたフラグちゃんだが、そんなフラグちゃんとは正反対に介人は驚きを隠せず見ていた。

 

「間違いないっ、俺の世界だ」

 

「えっ」

 

そう言いながら、介人は周りを見渡す。

 

それは彼にとって、長年夢に見ていた光景であり、確かに懐かしい光景だった。

 

「ここが介人さんの故郷」

 

「あぁ、けど、なんでだろ。

違和感が」

 

「っ介人さんっあれ!!」

 

そう疑問に思っていると、フラグちゃんは道路を見つめるとそこにいたのは、なんと学生服を身に纏っている介人だった。

 

だが、その表情は何か慌てた様子だった。

 

「あれは、俺っ、もしかしてっ」

 

「介人さんっ!!」

 

何かに気づいたように、介人はすぐに走り出した。

 

それに続くようにフラグちゃんも続くように走り、追いつくと、そこに広がっていたのは地獄のような光景だった。

 

「なんですかっこれはっ」

 

そこにはこれまで見た事のないような惨劇が起きており、黒い靄に包まれた怪物が人々を襲っていた。

 

「世界が、あの日、滅んだ光景だ」

 

「滅んだ光景っ」

 

それを聞いて、フラグちゃんは驚いていると、黒い靄に包まれた怪物の一匹が、学生服の介人を襲い掛かろうとしていた。

 

「介人さんっ」

 

「いや、多分、ここは」

 

そう言いながら介人が見つめた先で、黒い靄の怪物は突然倒れた。

 

「介人っ、無事か!!」

 

「爺ちゃん!!」

 

黒い靄の後ろに立っていたのは一人の男だった。

 

既に歳を取っているが、未だに筋肉質な身体が分かる。

 

「お爺さん、という事は」

 

「あぁ」

 

同時に男はその手には介人が使っていた変身アイテムと同じギアトリンガーを手に持っていた。

 

「まさか、再び戦う事になるとはな」

 

【1バーン!】

 

それと共にギアトリンガーに装填されたのはセンタイギア。

 

そして、その番号は1番。

 

認識を確認すると共に男はそのままギアトリンガーのハンドルを回し、引き金を引く。

 

「1番という事は」

 

「とぅ!!」

 

同時に目の前に現れた巨大なギアに自ら飛び込むと同時に男の姿は徐々に変わっていく。

 

見た目は介人の変身するゼンカイザーと同じだが、そのカラーは真っ赤なボディだった。

 

「アカレンジャー!!」

 

それに合わせるように、黒い靄の怪物達を次々と倒しながら、現れるのは、アカレンジャーと同じ衣装を身に纏い、顔には異なるマークを身に纏った戦士が続々と現れる。

 

「アオレンジャー!」

 

「キレンジャー!」

 

「ミドレンジャー!」

 

「モモレンジャー!」

 

「「「「「五人揃って、ゴレンジャー!!」」」」」

 

その雄叫びと共に現れたのは、これまでフラグちゃんが知るゴレンジャーとは異なる姿だった。

 

「あれは一体」

 

「俺の世界でのゴレンジャーは新たなスーパー戦隊が現れなかった。

だが、侵略者との戦いは終わらず、爺ちゃん達はそれに対抗して、変身スーツも徐々にパワーアップさせていった」

 

「それって、つまり、これまでの44の悪の組織と戦って、勝利してきたと言う事ですか!」

 

「あぁ」

 

それはとても信じられない内容だった。

 

同時にゴレンジャー達は手に持ったギアトリンガーを駆使し、街に暴れる黒い靄の怪物達を次々と倒していく。

 

「凄いっとてもご老体とは思えない動きですっ」

 

「けどっ」

 

「くっ」

 

「おいおい、これがゴレンジャーか。

なかなかに厄介じゃないかよぉ」

 

そうして、現れたのは黒い仮面を身に付けた少女だった。

 

その手には槍を持っており、ゴレンジャーに構えていた。

 

「確かに力は強いようだが、所詮老体。

ならば、始末は簡単」

 

そう言い、他にも仲間がいたのか、ゴレンジャー達に次々と襲い掛かる。

 

「貴様らは一体っ!!」

 

「お前らに言っても無駄なんだよ!

良いから、さっさと死ねぇ!!」

 

その言葉と共にアカレンジャーに向けて、放たれようとしていた。

 

「っ!!」

 

「チェンジ全開!」

 

「介人さん!!」

 

その光景を見ていた介人は、そのまま走り出すと共にゼンカイジャーへと変身すると共にアカレンジャーに襲い掛かろうとした敵を吹き飛ばす。

 

「なっ」

 

「白いゴレンジャーっ」

 

「お前は一体」

 

介人の介入に、その場にいた全員が驚きを隠せなかった。

 

「秘密のパワー!ゼンカイザー!

悪いが、てめぇら、全力全開で倒させて貰うぜ!!」

 

「なんだ、こいつ?

