1話ですが、情報量が色々と多く未だに謎が多いですが、展開が楽しみな作品です。
こちらの作品も、これからよろしくお願いします。
「さぁって、やる気が出てきたぜぇ」
「こっこんなにやる気が出る人なんですか?」
「いや、それ程じゃないと思うんですか」
「そんなにレアなのか、あのメダル?」
そう言いながら、ジュランはフラグちゃんに今回当てたメダルについてを聞いた。
「えぇ、スーパー戦隊の力が宿ったメダルはガチャの中でも大きな当たり枠なんです。
今、介人さんが持っているメダルは私が貰っているジュウオウジャーとキラメイジャーの2枚のメダルだけなんです」
「既に2枚もあるのか。
それで種類はどれぐらいあるんだ」
「44種類です」
「多いな!」
その言葉に思わずジュランは言う。
「これまでガチャで何度もやっても当てるが当たらなかったので、少しやる気がなくなっていましたが、最近はジュランさん達が仲間になった事で、介人さんもこれまで以上にやる気になっています」
「それは、僕としても嬉しいな。
僕も介人やフラグちゃんと会えてとっても嬉しいからね」
「あっあははは、そうですか」
そう言いながら、ガオーンはそのままフラグちゃんの頭を撫でており、フラグちゃんはそのまま苦笑いをする。
「それではマジーヌ様!
どの世界に行きますか」
「さっ様って!?
自分はそれ程の人物じゃないッス!!」
それと共に、マジーヌは迷いながら
「えっと、それじゃあ、占いの結果では、この2枚の組み合わせの世界でどうでしょうか?」
「よっしゃ!
行くぜ、お前ら!」
「あぁ、しっかりと確認してからしましょうよ!」
その言葉と共に介人達はそのまま新たな世界へと向かった。
その世界は
「なっなんというか、変わった所だな」
「うん、本当に」
そう言いながら、周りを見渡すと、そこは現代の町と江戸時代の町が合わさったような奇妙な世界が広がっていた。
「えっと、ここは結構奇妙な世界みたいですよ」
「まぁそうみたいだけど!?」
そう言葉を言っている間に、その町並みから一変、そこは夜の不気味な荒野へと姿を変えた。
「ここは一体」
「これは固有結界っ」
「固有結界って?」
「簡単に言うと、本人の心を結界として映し出す魔法です。
この世界には存在しないという事は」
「どうやら、また迷い込んだ奴が来たか」
そう言いながら黒髪短髪に学帽学ランにスニーカーという、どこにでもいそうな少年がそこにいた。
ただ、その身体に血で染まっていなければの話だった。
「あいつは?」
「どうやら、この世界での転生者である祠堂 救世です。
ただ、この結界の様子からして、この世界の影響を大きく受けすぎているようです」
「この世界の人間?
というよりもそうじゃない奴もいるけど、関係ないか」
そう言いながら、祠堂が取り出したのは木の棒だった。
木の棒をただ一回振り上げた。
「避けろっ」
その介人の言葉と共に、その場から離れると、先程まで彼らがいた場所は地面が見えない程大きな亀裂が出来上がっていた。
「おい、あれが能力なのか?」
「はいっ、でも、木の棒があんな威力を出すなんて」
「この世界での影響か。
なるほど」
そう言いながら介人は首を回しながら、呟く。
「世界の影響?」
「転生特典が世界に影響を及ぼす事もあるけど、この場合はこいつの特典が世界の影響を受けたようだな」
「なっなるほど、固有結界は本人の心を表に出しているから、この世界も」
それだけ言うと
「フラグちゃん、この世界は何と何の組み合わせだ?」
「えっと、私もあまり詳しい事は分かりませんが神咒神威神楽 曙之光の世界と相州戦神館學園万仙陣の世界?」
「どういう世界なんだ?」
「簡単に説明すると、自己愛と自己愛。
互いの神がぶつかり合ったのでしょう」
「あぁ、そうだな。
だからこそ、俺は、この世界を救世する」
「・・・救世ねぇ。
それと俺達を襲うのに何が関係しているんだ?」
「そんなの決まっているだろ、殺す為だ」
「っ」
その一言を聞き、介人以外の全員が、その目から感じる狂気に驚く。
「この世界を滅ぼして皆をこの苦痛から解放してやろう、ああこんな救世主の如き偉業を成す俺はこの世で最も優れて素晴らしい」
そう、自身を賞賛するように、呟くその声は、既に正気ではなかった。
「人間がここまで変わるなんて」
「だったら、ここでやるか」
そう言いながら、介人は特に気にした様子もなく、そのまま懐から取り出したルパンレンジャーメダルを取り出す。
「お前は恐れないのか」
「てめぇのような奴と付き合っているつもりはない。
俺はさっさと帰って、ガチャを回したいからな」
そう言い、ギアトリンガーにルパンレンジャーのメダルを裏側で挿入する。
【バンバァン!ゴー!ゴー!ゴッゴー!ルパンレンジャー!】
「はぁ!」
その一言と共に引き金を引くと、その音声と共に出てきたのは黒髪の青年、褐色のフードの男、金髪の幼女の三人だった。
「なんだ、ここは」
「なんじゃ?
