金色髪のお嬢様と、恋の咲(完結)   作:セブンスランス

2 / 7
名前入りの文章になっておりますが、手短に読みやすいと思います


昔にあったのは13年前だし、覚えてないのも無理ないよね

大学 お昼

 

「はぅ…まさか、貧血で倒れるなんて…」

 

「今日は早退しな、せんせに言ってそれからノートに書いとくから」

 

「ありがとうございます…」

 

なんとか身体を起こして、咲はリュックを背負い

大学を早退した

 

 

「お腹すいた…さっき売店寄っておけば良かった…」

 

「あら?咲君じゃない♪」

 

「えっ?」

 

名前を呼ばれ、咲は振り向くが

 

「いない、それにどっかで…はぁ…今日は帰ろう」

 

すると、スマホから電話がきて、咲はスマホをかけると

 

裕貴

「おれだ、裕貴」

 

「兄さん?どうしたの?なんかまた忘れたの!?」

 

裕貴

「いやそれは大丈夫だ、それより咲

黒埼ちとせって子を見てないか?」

 

「黒埼ちとせ…?いや見てないけど、ていうかアイドルの一人が行方不明になってるの?」

 

裕貴

「ああ、行方不明になってるな。それで昨日聞いてみたんだが、どうやら咲が、痴漢騒動で助けた子が黒埼なんだよ」

 

「は?嘘だろ?いきなりで状況読み取れないんだけど…それに昨日、346プロの外であったばかりだよ…

でも今日は貧血で大学早退してるんだけど会ってないな…」

 

裕貴

「途中で誰かに話しかけられなかったか?振り向くといつのまにか消えてるとかさ」

 

「いやだからそれは…あっ」

 

裕貴

「あ?」

 

咲は、先程の事を裕貴に説明した

 

裕貴

「あちゃ…マジかよ、咲。今外だろ?もしかしたら近くに居るかもしれないから探して連れてきてくれないか?」

 

「あ、うん、わかったけど、何時までに辿り着けばいい?」

 

裕貴

「最悪、こっちで車で行くから、夕方ぐらいまでには間に合わせくれないか?」

 

「わかった、ちなみに…くろちとせの特徴を教えてくれない?

昨日…と言うよりも痴漢騒動で会って、昨日少し話したばかりでまだ特徴が掴めてないんだ」

 

裕貴

「えっとな、金色の髪でストレート。それに白黒の服、それから目が赤いのが特徴だな」

 

「わかった、探してみるよ。」

 

裕貴

「頼んだ、ってまて、薬のん」

 

兄さんが何か言いかけていたが、スマホの充電を切り

咲は黒崎ちとせを探しにいった

 

しばらくして

 

「はぅ…貧血用の薬を飲むの忘れた…うわ…肝心な時に水持ってきてない.最悪、自動販売機は…ない…」

 

「うぅ、近くの店でお水を…あ、だめだ店自体ないし」

 

咲は、倒れそうになった瞬間、誰かが肩を支えてくれて

近くの公園のベンチまで運ばれていった

 

「大丈夫?凄い汗よ?」

 

「はぁはぁ…み、水を」

 

「はい、これ飲んで」

 

キャップが緩んでいる気がしたが、そんな事を気にしてる暇がなく

薬を飲んだ。しばらくして落ち着いた咲は前を向くと

 

「大丈夫?」

 

「…君は…?」

 

「あなたが探してる人といえばわかるかな?♪」

 

黒崎ちとせが、咲の目の前にいた

 

「黒崎ちとせ…だっけ、あの痴漢騒動で」

 

ちとせ

「そうだよ♪、あの時は助けてもらってありがとうね

本当は346プロでお礼言いたかったけど、忘れてたわ」

 

「あはは…僕もまさか助けた人がアイドルなんて、知らなかったからさ、それより兄さん…裕貴さんに頼まれたんだ。

346プロまで来て欲しいって」

 

ちとせ

「あら?もうそんな時間なの?だったら急がないとね」

 

「なら、急ごう。時間がないし」

 

咲達は急ぎ足で346プロに向かって行く

たどり着いた頃には夕方にギリギリには間に合った

 

裕貴

「咲!ちとせを連れてきたんだな、良かった。連絡しても出ないから心配したぞ」

 

「え?」

 

スマホの充電が切れていた事を今気付いた。

 

ちとせ

「ごめんなさい、遅れてしまって」

 

裕貴

「良いんだ、ギリギリ間に合うからな。車出すから

咲とちとせは入り口で待っててくれ」

 

裕貴は、走っていき、車を取りに行った

 

ちとせ

「待ってあげましょうか」

 

「はい、そうですね」

 

数分後。裕貴の車がやってきて、咲、ちとせは車に乗った

 

車の中

 

ちとせ

「わかったわ、それで…」

 

裕貴とちとせは、仕事の話をしていて、咲は窓の外を見つめていた

 

「…」

 

裕貴

「そういう事だ、頼んだよちとせ」

 

ちとせ

「はーい。

…咲君?どうかしたの?さっきからぼーうとして?」

 

「…えっ?あ、ごめんなに?聞いてなかった」

 

裕貴

「悪いなちとせ、咲はもともと体力がないから、気が抜けて話を聞いてない時があるんだわ。悪気があってやってるわけじゃないからそこは理解してくれ」

 

ちとせ

「そうだったの、ごめんなさい。私のせいで疲れたんでしょ?大丈夫?私の血でも飲む?」

 

そう言いちとせは、自分の手首を咲に向けさせた

 

「いや、僕は吸血鬼かなにか!?

…大丈夫、家に着いたら寝るし、薬も飲んでね」

 

ちとせ

「そう、けど無理はしないようにね?」

 

ちとせと話しているうちにいつのまにか、家に着いていた

 

裕貴

「咲、着いたよ」

 

「ありがとう、それじゃ黒崎さん。ここで」

 

ちとせ

「お大事にね」

 

ちとせは、車の窓越しで手を振り、裕貴の車で仕事に向かっていった

 

息を切れながらも、咲は荷物とかを置き、ある程度の家事を済ませた後、ソファに横になり、やがてまぶたが落ちていき。

 

「だめ…薬…効いてきた」

 

意識を失った。

 

裕貴

「ただいまー…って咲?

…んあ、寝てるのか」

 

裕貴は咲を抱えて、部屋に連れて行きベッドに寝かせたあと。

自分の部屋に戻りアイドル達の仕事の内容を確認作業に入っていった

 

黒埼ちとせ サイド

 

街を探索していると、見たことある男性がいた。前に痴漢騒動や346プロで助けてもらったり、話しかけてくれた優しい彼がいた。

 

…久しぶりだね、そう言ったけど、彼は覚えてないみたい

 

…ふふ、そうだよね、だって…

 

ちとせ

「最後にあったのは13年前だし、無理もないよね」

 

ちとせは上を向き、月を見つめていた、

彼女の周りに月の光が照らしていた。

 




1月23日辺りには
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。