特典で世界を再構成する戦隊   作:ボルメテウスさん

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全力決戦!ゼンリョクゼンカイオーVSゼンリョクハカイオ-

ハカイザーが巨大化した姿を見た瞬間、介人もまたギアトリンガーに装填されているゼンカイジュウギアを操作する。

 

【ビックバーン!】

 

その音声が鳴り響くと共に介人もまた巨大化し、目の前にいるゼンリョクハカイオ-と対峙する。

 

巨大化し、対抗したはずの介人だったが、未だにゼンリョクハカイオーとの大きさには差

があった。

 

「それでも諦める訳にはいかない」

 

その言葉と共にゼンカイテンランスを構え、そのままゼンリョクハカイオ-に向かって行く。

 

だが、そんな介人の行動を予測していたのか、ゼンリョウハカイオーは手に持つ武器を振るう。

 

「ここまでっぐっ!」

 

その攻撃を避けようとした介人だったが、先程のダメージが残っている為、動きが鈍い。

 

その結果、ゼンカイテンランスでの攻撃は受けなかったが、代わりに振るわれた一撃を避ける事が出来ず、吹き飛ばされてしまう。

 

「だからって、諦めてたまるかよ!」

 

【ビックバーン!!】

 

その音声と共にゼンリョクゼンカイキャノンはそのままゼンリョクイーグルへと変形すると共にダイヤルが回る。

 

【轟け ジュラシックパワー!吠えろ ビーストパワー!神秘の ミラクルパワー!爆走 マシンパワー!】

 

その音声と共にゼンリョクイーグルから現れたのは、大獣神、ガオキング、マジキング、ダイボウケンの4体のロボだった。

 

「行くぜ、全力全開!!」

 

介人のその言葉が合図となり、ゼンリョクハカイオ-に向かって、突撃する。

 

それに対して、ゼンリョクハカイオーも同じく、向かって来る。

 

ぶつかり合う両者の一撃。

 

それにより、周囲に衝撃が走る。

 

ゼンリョクハカイオ-の中央のスロットが回ると共にゼンリョクハカイオ-を中心に次々と現れるのは、バクレンオー、シュバルツ専用クライナーロボ、邪悪キングエクスプレス、ガオハンター・イビルの4体のロボだった。

 

「まさかとは、思ったけど、そんな事もできるとはっ」

 

驚きを隠せない中で、ゼンリョクハカイオ-の持つ巨大な剣に4体のロボの力が集い、凄まじい衝撃波を放つ。

 

「ぐっがあぁぁ!!」

 

それに対して召喚されたロボ達は介人の前に立ち、その身を盾に介人を守った。

 

だが、それでも衝撃を完全に殺す事ができず、介人は吹き飛ばされてしまう。

 

「ぐっ、まだまだっ」

 

そう言い、立ち上がるが、突然、その身体は小さくなっていき、元の大きさに戻ってしまう。

 

「嘘だろっ、まさか」

 

介人はすぐにギアトリンガーを見ると、そこには先程の攻撃によって、ボロボロになったゼンカイジュウギアとギアトリンガーだった。

 

破損はゼンカイジュウギアが激しく、スーパーゼンカイザーの変身状態が解除され、なんとかゼンカイザーの姿を保てる程度だった。

 

「くそっ、だからって、諦めてたまるかよ!」

 

そう言いながら、ゼンリョクハカイオ-に立ち向かおうとする。

 

それに対して、ゼンリョクハカイオ-はそのまま介人を踏み潰そうとする。

 

「させません!!」

 

その言葉と共にゼンリョクハカイオ-を吹き飛ばしたのはツーカイオーだった。

 

「エンデっ」

 

「介人は無茶をしすぎです!」

 

それは未だに体力が完全に回復していないはずのエンデだった。

 

それだけではなかった。

 

「介人、無茶するなと言ったはずだぞ」

 

「ジュラン」

 

後ろから聞こえた声はジュラン達だった。

 

「お待たせしました、介人さんっ!」

 

「やっと追いついたっす!」

 

さらに現れたのはガオーンとマジーヌだった。

 

それを見た瞬間、思わず声をあげる。

 

「馬鹿野郎!

