金色髪のお嬢様と、恋の咲(完結)   作:セブンスランス

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これにて咲行く、黒に先に。最終話です。




またね

白崎家 裕貴視点

 

たまには咲の部屋を掃除しようと思い、俺は咲の部屋を掃除をした。

あいつが咲が居なくなってから1ヶ月が経った。

 

咲は昔から、身体が弱く、その上に貧血で、よく病院に行き

輸血してもらったりしていた。

そんなある日、あの時はたまたま病院で親と一緒にいた時に

運ばれている少女がいた、その子がのちにうちのアイドルとして来る

黒埼ちとせだった

 

13年前のあの日。事故に遭い、大量の出血をしていて

命が生死を彷徨う、状態であった。

だが、この時は違った、黒埼ちとせにあう血液がなく

どうしようにもならない時に、咲が

 

「僕の血を使って…この子を…死なせたくない…!」

 

と。言って、咲は自分の腕を医者に見せた。けどそれにはある代表として、咲の記憶がなくなることを意味をしていた。それでも本人は構わないと自分の意思で伝え、黒埼ちとせの身体に白崎咲の血が入っていった。

 

その結果、彼女は一命を取り戻せたが、咲は記憶を失った。

 

裕貴

「咲の中に癌が見つかったのは4月迎える前ごろだっけ…薬で抑えてて病院に行って余命1ヶ月って言われてでも咲は、大学に行きたいから黒埼に迷惑を掛けたくないからって自分で言って決めてたっけな…」

 

裕貴

「…っと、あとは机だけか。」

 

あのあと、いろんなことがあった。

新しい曲ができたり、Liveしたり色々とあった。

 

けど、未だに黒埼は、咲が亡くなったことを深く傷ついていた。

無理もない、友達のように仲良くしていた二人だ

誰か一人でもかけるとダメだということを。

 

そう思いながらもふと、机を整理した時

 

裕貴

「ん、なんだこれ。…手紙?」

 

これは咲が書いた字だ。送る人でもいたのかと。思い裏を見ると

 

裕貴

「…んだよ、咲のやつ…全く情けない弟を持ったもんだなおい

…おせーんだよ、これを送るのを」

 

それは、咲が、黒埼ちとせに送る、最後のメッセージだった。

 

それから、俺は仕事に来て、いつも通りにちひろさんに挨拶をした。

 

時間は過ぎていき、ほかのアイドル達がレッスンや仕事に向かってる時

扉が開く音が聞こえ、黒埼の姿が見えた

 

ちとせ

「おはよう♪ちひろさんに魔法使い♪」

 

千夜

「おはようございます」

 

ちひろ

「おはようございます、二人とも。今日のスケジュールを確認しますね」

 

千夜

「お嬢様は、ここで休んでください」

 

ちとせ

「ええ、そうするわ」

 

ちとせは、ソファに座り。千夜はちひろとスケジュール確認を

そして俺は黒埼に近づき声をかけた

 

ちとせ

「あら?どうかしたの?咲君のお兄さん?」

 

裕貴

「これを、弟の最後の手紙だ。…時間がある時でいい

…どうか、見守ってくれないか?」

 

俺は、黒埼に咲が残した手紙を渡した。本人は驚いた表情をしていたが

俺の目を見たあと、ゆっくりと首を頷いた

 

ちとせ

「…ありがとうございます…」

 

ちとせは、そう言い、スケジュールの確認を終えた千夜とレッスンへ向かっていった。

 

ちひろ

「プロデューサーさん、今の手紙って」

 

裕貴

「あいつの…咲がちとせに贈る最後の手紙です。

本当、あいつは…咲は…自分の想いを伝えるのが下手、ですよ」

 

大きな窓に振り返り、外の景色を見つめた

 

裕貴

「(あとは、どうするか自分で決めろ、黒埼ちとせ)」

 

ちとせ視点

 

魔法使いさん…いえ、咲君のお兄さんから手紙を受け取った

本人が言う、最後の手紙らしい。私はレッスンが終わった後

千夜ちゃん、加蓮ちゃん達に用があると、伝えてレッスン場を離れた

346プロの屋上に行き、噴水の前で咲君の手紙を読んだ

 

 

ちとせへ

 

これをちとせさんが読んでるって事は、僕はこの世にはいないかも知れません。でもこれだけは伝えておきたくてこの手紙に残しました。

 

まず、一言だけ、謝らせてください。

 

僕は昔から貧血で体力がなくて、周りに迷惑ばかりかけていました。

それに余命が後1ヶ月しかないことをずっと黙っていてすみませんでした。癌が見つかったのは4月迎える前で、病院に行ってる時に見つかり、貧血と一緒に薬をもらい抑えていました。

薬を飲んでいたのは痛み止めで、癌の症状を抑えるための薬でもありました。

 

ですが、これでも20年間はずっと癌と貧血でずっと戦っていました

みんなには心配かけたくなかったからです。

 

13年前、記憶が失っていて、あまり覚えていませんでしたが

初めて会った時は電車ではなくて病院だと言うことを兄さんから聞かされました。あの時は偶然に、病院にいて、看護師達に運ばれていく姿を見て、僕はちとせさんに僕の血を上げた見たいですね。聞いた時は僕がちとせさんのために自分の血を使ってちとせさんを助けたんですよね?

