これからもこのようなことがあると思いますが、読んでいただけたら幸いです。
優鬼SIDE
鳳さんとの手合せが終わって鳳さんは一夏たちに連れられて保健室に行った。僕は今千冬さんの部屋で千冬さんと話をしていた。
「‥‥それで、今はすっきりしているのか?」
「すっきりって程ではないけど‥‥さっきよりは冷静だよ」
「そうか、まあ、あのバカにもお前の実力はあいつより上だということを証明できたな、何よりというべきか」
「でもそう簡単に頭を下げる人には見えないから、何かしら仕掛けてくるんじゃないかと思うんだけど‥‥」
「まあ、それもそうだな。だがあいつは次に何をしてくるのだろうな?」
「う~ん‥‥それは「ちょっといいかしら」っ!」
僕たちが話していると後ろから鳳さんの声が聞こえた。ここは寮長室なのにノックもしないなんて‥‥
「鳳、ノックもしないで何をしているのだ‥‥」
「説教はあとでいくらでも。でもその前に」
鳳さんはそう言うといきなり僕の前に歩み寄ってきた。
「あなたの実力はよ~~~く分かったわ」
「はぁ、それはどうも」
「でも!」
「うわ!」
「ISに関しては私の方が上よ!そこは譲られないわ!」
「ふん!戦ってもいないのに、よくもまあそんな啖呵を切れたものだ」
「いいえ、どんな形であれこいつは私よりISをそんなに動かしていないでしょうから、今度のクラス代表戦は私と勝負しなさい!」
「ええ!無理だよそんなの!」
「あら!私の勢いに負けて戦う前から降参ということかしら?」
「だってクラスの代表は『一夏』なんだから」
「「「‥‥‥‥」」」
その一言、その一言が此処の空気を一瞬凍りつかせた。
「‥‥嘘‥‥」
「本当だよ」
「嘘ですよね、千冬さん?」
「本当だぞ。鳳 鈴音」
「「「‥‥‥」」」
再び静寂。そして‥‥
「ハァーーーーーーーーーーーー!!!」
「うるさっ!」
「喧しい!」
バコン!!
重い音が2回なる。
「~~~~~~何するのよ!」
「貴様が喧しいからだ。鳳」
「だからって2回はないでしょ!2回は!」
「少し黙ってろ小娘」
「黙ってろじゃないわ、ってそうじゃなくて」
元気だなこの子はと僕は心の中でそうつぶやく。
「一夏が代表ってどういうこと!私聞いてないわ!」
「言ってないんだあいつ、まあ一夏が代表っていうのは本当だよ」
「一体なにを考えているのよあいつは!ああもうムカつく!!」
「‥‥」
「それに私とした約束の意味もちゃんと理解していないなんて信じられない!」
「‥‥」
「私がどれだけ一夏を思っているか、それをあいつは~~!!ああもう本当にムカつく!!」
完全に自虐ネタに近い告白。まさしくこれは一夏に対しての好意からのストレスだな。‥‥っていうか約束云々についてはよくわからんけど、遠回しに言えば告白をしたってことだよね。しかも本人は意味を理解していないと。なんか、可哀想だな。この子、本当にそう思う。けど‥‥
「‥‥クスクス」
「!」
「クククク‥‥」
「!!」
「「ップック‥‥ア~~~ッハハハハハハハ!」」
「なっ!何よ~~~!!」
「いやいや、ごめんごめん」
「あまりにも哀れで、面白かったのでついな!」
「なっ!哀れって~~あんたたち人の不幸を何笑ってるのよ!」
「いや~本当にごめんね。でも‥‥」
「?」
「それ位、一夏のことが好きなんだ」
「なっ!何よ!そもそも好きになったのはあいつのせいだからね!」
「でも一夏は競争率が高いよ~」
「へっ?」
「ああそうだな。あいつの周りには最初の幼馴染とイギリスの代表候補生がいるからな」
「そっそんな」
「それに千冬さんもプライベートではベタベタだから気を付けてね」
「お前!何を!」
「事実を言ったまでですよ『ブラコン』」
「貴様~~~~!」
僕の言葉で興奮状態になった千冬さん、そんな雰囲気の中、鳳さんが話しかけてくる。
「ねえ‥‥」
「?なに?」
「私は、どうすればいいのかな?‥‥」
「‥‥ヒントだけあげるよ」
「えっ!」
「一夏攻略のヒントはズバリ『ストレート』がいいと思う」
「ストレート?」
「そうそう。キャッチャーにめがけてストレートのボールを投げると相手はすんなりと受け止めるからね」
「‥‥‥でも恥ずかしいわ」
「‥‥恥ずかしくてもさ」
「?」
「自分の想いなんだから素直に言った方がいいと思う、『僕は』だけどね」
「そう‥‥」
「あくまで参考程度に考えてね」
「‥‥ええ!分かったわ!変に気張るくらいなら直球っで言ってみるわ!」
「頑張ってね~~」
そのまま鳳さんは部屋を出ていく。その後のこの空間には静けさしか残らなかった。
「ってちがーーーーーーーーーう!」
戻ってきた。
「私の暴走で話の方向ズレたけど、さっきの話はどうするの?」
「さっきの話?」
「ISの試合よ!」
「ああ~~あれね。あれは‥‥クラス代表戦の後日ってことでどうかな?」
「はぁ~~まあそれが妥当ね、まあその時まで精々頑張ることね」
「もちろん、手は抜かないよ」
「‥‥部屋に戻るわ」
「ああ、それじゃあな鳳」
「さようなら、鳳さん」
「‥‥鈴」
「えっ?」
「‥‥今度から私のことは『鈴』って呼びなさい。皆にもそういわれているから」
「‥‥‥うんわかった!じゃあね『鈴』!」
「ええそれじゃあね!『優鬼』!」
なんだかんだ言って、いろいろあったけど‥‥友達が増えたみたいだ。‥‥なんて言うか、純粋に嬉しかった。
はい!こんばんは皆さん!
ソロモン(ss)よ私は帰ってきた~~~!!
てな感じで今後も投稿していきたいと思います。