お前達、ここで、その身体で無茶をしたら、どうなるか分かっているのか」

 

「えぇ、最悪、私達全員、機能は停止してしまうでしょう」

 

そうブルーンは冷静に呟く。

 

「だったらっ」

 

「だからこそ、貴方一人に戦わせない。

それが、私達の役目なので」

 

「それに、僕達はまだやれるよ! こんな事で負けるつもりはないさ!!」

 

「勿論、自分も同じ気持ちっス!!」

 

「みんな……」

 

その言葉を聞く。

 

「介人さん。

ここでジュラン達の言葉を聞かないのは死亡フラグですよ」

 

「フラグちゃん」

 

「まぁ、そういう事だ。

俺達がいれば、百人力だろう」

 

「でも、まだ、皆、万全じゃないんだし」

 

「大丈夫っす! 介人さんの力になれるなら、自分達はどんな状況だって、頑張るっす!」

 

「……分かった」

 

それと共に介人の手元にはボロボロになったゼンリョクイーグルが迫る。

 

無茶をすれば、破壊される事が間違いないはずのゼンリョクイーグルだが、まるで介人を導くように、空に向かって飛び立つ。

 

「分かったぜ、行くぜ皆!」

 

その言葉と共に介人はゼンリョクイーグルに向かって、手を伸ばす。

 

同時にゼンリョクイーグルに乗り込む。

 

「秘密のパワー!ゼンカイザー!!」

 

それに合わせるようにジュランもまた、巨大化する。

 

「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!」

 

それに続くようにガオーン達も巨大化しながら、叫ぶ。

 

「動物パワー!ゼンカイガオーン!」

 

「魔法パワー!ゼンカイマジーヌ!」

 

「轟轟パワー!ゼンカイブルーン!」

 

各々が巨大化を終えると共に、そのままゼンリョクイーグルを中心に合体していく。

 

【ゼンリョク!ゼンカァーーイ!ゼンリョクゼンカイオー!!】

 

それと共にゼンリョクゼンカイオーへと合体が完了すると共に、ツーカイザーを受け止めた。

 

「介人」

 

「ありがとう、エンデ。

ここからは、俺達に任せろ」

 

それと共にゼンリョクゼンカイオーはゼンリョクハカイオ-にゼンリョクゼンカイソードを向ける。

 

「「「「「5人合わさって!機界戦隊!ゼンカイジャー!」」」」」

 

その言葉と同時に2つのロボがぶつかり合う。

 

先程とは違い、今度は互角の戦いを繰り広げていた。

 

互いに一振りの一撃がぶつかる度に衝撃波が走る。

 

そんな中で介人は考えていた。

 

(このままじゃ、ジリ貧になる)

 

そう思いながらも、なんとか打開策を考えていた。

 

その中で

 

「介人さん。

今、あのゼンリョクハカイオ-には、死亡フラグが立っています」

 

「死亡フラグが?」

 

突然の言葉に介人は驚くが、フラグちゃんは言葉を続ける。

 

「はい。

私達は全てにおいて劣っており、危機的状況です。

だけど、それは反対に言えば、私達が逆転できる可能性があります」

 

そのフラグちゃんの言葉に介人は笑みを浮かべる。

 

「あぁ、そうだな!!」

 

その叫びと共にゼンリョクゼンカイオーはそのまま、ゼンリョクハカイオーを押し返す。

 

そして、そのまま上空へ投げ飛ばす。

 

「行くぜ、皆!!「「「「ゼンカイジャー・オール戦隊ファイナルビッグバン」」」」」

 

その言葉と共に歴代巨大ロボ達が最大の力を発揮する幻影が現れ、ゼンリョクゼンカイオーと共に突撃する。

 

それに対応するようにゼンリョクハカイオーも対抗するかのように巨大なエネルギーの塊を放つが、それを物ともせず、突き進む。

 

「うぉおおおおおっ!!」

 

それと共に、全ての巨大ロボが衝突した。

 