こっちはドーナツを食べていたんじゃか」
「まさかっあのメンバーは!」
「知っているのか?」
そのメンバーを見ると、フラグちゃんは驚きを隠せない様子だった。
「えっえぇ。
転生者の問題が起きた時に、最初に結成された二つのスーパー戦隊。
その内の片方の」
「どうやら、問題が起きたようだな」
そう言いながら、青年はゆっくりと眼鏡をあげながら、周りを見渡す。
「すいません、呼び出してしまって。
だけど、こういう状況だったら、先輩達の力を借りるのが一番だと思って」
「そういう事か、だったら、力を貸すか」
「はぁ、まぁ良い。
さっさと終わらせて、店に戻るぞ」
「まったく、こっちも暇じゃないんだ。
すぐに終わらせる」
その言葉と共に、彼らが懐から取り出したのはギアトリンガーとは違う白い銃だった。
それと同時に赤、青、黄のそれぞれ違う三色の飛行機をそのままその銃に挿入する。
【RED!】【BLUE!】【YELLOW!】
「「「怪盗チェンジ!」」」
【【【怪盗チェンジ!ルパンレンジャー!】】】
その音声が鳴り響くと同時に彼らの姿が変わり、そこに現れたのは怪盗を模したスーパー戦隊、ルパンレンジャーの姿だった。
「ルパンレンジャーっ!」
「さて、先輩達も来た事だし、こっちも全力で気合いを入れるぞ」
「おぉ!
同じ赤としてやる気が出るぜ!
「いや、僕と同じイエローの子もなかなか可愛いねぇ。
僕も気合いを入れるぞ」
「じっ自分のカラーはいないけど、それでもやるッス!」
そう言い、介人達もまた変身する為にギアトリンガーを構える。
【45バーン!】【 16バーン!】【25バーン!】【29バーン!】
「「「「チェンジ全開!」」」」
その音声と共にジュランとガオーンが一回転、その次にマジーヌ、そして最後に介人が回転すると共に引き金を引く。
【バーン!バーン!バーン!バーン!ババババーン!】
その音声と共にゼンカイザー、ゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、そして巨大な魔法使いの帽子に杖を持った戦士、ゼンカイマジーヌが現れる。
「ルパンレッド」
「ルパンブルー」
「ルパンイエロー」
「怪盗戦隊!ルパンレンジャー!」
「秘密のパワー!ゼンカイザー!」
「恐竜パワー!ゼンカイジュラン!」
「動物パワー!ゼンカイガオーン!」
「魔法パワー!ゼンカイマジーヌ!」
「機界戦隊!ゼンカイジャー!」
そう言い、構える。
「例え人数が増えようと、関係ない!」
その言葉と共に救世の叫び声と共に世界を覆うあらゆる武器が現れ、ゼンカイザー達に襲い掛かる。
「全てを奪い取れ、サタナエル」
その一言と共に現れたのは、まさしく悪魔と呼ぶに相応しい巨大な存在だった。
同時にルパンレッドにブルーとイエローが手を取り合う事によって、サタナエルの持つ銃はより巨大な物へと変わり
「「「打ち抜け」」」
その一言と共に、弾丸が放たれる。
弾丸は宙を飛び、その銃弾はありとあらゆる武器を破壊し、ついに空に激突すると共に
「なに」
空が割れる。
「まさかっ先輩達は」
「次元を」
「壊した!」
サタナエルが行った一撃、それは次元を物理的な破壊していった。
「ばっ馬鹿な!?
