機動戦士ガンダムSEED Re:DESTINY   作:野澤瀬名

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機体設定 GAT-04A 先行量産型ウィンダム/GAT-04 ウィンダム

 地球連合軍の最新鋭量産型モビルスーツの先行量産モデル、またそこから派生する後期生産型モデル。

 地球軍初の量産型モビルスーツであったストライクダガーや105ダガーは非常に優秀な性能を有していたが、予想されるザフトの新型モビルスーツとの性能差は無視できないものがあった。実際、戦後鹵獲したゲイツとの性能試験では、ストライクダガーは全体的な性能で敗北し、105ダガーも装甲や操縦性、拡張性や生産性は優れていたが、兵装、機動性、パワーウエイトレシオなどで劣っていることが判明した。これを問題視した地球連合軍統合参謀本部兵站管理部は従来のダガータイプに対して、OSや装甲、兵装などを新型のものに換装し、性能差を埋める一方、新型高性能量産型モビルスーツの開発を進める方針を示した。

 ベース機には、初期GAT-Xシリーズの傑作機、ストライクの再生産仕様機であるGAT-X105Eが選ばれた。他にも同時期に地球連合軍特殊作戦群とアクタイオン・インダストリー社で進められていたアクタイオン・プロジェクトで収集された再生産仕様の他GAT-Xシリーズの実地データも盛り込まれることになった。

 C.E.71年12月に兵站管理部からは

 ・機体重量は75t、全高は19メートル以内とする。

 ・動力は本年12月現在交渉中のユニウス条約を鑑み、バッテリー式とする。

 ・近接防御機関砲、ビームサーベル、ビームライフル、シールドを基本兵装とする。

 ・装甲は対ビーム装甲が望ましい。

 ・ストライク同様、多数のストライカーパックの装備を可能とする。

 ・ダガー系列と同様の生産ラインが流用できることが望ましい。

 といった要求をまとめた仕様書MMS711218が提示され、ダガーの生産元であるアーセナル・ミリタリー・テック社にて設計が行われた。

 C.E.72年末に試作一号機Y01が完成し、その後、評価試験機として12機生産された。そこで得られたデータをフィードバックし、初期生産型GAT-04Aが量産体制に移行した。

 本機の機体スペックは、GAT-Xシリーズを大幅に超える高性能を獲得し、カタログスペックではザフトのゲイツを圧倒。第二次連合・プラント大戦終結25周年に行われたザフトの主力機シグーⅡとの評価試験ではほぼ互角の性能を発揮した。特に機動性能は機体各所に設けられたアポジモーターと高出力メインスラスターの恩恵によって非常に良好である。そして搭載された新型制御OSはこれまでの戦闘で収集されたデータを元に最適化されたフィードバック制御システムが組まれており、新兵でもコーディネイターの操縦する機体に追随できるほどの操縦良好性を示した。(ただし、一部ベテランパイロットたちからは『デブリ群に突っ込んだ際に機体がオートで回避しようとする』『ロックオンされた時、機体が勝手に防御姿勢を取ろうとする』などの危機回避アルゴリズムを優先しようとするOSに対して苦言が多くもたらされた。これらのパイロットはアルゴリズムを個々に応じて書き換えるなどして対処した)

 コクピットブロックや動力系統周りにはラミネート装甲が配置され、対ビーム防御を意識した設計になっている。しかし、開戦初頭、本機の防御性能を過信した一部パイロットの突出により、被弾が相次ぎ、損傷、撃墜される事態が多発した。これはラミネート装甲がダメージを熱に変換し、軽減するという特性上、機体表面積の小さいモビルスーツでは、許容熱限界が超過しやすい為であった。その為、後期生産型ではラミネート装甲を廃し、強化超硬チタンセラミックス複合装甲へと置き換えられた。

 生産コストは従来のダガー系統に比べ、1.2倍ほど高くなったものの、大部分の機体フレームなどは従来の生産設備でまかなえる他、ストライカーパックの装備も要求仕様通り可能であった為、量産許可が下りた。

 初期量産型の生産機数は100~150機程とされ、後期生産型の量産移行後は、本機も改修されていった為、戦後もA型のまま残っている機体は少数である。

 

 諸元(本項は初期生産型であるGAT-04Aのものである)

 全高18.67m

 重量70.07t

 装甲材質 改良型超硬チタンセラミックス複合材(VP部のみラミネート装甲)

 

 武装

 M2M5 トーデスシュレッケン 20mm自動近接防御システム

 従来のイーゲルシュテルンから小口径化した頭部に内蔵したCIWS。単純な威力自体は大幅に減少しているものの、用途をミサイル迎撃や対地掃討用として絞っている。またネックダウンにより携行弾数は大幅に増加している他、重量削減にも繋がっている。

 

 ES04B ビームサーベル

 両腰にマウントされる接近戦用武器。ダガーLと同様のものが装備される。

 

 Mk.315 スティレット投擲噴進対装甲貫入弾

 両腰アーマー内部に収納される投擲用ナイフ。アーマーシュナイダーと同様コンバットナイフとしても運用可能な他、投擲後は内蔵されたロケットブースターによって目標まで飛翔、装甲を貫徹後、内部で爆発する。

 

 M9409S/L 57mmビームライフル

 本機の主兵装である中距離射撃用武器。エネルギーは直接本体から供給される。威力は従来の連合製ビームライフルから向上している他、ライフル内部にエネルギープール機構が取り入れられ、本体からのエネルギー供給がたれた場合でも十発程度であれば発射が可能。取り回しと連射性に優れたショートバレルと長射程のロングバレルに換装できる。

 

 MX703G-2 試製52mmビームマシンガン

 MX703GやGAU-8M2と外装コンポーネントを共通化させた試作型のビームマシンガン。ビーム兵器の打撃力と濃密な弾幕形成を一手にまかなうことを目的として開発されたが、銃身、機関部の過熱問題が解決出来ず試作段階で計画中止となった。性能評価用に少数が試作され、特殊部隊などに配備、運用された。

 

 A52 大型防楯システム

 裏にマルチマウントハードポイントを備えた大型の対ビームコーティングシールド。裏には各種グレネードやランチャー、チャフ、30mm6銃身ガトリングガンなどが装着可能。シールド先端のブレード部分は打突が可能。

 

 パイロット ネオ・ロアノーク その他地球連合軍一般兵

 

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