それによって生じた衝撃によって周囲は吹き飛ばされるが、それでも、攻撃の手は緩めない。

 

「「「「「いっけぇえええええええええっ!!!!」」」」」

 

その言葉と共に、全てを破壊しながら、爆発が起こる。

 

その瞬間、今までのダメージと今回の攻撃により、ゼンリョクゼンカイオーが合体しているジュラン達が徐々に崩壊していく。

 

「皆っ!」

 

「俺達に構うな!」「ここで止まったら、誰があいつを止めるんだ!」「だから、行ってください!」

 

そう言いながら、ジュラン達は崩壊する身体を気にせずに、ゼンカイザーの乗るゼンリョクイーグルの部分をゼンリョクハカイオ-に向けて飛ばす。

 

それが最後の力だったのか、ジュラン達はそのまま吹き飛ばされる。同時にゼンリョクゼンカイオーが解除されると共にジュラン達の姿も消えてしまう。

 

「ジュランっ!ガオーン!マジーヌ!ブルーン!」

 

それを見た瞬間、思わず声を上げる。

 

「そんな顔するんじゃないよ」

 

「そうっす。

まだやる事はあるんすから」

 

「えぇ、早く行きなさい」

 

その言葉を聞くと共に介人も覚悟を決めるように、ゼンリョクイーグルの操縦桿を握り締める力を強くする。

 

「ハカイザー!」

 

それと共に真っ直ぐとゼンリョクハカイオ-に向かって行く。

 

そこには既にゼンリョクゼンカイオーとの攻撃によって、ボロボロになっているゼンリョクハカイオーの姿があり、その中心になっていた全力破壊銃もまた銃口となって、向けていた。

 

既にエネルギーが溜まっており、ゼンリョクイーグルに向けて、そのエネルギー波が放たれた。

 

避けられない一撃だった。

 

だが、コックピットが自動的に開かれ、介人はそのまま弾き飛ばされる。

 

「うわっ、なんでっ!?」

 

何が起きているのか分からず、見つめた先には幻影だったのか、アカレンジャーの姿があった。

 

「爺ちゃんっ!」

 

それが何を意味するか分からない。

 

だが、それでも止まる事はできず、空中に投げ飛ばされた介人はそのまま真っ直ぐと全力破壊銃に向けて、拳を振り上げる。

 

「全力全開だぁ!!」

 

その音声と共に、介人の全身に光が灯り、そのまま一気に加速する。

 

それと共に全力破壊銃を突き抜ける。

 

同時に見えたのは幻影なのか、ハカイザーがいた。

 

「ハカイザー」

 

「結局、俺はお前のコピーでしかないんだな」

 

そう言いながら、その光景の先には捕らわれている理乃の姿があった。

 

捕らわれていたが、それでも改造された後などもなかった。

 

「ハカイザー、もしかして、お前。

理乃を守る為に、これまで」

 

「それは、お前が分かるはずだろ。

なんだって、俺のコピー元だからな」

 

それはどこか悲しそうだった。

 

「だから、俺は「あのな」っ」

 

「コピーとか、ロボットとか、そんなくだらない事で悩んでいたのか、俺をコピーした癖に」

 

「なに?」

 

そう言いながら、介人は真っ直ぐとハカイザーへと近づく。

 

「全力で守りたい気持ち。

それに勝ち負けもあるかよ。

自分の意志があって、妹の理乃を守りたい。

それは既にお前だけの意志だろ」

 

それと共にハカイザーに向けて、拳を向ける。

 

「お前の守りたかった思いは全力で俺が守ってやる」

 

「そうか、だったら、安心した」

 

その一言を聞くと共に爆風と共に介人は地面に辿り着く。

 

「介人さん」

 

「フラグちゃん」

 

その辿り着いた先には、フラグちゃん達がおり、共に見つめる。

 

既に世界は徐々に修復されており、同時に転移された先には機能を停止しているジュラン達、完全に破壊されたゼンリョクゼンカイキャノン。

 

そして、気絶して、無傷な状態である理乃だった。

 

「終わったんだな」

 

それと共に介人はゆっくりと上を向く。

 

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