いきなり変な事を言いやがって」

 

「まぁ始末するには変わりません」

 

そう言い、黒い仮面の少女達は襲い掛かる。

 

だが、それに合わせるように介人はセンタイギアを取り出し、そのままギアトリンガーに装填する。

 

【43バーン!ルパンレンジャー!】

 

その音声と共に介人の手にはシザーシールドとブレードブーメランが現れ、迫る槍の攻撃をシザーシールドで受け止め、ブレードブーメランでもう一人の敵に向けて投げる。

 

「なっあれは別の世界のスーパー戦隊のっ」

 

「別の世界だとっ」

 

仮面の少女の一言にアオレンジャーは驚きを隠せない様子だったが、すぐにシザーシールドで跳ね返すと共に次のセンタイギアを装填する。

 

【26バーン!ハリケンジャー!】

 

「超忍法!影の舞!」

 

その言葉と共に障子のエフェクトが現れ、そのまま、影となり、次々と仮面の少女に攻撃を繰り出す。

 

「ぐっこいつっ、間違いないっ!!」

 

「他のスーパー戦隊の力を使えるだとっ」

 

「悪いが、覚悟して貰うぞ!

てめぇらにこれ以上この世界の勝手にはさせない」

 

「そうだね。

でも、目的は果たせたよ」

 

「っ」

 

聞こえた声、介人が振り返ると、そこにはアカレンジャー以外のメンバーと過去の介人が気絶しており、その中心には理乃が立っていた。

 

「理乃っなんでここにっ」

 

「私もどうやらここに飛ばされたみたい。

まさかお爺ちゃん達が持っていたとは、思わなかったけど」

 

そう言いながら、理乃が懐から取り出したセンタイギア。

 

その数は介人の持つセンタイギアを除く全てのギアだった。

 

「まさか、既に理乃さんがそこまでセンタイギアを集めていたとは」

 

「どういう事なんだ、理乃!」

 

その光景にアカレンジャーは驚きを隠せなかった。

 

「んっ、あぁなるほどな。

まさか、お前、未来から来たのか」

 

「っ」

 

それと共に驚いている介人に対して納得するように仮面の少女は頷くとそのまま介人に向けて、斬撃を放つ。

 

「ぐわぁ!!」

 

「介人さん!!」

 

そのまま変身を解除された介人はそのまま転がる。

 

「介人だとっ」

 

アカレンジャーはその光景を信じられないように見ていたが、すぐに変身が解除した介人に寄り添う。

 

「まさか、お前は、未来から来た介人なのか」

 

「悪い爺ちゃんっ、だけど、絶対にこの世界は滅ぼさせないっ、今度こそっ」

 

「介人」

 

「お兄、もう無理をする必要はないんだよ。

センタイギアは既にここにある。

例え過去が変えられなくても、未来ではまた再生するから」

 

「そういう問題じゃない!

例え、目の前にある光景が過去だろうと、飛び込んで変えないと、全力で後悔する!

だからっ俺はっ」

 

「そうか、ならば、俺がやる事は決まったな」

 

「爺ちゃん」

 

「理乃、お前が優しい子だという事はよく知っている。

だからこそ、そんな残酷な事、決してさえない」

 

「おじいちゃん、何を言って」

 

そうしていると、アカレンジャーが手にしたのは鞭だった。

 

そのまま鞭は理乃の持つゴレンジャーギアを奪い取ると、そのまま破壊された。

 

「ゴレンジャーギアがっ!」

 

「これでゴレンジャーギアは俺の持つ一つだけだ。

そして」

 

その言葉と共にギアトリンガーの鳥を思わせる部分の口を開かせ、そこにゴレンジャーギアを入れる。

 

「えっ、何をっ」

 

「介人、あとはお前に託した」

 

「じいちゃんっ」

 

その言葉は僅かに目覚めつつある介人へと託し、そのままギアの幻影へと包まれ、消えていった。

 

「まさか」

 

その光景を見て、同時に介人は自身のギアトリンガーを見る。

 

「貴様っ何をした!!」

 

「未来に全てを託した。

介人、お前も逃げろ!!」

 

「だけどっ、爺ちゃん一人じゃ」

 

「一人じゃないっ」

 

そう言いながら、理乃によって、気絶させられた他のメンバーも起き上がり、そのまま理乃達を押さえつけた。

 

「俺達もここで止める!

だから、行ってくれ」

 

「けど」

 

「介人、お前までここで捕まったら、全てが終わる!」

 

「全力で逃げろ!

そして何時か」

 

「お前が助けに来るのを待っている」

 

「っ」

 

その言葉を聞いた介人は涙を流していた。

 

「理乃っ」

 

「っ」

 

同時に介人は理乃を睨み付ける。

 

「お前が持つ全てのセンタイギアと、俺の持つセンタイギア。

全てを賭けて、今度こそ全力の勝負だ」

 

「お兄っ」

 

同時に世界の崩壊が始まり、全てが消えていく。

 

「今のは一体」

 

「分からない、けど」

 

それと共に介人はギアトリンガーの鳥の部分を開く。

 

そこにはこれまで介人が求めていたゴレンジャーギアが入っており、強く握り締める。

 

「爺ちゃんが託した希望、絶対に諦めない」

 

「介人さん」

 

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