 

…本当にちとせさんが生きてて良かった。

貧血で体力がなかった僕にも役立つことができたんだなって。嬉しくて家で泣いていました。

 

この前の誕生日プレゼント、マフラーのことありがとうございます

今までにプレゼントなんてもらったことがなくて、これが最高のプレゼントなんて、思っていました。

 

本当にありがとうございます。

 

ちとせさんには、まだ伝えられなく、あの時は言えなかったことが。伝えたかった言葉。僕もちとせさんことが

 

好きです。

 

ただ、それだけのことだったのにこの想いが伝えられなくてすみません。けど、もし僕が居なくなってもちとせさんはアイドル

シンデレラガールズの一員です。胸を張って生きてください

 

ちとせさんには、沢山の人がいます、料理が上手な千夜さんや

あまり関わってないですが、加蓮さんや、杏さんなど。

 

ちとせさんには、友達がいます。その友達を大切にしてください

 

…さようならなんて言えませんが、でもこれだけは言っておきます

 

またね、ちとせ

 

白崎咲より

 

 

ちとせは涙を流していた、手紙を何度も読み返して。

 

ちとせ

「…ありがとうね、咲君…私は…貴方のことをずっとずっと…好きだったよ」

 

咲君の手紙を、私は自分のポケットに入れて、しばらく空を見つめた

心配になったのかレッスンにいた千夜ちゃん達がやってきたみたい

 

千夜

「お嬢様…」

 

加蓮

「ちとせ?どうしたの?目が真っ赤だよ!?」

 

ちとせ

「ううん、なんでもないよ♪もう少ししたら戻るから先に戻ってて?」

 

加蓮

「わかったけど、遅れないようにねー?」

 

加蓮ちゃんは、先に戻っていき、千夜ちゃんが私のところに近づいて

私の横に座った

 

千夜

「お嬢様、今は私だけですので…増分に泣いても構いませんよ」

 

ちとせ

「もぅ、千夜ちゃんたら…でもありがとうね…」

 

私は千夜ちゃんの膝に顔を当てて、すすり泣きをした

千夜ちゃんは、私の頭を撫でていて、しばらくしてから

私達はレッスン場に戻っていった。

 

夜 ガーデニング広場

 

 

私は、夜のガーデニング広場に向かい、お花を見つめていた。

あの時、咲君と一緒に周りながらも。

一緒にいた時間は決して無駄ではなかったことを

 

ちとせ

「…咲君…」

 

お散歩をしながらたどり着いた場所、そこは星空がたくさん見える広い場所に辿り着いた。前に咲君と座っていた傘の上に座り、星を眺めた

 

ちとせ

「…」

 

私はまた涙を流していた、歳なのかな。なんて

でも悲しみはやっぱり抑えられないかも、あんなに昼間泣いてたのにね

…ああ、やっぱり駄目だわ。咲君と居たからいろんなことがあったり

記憶が蘇って来るんだろうなって。

 

けど、やっぱり。会えないなんて、嫌だよ

 

ずっと…ずっと、貴方と一緒に生きたかった

けど私だって、もう長くない事は知っている、でも咲君は私に生きろって伝えた

 

ちとせ

「…そう、だよね…私の血には咲君の血が混じってる

…咲君は私の身体に…いや想いは一つになったってわけかな。」

 

私は立ち上がり、涙を拭き。一歩前に踏み出した

 

ちとせ

「…咲君、私もいつになるかはわからないけどいつか、そっちに向かうよ?でも、咲君が私に命をもらった事。私と貴方の血を」

 

ちとせ

「咲君の分まで生きるから、だから…」

 

ちとせ

「さようなら、なんて言わないわ。これだけは伝えたい」

 

ちとせ

「…またね」

 

これで、私と、咲君の出会いのお話はこれでお終い

でも、どこかでまた。きっと咲君は見守ってくれてるって私はそう思っている。私はそう胸に想いを抱いて、彼からもらった命を受け継いで自分の足で前に一歩だけ、進めた気がしたの。




次回作も書いていますが載せるのは未定です

どこかでお会いしましょうそれでわ、また
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