どういう事なんだ!」
「お前の特典、無限の剣製は術者の心象風景をカタチにし、現実に侵食させて形成する結界。
確かに厄介な能力だが、どうやら俺達とは相性は最悪だったみたいだな」
そう言いながら、ルパンレッドはVSチェンジャーを構える。
「どういう事だっ」
「まぁ、俺は元々、こういう世界で戦ってきた。
最初は少し時間がかかると思ったが、どうやらこの世界は自身の世界を表にしているから、『オタカラ』も簡単に見つけられた。
あとはそれを潰せば良い」
そう言いながら、ルパンレッドはそのまま言うと共に、その後ろには砕けた剣が落ちていた。
「っ!!」
「お前にとってのオタカラは既に破壊した。
これでもう、お前の手元には自由に武器は作れないぞ」
「そんな訳っ」
そう言いながら武器を作り出そうとした。
だが、その場で武器を作り出す事ができず
「おらぁ!」
「ぐっ」
ゼンカイザーの鉄拳が祠堂にぶつかる。
「それに、その名前は少し気に入らないからな。
遠慮無く戦わせて貰うぞ」
「くっそ」
そう言いながら、未だに残っている武器を祠堂は手に取ると、すぐに戦いを再開する。
剣を大振りに振るい、ゼンカイジャー達に攻撃を仕掛けようとするが、その攻撃は簡単に避けられてしまう。
「おぉ、身体が軽い!」
「ルパンレンジャーの力が今の俺達に宿っているからな。
こうしてアクロバティックに動ける」
「なるほど、これはなかなかがぁ!」
「あぁ、ジュランがぎっくり腰になったッス!」
「調子に乗るからだよ」
「くそっ」
そう雑談を行いながらも戦いに対して、祠堂は焦っていた。
「この世界で作り出された武器は確かに強力で、一撃で倒せるだろ。
だが、それ頼りにしていて、他人を信じなくなったお前に、それはできないだろ」
「違うっ、俺はこの世界を滅ぼして皆をこの苦痛から解放する為にっ「心配しなくても」」
そう言いながら、ゼンカイザーはそのまま祠堂の懐に入ると
「お前を倒した後に世界もなんでも救ってやるよ!」
【ヒーロー!スーパーゼンカイターイム!】
そう言いながら、吹き飛ばすと同時にギアトリンガーとVSチェンジャーを同時に構え
「「「「「「「はあぁ!!」」」」」」」
同時に引き金を引くと共に虹色のように重なったレーザーが真っ直ぐと祠堂を飲み込む。
「ぐっがぁああぁ!!」
それと共に祠堂はその姿を消した。
「さてっと、あとは」
そう言いながら、ルパンレッドはそのままVSチェンジャーを構える。
「さっきも宣言したからな。
この世界も救うとするか」
その一言と共にサタナエルが構える。
「だけど、この世界の神を全部倒せるの?仮想とはいえ」
「問題ない。
こういう奴ら相手は慣れているからな」
それと共に祠堂がいなくなった事に気づき、次々と神が集っていく。
だが、その神に対して、サタナエルは次々と銃弾を放ち、倒していく。
「えっえぇ!?
あれ、神相手ですよね!?
なんで、ここまで」
「ルパンレンジャーに変身する雨宮さんは、元々の世界では奴らと似た存在の神々と戦ってきました。
この世界では、その逸話が働いた事もあり、おそらくは」
「至高の魔弾」
その一言と共に、全ての神々に向けて弾丸が放たれ、消滅させる。
「ふぅ、助かった」
「あっあぁ、今回ばかりは先輩方がいなければ、本当に危なかったぜ」
「さて、ここで時間切れだな」
そう言いながら、その雨宮達の姿は徐々に消えていった。
「今度は急に呼び出すなよ」
「おい、ドーナツはないのか!」
「この世界にある訳ないだろ」
そう言いながら、今度こそ、天宮達は姿を消え、同時に世界は元へと戻った。
「ふぅ、まさか世界を丸ごと救う事になるとは」
「でもあの世界はもう」
「まぁ、それを何時までも気にしていられないからな」
そう言いながら、介人は立ち上がる。
「今は目の前の事を真っ直ぐと全力でやるしかないからな」
「相変わらずですね。
ですが、介人さん」
「んっ?
なんだ、今回のガチャも11連だろ」
「ルパンレンジャーメダルの使用量で今回のガチャは1回しか回せませんよ」
「・・・・」
その言葉を聞くと共に介人は
「この一回に全力で賭ける!!」」
「えぇ」
そこにはこれまで見たことのない表情でメダルを思いっきりガチャルームに向けて投げた。
「痛いじゃないですか!」
「・・・んっ?」
そう言いながら、現れたのは青いロボットだった。
眼鏡をかけており、真面目な雰囲気を出しながら現れたロボットに対して
「まったく、とりあえず自己紹介ですね。
私はブルーン、この度、ゼンカイジャーの仲間として入る事になりました」
「はぁ、外れか」
介人はそう言いながら、そのまま呆れるように呟く。
「なんだか酷い言い草ですね!」