第8話
IS学園前
???SIDE
「ふ~ん、ここがIS学園か」
皆!こんにちは!私は「鳳 鈴音《ファン リンイン》」よ!名前から分かるとおり中国出身の代表候補生。ってことだから中国政府からIS学園に行くように言われたんだけど…それと私はもう一つ表の世界とは別の裏の世界みたいなところからも指令が来てこの学園に来たんだけど…中に入ると道に迷ってしまったわ。ってなんで誰もいないのよ!
「っていうかここどこよ~!案内とかない訳!受付に行けって言われても何処かも書いてないじゃない!」
こうなったら!『法術』でも使って探してやるわ!って筆が懐にない!どうして!
「筆!私の『魔導筆』どこに行ったの!はっ!」
もしかして、明日に来る荷物の中に紛れ込んじゃった!そんな!
「結局私は今どこに居るのよ~!」
そんな叫び声が学園中に広まったのは言うまでもない。
一夏SIDE
あの騒動(第4・5話)から数日が経ち俺は教室に居る。あの後クラスの代表として俺が(優鬼から先に聞いている)なり、その晩にクラスの皆でお祝いパーティーをしてくれた。そのあとに色々とハプニングがあったが、まあそれは今は置いておく。それにしても今日は朝から騒がしいな。
「今日はなんだか騒がしいな。どうしたんだ?」
「あっ!織斑君!聞いた!転校生の話!」
「転校生?この時期に?」
「それに、その子学園に来た時に少し迷子になって結構叫んでいたみたいだよ」
「なんだそれ。子供じゃねえんだから。んでその騒がしい転校生はどこだ?」
「2組だよ。でもその子どうやら専用機を持っているらしくて」
「専用機?ってことは国の代表候補生か?」
「うん。確か……中国の方から来たって聞いたけど」
中国?そうか中国からか……そういえばあいつ元気にしてるかな。まああいつなら大丈夫だろう。元気だけが取り柄みたいなもんだし。
「そういうことよ。一夏!」
いきなり名前を呼ばれて声の方に振り向くとそこには、中学の時の俺のセカンド幼馴染 鈴がそこに居た。
「鈴!お前、鈴か!」
「そうよ!一夏、久しぶりね」
「本当に久しぶりだな。でもなんの連絡もないなんてどうしたんだ?」
「んふふふふ……あんたを驚かせようと思ってね~」
本当に元気な奴だな鈴は、それにしても何だろう?鈴から少し変なものを感じるのだが?
「あっ!それともう一人の男子生徒ってここに居る?」
「えっう、うんいるけどどうしたの?」
「ちょっと彼に用があるのだけど、どこかしら?」
「一番左端の一番後ろの席だよ~」
鈴が優鬼について他の生徒に聞きその子は少し動揺していたけど、のほほんさんはさすが受け答えものほほんとしていた。そう考えている内に鈴が優鬼の方へ行ってしまった。何なんだ?一体?
優鬼SIDE
「あんたが八神君?」
朝、登校していきなり見知らぬ女子生徒から名前を聞かれた。でもなぜか彼女から『法術』のような感覚を感じるんだけど……
「ええ、そうですけど、貴方は?」
「私は鳳 鈴音。中国の代表候補生よ。昨日転校してきたの」
「へえ~そうなんですか」
「私のことに興味がないのね。これ《法術》を使っているのに」
「!」
なるほど、だから僕に接触してきたのか。でも何か問題を犯すわけでもなさそうだ。
「わかったよ。今日の放課後、織斑先生同伴でどう?」
「わかったわ、私もそれでいいわよ」
どうやら僕の『事情』も知っているようだ。ということは、彼女は『魔戒法師』か、厄介なことになってきたな、本当に。
鳳が出て行った後一夏は篠ノ乃さんとオルコットさんに事情を求められていたのは言うまでもない。そして騒いでいた二人の頭に千冬さんの出席簿が振り下ろされたのも言うまでもない。